極道の密にされる健気少年

安達

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志方と島袋に連れ去られる話

結局 *

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*駿里視点




「そりゃ怒るだろ。浮気されちゃさすがにな。」

「浮気って…。」



もう言葉でないよ。人を超えて嫉妬されたら俺どうしたらいいのかわかんない。季節だよ。俺冬が心地いいって言っただけなのになんで嫉妬してんのさ。おかしすぎるよもう。けど…それを嬉しいって思っちゃう俺もかなり異常なんだろうな。



「寛也。俺の中で寛也を超えるものあるわけないじゃん。」

「口ではなんとでも言えるからな。行動で証明してみろ。」



怒らせるとめんどくさいけど普段無敵な寛也がこんなふうに感情を出しまくっているのを見るのは悪くない。だから俺は寛也にキスをした。それも口に。いつもだったら絶対しないけどね。なんか冬っていつも以上に寛也を求めたくなるんだ。



「これでいい…?」

「ああ。いい子だ。」



寛也が満足そうに笑ってくれた。寛也のこの顔…やっぱり好きだなぁ。俺がそんなふうに幸せに浸っていると寛也の手が怪しくなってきた。急におしりを揉んできたんだ。



「ちょ、ちょっとっ、寛也。興奮しないでよ…っ!」

「お前が可愛いことするから。」

「寛也がしろって言ったんじゃん…っ!」

「そうだったか?」

「そうだよ…っ!」



何言ってんだほんと!あんだけやったあとでやるわけないじゃん!性欲バカにも程がある!なのに寛也は…。



「んーまぁどっちでもいい。とりあえず1回やらせろ。」

「嫌に決まってんだろ…っ!!」

「1回だ。1回だけ。」



信じない絶対に信じないから!これまで何回も騙されてきた!だからもう俺は騙されないから!絶対!!



「だめっ!」

「駿里。頼む。」

「いーや!」

「なぁ駿里、俺の事満たしてくんねぇの?」

「………っ。」



なんか俺が寛也いじめてるみたいじゃん…。満たしてくれないのって俺十分な程に満たしてあげてる気がするのに…。足りなかったのかな。でも…。



「ぜったい、1回じゃ終わらないじゃん…っ、」

「約束する。1回って。」

「ほんとに?絶対?」

「ああ。」



あーこれは1回じゃ終わんないな。なんなら2回でも終わらない気がする。寛也は1回興奮してスイッチが入っちゃうと止めらんなくなっちゃうからな。けど…さっきは酷く抱かれちゃったから…。優しく抱かれるんなら嫌じゃないかも。



「…わかった。」

「いいのか?」

「うん。でもその後で外出してくれる?」

「ああ。それも約束する。一緒に外に行こうな。」



寛也はそういうと俺の唇を塞いできた。そして手際よく服を脱がしてくる。



「あの、ちかっ、や、」

「ん?」

「…恥ずかしいから電気消そうよっ、」

「それじゃあお前の可愛い顔が見れねぇだろ。」

「かわいくないっ、恥ずかしいからやなの…っ、」

「我慢しろ。」

「ちょっ、ぁ、やだっ、」



寛也は俺が何を言っても電気は消さないからなと言わんばかりに後孔に指を挿れてきた。あんまりにもいきなりだったから俺もびっくりして変な声出ちゃったじゃん…っ!



「あっ、ぅ、ま、まってっ、」

「んー?痛くねぇ?」



痛くはないよ。だって寛也じゃん。俺が痛いこと絶対してこないから痛いわけが無い。けどそういう問題じゃない。いきなり過ぎておれは身構えることすら出来ない。



「…う、っ、ん、ぁうっ、けどっ、」

「だいぶほぐれてんなぁ。これなら挿れても大丈夫そうだ。」



俺の話全然聞いてくれないじゃんかっ、ちょっと待ってよ。早すぎる。いきなり挿れるとか絶対なし…だからね。



「ちょ、まってっ、ちかやっ、」

「なんだよ。」

「まだっ、こころの準備できてないっ、」

「あ?そんなもんいらねぇだろ。何を今更。」

「いるのっ、寛也おっきいからだめなのっ、」

「……………。」



あ。やばい。俺絶対今言っちゃダメなこと言っちゃったよね。どうしよう。逃げるか。うん。逃げよう。



「おら駿里。逃げるな。」

「にげ、てないっ、はなしてっ、」

「嘘つけ。じゃあなんで腰引いてんだよ。お前がさっき自分の口で分かったって言ったろ?」

「そう、だけど…気が変わったというか…。」



だってそうじゃんかっ、寛也のおっきい陰茎見たら誰だって逃げたくなるよ…!



「言い逃げか?嘘までついてそりゃ良くねぇよな。」

「だ、だって…っ、」



何回やっても慣れないんだもん。イキ過ぎるの怖いし…。なのに寛也は遅漏だし…と、俺が不安な顔をしていると寛也が頬にキスをしてきた。そして抱きしめてくれた。



「怖いのか?」

「…そうじゃないけどっ、」

「優しくする。お前の顔もちゃんと見るから。」

「でもっ、」

「怖いことしねぇよ。気持ちいいだけだ。いつも通りだろ?」

「…………っ。」



いつも通り…ならいっぱいイカされちゃうんだろうな。けど俺寛也が欲しい。怖いけど寛也が欲しい。だからゆっくり俺は頷いた。そしたら寛也が頭を撫でてくれた。



「挿れるからな。」

「う、ん…っ、」



寛也は俺のその返事を聞いたら陰茎をお尻に当ててきた。やっぱりそうされると俺は緊張しちゃう。そんな俺に寛也が気づいてくれてほっぺたとか口とか色んなところにキスをしてくれた。だから俺も俺で寛也を抱きしめた。



「ふっ…、ぅ、あっ、」

「駿里。ゆっくり息しろ。」

「んぁ…っ、ぃうっ、ぁっ、ふっ、ぅ…っ、」
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