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快楽抽選箱2
番外編 どこかがおかしい
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「康二さん!」
集合場所から松下の姿が見え駿里は小走りで彼の所まで行った。松下は部下と一緒にここまで来たようだ。それもそのはず、帰りは寛也達が乗ってきた車を運転するのだから。自分がここまで乗ってきた車をここに捨てることになってしまう。だから部下と一緒に来たのだ。だが一緒に来た部下は既に車に乗って帰っていった。それだけ寛也と顔を合わせるのが怖いようだ。
「よう駿里。組長遅くなってすみません。」
「いやちょうどいい。俺達も今店を見終わったぐらいだからな。」
寛也は連絡が入ってすぐに松下がここに向かってくれたことが分かった。それは松下の服装を見れば一目瞭然だ。ネクタイは捻れ、スーツが少しはだけている。だから寛也は松下のそれを治した。
「ありがとうございます。」
「ああ。帰ろうか、駿里。」
「うん!」
嬉しそうにそう頷き手に袋を持っている駿里を見て松下はいい買い物が出来たんだな、自分まで嬉しくなった。それと松下が喜ぶ理由はもう1つあった。その理由は松下と寛也しか知らない。
「どうぞ。」
黒塗りの車の所まで行くと松下が後部座席の方のドアを上け、寛也と駿里が入れるようにした。2人が入り終えると松下も急いで運転席に乗る。
「こっちに来い駿里。」
駿里は近寄れと言う意味だと解釈して寛也にひっつくて彼の顔を見上げた。
「違う。ここだ。」
そう言って寛也は自分の膝を指さしてきた。さすがに運転中だし危ないとは思ったが高速道路でもないのでまぁいいかと駿里は言われた通り寛也の膝の上に乗った。すると駿里が手に持っていた荷物は寛也によって全て取り上げられ奥の方に置かれた。そして寛也に両腕を掴まれ後ろから抱きしめられた。
「どうしたの?」
「なんでもないぞ。」
「…?」
いつもなら駿里もどうしたの?なんて聞かない。寛也に抱きしめられるのは本当に嬉しいし安心するからだ。でも今回そう聞いたのは抱きしめている時に腕を拘束されているから。しかもかなりの強い力で腕を握られている為腕を動かす事が出来ない。ここまでくれば寛也が松下を呼び、帰りの運転を任せたのには裏がありそうだと駿里は思い始めた。
「おい駿里、なんで逃げんだよ。」
「だって…んぶっ!」
流石に勘ずき逃げようとしてきたかと寛也は駿里の腕を片手で拘束した。そして駿里の頬をもう片方の手で掴み後ろを向かせて唇を奪った。しかし駿里は流されてたまるか、と顔を懸命に逸らそうとする。拘束されているからなんの意味もない行動だというのに。それからしばらくしても寛也はキスをやめてくれず歯茎を舐め、舌を吸われて口の中全てを舐め回された。駿里が寛也からの接吻から解放されたのは数分経った頃だった。いや軽く10分は経っていたかもしれない。
「はぁっ…はぁっ…長いよバカっ…!」
「お前が無駄に暴れるからそう苦しくなるんだ。」
寛也は息を整えている駿里を押し倒し座席の上に仰向けで寝かせその上に覆いかぶさった。
「もう抵抗はしねぇのか?」
「しても押さえつけてくるくせに。」
「よく分かってんじゃねぇか。俺がお前のことを逃がすわけねぇもんな。もし逃げようとする素振りでも見せたら全身縛り付けて俺がいねぇと生きられねぇようにしてやるよ。」
実際寛也がそういうことをしていたのが事実であるため、駿里は冗談だとわかっていてもその言葉にゾクッとした。
「寛也が言うとシャレにならない。」
「はは、そうだな。」
話に一段落着くと寛也は駿里のお腹を撫でていた手を下半身の方に移動させた。
「ローションがねぇから、3回ぐらいイこうな。」
「え…?ちょっ、待って!」
「なんだ。」
待ってと言っているのに寛也は駿里のペニスを揉んできた。それを辞めさせようと駿里は寛也の腕を掴むが少しも動かず体力だけが奪われていく。
「そんなにイかされたら体力持たないよ!」
「だがそうしねぇとお前が痛くなんぞ?」
駿里は寛也が嘘をついていることに気づいていない。3回もイかされなくても十分に慣らせるほどの液はある。なのに可愛い駿里が見たいがために寛也は意地悪をしたのだ。
「痛いのは嫌だろ?」
「それはそうだけど…。」
「気持ちよすぎておかしくなるのが怖いのか?」
「違うっ、イきすぎると辛いんだ!」
絶倫の寛也には絶対にこの気持ちが分からない。本当に辛いのに駿里が泣けば泣くほど寛也は強く、そしてより多くの快楽を与えてくる。
「あんな気持ちよさそうに舌まで出して喘いでる癖によく言う。」
「舌なんて出てないし。」
「へぇ。」
そう言うならやるまでだな、と寛也は駿里の下着とズボンを勢いよく下ろした。
「うわっ、まって、ほんとにダメ!」
ここどこだと思ってるんだ。車の中だぞ。外から人に見られたらどうするんだ。もし見られでもしたら恥ずかしくて外なんて二度と歩けない。それはさすがに嫌だと駿里は暴れまくる。だが、暴れてしまったことでより拘束が強まってしまった。寛也に馬乗りされ腕を片手で簡単に一纏めに拘束された。
「いくらお前が喚こうがやめねぇよ。」
集合場所から松下の姿が見え駿里は小走りで彼の所まで行った。松下は部下と一緒にここまで来たようだ。それもそのはず、帰りは寛也達が乗ってきた車を運転するのだから。自分がここまで乗ってきた車をここに捨てることになってしまう。だから部下と一緒に来たのだ。だが一緒に来た部下は既に車に乗って帰っていった。それだけ寛也と顔を合わせるのが怖いようだ。
「よう駿里。組長遅くなってすみません。」
「いやちょうどいい。俺達も今店を見終わったぐらいだからな。」
寛也は連絡が入ってすぐに松下がここに向かってくれたことが分かった。それは松下の服装を見れば一目瞭然だ。ネクタイは捻れ、スーツが少しはだけている。だから寛也は松下のそれを治した。
「ありがとうございます。」
「ああ。帰ろうか、駿里。」
「うん!」
嬉しそうにそう頷き手に袋を持っている駿里を見て松下はいい買い物が出来たんだな、自分まで嬉しくなった。それと松下が喜ぶ理由はもう1つあった。その理由は松下と寛也しか知らない。
「どうぞ。」
黒塗りの車の所まで行くと松下が後部座席の方のドアを上け、寛也と駿里が入れるようにした。2人が入り終えると松下も急いで運転席に乗る。
「こっちに来い駿里。」
駿里は近寄れと言う意味だと解釈して寛也にひっつくて彼の顔を見上げた。
「違う。ここだ。」
そう言って寛也は自分の膝を指さしてきた。さすがに運転中だし危ないとは思ったが高速道路でもないのでまぁいいかと駿里は言われた通り寛也の膝の上に乗った。すると駿里が手に持っていた荷物は寛也によって全て取り上げられ奥の方に置かれた。そして寛也に両腕を掴まれ後ろから抱きしめられた。
「どうしたの?」
「なんでもないぞ。」
「…?」
いつもなら駿里もどうしたの?なんて聞かない。寛也に抱きしめられるのは本当に嬉しいし安心するからだ。でも今回そう聞いたのは抱きしめている時に腕を拘束されているから。しかもかなりの強い力で腕を握られている為腕を動かす事が出来ない。ここまでくれば寛也が松下を呼び、帰りの運転を任せたのには裏がありそうだと駿里は思い始めた。
「おい駿里、なんで逃げんだよ。」
「だって…んぶっ!」
流石に勘ずき逃げようとしてきたかと寛也は駿里の腕を片手で拘束した。そして駿里の頬をもう片方の手で掴み後ろを向かせて唇を奪った。しかし駿里は流されてたまるか、と顔を懸命に逸らそうとする。拘束されているからなんの意味もない行動だというのに。それからしばらくしても寛也はキスをやめてくれず歯茎を舐め、舌を吸われて口の中全てを舐め回された。駿里が寛也からの接吻から解放されたのは数分経った頃だった。いや軽く10分は経っていたかもしれない。
「はぁっ…はぁっ…長いよバカっ…!」
「お前が無駄に暴れるからそう苦しくなるんだ。」
寛也は息を整えている駿里を押し倒し座席の上に仰向けで寝かせその上に覆いかぶさった。
「もう抵抗はしねぇのか?」
「しても押さえつけてくるくせに。」
「よく分かってんじゃねぇか。俺がお前のことを逃がすわけねぇもんな。もし逃げようとする素振りでも見せたら全身縛り付けて俺がいねぇと生きられねぇようにしてやるよ。」
実際寛也がそういうことをしていたのが事実であるため、駿里は冗談だとわかっていてもその言葉にゾクッとした。
「寛也が言うとシャレにならない。」
「はは、そうだな。」
話に一段落着くと寛也は駿里のお腹を撫でていた手を下半身の方に移動させた。
「ローションがねぇから、3回ぐらいイこうな。」
「え…?ちょっ、待って!」
「なんだ。」
待ってと言っているのに寛也は駿里のペニスを揉んできた。それを辞めさせようと駿里は寛也の腕を掴むが少しも動かず体力だけが奪われていく。
「そんなにイかされたら体力持たないよ!」
「だがそうしねぇとお前が痛くなんぞ?」
駿里は寛也が嘘をついていることに気づいていない。3回もイかされなくても十分に慣らせるほどの液はある。なのに可愛い駿里が見たいがために寛也は意地悪をしたのだ。
「痛いのは嫌だろ?」
「それはそうだけど…。」
「気持ちよすぎておかしくなるのが怖いのか?」
「違うっ、イきすぎると辛いんだ!」
絶倫の寛也には絶対にこの気持ちが分からない。本当に辛いのに駿里が泣けば泣くほど寛也は強く、そしてより多くの快楽を与えてくる。
「あんな気持ちよさそうに舌まで出して喘いでる癖によく言う。」
「舌なんて出てないし。」
「へぇ。」
そう言うならやるまでだな、と寛也は駿里の下着とズボンを勢いよく下ろした。
「うわっ、まって、ほんとにダメ!」
ここどこだと思ってるんだ。車の中だぞ。外から人に見られたらどうするんだ。もし見られでもしたら恥ずかしくて外なんて二度と歩けない。それはさすがに嫌だと駿里は暴れまくる。だが、暴れてしまったことでより拘束が強まってしまった。寛也に馬乗りされ腕を片手で簡単に一纏めに拘束された。
「いくらお前が喚こうがやめねぇよ。」
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