狼に囚われてしまった

日本到着

日本に到着した紫龍、皐月、和羽は若宮の迎えの車に乗り込み　本家に戻った。

創が紫龍、皐月、和羽に話した。

お帰りなさい。お疲れ様でした。

紫龍が話した。

ああ。店とかは問題なしか？

ええ、ありませんがもう一つ問題が。

問題？

はい。ツケでキャバクラで飲んでるヤツがかれこれ半年続いてるそうで困ってるそうです。

ツケか。ソイツの名前わかるか？

はい。奥宮一雄ってんです。

・・・・奥宮？もしかして　息子とかいないか？

います。奥宮夏希、真澄って言う子ですが、調べましたが真澄は夏希に殴られたりしてるそうですが、イギリスにいる間に夏希によって真澄を犯したと言う報告が。

全く。機内でも樹から連絡があった。皐月の弟、夏希にストーカーされてるらしい。なので、和羽が処理するから補佐してやれ。

わかりました。

紫龍は携帯電話を耳に当てた。

・・・千石

よう　樹。さっき日本に着いた。

お疲れ

ああ。今、和羽の補佐の創から報告があった。夏希弟、夏希によって犯されたそうだ。

なんて事を。

計画を早めるしかない。本家に着いたら和羽が補佐の樹と共に動くからそちらは里中に連絡してカウンセラーも用意するよう伝えてくれ。

わかった。３０分後でいいか？

十分だ。

わかった。後でな。

ああ。

紫龍は電話終え、和羽に話した。

疲れてるとこ悪いが、本家に着いたら　直ぐ動け。家の方は俺達が処理する。

和羽は裏の顔に変わり、頷いた。

本家に着き、和羽は自室に入り　鞄を置き、黒スーツに着替え、紫龍、皐月に行ってきますと行ってから　創と組員を連れ車に乗り込み　里中自宅に向かった。

車内では和羽が創に話していた。

創　お土産後で渡すね？

ああ。楽しみだよ。

話してると　組員が声かけてくれた。

補佐！着きました。ここです。

創は和羽に話した。

ここだ。行くか？

和羽は裏の顔つきに変わり、答えた。

・・・ああ。行くぞ。ドアピッキングさせろ。

そういうと組員がピッキングし、ドアを開けた。

和羽、創は靴のまま上がり、両親に鳩尾を喰らわし、各部屋を確認しながら上がっていき、二階でガタガタ言う音が聞こえた。

和羽はため息をつき、足蹴りしてドアをぶち破るとそこには、夏希が弟を犯していた。

和羽は夏希を足で蹴り飛ばした。

創　弟に毛布被せて。

和羽は夏希を見下し、話した。

お前　羽澄をストーカーした挙げ句　弟を犯すなんて屑だな？

そう言い、足で鳩尾を強く蹴り飛ばすと　気絶した。

組員が入ってきて夏希を縛った。


和羽は創に聞いた。

弟、どうだ？

創は和羽に答えた。

完全に光を失って、感情がありませんね。

そう言い、毛布でくるませ、和羽と共に降りた。

するとそこには、樹と里中がいた。

和羽は樹に話した。

樹！いつの間に。

樹は和羽に話した。

そろそろかなと思ってな。その毛布の中がそうか？

はい。ですが、目の光を失って、感情がありません。

創から里中に引き渡した。

里中は毛布の中にいる子の顔を見て　優しく話した。

さぁ、一緒に帰ろうね？暖かいお風呂入ろうね？

と言っていた。

和羽は樹に指で指し、話した。

俺はアレの処分するよ。

ああ。頼む。

話し終え、車に乗り込み、本家に戻った。