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1章
5話 俺が殺した
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漣は父の病院で週に三、四回、ちょっとしたボランティアをしている。
ボランティアといっても、国家資格を持たない漣に医療行為はこなせない。代わりに任されているのは、長期入院する小児の家庭教師だ。
「うん、だから台形の面積を求めるときはね、合同……同じ形と大きさの台形をもう一つ横に繋げて、そうやってできた大きな平行四辺形を二で割るんだ。平行四辺形の面積の求め方は一昨日やったよね?」
すると、ベッドテーブルでノートに書き物をしていた少年は、顔を上げ、こく、と大きく頷く。もう小学五年生になるのに、まだ八歳か九歳ぐらいに見える少年の名は伊勢谷晃。この小児用病室に、もう半年近く入院しているが、いっこうに病状が改善しないのは、そもそも彼の心臓に問題があるからだ。
晃は、それこそ病気で苦しむためだけに生まれてきたような子だった。
生まれつき心臓に障害を持ち、しかもその障害は改善の見込みはなく、もはや臓器移植に頼らなければ根治は見込めない。この五年は入退院を繰り返し、おかげで漣ともすっかり顔馴染みになってしまった彼だが、本来なら学校で同じ年頃の子供たちと一緒に学びたかったはずだ。そんなことを、晃のパジャマから覗く細い腕や首筋を眺めながら漣は思う。
かわいそうに。
必死に病気と闘う患者に無礼だとわかっていて、それでも漣は考えずにいられない。果たしてこの子は生まれるべきだったのか。ただでさえ絶対数の少ない臓器提供。それが子供のものとなると、さらに希望は薄い。
それを言えば、なぜ人は生きなくてはいけないのか。
医者の卵として、こんな疑問は危険だとわかっている。生きるのは正しいこと、善きことだと、そうした前提に立った上で全ての思考をスタートさせる。それが医者の倫理というものだ。
それでも日々、晃やほかの患者たちの苦しい闘病生活を見守っていると、そんな思考に襲われることが稀にある。それほどの痛みを、寂しさを抱えてまでしがみつく価値が、人の生にはあるのだろうか。
いっそ……早く楽になってしまった方が。
「お兄ちゃん?」
不意の呼びかけに、漣ははっと我に返る。見ると、晃が不思議そうに漣の顔を覗き込んでいる。
「えっ? あ……ごめん、なに」
「大丈夫? お兄ちゃん、顔、真っ青だよ」
「あ……いや、うん、大丈夫……」
曖昧に笑いながら、駄目だな、と漣は自省する。ここ数日だけで、何度同じ言葉をかけられたか。挙句、こんな子供にまで。
その時、またしても遠くから救急車のサイレンが近づいてくる。やがて、それは病院の裏口でぴたりと止む。
「最近多いね」
顔を上げ、窓の方を振り返りながら不安そうに晃は呟く。
「そう……だね」
「あれかな、いま話題の、見ると死ぬ――」
「迷信に決まってるだろそんなの」
びく、と晃の細い肩が震えて、自分が思いのほか硬い声を発していたことに漣は気付く。駄目だ、怖がらせてしまった。それでも、腹の底から湧き出す苛立ちは止まない。何が、見ると死ぬ絵だ。見ただけで死ぬ? ふざけるな。あれから顔見知りの眼科や神経科の医師に聞いてみたが、そんな現象は医学的にありえないと断言してくれた。漣も、大学の図書館で関連する文献を手あたり次第開いてみたが、やはり、そうした現象を説明する記述は一つも見当たらなかった。
ありえない。
漣としては、そう結論づけるしかなかった。
にもかかわらず、相変わらず謎の昏倒事件は続き、しかも、漣にとっては嫌なピースばかりが出揃ってゆく。
――今度は三鷹だそうだ。
二日前、救急医が看護師とそんな会話を交わしているのを漣は偶然耳にしていた。彼らの会話からは、具体的に三鷹のどこか、までは判明しなかった。が、漣が拠点を三鷹に移した途端、被害者の発生場所もそちらに移ったのは、偶然と片付けるにはさすがに出来すぎている。
その患者は、搬送後、間もなく死亡が確認された。
「……ごめん」
怯える晃を宥めるように、漣は笑いかける。その笑みがひどく強張っていることに、漣は自分で気付いている。
「そう、だね。そんな絵が本当にあったら……怖いね」
やがて病室に、晃の友達が顔を出す。晃の幼馴染で、学校帰りには必ず病院に立ち寄り、学校のプリントや担任の手紙、宿題のメモ書きを持参してくれる良い子だ。他にも学校のない土日には、病室で退屈する晃のためにジャンプや携帯ゲームのソフトを持参してくれる。
ただ、そこはまだ分別のつかない子供だ。時には厄介なものまで持ち込んでくる。
「ああ、亮介君か、いらっしゃい」
「おー、漣兄ちゃんおっすおっす! ――なぁ晃、聞いてくれよ。なんか今度は三鷹に描かれてたらしいぞ!」
「描かれてたって、何が……」
怯える晃に、案の定、亮介はあの話をする。やはり、例の噂を吹き込んだ犯人は亮介だったようだ。確かに、この手の噂は小学生の大好物だろう。
「あまり晃君を怖がらせないでくれるかな」
そう亮介に釘を刺しながら、漣はどの口が、と思う。どの口でそれを言う。そもそもお前が――俺が、あんな落書きをしなければ。
いや違う。あれは、俺のせいじゃない。
見ただけで死ぬ絵なんて、そんな。
「あれ? 漣兄ちゃん、なんか痩せた?」
「……え?」
「大丈夫かよ。てか顔色も悪いし。晃に変な病気うつさないでくれよぉ」
そして亮介は、晃を守るように漣の前に立ち塞がる。口調こそふざけているが、目はどこまでも真剣だ。子供なりに、幼馴染を懸命に案じているのだろう。
「ちょっと亮介、お兄ちゃんに失礼だよ」
「いやいや晃くん、いいんだ。……そうだね、気をつける」
その後、漣は晃に宿題を出すと、足早に病室を後にする。一階に降り、救急救命室の方に何となく足を向けると、急患を受け入れたばかりで騒々しいはずの奥がやけに静かだ。
やがて救急救命室のドアから、医師や看護師たちに押されて一台のストレッチャーが現れる。患者の顔はわからなかった。というのも、頭の先まですっぽりと毛布に覆われていたからだ。ああ、これは……
やがてストレッチャーは、廊下のさらに奥の扉へと運ばれてゆく。その、病院の案内板では黒く塗り潰された四畳ほどの小さなスペースが、実は霊安室であることを関係者なら誰もが知っている。
――俺が殺した。
そんな思考が、閃光のように背筋を貫く。
覚えず膝が崩れ、壁に縋るように廊下の隅にへたり込む。酷い眩暈が襲って、辛うじて呼吸を整えるも、乱れた動悸はまるで収まらない。
俺が殺した。
俺があの人を、あの人たちを殺した。理由も原理もわからない。ただ、俺が描いた落書きが原因なのは、信じたくないが、でも間違いない。そうでなくとも……ここ数日は、それでも構わないとスプレー缶を握った。
人命よりも、俺は、絵を取った。
「あ……あは……」
またしてもあの乾いた笑みが漏れる。……いや違う、これは、悲鳴だ。どうすればいいかわからない――否、本当はわかっていたのだ最初から。でも、その選択だけはどうしても取るわけにはいかなかった。
手に取れば、漣は漣でなくなってしまう。この病院を継ぐための、ただの部品の一つに成り下がってしまう。……だから何だ。多くの人命が懸かっているんだ。それに比べれば、俺一人の人生など。
でも。ああ、でも。
「……たすけて」
それでも漣は縋ってしまう。
助けてくれ。見つけてくれ。誰か、俺を――
ポケットのスマホが着信を告げたのはそんな時だった。ぎくりと身構え、おそるおそる取り出す。表示された番号は父、将司のそれで、こんな時にと漣は皮肉な気持ちになる。
逃げるな、ということか。それを言えば、そもそもどこに逃げればいいんだ。
「……父さん?」
通話ボタンをタップし、電話口に問う。
『漣か。どこにいる』
「どこって……病院だよ。晃君の勉強を見てたんだ」
『そうか。なら、今すぐ切り上げて帰ってこい。お前に客だ』
「客? ……まさか、刑事?」
とうとう落書きの主として突き止められたのだろうか。ところが将司は、電話の向こうで呆れたように溜息をつくと、漣が予想だにしない言葉を続ける。
『何の話だ。……藝術協会日本支部のキュレーター、と名乗る方が、お前に会いたいと言っていらしている。漣、心当たりはあるか』
ボランティアといっても、国家資格を持たない漣に医療行為はこなせない。代わりに任されているのは、長期入院する小児の家庭教師だ。
「うん、だから台形の面積を求めるときはね、合同……同じ形と大きさの台形をもう一つ横に繋げて、そうやってできた大きな平行四辺形を二で割るんだ。平行四辺形の面積の求め方は一昨日やったよね?」
すると、ベッドテーブルでノートに書き物をしていた少年は、顔を上げ、こく、と大きく頷く。もう小学五年生になるのに、まだ八歳か九歳ぐらいに見える少年の名は伊勢谷晃。この小児用病室に、もう半年近く入院しているが、いっこうに病状が改善しないのは、そもそも彼の心臓に問題があるからだ。
晃は、それこそ病気で苦しむためだけに生まれてきたような子だった。
生まれつき心臓に障害を持ち、しかもその障害は改善の見込みはなく、もはや臓器移植に頼らなければ根治は見込めない。この五年は入退院を繰り返し、おかげで漣ともすっかり顔馴染みになってしまった彼だが、本来なら学校で同じ年頃の子供たちと一緒に学びたかったはずだ。そんなことを、晃のパジャマから覗く細い腕や首筋を眺めながら漣は思う。
かわいそうに。
必死に病気と闘う患者に無礼だとわかっていて、それでも漣は考えずにいられない。果たしてこの子は生まれるべきだったのか。ただでさえ絶対数の少ない臓器提供。それが子供のものとなると、さらに希望は薄い。
それを言えば、なぜ人は生きなくてはいけないのか。
医者の卵として、こんな疑問は危険だとわかっている。生きるのは正しいこと、善きことだと、そうした前提に立った上で全ての思考をスタートさせる。それが医者の倫理というものだ。
それでも日々、晃やほかの患者たちの苦しい闘病生活を見守っていると、そんな思考に襲われることが稀にある。それほどの痛みを、寂しさを抱えてまでしがみつく価値が、人の生にはあるのだろうか。
いっそ……早く楽になってしまった方が。
「お兄ちゃん?」
不意の呼びかけに、漣ははっと我に返る。見ると、晃が不思議そうに漣の顔を覗き込んでいる。
「えっ? あ……ごめん、なに」
「大丈夫? お兄ちゃん、顔、真っ青だよ」
「あ……いや、うん、大丈夫……」
曖昧に笑いながら、駄目だな、と漣は自省する。ここ数日だけで、何度同じ言葉をかけられたか。挙句、こんな子供にまで。
その時、またしても遠くから救急車のサイレンが近づいてくる。やがて、それは病院の裏口でぴたりと止む。
「最近多いね」
顔を上げ、窓の方を振り返りながら不安そうに晃は呟く。
「そう……だね」
「あれかな、いま話題の、見ると死ぬ――」
「迷信に決まってるだろそんなの」
びく、と晃の細い肩が震えて、自分が思いのほか硬い声を発していたことに漣は気付く。駄目だ、怖がらせてしまった。それでも、腹の底から湧き出す苛立ちは止まない。何が、見ると死ぬ絵だ。見ただけで死ぬ? ふざけるな。あれから顔見知りの眼科や神経科の医師に聞いてみたが、そんな現象は医学的にありえないと断言してくれた。漣も、大学の図書館で関連する文献を手あたり次第開いてみたが、やはり、そうした現象を説明する記述は一つも見当たらなかった。
ありえない。
漣としては、そう結論づけるしかなかった。
にもかかわらず、相変わらず謎の昏倒事件は続き、しかも、漣にとっては嫌なピースばかりが出揃ってゆく。
――今度は三鷹だそうだ。
二日前、救急医が看護師とそんな会話を交わしているのを漣は偶然耳にしていた。彼らの会話からは、具体的に三鷹のどこか、までは判明しなかった。が、漣が拠点を三鷹に移した途端、被害者の発生場所もそちらに移ったのは、偶然と片付けるにはさすがに出来すぎている。
その患者は、搬送後、間もなく死亡が確認された。
「……ごめん」
怯える晃を宥めるように、漣は笑いかける。その笑みがひどく強張っていることに、漣は自分で気付いている。
「そう、だね。そんな絵が本当にあったら……怖いね」
やがて病室に、晃の友達が顔を出す。晃の幼馴染で、学校帰りには必ず病院に立ち寄り、学校のプリントや担任の手紙、宿題のメモ書きを持参してくれる良い子だ。他にも学校のない土日には、病室で退屈する晃のためにジャンプや携帯ゲームのソフトを持参してくれる。
ただ、そこはまだ分別のつかない子供だ。時には厄介なものまで持ち込んでくる。
「ああ、亮介君か、いらっしゃい」
「おー、漣兄ちゃんおっすおっす! ――なぁ晃、聞いてくれよ。なんか今度は三鷹に描かれてたらしいぞ!」
「描かれてたって、何が……」
怯える晃に、案の定、亮介はあの話をする。やはり、例の噂を吹き込んだ犯人は亮介だったようだ。確かに、この手の噂は小学生の大好物だろう。
「あまり晃君を怖がらせないでくれるかな」
そう亮介に釘を刺しながら、漣はどの口が、と思う。どの口でそれを言う。そもそもお前が――俺が、あんな落書きをしなければ。
いや違う。あれは、俺のせいじゃない。
見ただけで死ぬ絵なんて、そんな。
「あれ? 漣兄ちゃん、なんか痩せた?」
「……え?」
「大丈夫かよ。てか顔色も悪いし。晃に変な病気うつさないでくれよぉ」
そして亮介は、晃を守るように漣の前に立ち塞がる。口調こそふざけているが、目はどこまでも真剣だ。子供なりに、幼馴染を懸命に案じているのだろう。
「ちょっと亮介、お兄ちゃんに失礼だよ」
「いやいや晃くん、いいんだ。……そうだね、気をつける」
その後、漣は晃に宿題を出すと、足早に病室を後にする。一階に降り、救急救命室の方に何となく足を向けると、急患を受け入れたばかりで騒々しいはずの奥がやけに静かだ。
やがて救急救命室のドアから、医師や看護師たちに押されて一台のストレッチャーが現れる。患者の顔はわからなかった。というのも、頭の先まですっぽりと毛布に覆われていたからだ。ああ、これは……
やがてストレッチャーは、廊下のさらに奥の扉へと運ばれてゆく。その、病院の案内板では黒く塗り潰された四畳ほどの小さなスペースが、実は霊安室であることを関係者なら誰もが知っている。
――俺が殺した。
そんな思考が、閃光のように背筋を貫く。
覚えず膝が崩れ、壁に縋るように廊下の隅にへたり込む。酷い眩暈が襲って、辛うじて呼吸を整えるも、乱れた動悸はまるで収まらない。
俺が殺した。
俺があの人を、あの人たちを殺した。理由も原理もわからない。ただ、俺が描いた落書きが原因なのは、信じたくないが、でも間違いない。そうでなくとも……ここ数日は、それでも構わないとスプレー缶を握った。
人命よりも、俺は、絵を取った。
「あ……あは……」
またしてもあの乾いた笑みが漏れる。……いや違う、これは、悲鳴だ。どうすればいいかわからない――否、本当はわかっていたのだ最初から。でも、その選択だけはどうしても取るわけにはいかなかった。
手に取れば、漣は漣でなくなってしまう。この病院を継ぐための、ただの部品の一つに成り下がってしまう。……だから何だ。多くの人命が懸かっているんだ。それに比べれば、俺一人の人生など。
でも。ああ、でも。
「……たすけて」
それでも漣は縋ってしまう。
助けてくれ。見つけてくれ。誰か、俺を――
ポケットのスマホが着信を告げたのはそんな時だった。ぎくりと身構え、おそるおそる取り出す。表示された番号は父、将司のそれで、こんな時にと漣は皮肉な気持ちになる。
逃げるな、ということか。それを言えば、そもそもどこに逃げればいいんだ。
「……父さん?」
通話ボタンをタップし、電話口に問う。
『漣か。どこにいる』
「どこって……病院だよ。晃君の勉強を見てたんだ」
『そうか。なら、今すぐ切り上げて帰ってこい。お前に客だ』
「客? ……まさか、刑事?」
とうとう落書きの主として突き止められたのだろうか。ところが将司は、電話の向こうで呆れたように溜息をつくと、漣が予想だにしない言葉を続ける。
『何の話だ。……藝術協会日本支部のキュレーター、と名乗る方が、お前に会いたいと言っていらしている。漣、心当たりはあるか』
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