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どうしてこうなった
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その放課後、俺は翔兄にカウンセラー室に呼び出された。
同じ男の目から見ても端正な容貌の翔兄の部屋には、常時、用もないのに誰かしら女子が出入りし、頼まれもしない前からパシリを引き受けている。
そんなパシリ女子の一人が、最後の授業が終わるなり教室にやってきて、「翔ちゃんが呼んでるよぉ」と間延びした声で俺を呼びにやってきたのだ。
一体、何の用だ……?
普段は俺たちの方から顔を出すことはあっても、翔兄の方からわざわざ俺たちを呼び出すことはない。
大方、今朝のことが絡んでいるのだろう……
厭な予感を覚えつつ、俺は一人カウンセラー室に向かった。
南校舎の隅、ほとんど倉庫と同義の資料室の隣にそこはある。元々はそこも資料室の一部だったのだろう。が、数年来強くなったスクールカウンセラー必要論のために、急遽、その半分を仕切って拵えたのに違いない。ただ、いかにも急ごしらえのそこは、うっすら黴の匂いがして俺は落ち着かない。
そのカウンセラー室には、普段は必ず数人の女子がテキトーな無駄話に興じているところ、この日に限っては翔兄以外に誰の姿も見当たらなかった。
「やぁ、来たね」
俺の顔を見るなり、翔兄は厭味なほど形のよい唇を綻ばせた。
「とりあえず紅茶でいい? というか、生憎紅茶しかないんだけど」
そう言いながら、すでに翔兄の手は棚から紙コップとティーバッグを取り出している。
部屋には、レトロというよりはただ古いだけの木製の執務机が一つと、どこぞの粗大ごみ置き場からパクってきたとしか思えない応接セットが置かれている。
ちなみに、そこのソファはスプリングがとっくの昔にご臨終していて、迂闊に腰を下ろせば最後、尻がハマって立てなくなるというかなり愉快な代物だ。少なくとも、この部屋の常連は誰もそこに座ろうとしない。
教室を二つに仕切った細長い部屋は、奥の窓を除いて左右の壁がびっしりと本棚に覆われている。地震でも起こるなら、一発で下敷きにされてしまうだろう。
そんなことを考えながら、ぼんやり書棚を見上げていると、
「結くんのこと、本当はどう思っているんだい?」
紙コップに淹れた紅茶を差し出しながら、だしぬけに翔兄がそんなことを訊いてきた。
「えっ? 結のこと……っすか?」
「そう。結くんのことだよ」
そう念を押す翔兄の強い眼差しに、俺は密かに息を呑む。
昔から翔兄は妙に鋭いところがあって、だからこそカウンセラーなんて器用な仕事も務まるのだろうけれど、うっかり相手にすると、こちらが見られたくない心の襞の奥まで見透かされることになる。
あるいは、結への俺の感情も……?
「つか、どう思うって、どういう意味っすか」
さりげなく身構えつつ、ジャブのつもりで問い返す。質問に質問で返す無礼に、だが、翔兄は咎めるどころか、我が意を得たというようにニヤリと笑った。
「まぁ、もちろん赤の他人というわけじゃないだろう。何せ小さい頃から、同じ道場で一緒に稽古を続けてきたわけだからね」
相変わらず話の本筋が見えない。そもそも、そんなことは今更確認を受けるまでもなく、道場の人間なら誰もが知る事実だ。
俺が初めて柳沢流の門を叩いたのは五歳の時。もっとも叩いたのは俺の母親で、当時、俺はその付き添いでしかなかった。ちょうどその頃、近所で不審者騒ぎが起こっており、護身の(あと、ダイエットの)ためにと入門したのだそうな。
ところが、何事にも飽きっぽい母親は一年もしないうちにさっさと道場を辞めてしまい、おまけで入門した俺の方が逆に通い続けることになった。
多分それは、結の存在のせいもあっただろう。
自分と同い年。しかも、自分よりはるかにチビで弱そうに見えた結は、しかし、大人さえ舌を巻くほどの技術と、そして親譲りの圧倒的な才能を具えていた。
負けたくない――そう思った。
こいつにだけは負けたくない。たとえ才能では負けていても、その分を努力でカバーしてやる。こいつよりもたくさん稽古に出て、師範である結の親父さんから、より多くのものを吸収してやる……
そうして、気づくと十年以上が経っていたというわけだ。
ただ、先にも言ったように俺と結との関係は道場の人間なら誰もが知る話で、今更こんなところに呼び出してまで確認する類のものでもない。そもそも道場のことは道場で話すべきであって、わざわざ学校で話題を持ち出すこと自体がおかしい。
その不文律を、もちろん知らない翔兄じゃない。その翔兄が、わざわざこんなところで結との関係を問うてくるということは……
まさか。
いや、やっぱり……ならば。
「ひょっとして、俺が結にヘンな感情抱いているとか言うつもりじゃないっすよね?」
わざと冗談めかして言ってやった。
「やめてくださいよそういうの。まぁ確かに俺は、四六時中結と一緒にいますけど、それだって、結が好きでそうしてるわけじゃなくて、おばさんに頼まれてるから仕方なしにそうしてるだけなんす。あいつ、合気道以外のことは大体ぼーっとしてるから。この間だって、電車で男に尻触られて平気な顔してたんすよアイツ。まぁその時も、俺が代わりに痴漢を引っ立ててやりましたけどね」
「ああ、その話なら結くんに聞いたよ。結くんがいいと言うのも構わずに、痴漢を駅員に突き出したそうだね。おかげで、少し危ない目に遭ったとか?」
そんなことまで話していたのか。あいつ、いちいち余計なことを……
そんな苛立ちも手伝ってだろう、つい、言葉遣いにも悪意がこもってしまう。
「ははっ、そうなんすよ。――とまぁそんな調子で、あいつのお守りなんて面倒なだけで、ぶっちゃけ面白くも何ともないっす。あいつがいるせいで彼女も作れないし……正直、代わってもらえるんなら誰かに代わってもらいたいぐらいっすよ」
翔兄にとって、今の言葉は予想から大きく外れる言葉だったはずだ。カウンセラーとして、また兄貴分として、勘繰りが外れてさぞやがっかりしているだろう――と、思いつつ、さりげなく翔兄の様子を伺うと、案の定、翔兄は端正な顔を憮然と俯けていた。
「……困ったな」
「え?」
「それは……でも、本心じゃないよね?」
その顔が、ふと俺を見上げる。やけに深刻そうな問いに、だが俺は、軽く気圧されつつも答えた。
「ほ……本心っすけど」
「本当に?」
「し、しつこいっすね、だから、さっきからそうだって言ってるでしょ」
自慢のプロファイリングが外れてよっぽど悔しかったのか。普段は自分の考えを押しつけることをしない翔兄の、らしくないしつこさに苛立ちつつそう言い返した時だ。
がたっ。
隣の資料室で何かの崩れる音がした。
「結くん!?」
「……えっ?」
翔兄の言葉に、なぜか俺は背筋が冷たくなる。
結……だって?
どういうことだ、と振り返ったその時には、もう翔兄は部屋を飛び出していた。
やがて壁越しに、隣の資料室のドアが開け放たれる音がして、せわしない足音とともに聞き覚えのある人の声が聞こえてくる。
「だ、大丈夫……です」
高二にもなるのに、いまだ声の変わりきらない幼いテノールは、紛れもない、俺の幼馴染で合気道の師匠で、そして〝面倒〟なお荷物の……
「足を捻ってるじゃないか。ちょっと待っていてくれ。今、遼くんを呼んでくるから、」
「いいんです!」
焦る翔兄を、結の声が鋭く引き止める。
「これ以上……遼に迷惑かけたくない……」
独り言のつもりだったのだろう。が、急ごしらえの部屋の仕切りは、天井との間に三十センチほどの隙間を残していて、その隙間から、聞きたくもないのにはっきりと隣の声が届いてしまう。もちろん小さな独り言さえも。
だとすれば、さっきの翔兄との会話も全て、隣に……
「ありがとうございます。おかげで……よくわかりました。遼が、本当は僕のことをどう思っているのか……どうりで上手くいかないわけです……演武も、それに……」
「わかった。わかった。とりあえず今は保健室に急ごう。話は治療を終えてからだ。――おおい遼くん!」
「な、何すか」
何も聞こえていないことを装いつつ、大声で応じる。
「今から少し保健室に行ってくる。呼び出した手前悪いが、しばらく戻らないかもしれない」
「わ……わかりました……」
やがて、隣の部屋から二人の出て行く気配がして、それきり物音や声は消えた。
その後、しばらくカウンセラー室で翔兄を待ち続けたが、いっこうに戻る様子はなく、このままでは夕稽古に遅れると思った俺は諦めて部屋を出た。
保健室には立ち寄らなかった。
今の俺には、とてもじゃないが結に合わせる顔がなかった。
同じ男の目から見ても端正な容貌の翔兄の部屋には、常時、用もないのに誰かしら女子が出入りし、頼まれもしない前からパシリを引き受けている。
そんなパシリ女子の一人が、最後の授業が終わるなり教室にやってきて、「翔ちゃんが呼んでるよぉ」と間延びした声で俺を呼びにやってきたのだ。
一体、何の用だ……?
普段は俺たちの方から顔を出すことはあっても、翔兄の方からわざわざ俺たちを呼び出すことはない。
大方、今朝のことが絡んでいるのだろう……
厭な予感を覚えつつ、俺は一人カウンセラー室に向かった。
南校舎の隅、ほとんど倉庫と同義の資料室の隣にそこはある。元々はそこも資料室の一部だったのだろう。が、数年来強くなったスクールカウンセラー必要論のために、急遽、その半分を仕切って拵えたのに違いない。ただ、いかにも急ごしらえのそこは、うっすら黴の匂いがして俺は落ち着かない。
そのカウンセラー室には、普段は必ず数人の女子がテキトーな無駄話に興じているところ、この日に限っては翔兄以外に誰の姿も見当たらなかった。
「やぁ、来たね」
俺の顔を見るなり、翔兄は厭味なほど形のよい唇を綻ばせた。
「とりあえず紅茶でいい? というか、生憎紅茶しかないんだけど」
そう言いながら、すでに翔兄の手は棚から紙コップとティーバッグを取り出している。
部屋には、レトロというよりはただ古いだけの木製の執務机が一つと、どこぞの粗大ごみ置き場からパクってきたとしか思えない応接セットが置かれている。
ちなみに、そこのソファはスプリングがとっくの昔にご臨終していて、迂闊に腰を下ろせば最後、尻がハマって立てなくなるというかなり愉快な代物だ。少なくとも、この部屋の常連は誰もそこに座ろうとしない。
教室を二つに仕切った細長い部屋は、奥の窓を除いて左右の壁がびっしりと本棚に覆われている。地震でも起こるなら、一発で下敷きにされてしまうだろう。
そんなことを考えながら、ぼんやり書棚を見上げていると、
「結くんのこと、本当はどう思っているんだい?」
紙コップに淹れた紅茶を差し出しながら、だしぬけに翔兄がそんなことを訊いてきた。
「えっ? 結のこと……っすか?」
「そう。結くんのことだよ」
そう念を押す翔兄の強い眼差しに、俺は密かに息を呑む。
昔から翔兄は妙に鋭いところがあって、だからこそカウンセラーなんて器用な仕事も務まるのだろうけれど、うっかり相手にすると、こちらが見られたくない心の襞の奥まで見透かされることになる。
あるいは、結への俺の感情も……?
「つか、どう思うって、どういう意味っすか」
さりげなく身構えつつ、ジャブのつもりで問い返す。質問に質問で返す無礼に、だが、翔兄は咎めるどころか、我が意を得たというようにニヤリと笑った。
「まぁ、もちろん赤の他人というわけじゃないだろう。何せ小さい頃から、同じ道場で一緒に稽古を続けてきたわけだからね」
相変わらず話の本筋が見えない。そもそも、そんなことは今更確認を受けるまでもなく、道場の人間なら誰もが知る事実だ。
俺が初めて柳沢流の門を叩いたのは五歳の時。もっとも叩いたのは俺の母親で、当時、俺はその付き添いでしかなかった。ちょうどその頃、近所で不審者騒ぎが起こっており、護身の(あと、ダイエットの)ためにと入門したのだそうな。
ところが、何事にも飽きっぽい母親は一年もしないうちにさっさと道場を辞めてしまい、おまけで入門した俺の方が逆に通い続けることになった。
多分それは、結の存在のせいもあっただろう。
自分と同い年。しかも、自分よりはるかにチビで弱そうに見えた結は、しかし、大人さえ舌を巻くほどの技術と、そして親譲りの圧倒的な才能を具えていた。
負けたくない――そう思った。
こいつにだけは負けたくない。たとえ才能では負けていても、その分を努力でカバーしてやる。こいつよりもたくさん稽古に出て、師範である結の親父さんから、より多くのものを吸収してやる……
そうして、気づくと十年以上が経っていたというわけだ。
ただ、先にも言ったように俺と結との関係は道場の人間なら誰もが知る話で、今更こんなところに呼び出してまで確認する類のものでもない。そもそも道場のことは道場で話すべきであって、わざわざ学校で話題を持ち出すこと自体がおかしい。
その不文律を、もちろん知らない翔兄じゃない。その翔兄が、わざわざこんなところで結との関係を問うてくるということは……
まさか。
いや、やっぱり……ならば。
「ひょっとして、俺が結にヘンな感情抱いているとか言うつもりじゃないっすよね?」
わざと冗談めかして言ってやった。
「やめてくださいよそういうの。まぁ確かに俺は、四六時中結と一緒にいますけど、それだって、結が好きでそうしてるわけじゃなくて、おばさんに頼まれてるから仕方なしにそうしてるだけなんす。あいつ、合気道以外のことは大体ぼーっとしてるから。この間だって、電車で男に尻触られて平気な顔してたんすよアイツ。まぁその時も、俺が代わりに痴漢を引っ立ててやりましたけどね」
「ああ、その話なら結くんに聞いたよ。結くんがいいと言うのも構わずに、痴漢を駅員に突き出したそうだね。おかげで、少し危ない目に遭ったとか?」
そんなことまで話していたのか。あいつ、いちいち余計なことを……
そんな苛立ちも手伝ってだろう、つい、言葉遣いにも悪意がこもってしまう。
「ははっ、そうなんすよ。――とまぁそんな調子で、あいつのお守りなんて面倒なだけで、ぶっちゃけ面白くも何ともないっす。あいつがいるせいで彼女も作れないし……正直、代わってもらえるんなら誰かに代わってもらいたいぐらいっすよ」
翔兄にとって、今の言葉は予想から大きく外れる言葉だったはずだ。カウンセラーとして、また兄貴分として、勘繰りが外れてさぞやがっかりしているだろう――と、思いつつ、さりげなく翔兄の様子を伺うと、案の定、翔兄は端正な顔を憮然と俯けていた。
「……困ったな」
「え?」
「それは……でも、本心じゃないよね?」
その顔が、ふと俺を見上げる。やけに深刻そうな問いに、だが俺は、軽く気圧されつつも答えた。
「ほ……本心っすけど」
「本当に?」
「し、しつこいっすね、だから、さっきからそうだって言ってるでしょ」
自慢のプロファイリングが外れてよっぽど悔しかったのか。普段は自分の考えを押しつけることをしない翔兄の、らしくないしつこさに苛立ちつつそう言い返した時だ。
がたっ。
隣の資料室で何かの崩れる音がした。
「結くん!?」
「……えっ?」
翔兄の言葉に、なぜか俺は背筋が冷たくなる。
結……だって?
どういうことだ、と振り返ったその時には、もう翔兄は部屋を飛び出していた。
やがて壁越しに、隣の資料室のドアが開け放たれる音がして、せわしない足音とともに聞き覚えのある人の声が聞こえてくる。
「だ、大丈夫……です」
高二にもなるのに、いまだ声の変わりきらない幼いテノールは、紛れもない、俺の幼馴染で合気道の師匠で、そして〝面倒〟なお荷物の……
「足を捻ってるじゃないか。ちょっと待っていてくれ。今、遼くんを呼んでくるから、」
「いいんです!」
焦る翔兄を、結の声が鋭く引き止める。
「これ以上……遼に迷惑かけたくない……」
独り言のつもりだったのだろう。が、急ごしらえの部屋の仕切りは、天井との間に三十センチほどの隙間を残していて、その隙間から、聞きたくもないのにはっきりと隣の声が届いてしまう。もちろん小さな独り言さえも。
だとすれば、さっきの翔兄との会話も全て、隣に……
「ありがとうございます。おかげで……よくわかりました。遼が、本当は僕のことをどう思っているのか……どうりで上手くいかないわけです……演武も、それに……」
「わかった。わかった。とりあえず今は保健室に急ごう。話は治療を終えてからだ。――おおい遼くん!」
「な、何すか」
何も聞こえていないことを装いつつ、大声で応じる。
「今から少し保健室に行ってくる。呼び出した手前悪いが、しばらく戻らないかもしれない」
「わ……わかりました……」
やがて、隣の部屋から二人の出て行く気配がして、それきり物音や声は消えた。
その後、しばらくカウンセラー室で翔兄を待ち続けたが、いっこうに戻る様子はなく、このままでは夕稽古に遅れると思った俺は諦めて部屋を出た。
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