極道の密にされる健気少年

安達

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遅咲きの花は大輪に成る

なんでこうなっちゃうの!*

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「最近はめんどくせぇ事件が多い。なぁ及川。そう思わないか?」

「…はい。そうですね組長。」



静かなある一室で寛也の低くドスの効いた声が響いた。その寛也にビビりながら及川が返事をする。今何が起こってるかと言うと怒りのあまり仕事を早く切り上げてきた寛也に及川が説教されているところだ。そして駿里は…。



「お前もそう思うだろ?駿里。」

「ぅ…ふっ、ぁ、あぁ゛!」

「答えてくんねぇのか?悲しいじゃねぇかよ。」

「な、んでっ、おれがっ、ぁ、ぁあ゛っ、あ、やめてっ、てっ、べっといこうよっ、ちか、ぁ!」



なんと駿里は寛也に攻められていた。いやお仕置きされていたという方が正しいかもしれない。それもみんなの前で。面白がって着いてきた松下と説教されている及川の前で駿里は服を全て脱がされ寛也の膝の上で泣かされているのだ。寛也が帰ってきてからすぐ彼に捕まった駿里は問答無用でローションを後孔に入れられそして指を挿れられ腕は後ろで縛られて身体は寛也に拘束されている。もちろん足も動かせないように寛也の足によって拘束されている。その状態でのイキ地獄。イってもイってもやめてくれない。2人に見られながらイクのは羞恥心で消えたくなった。



「やた゛っ、み、るな゛っ、ぅ、あぁ!」

「駿里あんまり喚くな。及川が俺の声聞こえなくなっちまうだろ。それはそうと及川、お前はなんで勃起させてんだよ。」

「い゛っ、すみません!」



目の前で駿里が泣かされている姿を見て及川が興奮しないはずもなく及川は勃起させてしまった。それを見た寛也はさらに怒りあろうことか及川の陰茎を服越しに踏みつけた。その痛みで及川は思わず声を出したがすぐに復活しさりげなく目線を駿里に戻した。



「及川、てめぇ反省してんのか?」

「勿論です。」

「だったらなんで…おい康二。どさくさに紛れて触ってんじゃねぇ。」



及川の目線が寛也ではなく駿里である事に怒った寛也はそう言った。だがその時我慢できなくなったのであろう。ずっとニヤニヤしながら見ていただけだった松下がさりげなく駿里に近づき乳首を触り出した。すかさず寛也はそれを止める。



「すんません。」



…と言っもののもちろん松下は反省していない。なので寛也は…。



「座れ。」

「俺何もしてねぇっすよ。」

「いいから座れ。」



今の寛也は本気で怒っている。これ以上怒らせるような発言をすればもっととばっちりを受けると思った松下は素直に寛也の言うことを聞いて及川の隣に座った。正確には正座をした。



「及川さんのせいで俺までとばっちり食らったじゃないですか。」

「悪いな康二。」

「別にいいですけどらしくないですね。及川さんが我慢できなくなるなんて。」

「おいてめぇら…いつ俺が無駄口を叩いていいと言った。なぁ駿里。」

「あぁ゛っ、やだ、ちか、ゃ、おねがっ、やめ!」




寛也はまるで及川と松下に対する怒りを駿里に全てぶつけるようにして攻めていた。イったばかりでさらに敏感になったそこを遠慮なくぐちゅぐちゅと音を立てながら攻めて立てる。駿里が顔を寛也の首元に擦り付けやめてと涙を流しても目すら合わせてくれない。辛くて苦しくて声を出して泣いているのに寛也はこっちを向いてくれない。それが悲しくて駿里はついに本気で泣き出してしまった。そんな駿里を見て少し可哀想だと思ったのか寛也は少しだけ手の動きを弛めて駿里を見た。



「はぁ…駿里、お前は警戒心が無さすぎる。たった2日だぞ。及川と出会ってからそれだけしか経ってない。なのに何襲われてんだよ馬鹿。お前は誰のもんだ?俺だろ。俺以外のやつに触れられてんじゃねぇ。」

「ぁ、やだっ、ん゛っ、ぅ、おい、ぁ、かわ、さっ、ぁ、ちか、らつよ、ぃの!」

「言い訳すんな。お仕置き増やされてぇのか?」

「ち、か゛っ、ぁ、や゛っ、ぁあ!」




駿里は寛也の言うことに違うと言ったが寛也は駿里のことを無視してペニスをもう片方の手で握った。そしてそのまま亀頭ばかり指で押され射精してもそれをやめてくれない。それに目の前に相変わらず自分のことを重視してくる及川と松下がいる。その視線にも駿里は耐えられなくなっていた。駿里はイキすぎて色々辛いし嫌なのにやめてほしいのに自分のことを分かりきっている寛也に攻められるせいで嫌でも身体が反応してしまう。



「それによぉ、無理やりやられてちんこ勃ててんじゃねぇよ。」

「ぁ、ちか゛っ、ぅ゛!」

「何が違う。見られて興奮してんだろ。」

「ちか゛っぅっ、や゛た゛っ、ぃ゛っ、た゛っ、から、あ、ぁあっ、ん゛!」

「だったらなんでこれ勃ってんだよ。イっても足りねぇぐらい興奮してんじゃねぇのか?」



なんてことを言うんだ寛也は。そんなわけが無い。寛也が触ってるから…だから身体が反応してしまうのに。イキすぎて辛くもう本気でやめて欲しい駿里はここで爆発した。寛也が駿里のもう色もなくなった精液を口の中に入れようと指を駿里の口の中に入れてきた時駿里はその寛也の指を思いっきり噛んでやった。



「っ…痛ぇじゃねぇか。」

「ぁう゛、もぅ、ゃめ゛っ、ろ!」



寛也は噛まれた手で駿里の顔を鷲巣神にすると自分の方を向かせた。その時の駿里の顔を見て寛也は自然と口角が上がった。駿里が涙でぐしゃぐしゃになった顔で睨んできたからだ。寛也はその顔に酷く興奮した。そしてもっと泣かせたい…。そう思った。お仕置きだからいっそのとこ一生後悔するぐらいにさせてやろう…と。



「おい康二。触ってやれ。」

「喜んで。」

「な゛、やた゛っ、ぁ、やめ、て゛!」

「お仕置きだ。他の男に見られて喜んでんじゃねぇよ。康二に乳首可愛がってもらえ。」



駿里は寛也同様に自分の全てのことを知り尽くした松下に攻められるのは嫌いだった。だって松下はそこばかり攻めてくるから。そして案の定駿里のところまで来た松下は片方の乳首を口に含みもう片方の乳首は指でカリカリとくすぐるようにして攻めた。駿里はこれな本当に苦手な攻められかただった。舌で四方八方から攻められながらもう片方も休むことなく責められる。それに加えて今は寛也の前立腺攻めとペニス攻めもある。最悪な3点攻めに駿里は頭を降って全力で逃げようと暴れ出す。だが大人2人…しかも極道の幹部と組長に抑えられていては逃げられるわけがなかった。



「や゛っ、うぅ゛っ、やっ、めて゛、あっ、やた゛っ、ぁ!」

「ほら及川。よく目に焼き付けておけ。最後になるだろうからな。二度とこの姿は見せねぇ。俺だけの駿里だ。」



寛也は及川にもう二度と駿里には手を出すなよという意味も込めて言った。だが及川には逆効果だったかもしれない。なぜなら及川が駿里を犯した時泣いていた。それは恐怖から。だが今は違う。感じて乱れている。弟に似ているという理由で興味を持っただけだったのにここまで惹かれてしまうとは…と及川はその場からすぐに動き出したくなったがさすがにそれをしたら寛也に殺されるので出来なかった。その代わりにあろうことか寛也に言い返し始めた。



「それは守れるか分かりません。」

「あ?」

「俺は駿里の事を愛してしまいましたので。」

「…いい度胸してんじゃねぇか。」



真面目な顔をしてそう言ってきた及川に寛也は思わず驚いて手を止めた。その間少しだけ駿里は休憩ができたが今何が起こっているのか把握する余裕すらなかった。そんな駿里とは反対に松下は楽しそうに笑い始めた。



「はは、やっぱ及川さん最高です。」

「…康二。お前も例外じゃねぇからな。今は特別だ。」

「分かってますよ組長。」

「たく、ほんとにお前らは…。」



寛也がそう言い呆れたような目を2人に向けると松下と及川は目を合わせて笑った。こういう適当なところがこの組が続くいいところなのかもしれない。その証拠に楽しそうなのだから。ただ1人…駿里を除いて…。



「つか駿里、なに勝手に休んでんだ。」

「ぁーーっ、もぅ゛っ、やめ゛てっ、ィ、きた゛、くっ、なぃ!」



3人が話し始めたことで休憩できていた駿里だったが再び寛也に攻められ始めた。しかも今回は寛也の指ではなく陰茎を挿れられた。何度経験してもこの圧迫感には慣れない。早く息を整えないとイきまくってしまう。なのに寛也は駿里にそんな僅かな休憩すら与えなかった。



「や゛っ、う、こ゛くっ、なっ、ぁ!」

「駄目だ。お前はまだ反省してろ。」

「だってよ駿里。」

「む゛っ、り、ぁ、こ゛ぅ、し゛っ、さっ、あっ、やめっ、あぁ、ぅ!」



寛也に泣かされて本気で暴れている駿里に松下はさらに追い打ちをかけるように乳首を触りだした。その松下から何とかして逃げようと足をばたつかせようとするがなにせ寛也に抑えられている。そう簡単に逃げれる訳もなく松下の口の中に乳首が入ってしまった。



「ぁあ゛っ、む゛りっ、ぁ、た゛すっ、け、ぅ!」

「駿里。あんまりうるせぇと口塞ぐぞ。」

「俺がやりますよ組長。」

「ゃ…っ、うふ゛っ、ん゛っ、んん゛っ、ん゛ー!!」



ずっと乳首を舐めていた松下がそう言って駿里の口を塞ごうとキスをした。その後すぐに松下の舌が駿里の口の中に侵入してくる。駿里は顔を背けて逃げようとしたがそれよりも先に松下の鳩尾を寛也が殴ったために必然的に駿里はキスから解放された。



「調子にのんな康二。駄目に決まってんだろ。キスはさせねぇ。」

「なら俺がやります。」

「てめぇも駄目に決まってんだろうが及川。つかお前は座ってろ。」

「俺だけお預けとか耐えられません。なので先に謝っときます。すみません。」

「おいふざけんな及川…。」

「はは、ほんとに及川さんは俺を愉しませてくれますね。」

「俺は楽しくねぇよ。」

「んぁ゛っ、ぁ、お、れた゛っ、て、た、のし゛っ、く、なぃっ、ぅ、」



3人から好き放題身体を触られて奥も突かれて乳首もペニスも嫌なところばかり触られていた駿里は堪らずそう叫んだ。その瞬間リビングに静寂が流れた。なんだか駿里は直感した。まずいことを言ってしまった…と。そして恐る恐る3人の顔を見るため顔を上げると3人は案の定悪い笑みを浮かべていた。

そしてーーー。




「「「なら愉しませてやらねぇとな。」」」



そんなつもりじゃなかった。駿里はただやめてくれたらそれで良かったのに墓穴を掘ってしまった。



「ぃ、いや゛、ぅ、やた゛っ、て、ぁ!」

「逃げんな。安心しろよ駿里。満足させてやるから。これまで俺がぬるいセックスしたことあるか?ないだろ。」

「そうそう。組長と及川さんと俺に身体を委ねとけ。」

「男に二言はねぇよ駿里。」
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