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誘拐
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「やめろっ、はなせっ、このはなせってばっ!!」
「活きがいいやつだな。」
ボスと呼ばれていた男に腕を引かれて無理やり歩かせられる駿里。どこに行くのかも分からない恐怖からその場に踏み留まろうと精一杯足に力を入れるもやはり勝つことが出来ない。
「おねがいだからっ、はなせ…っ!!」
「俺が怖いようだな。でも安心しろ。1年も経てば慣れるだろ。」
1年も経たてば…?そんなに長い事ここに閉じ込められてしまうのだろうか。いやけどその前に寛也が助けてくれるかもしれない。この人相手とはいえども寛也が…助けて…。
「…やだっ、帰らせて…っ、」
「帰らせねぇよ。」
「お願いします…っ、かえらせてくださいっ、」
「泣いてんのか?」
駿里の声色が変わったことに気づいたボスは立ち止まってそう言った。そして駿里のことを引き寄せて頬に手を添えた。そのせいで駿里はまた嫌悪感に包まれたが今はそれよりも帰りたいが大きかった。だから…。
「おねがいっ、お願いします…っ、」
「残念だな駿里。いくらそう凄んでも無駄だ。お前はもう俺のものだ。ここから出さねぇし一生外にも出さねぇ。」
「…いやっ、いやだっ!!」
「はは、いつまでその威勢が続くか楽しみだな。」
「おねがっ、ぃ、かえらせてっ、帰らせてくださいっ!」
「うるせぇのは好きじゃねぇかお前の叫び声は興奮する。おら歩け。」
嫌だと騒ぎ喚きまくる駿里の腕を引いてボスはまた歩き始めた。その間駿里はもちろん抵抗した。だけど適うはずもなくて駿里はある部屋の前まで連れてこられてしまった。
「おら入れ。ここがお前の部屋だ。」
「っ、いやっ!」
「俺が言ったことは絶対だ。嫌じゃねぇんだよ。入れったら入れ。」
「やめっ、ぃ、」
なんとボスは嫌々と抵抗をする駿里を投げるように部屋に入れた。寛也だったらそんなこと絶対にしない。駿里を大切にする。だから駿里はまた悲しくなってしまった。けど駄目だ。そんな調子ではこの人に負ける。だから気持ちだけでも負けないようにと駿里は拳を握りしめた。だが…。
「おら寝そべってんじゃねぇ。さっさと起きろ。ベットはこっちだぞ。」
と、ボスは言って駿里を無理やり起こすとベットの方まで連れていこうと腕を引いた。だから駿里はこれまでで1番の抵抗を見せた。ベットですることなんて1つしかないから。
「やめろ゛っ、やめて゛っ!!」
「あ?」
「…っ、おねがいしますっ、それだけはやめてくださいっ、おねがいっ、ですっ、」
「そんな可愛い顔されて言われちゃ益々やめれねぇな。」
「いやっ、いやた゛っ!!!」
「いつまでもそうやって叫んでろ。俺が無駄だと分からせてやるから。」
そう言ってボスは駿里をベットに投げ捨てた。そしてすぐさまボスは駿里の体の上に乗り駿里の動きを封じた。
「なぁ駿里。そう怯えなくていい。俺は旭川よりも優しいんだぞ。優しく優しくお前を抱いてやる。お前がいい子でいるならな。」
「お前になんかっ、抱かれたくない…っ、はなせっ!!」
「はっ…本当に威勢がいいやつだ。」
「い゛っ…!!」
ボスはどうやらお前と駿里に呼ばれたことが気に食わなかったらしく力任せに駿里のペニスを服越しに握りしめた。その痛みに耐えきれず駿里はスーツを握りしめる。そんな駿里をみてボスは悪い笑みを浮かべ手を離してくれた。あまりにも駿里が痛がったからだろう。
「威勢がいいのはいいことだが言葉使いがなってねぇな。」
「…はな、せっ、」
「俺はお前じゃねぇ。俺の名は暉紘(あきひろ)だ。」
「だからなんだよ…っ!!」
「本当に躾がいのあるやつだ。二度目はねぇぞ駿里。俺の事は名前で呼べ。二度とお前とかほざくんじゃねぇぞ。」
「…っ、誰が呼ぶかよっ!!」
駿里は負けたくなかったのだ。暉紘の言う通りにしてしまえば全てが終わる。1回従えばもうダメになる気がした。だから寛也が助けに来てくれるまで…その間は絶対に屈しない。そう決めていたのだ。だからこうして今も尚強敵相手に駿里は牙をむき出しにしている。そんな駿里をみて暉紘は笑った。
「凪がお前にハマるのも理解出来た。そうかそうか。そうだよなぁ。お前はそういう奴だったのか。」
急に暉紘が訳の分からないことを言い始めて駿里はなんだか恐ろしくなった。だから駿里は目の前の暉紘から目を離すことが出来ない。目を離してしまえばその隙に何かされてしまいそうだったから。
「なんだ駿里。今度は怯えてんのか。忙しいやつだなお前は。」
「怯えてなんか…っ、」
「嘘はよせ。バレバレだぞ。」
「嘘じゃない…っ!」
「そうか。なら早速楽しませてもらおうじゃねぇか。服を脱げ。」
そう言いながら暉紘は楽しそうに笑っていた。さぞ楽しそうに…。だから当然駿里はその暉紘の指示に従わなかった。
「だれが脱ぐかよっ、脱がない…っ!!」
「…あんまり乱暴にはしたくねぇんだがお前がそういうつもりなら仕方ねぇ。」
と、暉紘は言うと駿里の服に手をかけて…。
「や、やめろっ!!!」
「お前が脱がないから破るしかねぇだろ。」
なんと暉紘は嫌がる駿里の服を破り始めたのだ。そしてその服をベットの下に捨てていく。だから駿里は何とかして逃げようと懸命に身を捩った。しかしやはり力では適わなかった。そのためあっという間に駿里は裸の状態にされてしまった。
「っ、やめ、さわるな…っ!」
「触るな?何を言ってんだお前は。ここからが本番だぞ。」
「活きがいいやつだな。」
ボスと呼ばれていた男に腕を引かれて無理やり歩かせられる駿里。どこに行くのかも分からない恐怖からその場に踏み留まろうと精一杯足に力を入れるもやはり勝つことが出来ない。
「おねがいだからっ、はなせ…っ!!」
「俺が怖いようだな。でも安心しろ。1年も経てば慣れるだろ。」
1年も経たてば…?そんなに長い事ここに閉じ込められてしまうのだろうか。いやけどその前に寛也が助けてくれるかもしれない。この人相手とはいえども寛也が…助けて…。
「…やだっ、帰らせて…っ、」
「帰らせねぇよ。」
「お願いします…っ、かえらせてくださいっ、」
「泣いてんのか?」
駿里の声色が変わったことに気づいたボスは立ち止まってそう言った。そして駿里のことを引き寄せて頬に手を添えた。そのせいで駿里はまた嫌悪感に包まれたが今はそれよりも帰りたいが大きかった。だから…。
「おねがいっ、お願いします…っ、」
「残念だな駿里。いくらそう凄んでも無駄だ。お前はもう俺のものだ。ここから出さねぇし一生外にも出さねぇ。」
「…いやっ、いやだっ!!」
「はは、いつまでその威勢が続くか楽しみだな。」
「おねがっ、ぃ、かえらせてっ、帰らせてくださいっ!」
「うるせぇのは好きじゃねぇかお前の叫び声は興奮する。おら歩け。」
嫌だと騒ぎ喚きまくる駿里の腕を引いてボスはまた歩き始めた。その間駿里はもちろん抵抗した。だけど適うはずもなくて駿里はある部屋の前まで連れてこられてしまった。
「おら入れ。ここがお前の部屋だ。」
「っ、いやっ!」
「俺が言ったことは絶対だ。嫌じゃねぇんだよ。入れったら入れ。」
「やめっ、ぃ、」
なんとボスは嫌々と抵抗をする駿里を投げるように部屋に入れた。寛也だったらそんなこと絶対にしない。駿里を大切にする。だから駿里はまた悲しくなってしまった。けど駄目だ。そんな調子ではこの人に負ける。だから気持ちだけでも負けないようにと駿里は拳を握りしめた。だが…。
「おら寝そべってんじゃねぇ。さっさと起きろ。ベットはこっちだぞ。」
と、ボスは言って駿里を無理やり起こすとベットの方まで連れていこうと腕を引いた。だから駿里はこれまでで1番の抵抗を見せた。ベットですることなんて1つしかないから。
「やめろ゛っ、やめて゛っ!!」
「あ?」
「…っ、おねがいしますっ、それだけはやめてくださいっ、おねがいっ、ですっ、」
「そんな可愛い顔されて言われちゃ益々やめれねぇな。」
「いやっ、いやた゛っ!!!」
「いつまでもそうやって叫んでろ。俺が無駄だと分からせてやるから。」
そう言ってボスは駿里をベットに投げ捨てた。そしてすぐさまボスは駿里の体の上に乗り駿里の動きを封じた。
「なぁ駿里。そう怯えなくていい。俺は旭川よりも優しいんだぞ。優しく優しくお前を抱いてやる。お前がいい子でいるならな。」
「お前になんかっ、抱かれたくない…っ、はなせっ!!」
「はっ…本当に威勢がいいやつだ。」
「い゛っ…!!」
ボスはどうやらお前と駿里に呼ばれたことが気に食わなかったらしく力任せに駿里のペニスを服越しに握りしめた。その痛みに耐えきれず駿里はスーツを握りしめる。そんな駿里をみてボスは悪い笑みを浮かべ手を離してくれた。あまりにも駿里が痛がったからだろう。
「威勢がいいのはいいことだが言葉使いがなってねぇな。」
「…はな、せっ、」
「俺はお前じゃねぇ。俺の名は暉紘(あきひろ)だ。」
「だからなんだよ…っ!!」
「本当に躾がいのあるやつだ。二度目はねぇぞ駿里。俺の事は名前で呼べ。二度とお前とかほざくんじゃねぇぞ。」
「…っ、誰が呼ぶかよっ!!」
駿里は負けたくなかったのだ。暉紘の言う通りにしてしまえば全てが終わる。1回従えばもうダメになる気がした。だから寛也が助けに来てくれるまで…その間は絶対に屈しない。そう決めていたのだ。だからこうして今も尚強敵相手に駿里は牙をむき出しにしている。そんな駿里をみて暉紘は笑った。
「凪がお前にハマるのも理解出来た。そうかそうか。そうだよなぁ。お前はそういう奴だったのか。」
急に暉紘が訳の分からないことを言い始めて駿里はなんだか恐ろしくなった。だから駿里は目の前の暉紘から目を離すことが出来ない。目を離してしまえばその隙に何かされてしまいそうだったから。
「なんだ駿里。今度は怯えてんのか。忙しいやつだなお前は。」
「怯えてなんか…っ、」
「嘘はよせ。バレバレだぞ。」
「嘘じゃない…っ!」
「そうか。なら早速楽しませてもらおうじゃねぇか。服を脱げ。」
そう言いながら暉紘は楽しそうに笑っていた。さぞ楽しそうに…。だから当然駿里はその暉紘の指示に従わなかった。
「だれが脱ぐかよっ、脱がない…っ!!」
「…あんまり乱暴にはしたくねぇんだがお前がそういうつもりなら仕方ねぇ。」
と、暉紘は言うと駿里の服に手をかけて…。
「や、やめろっ!!!」
「お前が脱がないから破るしかねぇだろ。」
なんと暉紘は嫌がる駿里の服を破り始めたのだ。そしてその服をベットの下に捨てていく。だから駿里は何とかして逃げようと懸命に身を捩った。しかしやはり力では適わなかった。そのためあっという間に駿里は裸の状態にされてしまった。
「っ、やめ、さわるな…っ!」
「触るな?何を言ってんだお前は。ここからが本番だぞ。」
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