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そう簡単に芽は出ない
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「ああ、御園さんね。うん、つき合うてるよ」
もひもひとクレープを貪り喰らいながら答える鬼塚に、渉は「……そう」と俯いた。
日曜日ということもあって、竹下通りはうんざりするほどの人混みだった。その多くが、いかにも高校生や大学生といった若者だということも、余計に渉を消耗させる。
さっきは怪しげな黒人グループに危うく拉致されかけ、きわどいところで鬼塚に助けられた。
聞けば、B系ファッション店の呼び子だったそうだが、おかげで渉の脳内辞書には原宿=怖い街という項目がしっかりと書き加えられ、正直、もう家に帰りたくてたまらなかった。
とはいえ、せっかく街を案内してくれるという鬼塚の好意を無駄にするのも忍びなく、こうして食いたくもないクレープに仕方なしに噛りついているのだが、いい年こいた大人の男が、二人並んで苺カスタードクレープを喰らうさまは、傍目にもさぞ異様な光景に違いない。
「というか、会社の人はみんな知ってはるよぉ。何せ公認カップルやもん。そのうち結婚とかもするんと違うかなぁ」
「け、結婚……ですか」
ふと目の前の景色が黒く霞む。結婚となると、いよいよ自分の存在は鷹村にとって邪魔以外の何者でもなくなってしまう。
「それは……おめでたい……ね」
「わたるっち、言うてることと表情が一致してへんよ」
けろけろと鬼塚は無邪気に笑った。白い指先が、からかうように渉の頬を突く。
「まぁな、自分の親友があんなのと結婚したら、そらショックやろなぁ。もう今までみたいなつき合いはできひんようになるし、それに、これは僕の勘やけど……」
最後の一切れを一気に口に押し込むと、言った。
「多分ね、社長は御園さんとの結婚をそんなに望んでへんのとちがうかな」
「えっ?」
一瞬、腹の底が浮ついてしまった自分が渉は忌々しかった。結婚相手がどんな人間であれ、その前途を気持ちよく祝ってやるのが友人としての役目のはずだ。
そして、そういう関係を先に望んだのは、ほかならぬ渉ではなかったか。
そんな渉の葛藤に構わず、鬼塚は続ける。
「いや、ああして社長が有名になってんの、半分は御園の親父さん、ええと、ミソノホテルの会長さんのおかげやからね。なんでも社長、学生時代に御園の親父さんが開いてた経営塾? みたいなところに通ってて、そこで親父さんに目ぇつけられたみたいですわ。頭も切れるし顔もええしで、後継者にぴったりや思ったんやろうな。んで、卒業後に社長が事務所立ち上げるってときも、資金やら何やら全部提供したらしいんです。おまけに、経営が軌道に乗るまで仕事回してもらったりしてね。要は、一生足向けて寝られん恩を受けたわけですわ」
「……そう」
今の話が本当なら、鷹村の気持ちはどうあれ御園とは結婚せずにいられないだろう。
そうでなくとも鷹村は御園を愛している。そして御園は鷹村を――ならば、これ以上幸せな結婚もないのではないか。本人も、その家族も、それに会社のスタッフも、誰一人として不幸にならない文字どおりのハッピーエンド。
そして、これは渉にとっても望んだ結末ではあったのだ。
あの告白を受けた瞬間、渉が感じたのは喜びではなく、途方もない恐怖だった。
こんなことはあってはいけない。僕が、僕なんかが、鷹村ほどの人物と結ばれてはいけないのだ。彼にはもっとふさわしい相手がいるはずだ。彼と同じように優秀で、何より美しくて……
そして今、あの時の願いが叶おうとしている。
御園は、誰が何と言おうと文句なしに美しく、そして優秀な女性だ。おまけに家柄も申し分ない。友人の幸せを託すのに、これほどふさわしい相手がほかにいるだろうか?
そうだ。これは、僕自身が望んだ結果だ……
「わたるっちが女の子やったらよかったのになぁ」
「えっ?」
意外すぎる言葉に慌ててふり返ると、鬼塚は蒼い瞳を愉快そうに細めた。
「うち思うに、社長みたいなスーパーマンには案外、わたるっちみたいな鈍臭い人のが合う気がするんよ。お互い完璧なんはあかん。息が詰まる」
「だ、ダメだよ、僕なんか……」
「その『僕なんか』がええねん。自分を完璧や思ってる人ほどつまらん人間はおらん」
渉は何も答えられなかった。
そうあればいいと願う自分と、そんな自分を浅ましく思う自分、そして、そうあってほしくないと怯える自分が忙しくせめぎ合い、渉自身、何と答えるべきか分からなかったのだ。
その日、渉が家に戻ったのはすっかり日の暮れた宵の口だった。
ベランダに出ると、早くも都心方面は光の海にとっぷりと沈んでいる。空には赤い航空灯がぽかぽかと瞬き、それが、街それ自体の脈動にも見える。
生きているのだ、この街は――
その東京という化け物の胃袋では、うっかりすると得体の知れない何かに消化され、誰かの養分にさせられてしまうのだろう。そんな中にあって、成功者として名を挙げた鷹村は、やはり並の人間ではない。
非凡な人間には、やはり非凡な人間こそふさわしいのだ。
しゃがみこみ、足元に並ぶ植木鉢に水をやる。ハーブの発芽は全般に遅く、早い種類でも二週間近くはかかってしまう。植えてから一週間ほどしか経たない植木鉢は、相変わらず裸の土ばかりで芽らしきものは気配さえ見えなかった。
その日、店に出勤すると、速水がいつになく不機嫌な顔を浮かべていた。
「……速水さん?」
普段は快晴日の太陽のような速水が、むすっと顔を曇らせているだけでも何が起こったのか不安になる。何が起こったのか鬼塚を捕まえて訊ねると、返ってきたのは意外な答えだった。
「なんか、今日から御園さんがうちの接客指導に来ることになったみたいで」
「えっ? 御園さんが……?」
「うん。なんでも、この間の視察で接客態度の甘さが目に余ったとかで。――でも、それって仕方がないんよ。うちはほら、チェーンのカフェと違ってスタッフとお客さんの距離をあえて近く取ってるやろ? ホストクラブやないけど、まぁ、このスタッフにお茶を淹れてもらいたいから来るってお客さんも多いし、うちらもうちらで、そうやって馴染んでくれるとお客さんの好みも把握できて、よりよいブレンドができるって面もあるやんか」
「ええ、そうですね」
「んで、そういう店の雰囲気作りを頑張ってきたのが店長で……それが気に入らん、全部変えろ言われたら、そら腹も立つやろ」
「そんなこと……言われちゃったんですか」
「らしいで」
「……そんな」
渉の脳裏をいやな可能性がよぎる。――まさか僕のせいで?
いや、さすがにそれは穿ちすぎだ。いくら何でも、恋人の居候を排除するためにそこまで強引な手を使うだろうか。小学生ならともかく、仮にもいい歳をした社会人、それも美人で優秀なビジネスウーマンが。
とはいえ渉にも非がないわけではない。近頃ようやく客の目を見て会話ができるようになり、ハーブの説明などもスムーズにこなせるようになりはした。が、それでも速水やほかのスタッフのようにはいかなくて、渉自身もどかしく感じることが多い。そんな渉の至らなさを突かれたのだとしたら。
僕のせいで、この店の良さを殺すわけにはいかない……
「サキ」
ふり返ると速水が、とびきり苦い茶を啜ったような顔で渉に手招きしていた。さっそく駆け寄り、事情を伺う。と、
「今日は、お前にもフロアに立ってもらう。――大丈夫か?」
「はい」
渉はうなずいた。不思議と不安はなく、むしろ、この店の良さを彼女に分からせてやりたいという強い気持ちが渉の背中を押していた。
「あと、本社から指導員が来ることになってるが……そいつの言うことは、まぁ、テキトーに流しとけ。ただし口答えはしないこと。どうせ火に油だからな」
そこで速水は、なぜか照れくさそうに顔を伏せた。
「お前は、俺が守ってやる。……たとえ社長が御園の側についても、俺だけは、何があってもお前の側にいるから安心しろ」
そして速水は渉に背を向けると、在庫のチェックのためだろう、ミネラルウォーターのボトルが保管してある奥の倉庫へと入っていった。
もひもひとクレープを貪り喰らいながら答える鬼塚に、渉は「……そう」と俯いた。
日曜日ということもあって、竹下通りはうんざりするほどの人混みだった。その多くが、いかにも高校生や大学生といった若者だということも、余計に渉を消耗させる。
さっきは怪しげな黒人グループに危うく拉致されかけ、きわどいところで鬼塚に助けられた。
聞けば、B系ファッション店の呼び子だったそうだが、おかげで渉の脳内辞書には原宿=怖い街という項目がしっかりと書き加えられ、正直、もう家に帰りたくてたまらなかった。
とはいえ、せっかく街を案内してくれるという鬼塚の好意を無駄にするのも忍びなく、こうして食いたくもないクレープに仕方なしに噛りついているのだが、いい年こいた大人の男が、二人並んで苺カスタードクレープを喰らうさまは、傍目にもさぞ異様な光景に違いない。
「というか、会社の人はみんな知ってはるよぉ。何せ公認カップルやもん。そのうち結婚とかもするんと違うかなぁ」
「け、結婚……ですか」
ふと目の前の景色が黒く霞む。結婚となると、いよいよ自分の存在は鷹村にとって邪魔以外の何者でもなくなってしまう。
「それは……おめでたい……ね」
「わたるっち、言うてることと表情が一致してへんよ」
けろけろと鬼塚は無邪気に笑った。白い指先が、からかうように渉の頬を突く。
「まぁな、自分の親友があんなのと結婚したら、そらショックやろなぁ。もう今までみたいなつき合いはできひんようになるし、それに、これは僕の勘やけど……」
最後の一切れを一気に口に押し込むと、言った。
「多分ね、社長は御園さんとの結婚をそんなに望んでへんのとちがうかな」
「えっ?」
一瞬、腹の底が浮ついてしまった自分が渉は忌々しかった。結婚相手がどんな人間であれ、その前途を気持ちよく祝ってやるのが友人としての役目のはずだ。
そして、そういう関係を先に望んだのは、ほかならぬ渉ではなかったか。
そんな渉の葛藤に構わず、鬼塚は続ける。
「いや、ああして社長が有名になってんの、半分は御園の親父さん、ええと、ミソノホテルの会長さんのおかげやからね。なんでも社長、学生時代に御園の親父さんが開いてた経営塾? みたいなところに通ってて、そこで親父さんに目ぇつけられたみたいですわ。頭も切れるし顔もええしで、後継者にぴったりや思ったんやろうな。んで、卒業後に社長が事務所立ち上げるってときも、資金やら何やら全部提供したらしいんです。おまけに、経営が軌道に乗るまで仕事回してもらったりしてね。要は、一生足向けて寝られん恩を受けたわけですわ」
「……そう」
今の話が本当なら、鷹村の気持ちはどうあれ御園とは結婚せずにいられないだろう。
そうでなくとも鷹村は御園を愛している。そして御園は鷹村を――ならば、これ以上幸せな結婚もないのではないか。本人も、その家族も、それに会社のスタッフも、誰一人として不幸にならない文字どおりのハッピーエンド。
そして、これは渉にとっても望んだ結末ではあったのだ。
あの告白を受けた瞬間、渉が感じたのは喜びではなく、途方もない恐怖だった。
こんなことはあってはいけない。僕が、僕なんかが、鷹村ほどの人物と結ばれてはいけないのだ。彼にはもっとふさわしい相手がいるはずだ。彼と同じように優秀で、何より美しくて……
そして今、あの時の願いが叶おうとしている。
御園は、誰が何と言おうと文句なしに美しく、そして優秀な女性だ。おまけに家柄も申し分ない。友人の幸せを託すのに、これほどふさわしい相手がほかにいるだろうか?
そうだ。これは、僕自身が望んだ結果だ……
「わたるっちが女の子やったらよかったのになぁ」
「えっ?」
意外すぎる言葉に慌ててふり返ると、鬼塚は蒼い瞳を愉快そうに細めた。
「うち思うに、社長みたいなスーパーマンには案外、わたるっちみたいな鈍臭い人のが合う気がするんよ。お互い完璧なんはあかん。息が詰まる」
「だ、ダメだよ、僕なんか……」
「その『僕なんか』がええねん。自分を完璧や思ってる人ほどつまらん人間はおらん」
渉は何も答えられなかった。
そうあればいいと願う自分と、そんな自分を浅ましく思う自分、そして、そうあってほしくないと怯える自分が忙しくせめぎ合い、渉自身、何と答えるべきか分からなかったのだ。
その日、渉が家に戻ったのはすっかり日の暮れた宵の口だった。
ベランダに出ると、早くも都心方面は光の海にとっぷりと沈んでいる。空には赤い航空灯がぽかぽかと瞬き、それが、街それ自体の脈動にも見える。
生きているのだ、この街は――
その東京という化け物の胃袋では、うっかりすると得体の知れない何かに消化され、誰かの養分にさせられてしまうのだろう。そんな中にあって、成功者として名を挙げた鷹村は、やはり並の人間ではない。
非凡な人間には、やはり非凡な人間こそふさわしいのだ。
しゃがみこみ、足元に並ぶ植木鉢に水をやる。ハーブの発芽は全般に遅く、早い種類でも二週間近くはかかってしまう。植えてから一週間ほどしか経たない植木鉢は、相変わらず裸の土ばかりで芽らしきものは気配さえ見えなかった。
その日、店に出勤すると、速水がいつになく不機嫌な顔を浮かべていた。
「……速水さん?」
普段は快晴日の太陽のような速水が、むすっと顔を曇らせているだけでも何が起こったのか不安になる。何が起こったのか鬼塚を捕まえて訊ねると、返ってきたのは意外な答えだった。
「なんか、今日から御園さんがうちの接客指導に来ることになったみたいで」
「えっ? 御園さんが……?」
「うん。なんでも、この間の視察で接客態度の甘さが目に余ったとかで。――でも、それって仕方がないんよ。うちはほら、チェーンのカフェと違ってスタッフとお客さんの距離をあえて近く取ってるやろ? ホストクラブやないけど、まぁ、このスタッフにお茶を淹れてもらいたいから来るってお客さんも多いし、うちらもうちらで、そうやって馴染んでくれるとお客さんの好みも把握できて、よりよいブレンドができるって面もあるやんか」
「ええ、そうですね」
「んで、そういう店の雰囲気作りを頑張ってきたのが店長で……それが気に入らん、全部変えろ言われたら、そら腹も立つやろ」
「そんなこと……言われちゃったんですか」
「らしいで」
「……そんな」
渉の脳裏をいやな可能性がよぎる。――まさか僕のせいで?
いや、さすがにそれは穿ちすぎだ。いくら何でも、恋人の居候を排除するためにそこまで強引な手を使うだろうか。小学生ならともかく、仮にもいい歳をした社会人、それも美人で優秀なビジネスウーマンが。
とはいえ渉にも非がないわけではない。近頃ようやく客の目を見て会話ができるようになり、ハーブの説明などもスムーズにこなせるようになりはした。が、それでも速水やほかのスタッフのようにはいかなくて、渉自身もどかしく感じることが多い。そんな渉の至らなさを突かれたのだとしたら。
僕のせいで、この店の良さを殺すわけにはいかない……
「サキ」
ふり返ると速水が、とびきり苦い茶を啜ったような顔で渉に手招きしていた。さっそく駆け寄り、事情を伺う。と、
「今日は、お前にもフロアに立ってもらう。――大丈夫か?」
「はい」
渉はうなずいた。不思議と不安はなく、むしろ、この店の良さを彼女に分からせてやりたいという強い気持ちが渉の背中を押していた。
「あと、本社から指導員が来ることになってるが……そいつの言うことは、まぁ、テキトーに流しとけ。ただし口答えはしないこと。どうせ火に油だからな」
そこで速水は、なぜか照れくさそうに顔を伏せた。
「お前は、俺が守ってやる。……たとえ社長が御園の側についても、俺だけは、何があってもお前の側にいるから安心しろ」
そして速水は渉に背を向けると、在庫のチェックのためだろう、ミネラルウォーターのボトルが保管してある奥の倉庫へと入っていった。
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