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志方と島袋に連れ去られる話
じゃあやってみろよ *
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「いやだっ、いっぱいはいらないから…っ!」
「よく言う。寸止めされて泣きそうな顔をしてたのはどこの誰だよ。」
そうだけどイカされ続けるのも嫌に決まってる!何を言ってるんだ康二さんは!なんで0か100なんだよ!真ん中がいい!優しくして欲しいのにいつもこうだ…と駿里は心の中で叫びながら暴れまくる。
「だって、そりゃ嫌だもん…っ!」
「だからイカせてやるって言ってんだろ。」
「それもいや…っ!!」
「はぁ?」
「いいから離してよっ、自分で出来るからっ!!」
「無理だろ。お前しばらく自分でやってねぇんだから出来ねぇよ。」
「できるもん…っ!!」
いくら自分で長いことやってないと言えども駿里は男だ。男たるもの自慰のやり方を忘れるはずがない。そのため駿里は食い気味でそう答えた。だがそう答えてしまったことにより松下はある事を思いついてしまった。それも悪い事だ。
「へぇ。」
「な、なに…っ。」
「自分で出来るねぇ。」
「おれ、嘘ついてないもん…っ!」
「信じられねぇな。お前には無理そうだからなぁ。」
「そんなことない…っ!!」
今も尚松下の罠に嵌められようとしているのに駿里はそれに気づくことがない。気づくどころか必死にできると訴えている。そんなことをしたら松下の思う壺だというのに。
「そんなことない…ねぇ。」
「嘘じゃないからっ!」
「そうかそうか。まぁそこまで言うなら。」
松下がそこまで言うと駿里はやっと分かってくれたと言わんばかりにムスッとした顔をした。だがその駿里の顔は次の松下の発言によって引きつることになってしまう。
「今やってみろよ。」
「…え?」
今松下はなんと言った?やってみろ?何を?え?もしかして自慰を?そんなのできるわけが無い!松下に見られながらやるなんて…。そんな醜態をなんで晒さなきゃいけないんだ、と駿里が思い言い返そうとしたがそれよりも先に松下が話してきた。
「何とぼけた顔してんだ。出来るんだろ?自分で言ってたじゃねぇか。だったらやって見せてみろよ。」
「それは…っ、」
確かに言ったけれど見せるとなったら話は別だ。恥ずかしいなんてレベルの話では無いから。だからできるわけが無い。こんな明るい時間からそれも電気の着いたこの部屋でヤレなんて何の罰ゲームだよと駿里は思ったが今の松下に酷く言い返してもいいことは無い。だから何か言い訳を探そうと必死にもがいているとそんな駿里をみて松下が鼻で笑ってきた。
「やっぱ出来ねぇんだな。そりゃそうか。もう何年だ?そのレベルでお前1人でやってねぇもんな。」
「違うから!俺できるもんっ…!!」
「じゃあやれよ。俺が見ててやるから。そしたら証明になるだろ?」
「そう、だけど…っ、」
「やらねぇって事は出来ねぇって受け取っちまうけどいいのか?」
「…………。」
ここで松下のその問いかけに『はい。そうです。』と言えば終わりなのに。この会話はそれで終わるのに駿里は変な意地を張ってしまいそれを言えない。まぁそれも松下の戦略のうちだ。松下は駿里に何を言えば怒るのか何を言ったら言い返してくるのか全部知っている。だからそれを利用して駿里に罠をかけて自慰をさせようとしているのだ。
「黙り込んでちゃわかんねぇよ駿里。出来るのか?それとも出来ねぇのか?ハッキリしろ。」
「…できるもん。」
「じゃあやれって。」
「でもそれは嫌だ…っ。」
「なんでだよ。」
「恥ずかしいから…っ!!」
そりゃそうだろう。通常なら一人でやるはずの行為なのだから。しかも駿里は極度の恥ずかしがり屋だ。そのため余計にやりたくないのだ。自慰はできる。けれど松下の前でやるなんて嫌なのだ。だからちょっと悔しそうにそう言ったら松下が更なる追い打ちをかけてきた。
「駿里。そりゃ言い訳だぞ。」
「ちがうもん…っ。」
「違くねぇよ。言葉にした所でなんの証明にもならない。やってみねぇと俺は信じることが出来ねぇんだぞ。」
「そう、だけど…っ、」
「それにそんな恥ずかしい事じゃねぇだろ。」
いや恥ずかしい行為だ。松下もそれを分かっている。けれどどうしても松下は駿里が自分でしている姿を見たくなった。だからそういったのだ。そういうことで駿里を丸め込めるから。
「恥ずかしいよ…っ、」
「何を今更。もっと恥ずかしいこといっぱいしてんじゃねぇか。ここに何回も俺のもんを挿れたし乳首だって腫れるぐらい虐めてやったよな?」
「そ、それとこれとは話が別だ…っ!」
「一緒だろ。」
松下からすれば一緒なのだろう。どちらも駿里が快楽に酔っている姿を見れるのだから。いや酔っていると言うよりかは酔わせられたと言った方が正しいかもしれない。駿里のあの乱れた顔。ぐちゃぐちゃになっていく顔面。初めは押えているのに我慢できなくなって出してしまう喘ぎ声。全て松下が大好きなものだ。それを松下はもっと見たいのだ。だから駿里に早く決断させるべく再び口を開いた。
「まぁ俺はどっちでもいんだけどな。けどお前がやらねぇなら自慰出来ねぇってことで解決するけどいいのか?」
いいのか…?いやよくない。駿里は必死で考えた。本来なら考えなくていい内容なのに悔しくて考えてしまうのだ。そして駿里はついに松下を喜ばせる回答を出してしまった…。
「…よくない。やる。」
「よく言う。寸止めされて泣きそうな顔をしてたのはどこの誰だよ。」
そうだけどイカされ続けるのも嫌に決まってる!何を言ってるんだ康二さんは!なんで0か100なんだよ!真ん中がいい!優しくして欲しいのにいつもこうだ…と駿里は心の中で叫びながら暴れまくる。
「だって、そりゃ嫌だもん…っ!」
「だからイカせてやるって言ってんだろ。」
「それもいや…っ!!」
「はぁ?」
「いいから離してよっ、自分で出来るからっ!!」
「無理だろ。お前しばらく自分でやってねぇんだから出来ねぇよ。」
「できるもん…っ!!」
いくら自分で長いことやってないと言えども駿里は男だ。男たるもの自慰のやり方を忘れるはずがない。そのため駿里は食い気味でそう答えた。だがそう答えてしまったことにより松下はある事を思いついてしまった。それも悪い事だ。
「へぇ。」
「な、なに…っ。」
「自分で出来るねぇ。」
「おれ、嘘ついてないもん…っ!」
「信じられねぇな。お前には無理そうだからなぁ。」
「そんなことない…っ!!」
今も尚松下の罠に嵌められようとしているのに駿里はそれに気づくことがない。気づくどころか必死にできると訴えている。そんなことをしたら松下の思う壺だというのに。
「そんなことない…ねぇ。」
「嘘じゃないからっ!」
「そうかそうか。まぁそこまで言うなら。」
松下がそこまで言うと駿里はやっと分かってくれたと言わんばかりにムスッとした顔をした。だがその駿里の顔は次の松下の発言によって引きつることになってしまう。
「今やってみろよ。」
「…え?」
今松下はなんと言った?やってみろ?何を?え?もしかして自慰を?そんなのできるわけが無い!松下に見られながらやるなんて…。そんな醜態をなんで晒さなきゃいけないんだ、と駿里が思い言い返そうとしたがそれよりも先に松下が話してきた。
「何とぼけた顔してんだ。出来るんだろ?自分で言ってたじゃねぇか。だったらやって見せてみろよ。」
「それは…っ、」
確かに言ったけれど見せるとなったら話は別だ。恥ずかしいなんてレベルの話では無いから。だからできるわけが無い。こんな明るい時間からそれも電気の着いたこの部屋でヤレなんて何の罰ゲームだよと駿里は思ったが今の松下に酷く言い返してもいいことは無い。だから何か言い訳を探そうと必死にもがいているとそんな駿里をみて松下が鼻で笑ってきた。
「やっぱ出来ねぇんだな。そりゃそうか。もう何年だ?そのレベルでお前1人でやってねぇもんな。」
「違うから!俺できるもんっ…!!」
「じゃあやれよ。俺が見ててやるから。そしたら証明になるだろ?」
「そう、だけど…っ、」
「やらねぇって事は出来ねぇって受け取っちまうけどいいのか?」
「…………。」
ここで松下のその問いかけに『はい。そうです。』と言えば終わりなのに。この会話はそれで終わるのに駿里は変な意地を張ってしまいそれを言えない。まぁそれも松下の戦略のうちだ。松下は駿里に何を言えば怒るのか何を言ったら言い返してくるのか全部知っている。だからそれを利用して駿里に罠をかけて自慰をさせようとしているのだ。
「黙り込んでちゃわかんねぇよ駿里。出来るのか?それとも出来ねぇのか?ハッキリしろ。」
「…できるもん。」
「じゃあやれって。」
「でもそれは嫌だ…っ。」
「なんでだよ。」
「恥ずかしいから…っ!!」
そりゃそうだろう。通常なら一人でやるはずの行為なのだから。しかも駿里は極度の恥ずかしがり屋だ。そのため余計にやりたくないのだ。自慰はできる。けれど松下の前でやるなんて嫌なのだ。だからちょっと悔しそうにそう言ったら松下が更なる追い打ちをかけてきた。
「駿里。そりゃ言い訳だぞ。」
「ちがうもん…っ。」
「違くねぇよ。言葉にした所でなんの証明にもならない。やってみねぇと俺は信じることが出来ねぇんだぞ。」
「そう、だけど…っ、」
「それにそんな恥ずかしい事じゃねぇだろ。」
いや恥ずかしい行為だ。松下もそれを分かっている。けれどどうしても松下は駿里が自分でしている姿を見たくなった。だからそういったのだ。そういうことで駿里を丸め込めるから。
「恥ずかしいよ…っ、」
「何を今更。もっと恥ずかしいこといっぱいしてんじゃねぇか。ここに何回も俺のもんを挿れたし乳首だって腫れるぐらい虐めてやったよな?」
「そ、それとこれとは話が別だ…っ!」
「一緒だろ。」
松下からすれば一緒なのだろう。どちらも駿里が快楽に酔っている姿を見れるのだから。いや酔っていると言うよりかは酔わせられたと言った方が正しいかもしれない。駿里のあの乱れた顔。ぐちゃぐちゃになっていく顔面。初めは押えているのに我慢できなくなって出してしまう喘ぎ声。全て松下が大好きなものだ。それを松下はもっと見たいのだ。だから駿里に早く決断させるべく再び口を開いた。
「まぁ俺はどっちでもいんだけどな。けどお前がやらねぇなら自慰出来ねぇってことで解決するけどいいのか?」
いいのか…?いやよくない。駿里は必死で考えた。本来なら考えなくていい内容なのに悔しくて考えてしまうのだ。そして駿里はついに松下を喜ばせる回答を出してしまった…。
「…よくない。やる。」
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