500 / 638
あや様リクエスト
ヤキモチ
しおりを挟む
*駿里視点
「よし駿里。そろそろ戻ろう。本当ならもう少し一緒にいたいところなんだが寛也が怒っちまうだろうからな。」
槐さんがそういったのを聞いて俺は思わず笑ってしまった。ちょっと俺は想像しちゃったんだ。今寛也が俺の事を待ちながら機嫌が悪くなって康二さんたちに当たったりするのを。
「あはは、確かに。寛也はヤキモチすぐ焼くから。」
「ヤキモチなんて可愛いもんじゃねぇだろ。あれは単なる束縛だ。お前を縛り付けなきゃ気がすまねぇんだよ。まぁけど気持ちは分かる。お前みたいな可愛いやつを自分のもんに出来たら外にも連れ出すのは俺でも嫌かもな。」
「俺は可愛くないです槐さん…!」
「はぁ?お前自覚ねぇのかよ。」
「自覚も何も無いですっ、俺は男なんですから…っ!」
「ああ。それは知ってる。」
なんか言い合いみたいになってるぞ…?なのに何故か槐さんは楽しそうに笑ってる。その顔みてると俺まで笑ってしまう。
「…からかわないでくださいよ槐さん。」
「はは、悪い悪い。お前があまりにも可愛くてな。」
「可愛くないですってば…!」
「そうやって自覚がないところもまた良いんだよな。寛也がお前に惚れまくってんのも分かる…ってこんなことしてる場合じゃねぇな。早く戻ろう。寛也がまじで怒っちまう。」
「た、確かに…。」
「駿里。行くぞ。部屋まで送る。寛也と約束したからな。」
そう言って俺に手を伸ばしてきた槐さんの手を俺は握って部屋を出た。
「駿里。少し小走りで行こう。けど音は立てるなよ。」
「分かりました。」
って俺は言ったけどなんで音を立てちゃいけないのか分からなかった。何か出てくるのか…?それとも槐さんにとって都合が悪いんだろうか。まぁいいや。とりあえずは言う通りにして後から聞こう…と俺が思っていると…。
「よぉ兄貴。」
と、後ろから声がして槐さんと俺は動きを止めた。それもそのはず。槐さんのことを兄貴と呼ぶのは寛也とあと一人しかいない。そしてこの声は寛也じゃなかった。ということは…。
「碓氷。なんでお前がここにいるんだ。」
「決まってんだろ。そろそろ駿里を連れた兄貴が部屋から出てくると思ってよ。」
「…たく、勘のいいやつだ。お前に気づかれまいと音を立てずに寛也とこに行こうとしたのによ。」
「残念だったなぁ。」
なるほど…。槐さんは碓氷さんから俺を守ろうとしてくれたんだ。けどそりゃそうだ。碓氷さんはいつも俺にちょっかいかけてくるから。だから俺は槐さんに隠れた。碓氷さんから逃げるように。
「おい駿里。それで隠れたつもりか?」
「…だって碓氷さんが近くに来るんだもん。」
「俺が近づいちゃまずいかよ。」
「やめろ碓氷。駿里に変なことをするな。寛也が怒るだろ。」
槐さん…。頼りになるよほんとに…。ありがとうございますって俺が思っていると碓氷さんが…。
「今更じゃねぇか。なぁ駿里。兄貴だけじゃなくて俺ともちょっと遊ぼうぜ。」
「よし駿里。そろそろ戻ろう。本当ならもう少し一緒にいたいところなんだが寛也が怒っちまうだろうからな。」
槐さんがそういったのを聞いて俺は思わず笑ってしまった。ちょっと俺は想像しちゃったんだ。今寛也が俺の事を待ちながら機嫌が悪くなって康二さんたちに当たったりするのを。
「あはは、確かに。寛也はヤキモチすぐ焼くから。」
「ヤキモチなんて可愛いもんじゃねぇだろ。あれは単なる束縛だ。お前を縛り付けなきゃ気がすまねぇんだよ。まぁけど気持ちは分かる。お前みたいな可愛いやつを自分のもんに出来たら外にも連れ出すのは俺でも嫌かもな。」
「俺は可愛くないです槐さん…!」
「はぁ?お前自覚ねぇのかよ。」
「自覚も何も無いですっ、俺は男なんですから…っ!」
「ああ。それは知ってる。」
なんか言い合いみたいになってるぞ…?なのに何故か槐さんは楽しそうに笑ってる。その顔みてると俺まで笑ってしまう。
「…からかわないでくださいよ槐さん。」
「はは、悪い悪い。お前があまりにも可愛くてな。」
「可愛くないですってば…!」
「そうやって自覚がないところもまた良いんだよな。寛也がお前に惚れまくってんのも分かる…ってこんなことしてる場合じゃねぇな。早く戻ろう。寛也がまじで怒っちまう。」
「た、確かに…。」
「駿里。行くぞ。部屋まで送る。寛也と約束したからな。」
そう言って俺に手を伸ばしてきた槐さんの手を俺は握って部屋を出た。
「駿里。少し小走りで行こう。けど音は立てるなよ。」
「分かりました。」
って俺は言ったけどなんで音を立てちゃいけないのか分からなかった。何か出てくるのか…?それとも槐さんにとって都合が悪いんだろうか。まぁいいや。とりあえずは言う通りにして後から聞こう…と俺が思っていると…。
「よぉ兄貴。」
と、後ろから声がして槐さんと俺は動きを止めた。それもそのはず。槐さんのことを兄貴と呼ぶのは寛也とあと一人しかいない。そしてこの声は寛也じゃなかった。ということは…。
「碓氷。なんでお前がここにいるんだ。」
「決まってんだろ。そろそろ駿里を連れた兄貴が部屋から出てくると思ってよ。」
「…たく、勘のいいやつだ。お前に気づかれまいと音を立てずに寛也とこに行こうとしたのによ。」
「残念だったなぁ。」
なるほど…。槐さんは碓氷さんから俺を守ろうとしてくれたんだ。けどそりゃそうだ。碓氷さんはいつも俺にちょっかいかけてくるから。だから俺は槐さんに隠れた。碓氷さんから逃げるように。
「おい駿里。それで隠れたつもりか?」
「…だって碓氷さんが近くに来るんだもん。」
「俺が近づいちゃまずいかよ。」
「やめろ碓氷。駿里に変なことをするな。寛也が怒るだろ。」
槐さん…。頼りになるよほんとに…。ありがとうございますって俺が思っていると碓氷さんが…。
「今更じゃねぇか。なぁ駿里。兄貴だけじゃなくて俺ともちょっと遊ぼうぜ。」
83
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる