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誘拐
気絶 *
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「ギバれよ駿里。結腸に挿れてやるからな。」
「や゛っ、やた゛っ!!」
理性だけでも保ちたい。理性を失ってしまえば訳が分からなくなる。それが嫌だった駿里は必死に暴れた。しかしそんな駿里を見ながら凪はギラついた目をして舌なめずりをする。
「暴れんなよ駿里。興奮するだろ。」
初めに理性を失ったのはどうやら凪の方だったらしい。凪にはもう駿里しか見えていないようだ。その証拠に暉紘の事など気にもとめず駿里だけを見ているのだから。そんな凪をみて黙って傍観していた暉紘が口を開いた。
「凪。待て。」
暉紘がそういった途端理性を失い暴走しかけていた凪が動きを止めた。そのおかげで駿里は少しではあったものの休憩をすることが出来た。
「なんですかボス。今いい所なんですけど。」
「おい凪。なんだその口の利き方は。いい加減にしろよ。つか理性失ってんじゃねぇよ馬鹿が。それと結腸には挿れるな。絶対にな。」
「な、なんでですか…?」
駿里は二人の会話をビクビクしながら聞いていた。駿里はもう二人の声を聞くだけで震え上がってしまうほど追い詰められていた。肉体的にも精神的にも疲弊し上手く思考が働かない。だから駿里は少しでも二人の会話を多く聞くために一生懸命集中していた。
「何でもだ。そこに挿れていいのは俺だけ。分かったな。」
「…はい。承知です。」
凪は不服そうな顔をしていたが暉紘の指示にはどうも逆らえないらしくそう言った。そのため駿里は安心した。とりあえずは結腸に挿れられないから。
「そんな顔をするな凪。別にそこに挿れなくとも楽しめるだろう。」
「ま、それもそうですね。」
「ああ。そうだぞ。ほら早く再開してやれ。駿里が暇そうにしてんじゃねぇか。」
「おっと、それは悪い事をしたな駿里。すぐに奥まで突いてやるからな。」
「…っ、ぃ、やっ!」
やっと休憩できたと思ったのもつかの間また凪による快楽地獄が再開されてしまう。だから駿里は疲弊しきった体にムチを打ち頑張って抵抗し続けた。しかしそんな駿里の可愛い抵抗など凪にとってはなんの妨げにもならない。そのため凪は抵抗する駿里を抑えることもしなかった。
「嫌じゃねぇよ。やるんだよ。」
「あぁ゛っ!!」
「やっぱお前の中は最高だな。」
凪はそう言いながら駿里の奥の奥まで突き続けた。それからどれだけ時間が経ったのかも分からない。駿里はいつの間にか快楽地獄に耐えきれず気絶してしまっていた。
「あれ?落ちてんじゃねぇか。おい駿里。起きろって。」
「………………。」
凪がいくら声をかけても駿里は起きる気配がない。だから凪は駿里の体を揺さぶってみたりして起こそうと試みた。しかしやはり駿里は起きなかった。
「あー俺がやりすぎちまったか?」
「そうだな、凪。」
「すんません。」
凪は暉紘との約束通り結腸には挿れなかった。しかし前立腺や奥を容赦なく攻め立てた。そのため駿里はもちろんイキ狂っていた。しかもそれが数時間と続いたのだ。だからだろう。凪はやりすぎたことに対して駿里ではなく暉紘に謝罪した。
「いや、俺がそうしろと言ったんだからお前が謝る必要は無い。」
「優しいですねボスは。」
「人の大切なもんを奪い取って折檻するやつが優しいわけあるか。」
「いいえ。俺にとっては優しいボスです。」
「そうかよ。」
「はい。そうです。」
凪は暉紘のことを相当尊敬しているのだろう。その証拠にふとした事でも今のように暉紘を褒め称える。そんな凪の言葉が嬉しいと思いつつも暉紘はその嬉しさを隠していた。それはボスとしてもプライドだろう。
「まぁなんでもいい。とりあえず駿里を風呂に入れてやれ。その後起きたら飯を食わすからそれまでしっかり見てろよ。」
「承知です。では行ってきますね。」
「ああ。」
そう返事をした暉紘に凪は一礼をした。その後優しく駿里を抱きかかえて風呂場まで歩いて行った。そんな凪らを見届けた暉紘の元に誰かが近づいてきていた。
「ボス。」
コンコンというドアを叩く音と共に誰かの声が聞こえてきた。しかしこの部屋自体が防音作りになっているため誰の声なのかが部屋の中にいる暉紘には聞こえづらい。そのため暉紘はドアの向こうにいる人物に問いかけた。
「誰だ?」
「俺です。真です。」
「なんだお前か。何の用だ?」
「とりあえず部屋に入ってもいいですか?」
「ああ、そうだな。入れ。」
「ありがとうございます。」
と、礼を言いながら真は部屋の中に入ってきた。そして真はベットの上に座り込んでいる暉紘に近づいていく。
「それで真、お前はどうしたんだ急に。何かあったのか?」
「はい。どうやらGPS機能を阻害する機械が壊されてしまったようです。いや壊されたというよりかはハッキングされたと言った方が正しいかもしれないですね。」
「そうか。そんでそれは誰の仕業か分かったのか?」
「はい。旭川ですね。ただハッキングした人物は旭川組のやつではないようです。」
「なんだと?協力者がいるのか?」
「そのようです。」
真は淡々と暉紘の質問に答え続けた。だが真は焦ってはいなかった。ここまでは真にとって想定内だったから。
「ハッキングされた情報を上書きしてまたやり直せばGPS機能を阻害出来ますがどうしますかボス。」
「…いやそれじゃあ面白くないだろ。」
「まぁそうですね。直接対決も悪くは無いです。」
「だろ。ノコノコとここまでやってきた旭川を丁重にもてなさねぇとな。真、お前そういうの得意だろ?」
「はい。せっかく会えるのですから生きるのが辛くなるぐらい精神削ってやりましょう。」
「はは、お前のそういう所嫌いじゃねぇ。」
「や゛っ、やた゛っ!!」
理性だけでも保ちたい。理性を失ってしまえば訳が分からなくなる。それが嫌だった駿里は必死に暴れた。しかしそんな駿里を見ながら凪はギラついた目をして舌なめずりをする。
「暴れんなよ駿里。興奮するだろ。」
初めに理性を失ったのはどうやら凪の方だったらしい。凪にはもう駿里しか見えていないようだ。その証拠に暉紘の事など気にもとめず駿里だけを見ているのだから。そんな凪をみて黙って傍観していた暉紘が口を開いた。
「凪。待て。」
暉紘がそういった途端理性を失い暴走しかけていた凪が動きを止めた。そのおかげで駿里は少しではあったものの休憩をすることが出来た。
「なんですかボス。今いい所なんですけど。」
「おい凪。なんだその口の利き方は。いい加減にしろよ。つか理性失ってんじゃねぇよ馬鹿が。それと結腸には挿れるな。絶対にな。」
「な、なんでですか…?」
駿里は二人の会話をビクビクしながら聞いていた。駿里はもう二人の声を聞くだけで震え上がってしまうほど追い詰められていた。肉体的にも精神的にも疲弊し上手く思考が働かない。だから駿里は少しでも二人の会話を多く聞くために一生懸命集中していた。
「何でもだ。そこに挿れていいのは俺だけ。分かったな。」
「…はい。承知です。」
凪は不服そうな顔をしていたが暉紘の指示にはどうも逆らえないらしくそう言った。そのため駿里は安心した。とりあえずは結腸に挿れられないから。
「そんな顔をするな凪。別にそこに挿れなくとも楽しめるだろう。」
「ま、それもそうですね。」
「ああ。そうだぞ。ほら早く再開してやれ。駿里が暇そうにしてんじゃねぇか。」
「おっと、それは悪い事をしたな駿里。すぐに奥まで突いてやるからな。」
「…っ、ぃ、やっ!」
やっと休憩できたと思ったのもつかの間また凪による快楽地獄が再開されてしまう。だから駿里は疲弊しきった体にムチを打ち頑張って抵抗し続けた。しかしそんな駿里の可愛い抵抗など凪にとってはなんの妨げにもならない。そのため凪は抵抗する駿里を抑えることもしなかった。
「嫌じゃねぇよ。やるんだよ。」
「あぁ゛っ!!」
「やっぱお前の中は最高だな。」
凪はそう言いながら駿里の奥の奥まで突き続けた。それからどれだけ時間が経ったのかも分からない。駿里はいつの間にか快楽地獄に耐えきれず気絶してしまっていた。
「あれ?落ちてんじゃねぇか。おい駿里。起きろって。」
「………………。」
凪がいくら声をかけても駿里は起きる気配がない。だから凪は駿里の体を揺さぶってみたりして起こそうと試みた。しかしやはり駿里は起きなかった。
「あー俺がやりすぎちまったか?」
「そうだな、凪。」
「すんません。」
凪は暉紘との約束通り結腸には挿れなかった。しかし前立腺や奥を容赦なく攻め立てた。そのため駿里はもちろんイキ狂っていた。しかもそれが数時間と続いたのだ。だからだろう。凪はやりすぎたことに対して駿里ではなく暉紘に謝罪した。
「いや、俺がそうしろと言ったんだからお前が謝る必要は無い。」
「優しいですねボスは。」
「人の大切なもんを奪い取って折檻するやつが優しいわけあるか。」
「いいえ。俺にとっては優しいボスです。」
「そうかよ。」
「はい。そうです。」
凪は暉紘のことを相当尊敬しているのだろう。その証拠にふとした事でも今のように暉紘を褒め称える。そんな凪の言葉が嬉しいと思いつつも暉紘はその嬉しさを隠していた。それはボスとしてもプライドだろう。
「まぁなんでもいい。とりあえず駿里を風呂に入れてやれ。その後起きたら飯を食わすからそれまでしっかり見てろよ。」
「承知です。では行ってきますね。」
「ああ。」
そう返事をした暉紘に凪は一礼をした。その後優しく駿里を抱きかかえて風呂場まで歩いて行った。そんな凪らを見届けた暉紘の元に誰かが近づいてきていた。
「ボス。」
コンコンというドアを叩く音と共に誰かの声が聞こえてきた。しかしこの部屋自体が防音作りになっているため誰の声なのかが部屋の中にいる暉紘には聞こえづらい。そのため暉紘はドアの向こうにいる人物に問いかけた。
「誰だ?」
「俺です。真です。」
「なんだお前か。何の用だ?」
「とりあえず部屋に入ってもいいですか?」
「ああ、そうだな。入れ。」
「ありがとうございます。」
と、礼を言いながら真は部屋の中に入ってきた。そして真はベットの上に座り込んでいる暉紘に近づいていく。
「それで真、お前はどうしたんだ急に。何かあったのか?」
「はい。どうやらGPS機能を阻害する機械が壊されてしまったようです。いや壊されたというよりかはハッキングされたと言った方が正しいかもしれないですね。」
「そうか。そんでそれは誰の仕業か分かったのか?」
「はい。旭川ですね。ただハッキングした人物は旭川組のやつではないようです。」
「なんだと?協力者がいるのか?」
「そのようです。」
真は淡々と暉紘の質問に答え続けた。だが真は焦ってはいなかった。ここまでは真にとって想定内だったから。
「ハッキングされた情報を上書きしてまたやり直せばGPS機能を阻害出来ますがどうしますかボス。」
「…いやそれじゃあ面白くないだろ。」
「まぁそうですね。直接対決も悪くは無いです。」
「だろ。ノコノコとここまでやってきた旭川を丁重にもてなさねぇとな。真、お前そういうの得意だろ?」
「はい。せっかく会えるのですから生きるのが辛くなるぐらい精神削ってやりましょう。」
「はは、お前のそういう所嫌いじゃねぇ。」
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