極道の密にされる健気少年

安達

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駿里がお仕置きされた話

ご飯中は触らないで! *

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「やだっ、やめっ、なにすんだよっ、脱がすなっ!!」



何度も言うが寛也はもうやらないと言った。あの時やらないと言ったのだ。なのに行動と言動が一致していない。そんな寛也に駿里は声を荒らげ続けた。身体は動かないから。痛くて動けない分寛也に駿里は言葉で訴え続けたのだ。



「お、おれほんとにもう無理だからっ、しんじゃっ、死んじゃう…!!」

「本気で無理そうなのか?」

「むりっ、出来ない!」

「そうか。」



寛也はそう言うとなんと駿里の上から退いてくれた。駿里は寛也から解放されたのだ。だがあまりにも予想していなかったことなので駿里は拍子抜けした顔になってしまう。



「…え?」

「なんだその顔は。やめて欲しかったんじゃねぇのか?それとも本当はやって欲しかったのか?」



寛也の予想にもしていなかった行動にポカンとしている駿里の鼻を掴みながら寛也がそう言った。



「ちがうから…っ!」



当然駿里は寛也にそう声を荒らげる。普段なら別に拒否をしない。だが身体が限界の今は歩くことすらも困難。だからやって欲しいわけが無い。そんなふうに必死になっている駿里をみて寛也はクスリと笑った。



「そうか。残念だ。まぁお前が本気で辛そうだから今日はもう挿れねぇよ。」

「……あり、がとう。」



ちゃんと寛也が自分の言うことを聞いてくれた嬉しさから駿里は気づけばお礼を言っていた。そんな駿里をみて寛也は再び笑う。



「礼を言うような事じゃねぇだろ。昨日散々付き合ってもらったからな。だから今日は俺が我慢する番だ。」



寛也はそう言いながら服越しに乳首を触ってきたが駿里は声を出さないよう我慢した。我慢しなきゃまた襲われると思ったからだ。そんな健気な駿里の頭を寛也は撫でると立ち上がった。



「てことで起きろ駿里。飯食えば元気になるだろうからよ。」



寛也がそう言いながら駿里に手を差し伸べたが駿里は今身体中が痛い。そのため寛也に手を差し伸べられた所で起き上がれそうになく…。



「…ちかや、起きれない。」

「仕方ねぇな。」



必死に寛也の手に応えて起き上がろうとしていた駿里だが出来なかった。それでも諦めずやろうとしていたが限界が来たようで駿里がそう言い寛也を見た。すると寛也は駿里を優しく抱きかかえてくれた。いつもならもっと早くからしていたであろう行為なのに今回は少し遅めに抱きかかえてきた。それは駿里が頑張って起き上がろうとしていたから。だから寛也は何も言わず見守っていたのだ。



「痛くねぇな? 」

「うん。」



寛也に抱き抱えられた駿里はそう問いかけられた。そして駿里がそう返事をすると寛也によって連れて行かれる。その後椅子に座らされると思いきや寛也の膝の上に駿里は座らせられた。その方が駿里的にも良かったので駿里は何も言わず寛也の膝に座り続けた。

しかし…。



「なっ…変なこと触るな!」



駿里がご飯を食べている最中寛也はやけにスキンシップが多かった。それは勘違い。ただの勘違いだろうと駿里は自分の中でそう思い込ませていたがついに寛也は服の中に手を入れてきた。それはもう勘違いとは言えない。そのため駿里は声を荒らげた。



「食べさせてやってんだからこのぐらい我慢しろ。」

「な、なんだよそれ…っ!」

「我慢だ駿里。」

「ひぅ…っ!」



我慢なんてできるはずがない。寛也がさっきから乳首を触ってきているのだから。しかも駿里が感じやすい触り方ばかりしてくる。先っぽをカリカリとしたり指で擦ってきたりするのだ。そのため駿里が気を抜けば声を漏らしてしまう。その度に駿里は口に手を当てて声を出さないようにするも…。



「おいおい駿里。口をふさいでどうやって飯を食うんだよ。」

「っ、やめ!」



せっかく駿里が声を出さないように必死に口元を手で押えていたのに寛也がその手を剥がしてきた。そのため駿里は身を捩って寛也の乳首をいじってきている手から逃げようとするがもちろん出来ない。



「ちかやっ、やだぁ!」

「たかが乳首弄られてる位で根をあげんなよ。」

「むりっ、ぃ、食べるの集中出来ないから…っ!」

「そうか。なら俺が口移しで食べさせてやる。」

「それもいや…っ!」



口移しで食べさせられるのは昔駿里がよくさせられていた。駿里が逃げようと試みていた時期だからだいぶ昔の話になる。だがあれは今でも駿里が苦手なものだった。それは寛也が口移しをする度にキスをして舌を口の中に入れてくるから。そしたら必然的に寛也は興奮する。そのため口移しの後は決まって酷く抱かれていた。だから駿里はこれ程口移しされることを拒んでいるのだ。



「なんでだよ。そんな嫌か?」

「いやだっ、ぁっ、ふ…っ、ぅ、」

「俺は好きなんだけどな。」

「おれ、はっ、いやっ、だ!」



確かに口移しは寛也のお気に入りだろう。あの頃駿里は寛也に毎食のように口移しをされていたのだから。だがその度に酷く抱かれていた駿里は口移しがトラウマ化している。だから首を振りながら駿里は口移しを拒み続けた。そんな駿里をみてここまで嫌がるならしないでおこうと思った寛也は駿里の乳首をキュッと摘んできた。



「いぁっ!」

「いい反応。食事中になんて声出してんだ。」

「だれのっ、ぅ、あっ、せいだ…!」

「俺のせいだな。」



寛也は悪い笑みを浮かべながら駿里にそう言ってくる。なんて奴だと駿里は寛也を睨んでやった。だが今の駿里が睨んだところで寛也の煽る材料にしかならないのだ。



「そんな顔しても俺を煽るだけだぞ。」

「こ、のっ、やめっ、ろよ…っ!」

「その口の利き方してるうちはやめてやれねぇな。」

「や、やだっ、ぅ、あっ、くすぐっ、た、ぃっ、の!」



くすぐったいなんて嘘だ。嘘だけど咄嗟に駿里が言ってしまうほど今の駿里には余裕がなかった。寛也の言う通りたかが乳首をいじられているだけだ。なのにこんなに反応してしまう。それは長きにわたって寛也が駿里を毎日毎日抱き体を弄り回してきたせいだろう。そのせいで敏感だった駿里はさらに敏感になってしまったのだ。だから駿里は乳首だけで達しそうになっていた。そしてそれだけでなく寛也は駿里の嘘も簡単に見破ってきた。



「嘘つけ。くすぐってぇわけねぇよな。さっきから喘ぎ声ばっか出してんだから。」

「やらっ、ぅ!」



寛也にぎゅっと乳首を摘まれた。その時痛みが走った。なのに気持ちいいと感じてしまった駿里。痛いのに気持ちいい。自分の体がどんどん変わっていってる。気持ちいいことを求めてるんだ。そんな自分を受け入れたくなくて駿里は寛也を拒み続ける。



「いたっ、ぃ、やめてっ!」

「やめて欲しけりゃさっさと食え。俺の気が変わる前にな。ちゃんと全部食べられたら解放してやる。」

「そ、そんなっ、ぁうっ!」



駿里が解放されるのは当分先だ。今、駿里はご飯を半分も食べていないのだから。だからきっと当分先になってしまう。その現実に駿里はまた根を上げた。だってそうじゃないか。こんなに乳首を触られた状態でごはんなんてまともに食べられるはずがないんだから。だから駿里は涙目で寛也にやめてと言ったが寛也は悪い笑みを浮かべるばかりで手を止めてくれることはなかった。



「偉いぞ駿里。ほら、頑張って食え。」

「ふっ…ぅ、あ!」



食べ終わらない限り寛也から逃げられることは無い。それを悟った駿里は食べずらくはあったが頑張って料理を口に運んだ。だがこれは寛也の作ってくれた大好きな手料理だったから出来たことだ。駿里は寛也の手料理が大好きだから。しさし快楽には勝てないもので駿里はすぐに手を止めてしまう。そんな駿里をみて寛也は首筋に痕をつけてきた。



「っ、ぇ、あっ、な、なにっ…!」

「変な声出すな。それとも襲われてぇのかよ。」

「ちかや、がさわっ、るからっ、ぁ…っ!」

「可愛い奴。」

「んふ゛っ!」



駿里は今完全に顔がとろけてしまっている。そんな顔で駿里は寛也を見つめた。それには耐えきれず寛也は駿里の唇を奪ってしまう。



「ふっ、ぅ、んんっ、んっ!」



寛也の舌が口の中に入ってきた。舌を吸われて歯茎を舐められる。寛也は駿里の口全体を犯すようにして舐め尽くした。そして満足したのだろう。寛也がやっと唇を解放してくれた。



「っ、はぁ…っ、はぁ…っ、きゅ、うに、しないっ、ぁうっ、さわんないでっ!」



キスを終えた途端に乳首攻めを再開してきた寛也。そんな寛也のせいで駿里は休むことすら出来ない。なのに寛也ときたら…。



「ほら駿里、何手を止めてんだ。食べろって。食べ終わらねぇと終わらせねぇよ。」



この鬼畜!思わず駿里はそう叫びたくなった。だが今はそんなことよりも食べ終わらなくてはいけない。そうしないと解放されないから。だから駿里は乳首攻めに耐えながら頑張って手を動かし続けた。



「うっ…ぅ、く゛っ、ぁ!」



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