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彼らの日常と蠢く影
第138話:男たちの午後
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あけみ姉さんに小言を言われながら『中央公園』を出た重清達は、その出入口でノリとガクに出会った。
「あ、ノリさん達も朝飯ですか?」
「いや、もう昼だぞ?重清、いくら夏休みだからって昼まで寝るのはどうなんだ?」
ノリが呆れたように重清に目をくれる。
「あ、なははは。」
「だろ!?ノリ、もっと言ってやってくれよっ!」
プレッソ、もとい玲央が身を乗り出す。
「ん?この少年は・・・もしかして、プレッソか?」
「ノリさん、わかるんですか?」
聡太が驚いて声を出す。
「まぁな。ってことは、そっちはチーノか。以前の姿とは、似ても似つかねーな。」
「うるさいわね。それに、この姿の時は智乃って呼んでもらえるかしら?」
「オイラは玲央だっ!」
「あー、はいはい。で、俺達ここ入りてーんだよ。さっさとどけっての。」
「うわっ!生徒に対しでこの物言い!だからモテねーんだぞっ!!」
重清が『中央公園』へと入っていくノリの背中に言葉をぶつけるも、
「女に騙される奴に言われたかねーよ。」
ノリは振り返ることなく片手を上げて、そのまま店へと入っていった。
「まったく、失礼な先輩で悪いな。」
ガクが重清達に軽く頭を下げる。
「いや、ガクさんが謝らないでください!悪いのはあのモテなさ男なんですから!」
「酷い言われようだな。」
ガクは苦笑いして4人を見る。
「お前らは、これから遊びに来でも行くのか?」
「はい!近くの公園で、鬼ごっこするんです!」
「いや、鬼ごっこて。」
ガクも結局、呆れたように重清を見るのであった。
「ノリさん、彼らの扱いが雑になってきてるんじゃないですか?」
重清達と別れたガクが、ノリの正面へと座りながら口を開く。
「いいんだよ、あいつらはあんな感じで。大体昨日もな、俺のおごりだって言ったら、あいつら容赦無く飲み食いするんだぞ?
教師に対する敬意ってもんがねーんだよな。」
「そりゃ、そんな言葉遣いしていれば、仕方ないでしょう。」
「まぁ、そりゃぁ否定はしねーけどな。こっちの方が、楽なんだよ。」
「確かに、そっちの方がノリさんらしいですけどね。」
ガクが笑っているのを見たノリは、
「で。そんな事話すために俺をここ呼び付けたわけじゃねーんだろ?
あの小松って元忍者のことで、何か分かったのか?」
「いえ、そちらは何も。
突然、何かに怯え始めてからはずっとあの調子です。近々、精神科の方に回されるでしょう。
おそらく、奴から情報を得られることは、もう無いかと。」
ガクの言葉に、ノリはただ舌打ちをする。
元忍者であった小松は、どういう経緯かはわからないが、忍者の記憶を取り戻し、その力を使ってひったくりを行っていた。
忍者部の活躍もあって無事に逮捕された古松は、直後に再び忍者としての記憶を失っていた。
さらにしばらく経って、突然『もう拷問なんて嫌だ』と叫びだし、そこからはただ怯えて会話すらもできない状態となっていた。
その報告をノリが聞いたのは、ちょうど重清達が、
近藤からいじめられていた芦田を救出した日の翌日ことだった。
「じゃぁあれか。お前んとこの松本って署長のことか。
それなら、奴の不正の証拠をたっぷりと集めた。いつだって逮捕―――」
「そのことなんですが・・・必要無くなりました。」
「なんだと?どういうこった?説明しろ。」
「これはまだ公表されてはいませんが・・・今日未明、松本の死体が、奴の家から見つかりました。」
「なに?」
「一応署では、自殺と判断しておりますが・・・」
「殺し、か。」
「断定はできませんが、おそらく。」
「しかし、それならなお、そっちとしては俺の集めた証拠が必要なんじゃないのか?
自殺と断定するうえで、これほどの証拠はないだろ?」
「それが、上は松本の死を、病死とするつもりのようです。」
「ちっ。身内に甘いことで。死んだ人間は綺麗に送り出したいってわけか。」
「お恥ずかしい話です。」
「構わねぇよ。そっちの話に首を突っ込むつもりもねぇしな。
そっちのことは任せる。」
「ありがとうございます。それでノリさん、どう思います?
この件、協会が絡んでいると思いますか?」
「いや、小松の件だけであればそれも可能性として無くはなかったが、殺しまで関わってくるとな。」
「しかし、いくら我々の世界でも暗殺が禁止されたとはいえ、協会を疑わないというのは・・・」
「協会を疑ってないんじゃない。俺はな、自分の師を信じてるんだよ。」
「平八様ですか。しかし、あの方が協会を去って、もう長いんですよ。いくらなんでも、これまでの長い歴史で認められていた暗殺が、そのまま禁止になっているとは思えません。」
「・・・雅様が、それを許すとでも思っているのか?」
「それはまぁ、そうですが・・・」
「だからこそ、雅様が目を光らせている間に、俺達はさっさと上にいかなきゃいけねーんだよ。
平八様のご意思を引き継いでいく為にもな。」
「はぁ。それは元々あなたの目標でしょうが。」
「お前だって、平八様の墓前でそう誓ってくれたんだろ?」
「まぁ、そうですけどね。でも、中忍体の地区予選で勝ち抜けないような指導をしている顧問が、上に行けるとは思えませんけどねぇ。」
「ちっ、うるせぇな。地区予選があるのなんて、ウチの地区くらいなもんだろうが。他の県なら、あいつらは県の中忍体でいい線行ってるはずなんだよ。」
「はいはい、そうですか。」
ガクが、ノリの言い訳じみた言葉にニヤニヤして答える。
「それにな、ウチの中から1人、雅様の弟子になった奴まで出たんだぞ?」
「は、ちょ、それマジっすか!?」
これまでのシリアスな言葉遣いも忘れて、ガクが驚愕の表情で大声を出すと、先程まで重清達が騒いでいた事でイライラしていたあけみ姉さんが、ジロリと2人を睨んだ。
「アケさんマジギレじゃねーか。声を抑えろよ。」
ノリがニヤニヤ仕返してしると、
「いやだって、あの雅様ですよ!?
これまで誰一人として弟子にしなかったあの方が、どうして!?」
「んなこたぁ、俺だって知らねーよ。
そういえば、あのオウさんですら、キャラが崩壊するくらい驚いてたよ。」
「それは・・・見たかったですね。」
ガクが苦笑いをして続ける。
「ちなみに、どの子が雅様の弟子に?」
「あぁ、1年のアカだ。」
「あの子ですか。確かに他の子よりは忍力が高かったですが。てっきり、ショウ君か、ソウって子だと思ってましたよ。」
「ショウは、誰か1人に師事するよりも、色んな師に出会った方がいいだろう。
ソウは、どちらかというと平八様に教えて頂きたかったな。」
「ノリさんがそこまで言うなんて、意外ですね。
それにしても、アカちゃんにソウ君、そして伊賀家の恒久君と、あのお2人のお孫さんの重清君。今年の1年生は、なかなか面白いですね。」
「2年の奴らだって、なかなかバランスが良いんだ。
来年の中忍体、楽しみにしとけよ?」
「はいはい。頑張るのは彼らですけどね。」
「わかってるよ。別にあいつらに俺の目標を叶えてもらうつもりもねーからな。んなことより腹減ったな。」
こうして2人は、シリアスな話から無駄話へと移行し、ダラダラと昼食をとるのであった。
「あ、ノリさん達も朝飯ですか?」
「いや、もう昼だぞ?重清、いくら夏休みだからって昼まで寝るのはどうなんだ?」
ノリが呆れたように重清に目をくれる。
「あ、なははは。」
「だろ!?ノリ、もっと言ってやってくれよっ!」
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「ノリさん、わかるんですか?」
聡太が驚いて声を出す。
「まぁな。ってことは、そっちはチーノか。以前の姿とは、似ても似つかねーな。」
「うるさいわね。それに、この姿の時は智乃って呼んでもらえるかしら?」
「オイラは玲央だっ!」
「あー、はいはい。で、俺達ここ入りてーんだよ。さっさとどけっての。」
「うわっ!生徒に対しでこの物言い!だからモテねーんだぞっ!!」
重清が『中央公園』へと入っていくノリの背中に言葉をぶつけるも、
「女に騙される奴に言われたかねーよ。」
ノリは振り返ることなく片手を上げて、そのまま店へと入っていった。
「まったく、失礼な先輩で悪いな。」
ガクが重清達に軽く頭を下げる。
「いや、ガクさんが謝らないでください!悪いのはあのモテなさ男なんですから!」
「酷い言われようだな。」
ガクは苦笑いして4人を見る。
「お前らは、これから遊びに来でも行くのか?」
「はい!近くの公園で、鬼ごっこするんです!」
「いや、鬼ごっこて。」
ガクも結局、呆れたように重清を見るのであった。
「ノリさん、彼らの扱いが雑になってきてるんじゃないですか?」
重清達と別れたガクが、ノリの正面へと座りながら口を開く。
「いいんだよ、あいつらはあんな感じで。大体昨日もな、俺のおごりだって言ったら、あいつら容赦無く飲み食いするんだぞ?
教師に対する敬意ってもんがねーんだよな。」
「そりゃ、そんな言葉遣いしていれば、仕方ないでしょう。」
「まぁ、そりゃぁ否定はしねーけどな。こっちの方が、楽なんだよ。」
「確かに、そっちの方がノリさんらしいですけどね。」
ガクが笑っているのを見たノリは、
「で。そんな事話すために俺をここ呼び付けたわけじゃねーんだろ?
あの小松って元忍者のことで、何か分かったのか?」
「いえ、そちらは何も。
突然、何かに怯え始めてからはずっとあの調子です。近々、精神科の方に回されるでしょう。
おそらく、奴から情報を得られることは、もう無いかと。」
ガクの言葉に、ノリはただ舌打ちをする。
元忍者であった小松は、どういう経緯かはわからないが、忍者の記憶を取り戻し、その力を使ってひったくりを行っていた。
忍者部の活躍もあって無事に逮捕された古松は、直後に再び忍者としての記憶を失っていた。
さらにしばらく経って、突然『もう拷問なんて嫌だ』と叫びだし、そこからはただ怯えて会話すらもできない状態となっていた。
その報告をノリが聞いたのは、ちょうど重清達が、
近藤からいじめられていた芦田を救出した日の翌日ことだった。
「じゃぁあれか。お前んとこの松本って署長のことか。
それなら、奴の不正の証拠をたっぷりと集めた。いつだって逮捕―――」
「そのことなんですが・・・必要無くなりました。」
「なんだと?どういうこった?説明しろ。」
「これはまだ公表されてはいませんが・・・今日未明、松本の死体が、奴の家から見つかりました。」
「なに?」
「一応署では、自殺と判断しておりますが・・・」
「殺し、か。」
「断定はできませんが、おそらく。」
「しかし、それならなお、そっちとしては俺の集めた証拠が必要なんじゃないのか?
自殺と断定するうえで、これほどの証拠はないだろ?」
「それが、上は松本の死を、病死とするつもりのようです。」
「ちっ。身内に甘いことで。死んだ人間は綺麗に送り出したいってわけか。」
「お恥ずかしい話です。」
「構わねぇよ。そっちの話に首を突っ込むつもりもねぇしな。
そっちのことは任せる。」
「ありがとうございます。それでノリさん、どう思います?
この件、協会が絡んでいると思いますか?」
「いや、小松の件だけであればそれも可能性として無くはなかったが、殺しまで関わってくるとな。」
「しかし、いくら我々の世界でも暗殺が禁止されたとはいえ、協会を疑わないというのは・・・」
「協会を疑ってないんじゃない。俺はな、自分の師を信じてるんだよ。」
「平八様ですか。しかし、あの方が協会を去って、もう長いんですよ。いくらなんでも、これまでの長い歴史で認められていた暗殺が、そのまま禁止になっているとは思えません。」
「・・・雅様が、それを許すとでも思っているのか?」
「それはまぁ、そうですが・・・」
「だからこそ、雅様が目を光らせている間に、俺達はさっさと上にいかなきゃいけねーんだよ。
平八様のご意思を引き継いでいく為にもな。」
「はぁ。それは元々あなたの目標でしょうが。」
「お前だって、平八様の墓前でそう誓ってくれたんだろ?」
「まぁ、そうですけどね。でも、中忍体の地区予選で勝ち抜けないような指導をしている顧問が、上に行けるとは思えませんけどねぇ。」
「ちっ、うるせぇな。地区予選があるのなんて、ウチの地区くらいなもんだろうが。他の県なら、あいつらは県の中忍体でいい線行ってるはずなんだよ。」
「はいはい、そうですか。」
ガクが、ノリの言い訳じみた言葉にニヤニヤして答える。
「それにな、ウチの中から1人、雅様の弟子になった奴まで出たんだぞ?」
「は、ちょ、それマジっすか!?」
これまでのシリアスな言葉遣いも忘れて、ガクが驚愕の表情で大声を出すと、先程まで重清達が騒いでいた事でイライラしていたあけみ姉さんが、ジロリと2人を睨んだ。
「アケさんマジギレじゃねーか。声を抑えろよ。」
ノリがニヤニヤ仕返してしると、
「いやだって、あの雅様ですよ!?
これまで誰一人として弟子にしなかったあの方が、どうして!?」
「んなこたぁ、俺だって知らねーよ。
そういえば、あのオウさんですら、キャラが崩壊するくらい驚いてたよ。」
「それは・・・見たかったですね。」
ガクが苦笑いをして続ける。
「ちなみに、どの子が雅様の弟子に?」
「あぁ、1年のアカだ。」
「あの子ですか。確かに他の子よりは忍力が高かったですが。てっきり、ショウ君か、ソウって子だと思ってましたよ。」
「ショウは、誰か1人に師事するよりも、色んな師に出会った方がいいだろう。
ソウは、どちらかというと平八様に教えて頂きたかったな。」
「ノリさんがそこまで言うなんて、意外ですね。
それにしても、アカちゃんにソウ君、そして伊賀家の恒久君と、あのお2人のお孫さんの重清君。今年の1年生は、なかなか面白いですね。」
「2年の奴らだって、なかなかバランスが良いんだ。
来年の中忍体、楽しみにしとけよ?」
「はいはい。頑張るのは彼らですけどね。」
「わかってるよ。別にあいつらに俺の目標を叶えてもらうつもりもねーからな。んなことより腹減ったな。」
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