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あや様リクエスト
作戦
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*駿里視点
夜になったら…。お仕置き…。どうしよう…。逃げたい…。しかも最悪なことにここはお義父さんの家…。声出したら聞かれる…。そしたら明日気まづいよ…。碓氷さんにもからかわれるかも…。逃亡したい…。
「駿里。そろそろ起きるか。」
「え…あ、う、うん。」
康二さんと寛也に挟まれるようにして寝込んでいた俺は急に寛也に話しかけられて慌てたような返事をしてしまった。それを見た康二さんが笑ってきた。
「はは、わっかりやすいなぁ駿里は。可愛いやつ。」
「う、うるさい康二さん…!」
「そうやって怒るとこも可愛い。夜が楽しみだな。」
「…………っ!」
やめてよもう…!お尻も揉んでこないで…っ!もういい、寛也とどっか行ってやる…っ!
「ち、寛也っ、早く行こうよ…!」
「ん?急いで行きたい所でもあるのか?」
「違いますよ組長。駿里は俺から逃げたいんです。俺が駿里のケツを揉むから。」
「康二さん…!!」
それを寛也にバレたくなくて俺はさっさと行こうとしたのになんで言うんだよー!
「たく、お前は…。相変わらず手癖が悪いな。駿里、ほら行こう。」
「うんっ、じゃあね康二さん。」
「おう。早いとこ戻ってこいよ。」
「はーい。」
って言ったけど俺は早くは戻るつもりは無い。せっかく寛也と2人でお出かけできるんだ。家の中だけどね。それでも俺は幸せなの。
「寛也。あっち行こ。」
「ああ。行こう。」
寛也とこうして2人で手を繋いで歩いている時間が凄く幸せなんだ俺は。寛也もそうだったらいいな…。
「駿里。お前ちょっと身長伸びたんじゃねぇの?」
「え?そう?」
「ああ。絶対高くなってる。」
「ほんと…!?嬉しい。」
「良かったな。」
と、言ってもまだ俺と寛也は頭一つ分の差がくらい身長差がある。けどそれが少しでも縮まったことが俺は嬉しい。
「良かったぁ。」
「そんなに身長伸ばしたいのか?」
「うん。」
「なんでだ。」
「寛也には内緒。」
「はは、なんだそりゃ。」
だって恥ずかしいもん…。俺だって男だから身長高くなって寛也の助けに少しでもなりないなんて恥ずかしいでしょ…?だから内緒なの。
「可愛いやつ。康二達がお前にちょっかいする気持ちも分かる。」
「…あはは。康二さんは特にちょっかい出してくる。」
「そうなのか?志方じゃねぇのか?」
「うん。ていうか志方さんどこ行ったの?」
「確かに。」
「ね、いなくなった。どこ行ったんだろ。」
「まぁ飯の時間になったら帰ってくるだろうよ。」
「そうだね。志方さんご飯好きだから。その時になったら海斗にも会えるかな。」
ここに海斗も来るってなって俺は喜んだけどまだ会えてない。だから少しでも会いたいなってずっと思ってたんだ。
「そうだな。そん時になったら会えるだろうよ。あいつらもここに到着したみたいだから。」
「やった…!」
「良かったな駿里。」
「うんっ、この前は直樹にも会えたから嬉しかった…!」
「そうなのか?直樹って海斗の兄ちゃんだよな?」
「そうだよ!康二さんがこの前連れてきてくれたの…!」
ってこれ内緒にしててって康二さんに言われてた気がするような…。まぁいっか。
「そうだったのか。良かったな。」
「けどやっぱり寛也とこうやって話してる時間が1番幸せだよ。」
「それは俺もだ。お前と2人っきりになれる時間が最近少なかったからな。お前がただこうして隣にいてくれるだけで俺は幸せだ。」
俺も…。幸せだよ寛也。よし。いい感じだぞ。このまま夜のお仕置きをなくしてやるんだ俺は…!
「寛也。」
「どうした?」
「夜、行きたいところがある。」
「どこに?」
「蛍見に行きたいの。」
頼む寛也…。お願いだよ。お仕置きの存在を忘れて…。一緒に蛍見に行こうよ。
「いいな。綺麗だろうな。」
「でしょ…!?」
「俺も久しく見てないから見たみたい。」
よし…!いける…!このままいけばお仕置き無くせるぞ…!
「一緒に行こうよ!2人で行きたい!」
「そうだな。川が近くにあるから行こうか。」
「うん…!!」
やった…!これでお仕置きはなくなった…って思ったのに…。
「けどそれは明日だな。」
「…え?」
「え、じゃねぇ。今日はお仕置きすんだろ?だから明日だ。」
「……………っ。」
絶対寛也初めからこういうつもりだったよね…。明日行こうって…。俺がお仕置き無くさせようとしてたのわかってたんだ…。
「はは、そんな顔すんなって駿里。別に取って食うわけじゃねぇんだから。可愛がってやるよ。」
「…お仕置き寛也と2人がいい。」
「駄目だ。」
「どうして…?」
「嫌なことしないとお仕置きになんねぇだろ、な?だから我慢しろ。そしたら明日一緒に蛍見に行ってやるから。」
「…うん。」
「安心しろ。康二には挿れさせねぇから。」
それ励ましになってないから…!
「…けどっ、」
「諦めろ駿里。お仕置きは決定事項だ。だからほら、今は楽しもう、な?今度はあっちに行ってみよう。あそこから見る夕日はとても綺麗なんだ。」
「そうなの…!?」
「ああ。一緒に見よう。」
「うん…!!」
夜になったら…。お仕置き…。どうしよう…。逃げたい…。しかも最悪なことにここはお義父さんの家…。声出したら聞かれる…。そしたら明日気まづいよ…。碓氷さんにもからかわれるかも…。逃亡したい…。
「駿里。そろそろ起きるか。」
「え…あ、う、うん。」
康二さんと寛也に挟まれるようにして寝込んでいた俺は急に寛也に話しかけられて慌てたような返事をしてしまった。それを見た康二さんが笑ってきた。
「はは、わっかりやすいなぁ駿里は。可愛いやつ。」
「う、うるさい康二さん…!」
「そうやって怒るとこも可愛い。夜が楽しみだな。」
「…………っ!」
やめてよもう…!お尻も揉んでこないで…っ!もういい、寛也とどっか行ってやる…っ!
「ち、寛也っ、早く行こうよ…!」
「ん?急いで行きたい所でもあるのか?」
「違いますよ組長。駿里は俺から逃げたいんです。俺が駿里のケツを揉むから。」
「康二さん…!!」
それを寛也にバレたくなくて俺はさっさと行こうとしたのになんで言うんだよー!
「たく、お前は…。相変わらず手癖が悪いな。駿里、ほら行こう。」
「うんっ、じゃあね康二さん。」
「おう。早いとこ戻ってこいよ。」
「はーい。」
って言ったけど俺は早くは戻るつもりは無い。せっかく寛也と2人でお出かけできるんだ。家の中だけどね。それでも俺は幸せなの。
「寛也。あっち行こ。」
「ああ。行こう。」
寛也とこうして2人で手を繋いで歩いている時間が凄く幸せなんだ俺は。寛也もそうだったらいいな…。
「駿里。お前ちょっと身長伸びたんじゃねぇの?」
「え?そう?」
「ああ。絶対高くなってる。」
「ほんと…!?嬉しい。」
「良かったな。」
と、言ってもまだ俺と寛也は頭一つ分の差がくらい身長差がある。けどそれが少しでも縮まったことが俺は嬉しい。
「良かったぁ。」
「そんなに身長伸ばしたいのか?」
「うん。」
「なんでだ。」
「寛也には内緒。」
「はは、なんだそりゃ。」
だって恥ずかしいもん…。俺だって男だから身長高くなって寛也の助けに少しでもなりないなんて恥ずかしいでしょ…?だから内緒なの。
「可愛いやつ。康二達がお前にちょっかいする気持ちも分かる。」
「…あはは。康二さんは特にちょっかい出してくる。」
「そうなのか?志方じゃねぇのか?」
「うん。ていうか志方さんどこ行ったの?」
「確かに。」
「ね、いなくなった。どこ行ったんだろ。」
「まぁ飯の時間になったら帰ってくるだろうよ。」
「そうだね。志方さんご飯好きだから。その時になったら海斗にも会えるかな。」
ここに海斗も来るってなって俺は喜んだけどまだ会えてない。だから少しでも会いたいなってずっと思ってたんだ。
「そうだな。そん時になったら会えるだろうよ。あいつらもここに到着したみたいだから。」
「やった…!」
「良かったな駿里。」
「うんっ、この前は直樹にも会えたから嬉しかった…!」
「そうなのか?直樹って海斗の兄ちゃんだよな?」
「そうだよ!康二さんがこの前連れてきてくれたの…!」
ってこれ内緒にしててって康二さんに言われてた気がするような…。まぁいっか。
「そうだったのか。良かったな。」
「けどやっぱり寛也とこうやって話してる時間が1番幸せだよ。」
「それは俺もだ。お前と2人っきりになれる時間が最近少なかったからな。お前がただこうして隣にいてくれるだけで俺は幸せだ。」
俺も…。幸せだよ寛也。よし。いい感じだぞ。このまま夜のお仕置きをなくしてやるんだ俺は…!
「寛也。」
「どうした?」
「夜、行きたいところがある。」
「どこに?」
「蛍見に行きたいの。」
頼む寛也…。お願いだよ。お仕置きの存在を忘れて…。一緒に蛍見に行こうよ。
「いいな。綺麗だろうな。」
「でしょ…!?」
「俺も久しく見てないから見たみたい。」
よし…!いける…!このままいけばお仕置き無くせるぞ…!
「一緒に行こうよ!2人で行きたい!」
「そうだな。川が近くにあるから行こうか。」
「うん…!!」
やった…!これでお仕置きはなくなった…って思ったのに…。
「けどそれは明日だな。」
「…え?」
「え、じゃねぇ。今日はお仕置きすんだろ?だから明日だ。」
「……………っ。」
絶対寛也初めからこういうつもりだったよね…。明日行こうって…。俺がお仕置き無くさせようとしてたのわかってたんだ…。
「はは、そんな顔すんなって駿里。別に取って食うわけじゃねぇんだから。可愛がってやるよ。」
「…お仕置き寛也と2人がいい。」
「駄目だ。」
「どうして…?」
「嫌なことしないとお仕置きになんねぇだろ、な?だから我慢しろ。そしたら明日一緒に蛍見に行ってやるから。」
「…うん。」
「安心しろ。康二には挿れさせねぇから。」
それ励ましになってないから…!
「…けどっ、」
「諦めろ駿里。お仕置きは決定事項だ。だからほら、今は楽しもう、な?今度はあっちに行ってみよう。あそこから見る夕日はとても綺麗なんだ。」
「そうなの…!?」
「ああ。一緒に見よう。」
「うん…!!」
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