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忍者部
第11話:忍者は制服で
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「とりあえず、この3つが試験の内容。この3つを、2週間後の部活の時間までに、全てクリアしてもらうよ?質問あるかな?」
その古賀の言葉に、古賀の説明中「あれっ?」と言っていたソウが声を出す。
「忍力の試験は、無いんですか?」
それに対し、古賀が答える。
「忍力の試験は、昨日武具や具現獣の具現化ができた時点で、半分終わったようなもんなんだよ。」
「もしかして、残りの半分ってのが、昨日先生が言っていた契約のもう1つの要素って言うのと関係あるんですか?」
今度はアカが尋ねる。
「いや、それはまた別。昨日、忍術は心・技・体と忍力で構成されるってことは話したよね?忍力は、ほかの3つの力をまとめる力を持っているんだ。でも、それだけじゃない。忍力は、他の3つの力を高めることができるんだ。」
古賀の説明に、4人は食い入るように聞いている。
「心・技・体の3つの力は、忍力を上乗せすることで通常よりも強い力を出すことができるんだ。今回の試験では、忍力も使って構わない。逆に、各試験では対応する力と忍力以外は使用できないようになっている。だから、試験では心・技・体それぞれの力と、忍力のみを使って試験を通過してもらうことになるからそのつもりで。」
古賀の説明に納得するソウの横で、今度はツネが手を上げる。
「忍力を使っていいということですが、それは武具の使用も可能、ということでしょうか。例えば技の試験、おれが具現化した手裏剣を使っても問題ないってことでいいんですか?」
それに対し、古賀は首を横に振る。
「残念だが、具現化した武具での攻撃は認められない。それは、アカの手甲にも言えることだから、そのつもりで。もちろん、シゲのプレッソも今回の試験では見学してもらう。」
古賀がアカに目を向けると、アカは残念そうに「りょーかいでーす。」と返し、シゲもまた頷く。
プレッソだけは、不機嫌そうに「なぁ」と鳴いていた。
「それともう1つ質問が。」
さらに、ツネが手を挙げる。
「試験って、制服のままやるんですか?」
「うん、そうだよ。もしかして、忍者っぽい格好とか期待してる?」
古賀のその言葉に、シゲが大きく頷いていた。
「基本的に、忍者部での活動は制服でやってもらうよ?ま、
休みの日は私服でも構わないけど。あ、アカは、スカートの下にジャージか何か履いてね。」
「理由を聞いても?」
ツネがさらに聞く。
「目立たないため、かな。もしも忍者として外で活動する時に、忍者っぽい格好なんかしてたら目立つでしょ?だからこそ、基本的に普段着ているもののままで活動してもらうよ。もちろん、服が破れたりしても、部室をを出たら元に戻るから安心してね。」
そう4人に告げた古賀は、そのまま話を続ける。
「とりあえず今日この後は、各試験に取り掛かってもらって構わない。シン、ケン、ノブの3人は、各試験場に向かってくれ。」
そう言われ、3人は瞬時に姿を消す。
3人が瞬時に姿を消したことに目を見張る4人を無視し、古賀が続ける。
「それと、ショウは各試験の担当からは外れてるけど、試験の総括的なことをやってもらう。それにショウは、忍力の扱いに長けてるから、そっちの方面で質問したいときはショウに聞いてみてね。私は、部室の素敵な機能(時間停止)を生かして仕事してるから、何かあったら声かけてね。ってことで、4人とも頑張って!」
((((軽っ!!!))))
古賀の相変わらずの軽さに、4人は心の中で突っ込む。
「あ、シゲ、1つ言い忘れてた。」
古賀が思い出したようにシゲに話しかける。
「さっきから見てたら、プレッソはずっとつまらなさそうにきみの頭の上で寝てるね。具現獣は、どこにいても具現者の中に戻すことが出来るし、目の前に召喚することが出来る。だから、プレッソがどこかに遊びに行きたいのなら、この森の中なら自由に遊ばせてても大丈夫だよ。」
古賀の言葉にシゲが驚く。
「え、そうなんですか!?それなら普段、学校に来る前に外自由に遊ばせて、ここに来るときに呼び出してもいけんじゃん!」
「いや、それはやめておいた方がいい。」
シゲの『ナイスアイディア!』な顔に若干いらっとしつつ、古賀がシゲの考えを否定する。
「こっち側であればそれでいいけど、向こうではそれは危険だ。場合によっては、プレッソが召喚される瞬間が誰かに見られる可能性がある。」
「あ、そうか。」
落胆するシゲに、古賀が続ける。
「この辺の話は、また後でしよう。今日はあと2時間ほどしかこっちにいられないからね。」
そう言われ、忍者部の部室が3時間しか使用できないことをシゲは思い出す。
「わかりました。で、プレッソ、お前これからどうする?」
シゲが頭の上のプレッソに声をかけると、プレッソは嬉しそうにシゲの頭から飛び降り、「なぁ♪」と目を輝かせて森へと走り去っていく。
「あいつ、ほんとに暇だったんだな。」
シゲが呟く後ろでは、ショウが笑顔で「可愛いなぁ」と、走り去るプレッソを眺めていた。
「さて、このあとどうする?それぞれ行きたいところに行くか?」
古賀が部室へと戻るのを見届けたあと、ツネの提案する。
ソウそれに賛成せず、別の提案をする。
「もしよかったら、今日だけは4人で全部の試験をやってみない?僕一人だと、不安なんだ・・・」
不安そうなソウにシゲは、
「お、それいいな!みんなの実力も見てみたいし。ツネ、アカ、どう?」
ソウの提案に、特段異議のない2人は、それぞれ頷く。
「じゃぁまずは、心の試験からだな!」
シゲが元気よくそう言って歩き出し、3人も着いていく。
(まるで修学旅行だな)
と、そんな4人をみてショウは苦笑いをしていた。
そして間もなく、4人とショウはシンのいる心の試験場へと到着する。
欠伸をしていたシンが、4人を迎える。
「あぁ、4人で来たんだ。小屋には1人ずつしか入れないけど、いいのかな?」
「はい、それで大丈夫です。シンさん、1つ質問なんですが。」
ソウが、シンの言葉に対して質問を投げ掛ける。
「ここでは、心の力を使って幻術を打ち破るってことだと聞いてるんですけど、そもそも心の力をどう出すか、いまいちわからないんですけど、どうすればいいんですか?」
「あぁ、それはね」
と、シンに代わってショウが答える。
「今回の試験はそれぞれ、忍力と、各試験に対応した力しか出せないようになってるって、古賀先生が言ってたでしょ?ここの場合、あの小屋に入ったら、技と体も、手裏剣や軍手を持った段階で、忍力と各試験に必要な力しか出せないようになってるんだ。
そのうえで、きみたちは昨日、忍力によって武具や具現獣を具現化したでしょ?それによって、忍力に関してはどんな力か、体感としてわかっているはずだよ。だから、それ以外に感じ取れるもう1つの力を高めることで、それぞれの試験に対応出来るようになるはずなんだ。
この試験は、心・技・体の力を感じ取り、しっかりと使うことを目的としてるからね。」
ショウの説明に、4人が頷く中、シンは不貞腐れたようにショウを見ていた。
「あ」
せっかくの、シンの先輩アピールを邪魔したことに気付いたショウは、思わず声をだし、続ける。
「シン、ごめん。ここはシンの担当だったね。で、でもほら、これは全ての試験に関係することだからさ!ぼく、試験の総括だし!ほ、他にシンから補足はあるかな?」
「全部ショウさんが言っちゃいましたよ!もう、この試験だけは見本見せられないって言うのに・・・」
「だから謝ってるでしょ?ほら、今度ジュース一本おごるから・・・」
「二本!」
「はいはい、わかったよ。」
ショウが苦笑いしてシンの要望を承諾する。
(一本は古賀先生におごらせよう)
そう、思いながら。
ショウの言葉に、少し機嫌をなおしたシンは、4人に目を向ける。
「さてと。で、誰から入る?」
そう聞かれ、4人は視線を交わす。そして、
「じゃ、とりあえずおれ行ってみる!」
そう言ったのは、シゲだった。
「シゲ、お前大丈夫か?既に技の試験でおもいっきり恥かいてんだぞ?」
ツネがつっこむ。
「ぐっ。だ、だからこそだよ!もう、あれ経験したら、怖いもんなんかないんだいっ!」
と、若干目を潤ませてシゲが叫ぶ。
「じゃぁ、シゲからだね。さっきショウさんから話があったとおり、小屋に入ったらまずは、心の力を感じ取ることに集中するんだ。そして、感じ取った心の力を高めるよう念じるんだ。」
シンの(やっとできた)先輩らしいアドバイスに、シゲは頷いで、小屋の中へと入っていく。
そして数分後。
「ぎぃゃぁーーーーーーーーー!」
シゲの悲痛な叫びが、周りにこだまするのであった。
その古賀の言葉に、古賀の説明中「あれっ?」と言っていたソウが声を出す。
「忍力の試験は、無いんですか?」
それに対し、古賀が答える。
「忍力の試験は、昨日武具や具現獣の具現化ができた時点で、半分終わったようなもんなんだよ。」
「もしかして、残りの半分ってのが、昨日先生が言っていた契約のもう1つの要素って言うのと関係あるんですか?」
今度はアカが尋ねる。
「いや、それはまた別。昨日、忍術は心・技・体と忍力で構成されるってことは話したよね?忍力は、ほかの3つの力をまとめる力を持っているんだ。でも、それだけじゃない。忍力は、他の3つの力を高めることができるんだ。」
古賀の説明に、4人は食い入るように聞いている。
「心・技・体の3つの力は、忍力を上乗せすることで通常よりも強い力を出すことができるんだ。今回の試験では、忍力も使って構わない。逆に、各試験では対応する力と忍力以外は使用できないようになっている。だから、試験では心・技・体それぞれの力と、忍力のみを使って試験を通過してもらうことになるからそのつもりで。」
古賀の説明に納得するソウの横で、今度はツネが手を上げる。
「忍力を使っていいということですが、それは武具の使用も可能、ということでしょうか。例えば技の試験、おれが具現化した手裏剣を使っても問題ないってことでいいんですか?」
それに対し、古賀は首を横に振る。
「残念だが、具現化した武具での攻撃は認められない。それは、アカの手甲にも言えることだから、そのつもりで。もちろん、シゲのプレッソも今回の試験では見学してもらう。」
古賀がアカに目を向けると、アカは残念そうに「りょーかいでーす。」と返し、シゲもまた頷く。
プレッソだけは、不機嫌そうに「なぁ」と鳴いていた。
「それともう1つ質問が。」
さらに、ツネが手を挙げる。
「試験って、制服のままやるんですか?」
「うん、そうだよ。もしかして、忍者っぽい格好とか期待してる?」
古賀のその言葉に、シゲが大きく頷いていた。
「基本的に、忍者部での活動は制服でやってもらうよ?ま、
休みの日は私服でも構わないけど。あ、アカは、スカートの下にジャージか何か履いてね。」
「理由を聞いても?」
ツネがさらに聞く。
「目立たないため、かな。もしも忍者として外で活動する時に、忍者っぽい格好なんかしてたら目立つでしょ?だからこそ、基本的に普段着ているもののままで活動してもらうよ。もちろん、服が破れたりしても、部室をを出たら元に戻るから安心してね。」
そう4人に告げた古賀は、そのまま話を続ける。
「とりあえず今日この後は、各試験に取り掛かってもらって構わない。シン、ケン、ノブの3人は、各試験場に向かってくれ。」
そう言われ、3人は瞬時に姿を消す。
3人が瞬時に姿を消したことに目を見張る4人を無視し、古賀が続ける。
「それと、ショウは各試験の担当からは外れてるけど、試験の総括的なことをやってもらう。それにショウは、忍力の扱いに長けてるから、そっちの方面で質問したいときはショウに聞いてみてね。私は、部室の素敵な機能(時間停止)を生かして仕事してるから、何かあったら声かけてね。ってことで、4人とも頑張って!」
((((軽っ!!!))))
古賀の相変わらずの軽さに、4人は心の中で突っ込む。
「あ、シゲ、1つ言い忘れてた。」
古賀が思い出したようにシゲに話しかける。
「さっきから見てたら、プレッソはずっとつまらなさそうにきみの頭の上で寝てるね。具現獣は、どこにいても具現者の中に戻すことが出来るし、目の前に召喚することが出来る。だから、プレッソがどこかに遊びに行きたいのなら、この森の中なら自由に遊ばせてても大丈夫だよ。」
古賀の言葉にシゲが驚く。
「え、そうなんですか!?それなら普段、学校に来る前に外自由に遊ばせて、ここに来るときに呼び出してもいけんじゃん!」
「いや、それはやめておいた方がいい。」
シゲの『ナイスアイディア!』な顔に若干いらっとしつつ、古賀がシゲの考えを否定する。
「こっち側であればそれでいいけど、向こうではそれは危険だ。場合によっては、プレッソが召喚される瞬間が誰かに見られる可能性がある。」
「あ、そうか。」
落胆するシゲに、古賀が続ける。
「この辺の話は、また後でしよう。今日はあと2時間ほどしかこっちにいられないからね。」
そう言われ、忍者部の部室が3時間しか使用できないことをシゲは思い出す。
「わかりました。で、プレッソ、お前これからどうする?」
シゲが頭の上のプレッソに声をかけると、プレッソは嬉しそうにシゲの頭から飛び降り、「なぁ♪」と目を輝かせて森へと走り去っていく。
「あいつ、ほんとに暇だったんだな。」
シゲが呟く後ろでは、ショウが笑顔で「可愛いなぁ」と、走り去るプレッソを眺めていた。
「さて、このあとどうする?それぞれ行きたいところに行くか?」
古賀が部室へと戻るのを見届けたあと、ツネの提案する。
ソウそれに賛成せず、別の提案をする。
「もしよかったら、今日だけは4人で全部の試験をやってみない?僕一人だと、不安なんだ・・・」
不安そうなソウにシゲは、
「お、それいいな!みんなの実力も見てみたいし。ツネ、アカ、どう?」
ソウの提案に、特段異議のない2人は、それぞれ頷く。
「じゃぁまずは、心の試験からだな!」
シゲが元気よくそう言って歩き出し、3人も着いていく。
(まるで修学旅行だな)
と、そんな4人をみてショウは苦笑いをしていた。
そして間もなく、4人とショウはシンのいる心の試験場へと到着する。
欠伸をしていたシンが、4人を迎える。
「あぁ、4人で来たんだ。小屋には1人ずつしか入れないけど、いいのかな?」
「はい、それで大丈夫です。シンさん、1つ質問なんですが。」
ソウが、シンの言葉に対して質問を投げ掛ける。
「ここでは、心の力を使って幻術を打ち破るってことだと聞いてるんですけど、そもそも心の力をどう出すか、いまいちわからないんですけど、どうすればいいんですか?」
「あぁ、それはね」
と、シンに代わってショウが答える。
「今回の試験はそれぞれ、忍力と、各試験に対応した力しか出せないようになってるって、古賀先生が言ってたでしょ?ここの場合、あの小屋に入ったら、技と体も、手裏剣や軍手を持った段階で、忍力と各試験に必要な力しか出せないようになってるんだ。
そのうえで、きみたちは昨日、忍力によって武具や具現獣を具現化したでしょ?それによって、忍力に関してはどんな力か、体感としてわかっているはずだよ。だから、それ以外に感じ取れるもう1つの力を高めることで、それぞれの試験に対応出来るようになるはずなんだ。
この試験は、心・技・体の力を感じ取り、しっかりと使うことを目的としてるからね。」
ショウの説明に、4人が頷く中、シンは不貞腐れたようにショウを見ていた。
「あ」
せっかくの、シンの先輩アピールを邪魔したことに気付いたショウは、思わず声をだし、続ける。
「シン、ごめん。ここはシンの担当だったね。で、でもほら、これは全ての試験に関係することだからさ!ぼく、試験の総括だし!ほ、他にシンから補足はあるかな?」
「全部ショウさんが言っちゃいましたよ!もう、この試験だけは見本見せられないって言うのに・・・」
「だから謝ってるでしょ?ほら、今度ジュース一本おごるから・・・」
「二本!」
「はいはい、わかったよ。」
ショウが苦笑いしてシンの要望を承諾する。
(一本は古賀先生におごらせよう)
そう、思いながら。
ショウの言葉に、少し機嫌をなおしたシンは、4人に目を向ける。
「さてと。で、誰から入る?」
そう聞かれ、4人は視線を交わす。そして、
「じゃ、とりあえずおれ行ってみる!」
そう言ったのは、シゲだった。
「シゲ、お前大丈夫か?既に技の試験でおもいっきり恥かいてんだぞ?」
ツネがつっこむ。
「ぐっ。だ、だからこそだよ!もう、あれ経験したら、怖いもんなんかないんだいっ!」
と、若干目を潤ませてシゲが叫ぶ。
「じゃぁ、シゲからだね。さっきショウさんから話があったとおり、小屋に入ったらまずは、心の力を感じ取ることに集中するんだ。そして、感じ取った心の力を高めるよう念じるんだ。」
シンの(やっとできた)先輩らしいアドバイスに、シゲは頷いで、小屋の中へと入っていく。
そして数分後。
「ぎぃゃぁーーーーーーーーー!」
シゲの悲痛な叫びが、周りにこだまするのであった。
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