極道の密にされる健気少年

安達

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誘拐

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*松下視点






「駿里。返事は?」

「…………………っ。」



あーあ。また組長のこと無視して何してんだよこいつは。それともなんだ?返事できねぇ理由が他にあるのか?



「こら駿里。無視はよくねぇぞ?ちゃんと返事しろ。」

「…………だってっ、」



俺が駿里を叱り付けるようにそう言うと駿里は何かを言いたげな顔をしていた。けど言い難いことなんだろうな。言うことを迷ってるって言うよりも躊躇ってるって感じだからよ。



「言いたいことがあるなら言ってみろ。何でもな。」



組長が駿里の頭を撫でて目元にキスをしながらそう言った。その後駿里は少し考え込んでいる様子だったが決断ができたようで口を開いた。



「…お、おれっ、」



駿里の顔が赤くなってきた。ん?どういう事だ?赤くなる?一体こいつは何を言おうとしてんだ?



「……中途、半端だから、つらいっ、」

「「は?」」



中途半端?なんの事だ?と俺と組長は顔を見合せた。だがすぐにわかった。駿里が足をモジモジさせてたからな。そういえば俺達はこいつを達せさせてない。だからまぁ焦らされてんのと一緒だよな。ああ、なんだよ。可愛いやつ。そういうことなら早く言えよな。



「ん?あーそういうことか。」



俺が分かった時組長もどうやら駿里が何をして欲しいのかを理解したらしく笑みを浮かべてそう言った。



「お前そういう事は早く言えよな。ほらこっち来い。組長と俺でお前の望むことをしてやるから。」

「や、こうじさんっ…!」

「なんだよ。」

「動けないのはいやなの…っ!」

「ふーん。けど抱きしめてねぇと俺が不安なんだ。だから抱きしめさせてくれ。いいか?」



俺は演技をして不安そうな顔を作り上げた。その顔に駿里が弱いって知ってるからな。そしたらまぁ案の定駿里は…。



「ぅっ………。」

「なぁ駿里。いいだろ?」



あともう一押し。それさえすれば駿里は俺の思い通りになる。それに今は抱きしめてた方が駿里も安心すんだろ。だからだろうな。組長も俺のやってる事に口出しをすることは無かった。




「………わかった。」

「おお、いい子じゃねぇか。てことでこっちに来い。」

「あ、ちょっ、俺まだ心の準備できてない…っ、」



なーに言ってんだこいつは。心の準備なんてしてたら日が暮れるっつーの。だから俺は問答無用で駿里を引き寄せて腕の中に閉じ込めた。



「いい景色だな。」

「…っ、」 



全裸の駿里を見て組長がギンギンに陰茎を勃起させながらそう言った。そしたら駿里は期待した顔をした。まぁそうだよな。駿里も組長に抱かれたいって思ってんだよな。けど身体がまだ覚えてるから怖いんだよな。




「こら駿里、顔を下げるな。」

「……………っ。」



恥ずかしいんだろうな駿里は。けどそれを組長は許さなかった。顔を上げろと駿里に催促するように組長は駿里のペニスに触れた。



「や…………っ、」

「嫌じゃねぇよ。顔上げねぇとイカせてやらねぇぞ。」

「っ…………。」



組長はあえて駿里を焦らすようにペニスを触っていた。直接触れているものの決定的な快楽を与える触り方はしない。撫でるようにペニスに触れ亀頭や裏筋には触れなかった。



「や、だっ、やだ…。」

「なら顔上げろ。お前が顔あげねぇなら一生このままだぞ?」



焦らされるのも嫌。顔を見られるのも嫌。ああ…全く。こいつはなんでこんなにも可愛いんだろうな。まぁ俺達がそういう風にしつけたんだけどな。



「いいのか駿里。イキたいんだろ?」

「あっ、ぅ…!」



今度は組長がペニスに加えて駿里の乳首に触れてそう言った。だがもちろん組長は駿里をイカせる気はない。だから駿里はそれが辛くて涙目になっていった。



「やだ…っ!」

「ならいい加減顔上げろって。じゃねぇと組長は一生このままだぞ?いいのか?」

「まぁお前がいいって言うならいいんだがな。けどその間俺もお前をイカせねぇし康二もお前を離さねぇよ。」



と、組長が言うと駿里は我慢の限界になったらしく、ゆっくりと顔を上げた。だから俺達はこれでもかってほど褒めてやった。



「おお、偉いじゃねぇか駿里。これで組長に気持ちよくしてもらえるな。いい子だぞ。」

「お前のその顔を見るだけで俺は充分だ。よし、そのまま顔上げてろよ。」




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