馨の愛しい主の二人

馨の静養がてら・・・？

飛行場に着くと陸良がいた。


遠弥が先に降り、話した


陸良さん。


うん。いさり、かがりと医者をつけとくよ。


すみません。


なぁに。あの忌々しい更屋敷の件で馨はトラウマだったからな。静養もたまにはいい。


馨も降りて体を震わせていた。


陸良は馨を抱き締めて話した


馨　大丈夫だ。更屋敷の奴らは闇処刑の昴、いさり、かがりがやっちまったから。安心しなさい。


うん・・・


さて、時間か。いさり、かがりー。


ほいほーい。さ、乗って。兄さん、スタッフ１０人借りるねー


ああ。


いさり、かがりが先に行き、遠弥、朧、馨、蓮見、刈谷も続けて乗り込んだ。医者は先に乗っているのだ。スタッフと一緒に。


そしてモルジブへと飛び立った・・・


機内では・・


馨は窓から空を見ていた。


遠弥が馨に話した


あっちに着くまで時間かかるから　一緒に寝るか？


うん。


朧


はいはい


遠弥、朧は馨と一緒に寝室に入り、話した


馨　寝るか。


うん。


遠弥は馨を抱き締めて　寝た。朧は馨の隣で寝ていた。


その頃　いさり、かがりは蓮見と刈谷と話していた。


三週間ぶりだよね～。


ああ。


更屋敷って腐ってたらしいよ。


マジか。


更屋敷の床下に爆弾あったんだって。


うわ。


蓮見はいさりに聞いた


腐った組長と若頭は？


ん？首吊り。牛にひも着けて引っ張った。


へー。補佐は？


俺といさりがやったよ？


どうやって？


俺はナイフがある鞭、いさりは釜。


おー。すげ。


そういや、気が合うな。俺はナイフと銃を使う。


それ使ってたんだ？なるほどー。侵入者の首、きれいな切り口だと思った。


血飛沫には困るけどねー


あははは！


刈谷さんは何を使うんですか？


ん？俺？


うん。


俺はね？指示をするんだけどさ？ぶちギレするとこれ使う。


刈谷は腰から出した。


それはアイスピックだった。


これで心臓がある辺りを刺しちゃう。


すげ。


蓮見、刈谷、いさり、かがりは話が尽きないまま　いつのまにか、夕方になっていた。


スタッフが入ってきて話した


いさりさん、食事の準備出来ましたが。


ああ、運んで。呼んでくるから。


はいっ！


いさりは隣部屋に入り、起こした


おーい　遠弥さん、朧さん、馨ー　起きて


うーん・・・ん？いさり・・・？


ん。馨　御飯食べる？


うん。食べる。


隣に来な。


ん。


馨は遠弥と朧を起こし始めた


おーきーてー！


んん・・・なんだ？着いたのか？


御飯。


ああ・・・


遠弥と朧が起きて、馨と一緒に隣部屋に入った


おー　美味しそう！


馨　椅子に座りな。


うん。


全員で食べながら話した


ねー後どの位？


ん？後５時間だな。窓見てみ。きれいだろ？


ほんとだ・・・きれい。