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狐と狸とそれから兎
第六話
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《白兎side》
「あー、えー、じゃあやっと全員揃ったし、自己紹介でもしとくか。」
担任が、俺たちが入ってきてから俺の後ろ、おそらく俺と一緒に来た狐塚を見てぎょっとした顔をした後でそう言い放った。ていうか、クラス中俺らが来た瞬間こっち見て目見開いてたんだが、俺はなんかまずいことしたか?やっぱり遅れてきたからか?というか皆狐塚をみて驚いていた気がするんだが、どういうことだ?まだなんかざわざわしてるぞ。
バン!
「犬セン、早くしよーよー。自己紹介するんでしょー?」
なにやらそわそわした様子のクラスメイトたちから、突如バン!と机を叩く音が響き渡り、何事かと思えば音の主から音にそぐわない可愛らしい声が上がる。他のみんなもそれを聞いてやっとざわざわがおさまったようだ。
「…"犬セン"はやめろって言ってんだろ愛斗。あ”ー、お前ら静かにしろー。今年は編入生もいるからな。ちゃんと自己紹介してやれー。」
愛斗…?愛斗っていうと…
「はいはーい!僕たちからいくね!僕の名前は狸塚 愛斗(まみづか まなと)!」
「それから僕が狸塚 恋斗(まみづか こいと)!一卵性の双子なんだよ!」
「一応僕が兄で恋斗が弟だよ!えーっと、それから他に言うことあったっけ?」
「もう、愛斗、大事なこと忘れてるよ!僕らはねえ、生徒会役員なんだ!生徒会でねえ、庶務やってるー!」
「そうだったそうだった、それも編入生ならしらないよねー。それでそれで?」
「「きみの名前は?!」」
…お、おう…びっっくりした。なんだこいつら。突然立ち上がってこっちに来たかと思ったらなんか俺の前で喋りだしたぞ…?双子?ふわふわブラウンの髪に垂れた瞳が可愛らしい甘い顔立ち。背は俺よりも少し低くて狐塚や生徒会長とは全然違うタイプだが、またまたものすんごい美形だ。すごい美形の同じ顔が目の前に二つ。て言うかこの双子、愛斗って名前からもしかしてと思ったらやっぱりターゲットだ。名字が一緒だしそうかとは思ってたがやっぱり双子なんだな。それで?「きみは誰?」え、これ俺に言ってんのか?それとも『君の〇は。』オマージュのミュージカルでも突然始まったのか?なんだなんだ??目きらっきらさせてこっちみられても困るぞ?
「狸塚双子~、その辺にしとけよ。そいつ困ってるだろ?」
「困ってる?」
「きみ困ってるの?」
「はあ。」
何が楽しいのか双子は俺のその返答を聞いてまたきゃっきゃきゃっきゃ言い出した。いや何でそんなテンションなんだ?こわいこわい。俺君たちに何かしたか?君たちは特にターゲットだし、なんかトラブったりは避けたいんだけど。
そんなことを思って困っていたら、担任がなんとかそれをおさめて出席番号順にちゃんと全うな自己紹介タイムが始まった。
「あー、えー、じゃあやっと全員揃ったし、自己紹介でもしとくか。」
担任が、俺たちが入ってきてから俺の後ろ、おそらく俺と一緒に来た狐塚を見てぎょっとした顔をした後でそう言い放った。ていうか、クラス中俺らが来た瞬間こっち見て目見開いてたんだが、俺はなんかまずいことしたか?やっぱり遅れてきたからか?というか皆狐塚をみて驚いていた気がするんだが、どういうことだ?まだなんかざわざわしてるぞ。
バン!
「犬セン、早くしよーよー。自己紹介するんでしょー?」
なにやらそわそわした様子のクラスメイトたちから、突如バン!と机を叩く音が響き渡り、何事かと思えば音の主から音にそぐわない可愛らしい声が上がる。他のみんなもそれを聞いてやっとざわざわがおさまったようだ。
「…"犬セン"はやめろって言ってんだろ愛斗。あ”ー、お前ら静かにしろー。今年は編入生もいるからな。ちゃんと自己紹介してやれー。」
愛斗…?愛斗っていうと…
「はいはーい!僕たちからいくね!僕の名前は狸塚 愛斗(まみづか まなと)!」
「それから僕が狸塚 恋斗(まみづか こいと)!一卵性の双子なんだよ!」
「一応僕が兄で恋斗が弟だよ!えーっと、それから他に言うことあったっけ?」
「もう、愛斗、大事なこと忘れてるよ!僕らはねえ、生徒会役員なんだ!生徒会でねえ、庶務やってるー!」
「そうだったそうだった、それも編入生ならしらないよねー。それでそれで?」
「「きみの名前は?!」」
…お、おう…びっっくりした。なんだこいつら。突然立ち上がってこっちに来たかと思ったらなんか俺の前で喋りだしたぞ…?双子?ふわふわブラウンの髪に垂れた瞳が可愛らしい甘い顔立ち。背は俺よりも少し低くて狐塚や生徒会長とは全然違うタイプだが、またまたものすんごい美形だ。すごい美形の同じ顔が目の前に二つ。て言うかこの双子、愛斗って名前からもしかしてと思ったらやっぱりターゲットだ。名字が一緒だしそうかとは思ってたがやっぱり双子なんだな。それで?「きみは誰?」え、これ俺に言ってんのか?それとも『君の〇は。』オマージュのミュージカルでも突然始まったのか?なんだなんだ??目きらっきらさせてこっちみられても困るぞ?
「狸塚双子~、その辺にしとけよ。そいつ困ってるだろ?」
「困ってる?」
「きみ困ってるの?」
「はあ。」
何が楽しいのか双子は俺のその返答を聞いてまたきゃっきゃきゃっきゃ言い出した。いや何でそんなテンションなんだ?こわいこわい。俺君たちに何かしたか?君たちは特にターゲットだし、なんかトラブったりは避けたいんだけど。
そんなことを思って困っていたら、担任がなんとかそれをおさめて出席番号順にちゃんと全うな自己紹介タイムが始まった。
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