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chap8.爛れた感情

147.振り向かなかった人

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「リーイック様……」

 ナルズゲートが、半裸の体で無体を続けるリーイックを見上げている。そんな顔で見つめられれば、ますます彼を独占したくなってしまう。

 ナルズゲートの屋敷に入り浸るようになってからというもの、リーイックは、彼との情事に耽るばかりになっていた。
 彼に跨ったまま、まだ足りないとばかりに彼の唇を吸うと、ちゅう、と何度もいやらしい音が響く。

 どれだけ貪ってやっても、ナルズゲートは逃げることをしない。涙を流しながら、か細い体でリーイックの欲を受け止め続けていた。
 その献身的な姿に、リーイックの心は、ますます熱を増していく。

「ナルズ……」

 後一回だけ……そう呟いたのが、彼に聞こえたのかは分からない。

 熱っぽい喘ぎ声を漏らすナルズゲートの体は、今はしとどに濡れて、色香を増している。

 いくら求めても、重なり合っても、まだ満たされない。その体を壊してしまうかもしれないのに、彼のことが欲しくてたまらない。

 欲に駆られ、唇の奥まで支配していく。

 情欲をぶつけるように抱かれ続けた彼の顔には、涙の跡ができていた。さっき拭ってやったばかりの頬に再び涙が落ちても、リーイックは止めることができない。

 彼が着ていたものは、乱暴にむしり取ってしまい、彼の裸の体にはいくつも、リーイックが傷つけた激しい跡ができていた。
 もう許してくださいと泣く彼を押さえつけた跡がその手首に残り、お願いだから手を緩めてくれと言った彼に、きつくキスをしたあとが、肌のそこかしこにある。
 そのあとを見ると、リーイックは胸が痛んだ。彼を傷つけるつもりはなかったのに。

 リーイックは、彼の唇をもう一度だけ吸って、そっと唇を離した。

 焼けるような情欲に襲われ続けたナルズゲートは、もう起き上がることすら苦しいのか、布団の上でぐったりして、怯えたような顔をする。

 彼の体を抱きしめてやると、彼は少し震えて、それでも力の入らない腕で、リーイックを抱きしめてくれた。

 こうして二人でベッドで寝ていると、彼の体温を感じられる。心が安らいでいく。

 もう彼がいてくれれば、他のことなどどうでも良くなってしまいそうだった。

 一度は彼を休ませなくてはと思ったはずなのに、もう我慢できなくなる。その首筋にキスを落とし、柔らかい体を抱き寄せると、彼はまた、びくっと体を震わせた。

 堕落していると知りながら、無理を強いていると知りながら、彼を離せない。このままずっと寄り添っていたい。それこそが幸せだと、リーイックはそう思った。

 しかしナルズゲートは、リーイックの耳にそっと囁く。

「……リーイック様……そろそろ教えてくださいませんか? シグダード様は……どこにいらっしゃるのです……?」
「…………またその話か……」

 その名前を聞くだけでうんざりする。せっかく二人でいるというのに、さっきからナルズゲートが気にするのは、シグダードのことばかりだ。

 気に入らなかった。

 二人でベッドにいるのに、ナルズゲートは愛を囁くどころかシグダードの名前を口にする。

 そんなにあの男を救いたいのかと苛立ってしまう。彼には、自分のことだけを考えていて欲しいのに。

「俺は知らない」
「……それはあんまりです……シュラ様のお屋敷にいるのでしょう?」
「…………」
「リーイック様であれば、シュラ様は扉を開きます。あの屋敷に入ることができるのは、シュラ様が許した方だけなのでしょう? リーイック様…………どうか……どうか私を連れていってください……」
「……あの男はすでに、シュラの屋敷を出たと、そう話しただろう……」
「では、どちらにいらっしゃるのです!?」

 ナルズゲートの追究の声が荒くなる。彼は起き上がり、ひどく切なそうな目で、ベッドの上のリーイックを見つめていた。

「ナルズ……? どうした……」
「……申し訳ございません…………しかし……リーイック様……」
「……お前の気持ちは分かる。お前は昔から、誰にでも慈悲をかけることができる、優しい男だった。しかし、シグダードにはもう、二つの道しかない。亡国の王として処刑されるか、逃げ延びて哀れに野垂れ死ぬか。それなら最後くらい、自分が愛した国の王として死なせてやる方が慈悲深いのではないか?」
「……リーイック様…………そうではないのです……」

 彼は悲しそうに首を横に振る。今にも泣き出しそうな彼の様子が気になり、リーイックは起き上がって彼の頬に手を当てた。

「ナルズ……一体どうした……?」
「……リーイック様…………どうか……お願いいたします……後生ですから……」
「…………俺は知らない」
「リーイック様…………」
「ナルズ……泣かないでくれ。本当に俺は知らないんだ。シグダードのことは、ルイに聞いただけで、俺はどこに行ったのか、見当もつかない」
「それは嘘です。あなたは、あの方の命をテーブルに乗せて、イルジファルア様と交渉するとおっしゃった。どこへ行ったのかも分からないのでは、イルジファルア様とて、納得なさらないはずです」
「そうでもない。シグダードは絶対に、フィズを救い出すまでは城下町を出ない。いずれ必ず、グラス城に赴く」
「……そんな…………」
「シグダードを捕らえたいのなら、イルジファルアはそれを待つだけでもいい。それが嫌なら、町中の酒場を探すだけだ。イルジファルアなら、そう時間をかけずとも、見つけ出せるだろう」
「…………それでは遅いのです……」
「ナルズゲート? どうした?」
「……」

 ナルズゲートは答えない。代わりにリーイックの体にしなだれかかり、その胸にそっと唇で触れた。

 今度は彼がその体で楽しませてくれるというのだろうか。どこまでも、彼は可愛らしい。

 リーイックは、されるがままに、ベッドに押し倒された。

 シグダードのことは、本当に知らなかった。リーイックにとっては、もうどうでもいい存在だ。

 イルジファルアにしてみれば、リーイックを逃し、シグダードの命だけでことを終わらせるのは、目的の一割程度の達成でしかないだろうが、それでも、ずっと憎んでいた魔法の力を廃することができるのだ。
 シグダードの処刑に関して、リーイックはもう手を出さない。あの時は連れて逃げたが、もうそんな義理はない。
 代わりに自由をもらう。当主には何があったのか一切話さず、口を噤む。もう二度と、イドライナの家にも近づかない。家を捨て、イドライナ家のリーイックではなくなる。それだけで我慢してもらおう。
 ララナドゥールからの使いが来て、おいそれとリーイックに手を出せなくなった今、イルジファルアには、それしか選択肢はないはずだ。

 ナルズゲートは、リーイックの胸に優しくキスを続けている。その柔らかな感触だけで、抑えることができないものが湧いてきそうだ。
 リーイックは、彼の泣きそうな目元をそっと撫で、頬、唇に手を滑らせた。
 すると彼は、愛しむようにリーイックの手を取り、自分の頬に押し当てる。

「リーイック様…………これで最後です…………私が探している、水魔族の力を受け継いだ末裔、シグダード・キラフィリュイザはどこです?」
「…………ナルズ……何度も言っているだろう……シグダードの居場所は知らない」
「……そのお返事は、今も変わりありませんか?」
「ああ……」
「…………とても残念です…………リーイック様……私は……あなたを……気に入っていたのに…………」







 突然ナルズゲートは、自らの頬に当てていたリーイックの手を取り、リーイックの人差し指に噛み付いてきた。
 噛みちぎられた肌に、彼の唇が押し当てられ、そこから血が流れていく。

「……ナルズ…………やりすぎだ…………」

 強い情欲を抑えきれなくなったか。
 それもいいと、リーイックは思った。むしろ、それだけ強く求めてくる彼が可愛いと。

 傷ついた指を何度も舐められ、そのたびにヒリヒリと焼けるような痛みに襲われる。

 しかし、傷口を押し開くようにキスされると、だんだん痛みも薄れていく。代わりにそこがじわっと熱い。
 もう傷口を弄られることすら、快楽に変わっているようだった。彼が求めてくれるなら、痛みすら気持ちいい。

「リーイック様……」

 呟いた彼の、少し熱を孕んだ手が、包み込むようにリーイックの頬に触れ、唇が重なり合う。

 いつも温かく、時に熱いキスであったはずなのに。
 今はなぜか、水に触れたように冷たい。人の体を重ねたとは思えないほどに。

 唇を離したナルズゲートは、じっとリーイックを見下ろしていた。
 さっきまでは、あれだけ切なそうにしていたのに、今は彼の顔から感情が薄れていくように見える。

「ナルズ……?」
「……お静かに…………」

 微笑む彼は、逃さないと言わんばかりに、リーイックの頬を包み、深いキスを落としていく。その度に、体に凍るように冷たいものが入ってくる。

 一体これは何なのだろう。

 背筋まで凍りそうだ。口移しで何かを流し込まれているのかと思ったが、何も飲んではいない。

 流れ込んでくる冷たいものが、指先にまで届いて、四肢が麻痺していく。指先も、足先も、いつの間にか痙攣していた。

 そこでやっと、リーイックは、自らの体が動かなくなっていることに気づいた。体が凍ってしまったかのように冷たい。

 何が起こったのか分からず、ベッドに倒れたまま動けないリーイックに、ナルズゲートは跨がって、ひどく冷たさを感じる目で微笑んだ。

「リーイック様……」

 リーイックは初めて、彼が何を考えているのか、分からなくなりそうだった。

 かすかに、唇だけはなんとか動く。それを開いて、ナルズゲートの名前を呼んでも、彼は冷笑を浮かべるばかり。

 冷たいナルズゲートの唇が、リーイックの首筋に触れた。そこから首が凍り付いていくようだ。

 リーイックは、逃げようとした。何かが変だ。命すら奪うものに触れた気がする。

 けれどすでに、体はナルズゲートの手中に落ちてしまっているらしい。動かなかった。

「リーイック様……恐ろしいですか? 大丈夫……体はすぐに戻ります……」

 首に、彼の唇を感じる。それが触れたところの、血が跳ねたような気がした。

 ナルズゲートの濡れた舌が、何度もリーイックの首を撫でて、その度に、体の表面は恐ろしいほどに冷えていく。代わりに、体の中は焼けて溶けるように熱い。

 頭がクラクラする。目の前が揺れていく。強い酒の中にいるようだ。溺れたように、体の中に空気が入ってこない。口を塞がれているわけでも、何かを詰め込まれているわけでもないのに。

 体に、何かが入ってくる。口からも、他の場所からも。目の前まで、何かで覆われていく。

 冷たくなった体に、有無をも言わさず流れ込んでくるものは、異常なまでに熱かった。これ以上は危険だと、このままでは呼吸すら奪われていくと分かっているのに、口を開いてそれを求めてしまう。リーイックは、失った熱を取り戻すかのように、それを求め続けた。

 ナルズゲートが、優しく微笑んだ。けれどそれは本当にナルズゲートなのか。本当に、リーイックの愛したナルズゲートなのか。少なくとも、今はそうではなかった。

 裸の体で、淑やかに微笑み、まるで蛇のように体をくねらせる様は、魔性を孕んでいる。リーイックが知っている、清純で高潔な男とは、似ても似つかない。

「……いかがです? それが魔力です…………」
「ま……りょく……?」

 魔力とは一体何のことだ。もしや、体の中で膨らんでいく、この熱のことだろうか。

 しかし、彼は人族のはずだ。

 そう思っていたリーイックに、ナルズゲートは目の前で短剣を抜き、指を切って見せた。そこから、ポタポタと透明な血が落ちる。魔族の証拠である、色のない血が。

「……な、るず…………それは……?」
「……もう少し、嬉しそうな顔をしてください……あなた方の王に力を与えた、水魔族の血なんですから…………」
「まさか……お前は…………」

 ナルズゲートは、そっと呟いて、リーイックの胸に頬を当てた。

「生き残った水魔族です……」

 彼の頬は、驚くほど冷たい。

 振り払ってしまいたいが、体はまるでベッドに縛り付けられたかのように動かない。

 リーイックの心臓の音を感じ取るかのように胸に耳を当てたまま、ナルズゲートは言葉を続ける。その声は、次第に途切れて掠れていった。

「リーイック様は……私の血を見たことがありましたね…………うまく隠せていたでしょう? 私は……あなた方の中に潜り込むため、死ぬ気でこの術を編み出したのです……何年も……何年も何年も何年も何年も何年もかけて…………あの場所に……水魔族の魔力を持つ、あの王族のそばに行くために…………」
「…………な……に……?」
「ずっと……ずっと……私は機会を窺っていました…………ずっと……ずっと…………ずっと…………ずっと…………いつか……あの王族の首を……全て斬れるように」
「……な…………ぜ…………」
「シグダードで……最後なんです……あの男が死ねば、水魔族の魔力はこの世から消え去る……」

 光るような目で見下ろされ、腹の奥から、また、あの焼けるような熱が溢れた。

 炙られるような熱だ。

 逃れたいのに、体は動かない。

「あ、ぐ…………ぐっ……!! ああああ……!!」
「……リーイック様……苦しいですか? 私の魔力は…………」
「ぐっ……あぁっ!! な、なぜ…………水魔族は……滅亡したはずなのにっ……!!」
「私とて、本当は、その時に死んだことになっているんです。けれど、私は生き残った。まだ、死ぬわけにはいかないんです。水魔族の魔力を、この世から消し去るまでは……」
「な……にを…………言っているんだ……お前は……自分は水魔族だと、そう言ったのに……」
「黙れっっっ!!!!」

 刃が、リーイックの頭のすぐそばをかすめ突き刺さる。頬が切れて、血が流れた。

 ナルズゲートの短剣が、リーイックが頭を置く枕に、深々と突き刺さっている。その刃からは、黒い霧のようなものが染み出していた。
 あと少しずれていたら、リーイックの頬を切り裂いてしまいそうだった短剣を、彼は抜いて、何度も同じ場所に突き立てる。

 もうナルズゲートは、これまでの彼とは全く違う顔をしていた。

 愛の言葉を囁いていたはずの口は閉ざされ、無言で血走った目を見開き、短剣を突き立てる様は、見ているだけでゾッとする。正気を失ったかのようだった。

 刃に切られたリーイックの髪が、布団の上に落ちる。

 ガンガンと、刃物が突き刺されては抜かれる音だけが、静かだったはずの部屋に響いた。

 魔力と恐怖は、体温も、呼吸すら奪ってしまいそうで、リーイックの額からは、脂汗が流れていく。カラカラになった喉から、隙間風のような音が出た。

 ナルズゲートは、汗を流して何度も短剣を振り下ろす。かすれた声で、だからなんだと繰り返しながら。彼の髪から滴が落ちて、リーイックの頬を濡らした。

 消えそうな声で、彼の名前を口にしたはずなのに、うまく形にならない。

 何も言えず、動くこともできず、ただナルズゲートを見上げるリーイックに、その男はやっと剣を止めて、荒く息を吐きながら言った。

「あなたの言うとおり……私は水魔族……だからなんです? 魔族同士でも、どうしようもなく憎らしくなることもあるんです…………」

 じわっと、体に痛みが湧いてくる。ナルズゲートの感情に呼応するように、背中から焼かれるようなその痛みは、じわじわと強くなり、リーイックを追い詰めていく。

「ぐ…………う……ああああ!」

 喘ぐリーイックを見て、ナルズゲートは微笑んでいた。慈愛に満ちた、優しい顔のはずなのに、凍り付いたように変わらない微笑みは、酷く恐ろしく見える。

「リーイック様……苦しいですか? あの方も……きっと、そうやって苦しんだんです……………………さあ、リーイック様……教えてください……シグダード・キラフィリュイザの居場所を……」
「………………ナルズ……」

 最後の力を振り絞り、自分に跨るナルズゲートの頬に手を当てる。

 彼は微笑むが、もうそれは、笑っているように見えなかった。腹の内が無表情になってしまったかのようだ。

「俺は……本当に知らない……」
「そうですか……」

 彼は静かに言って、リーイックから離れた。

 そして背を向ける。黒い霧を纏う短剣を握って、月の明るい夜の庭を眺めていた。

「屋敷の外に……誰か来ました。リーイック様、私はあれを殺してきますから、あなたはどうか、お静かに…………」
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