極道の密にされる健気少年

安達

文字の大きさ
上 下
476 / 579
誘拐

しおりを挟む
*松下視点




「ぁっ、う…っ!」

「こら。声我慢してんじゃねぇ。」



たく、恥ずかしがり屋にも程がある。これまで何度も何度もやってきたのに今更何恥ずかしがってんだよ。だが1つ分かった。こいつは後孔さえ触らなければパニックを起こすことは無いって事をな。



「あぁっ、やめっ、やだっ、ぁ!」

「あ?イキたいんじゃねぇのか?なら手を止めてやろうか?」



そう言って組長はペニスを弄るのを一旦やめた。その時の駿里の顔と来たら可愛ったりゃあらしねぇよ。



「ゃ…………っ、」

「なんだその顔は。お前が嫌って言ったんだろ?」



あーあ。組長変なスイッチ入っちまったな。まぁこんな可愛い駿里を前にしたらそうなるのはよく分かる。それにあんな事があったあとだからな。駿里が戻ってきたっていう安心感があるんだろ。だからそんな組長見て俺も安心した。駿里がいなかったあの数日はもう思い出したくねぇほど組長は精神的に参ってたからな。



「い、ったけど…っ、」



そうだよなぁ。言ったけどほんとはそう言う意味じゃねぇもんな。お前のやめては気持ちよすぎて怖いだけだからな。けど俺は甘やかさねぇよ。お前のその照れてる顔が見てぇからな。



「言ったけどなんだよ。ハッキリ言わねぇと組長は分かんねぇぞ駿里。」

「…うぅっ、」



俺が意地悪い事を言うと駿里は分かってるくせにと言わんばかりに俺の事を見てきた。そうだぞ。お前のことはなーんでも分かってる。けどだからこそ俺はお前をいじめたくなるんだよなぁ。



「黙り込んでどうすんだよ。言いたいことあるならはっきり言ってくれよ、なぁ駿里。」



組長もどうやら俺と同じことを思っているらしい。恥ずかしがって言うのを躊躇ってる駿里にそれを言わせようとしてんだからな。さて、駿里はこれからどう出るか…見物だな。



「わ、分かってるくせに…っ!」



ほぅ…。そうきたか。まぁそうだよな。俺らはぜーんぶ分かってる。けどそうじゃねぇんだよ。やって欲しいならちゃんと自分でそれを口にしねぇとな。



「さっきから分かんねぇって言ってんだろうが。だからこうして聞いてんだろ?ですよね、組長。」

「ああ。そうだな。」



俺達は笑みを抑えられずにそう言ってしまった。そのため駿里は悔しそうな顔をしたが、まだ言うのは恥ずかしいらしい。けどそろそろイキたくて仕方がなくなってくる頃だろ、な?だからさっさと我慢せずに言っちまえよ。



「だからよぉ駿里、言いたいことあるならさっさと言っちまえ。俺も組長もちゃんと聞いてやるから。」

「………………っ。」



さぁ駿里、どうする?このままだと俺達は何にもしねぇよ。それをお前が1番わかってるよな?なら、どうしたらいいか。お前はちゃんと分かってるはずだぞ…と、俺が駿里の顔をニヤニヤしながら見ていると…。



「…いじわるしないでっ。」



って言ってきたんだ。それもクソ可愛い顔でな。そんな顔されちゃもうこれ以上意地悪なんて出来ねぇよ。



「悪い悪い。少しばかりやりすぎたな。」



と、組長が駿里の頭を撫でながら宥めるようにそう言った。それに続くように俺も…。



「駿里。そんな不貞腐れた顔をするな。ちゃんとイカせてやるから。お前のその顔が可愛くてつい調子こいた。すまん。」



俺も組長と同様に駿里を宥めるようにそう言った。だが駿里は安心する様子はなかった。それどころかさらに余裕を無くしていた。その理由は1つだ。イキたい。それが最高潮になったんだろう。その証拠に駿里は組長に縋るようにして…。



「………はや、くっ、」



と、言ってきたのだから。だからその期待に俺らは応えなきゃな。



「分かった。ちゃんとイカせてやるよ。」

「ぁ…っ、」



組長はそう言って再び駿里のペニスを優しく握り込んだ。そんで駿里の感じやすい亀頭を執拗に攻め始めた。



「あぁっ、ま、まってっ、ぁ!」

「今度は待たねぇよ。ちゃんとイカせてやるから受け止めろ。」

「組長の言う通りだぞ。それにまた焦らされんのは嫌だろうが。だから俺も手伝ってやるよ。」

「あっ、ぁ、あぁっ、や、ぁ、やっ、こうじ、さっ!」



手伝ってやるってのは俺の好意だったが駿里はそうでもなかったらしい。けど俺はお前の可愛い顔がみてぇから乳首を触らせてもらうぞ。



「んっ、ぁ、うっ、あぁっ、やっ、ま、ぁ!」



あー。可愛いなぁ。感じまくって涙も出して…思わず食っちまいたくなる。この調子だと焦らされた分早くイキそうだな。そういう事なら…。



「ほら駿里、イケ。」

「っ、あっ、ぁ、まっ、んっ、あぁっーーーーーー!!」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヤクザに囚われて

BL
友達の借金のカタに売られてなんやかんやされちゃうお話です

アダルトショップでオナホになった俺

ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。 覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。 バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。 ※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)

冷酷組長の狂愛

さてぃー
BL
関東最大勢力神城組組長と無気力美男子の甘くて焦ったい物語 ※はエロありです

少年ペット契約

眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。 ↑上記作品を知らなくても読めます。  小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。  趣味は布団でゴロゴロする事。  ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。  文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。  文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。  文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。  三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。  文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。 ※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。 ※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

ヤクザと捨て子

幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子 ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。 ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

処理中です...