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快楽抽選箱2
番外編 始まり
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*本編の続きの話です。オメガバースが苦手という方がいらっしゃいましたのでこちらの話をオメガバースと同時進行で書かせて頂きます(*^^*)
オメガバースとは違う話になります。
「組長。」
松下が寛也のオフィス部屋に入ってきた。頼んでおいたコーヒーを届けに来たのだ。それまでは良かったのだが、仕事が残っているというのに雑談をし始めた。
「おい松下。無駄口を叩かずにさっさと仕事しろ。いつまでここにいるんだ。」
「だいぶ前の話なんですけど駿里とゲームしてたじゃないですか。」
怒られたというのに松下はそれを無視して話を続ける。ここまで言っても話を辞めない様子を見てこれ以上怒っても無駄だと思い寛也は松下と話し始めた。
「そんなこともあったな。」
「もう1回やるつもりは無いんですか?」
駿里に触れる機会が多忙な仕事のせいで少なくなった松下は少しでも長く時間を過ごしたいと思い寛也にそう言った。しょうもない話ばかりしてきていた松下だったが、今の話は寛也の興味を引いた。
「やるか。」
「俺も参加させて下さい。」
「仕方ないな。」
いい提案をした褒美として寛也は松下の参加を許した。
「俺もお願いします。」
話をドア越しに聞いていた志方が部屋に入ってきてそう言った。
「盗み聞きしてんじゃねぇよ志方。」
「お前は黙ってろ。組長、俺も参加させてください。」
「ああ、勿論いいぞ。」
口では否定するだろうが、人数が多い方が気持ちいいことが大好きな駿里を楽しませられるだろうと寛也は志方の事も許可した。
「ありがとうございます。」
「丁度いい。お前らネタ考えとけ。」
「「承知しました。」」
寛也は2人をオフィス部屋から出して別室でそれを考えるように行った。先程は何を言ってもこの部屋から出ようとしなかった松下だが、此度は喜んで出ていった。
「どうするよ。」
「せっかくなら面白れぇのにしたいよな。例えば玩具使うとか。」
「はぁ?そんな軽いのにすんなよ。」
志方は玩具でもかなりハードだと思ってそう言ったが松下はそれを却下する。
「じゃあどんなのがいいんだよ。」
「一日中俺らの好き勝手にされるとかはどうだ。」
「それ最高だな。」
「ネタ考えろって言ったのは組長だし、挿入ありにしようぜ。」
参加はするが、寛也の地雷を踏みたくない志方は松下の発言に顔を顰める。
「さすがにそれはやべぇだろ。」
「前の時挿れたから大丈夫だ。」
「マジで言ってんのか?」
不意にも志方は松下が羨ましい、そう思ってしまった。
「俺が嘘ついたことあったかよ。」
「何度かあったよな。」
「冗談だって。怒んなよ。」
そんなこんなで2人はネタを全て考えた。前は1週間程度だったが、此度は……。
「出来ましたよ組長。」
「ありがとうな。」
再び寛也の元に戻ってきた2人から箱を受け取った寛也は予想していたよりも箱が重いことに驚く。
「なんか重くねぇか?」
「ネタが多い方が長く楽しめますよ。」
「まぁたしかにそうか。」
寛也は悪い顔をしてそう言った。これから起こることが楽しみで仕方がないと言うように。だが3人は駿里が本当に嫌がることはするつもりは無かった。あくまでこれは駿里を気持ち良くすることを前提にしている。
「早速今日からしましょうよ。」
「そうだな。」
3人は残っていた仕事を急いで終わらせて駿里の元に向かった。
「ただいま駿里。」
「おかえり!」
リビングに寛也が入ってきて仕事から帰ってきたのがわかると駿里はすぐさま駆け寄った。
「よう。」
「なんで2人も居るの?」
まさかの訪問者に駿里は驚いた。
「嫌なのか?」
「そういう訳じゃないけどこんな時間に来るの珍しいなと思って。」
「今からお楽しみだからな。」
寛也がそう言ったのを聞いて駿里は後ずさりする。本能的に何かを感じたのだ。
「なんで逃げるんだよ。」
「だって嫌な予感しかしないからっ、離して!」
3人は悪い顔をしている。そんな顔をされればさすがに駿里でも何をされるのか分かる。逃げるなという方が無理な話だ。すぐにでも3人から距離を取りたいのに松下によって腕を捕まれそれが出来ない。
「離したところでどうすんだ。お前すぐ捕まるだろ。」
「そんなことないしっ…!」
「へぇ、やって見るか?」
志方に揶揄うようにそう言われて反論しようとしたが、事実なので駿里は何も言い返せなかった。
「……やらない。」
「お前ほんと可愛いな。」
悔しそうにしている駿里を見て松下と志方がわしゃわしゃと頭を撫でた。
「そろそろ本題に入ろうな。駿里、この箱を覚えてるか?」
寛也が志方から受け取った箱を見せた途端その箱を見た途端駿里は顔を青ざめた。
オメガバースとは違う話になります。
「組長。」
松下が寛也のオフィス部屋に入ってきた。頼んでおいたコーヒーを届けに来たのだ。それまでは良かったのだが、仕事が残っているというのに雑談をし始めた。
「おい松下。無駄口を叩かずにさっさと仕事しろ。いつまでここにいるんだ。」
「だいぶ前の話なんですけど駿里とゲームしてたじゃないですか。」
怒られたというのに松下はそれを無視して話を続ける。ここまで言っても話を辞めない様子を見てこれ以上怒っても無駄だと思い寛也は松下と話し始めた。
「そんなこともあったな。」
「もう1回やるつもりは無いんですか?」
駿里に触れる機会が多忙な仕事のせいで少なくなった松下は少しでも長く時間を過ごしたいと思い寛也にそう言った。しょうもない話ばかりしてきていた松下だったが、今の話は寛也の興味を引いた。
「やるか。」
「俺も参加させて下さい。」
「仕方ないな。」
いい提案をした褒美として寛也は松下の参加を許した。
「俺もお願いします。」
話をドア越しに聞いていた志方が部屋に入ってきてそう言った。
「盗み聞きしてんじゃねぇよ志方。」
「お前は黙ってろ。組長、俺も参加させてください。」
「ああ、勿論いいぞ。」
口では否定するだろうが、人数が多い方が気持ちいいことが大好きな駿里を楽しませられるだろうと寛也は志方の事も許可した。
「ありがとうございます。」
「丁度いい。お前らネタ考えとけ。」
「「承知しました。」」
寛也は2人をオフィス部屋から出して別室でそれを考えるように行った。先程は何を言ってもこの部屋から出ようとしなかった松下だが、此度は喜んで出ていった。
「どうするよ。」
「せっかくなら面白れぇのにしたいよな。例えば玩具使うとか。」
「はぁ?そんな軽いのにすんなよ。」
志方は玩具でもかなりハードだと思ってそう言ったが松下はそれを却下する。
「じゃあどんなのがいいんだよ。」
「一日中俺らの好き勝手にされるとかはどうだ。」
「それ最高だな。」
「ネタ考えろって言ったのは組長だし、挿入ありにしようぜ。」
参加はするが、寛也の地雷を踏みたくない志方は松下の発言に顔を顰める。
「さすがにそれはやべぇだろ。」
「前の時挿れたから大丈夫だ。」
「マジで言ってんのか?」
不意にも志方は松下が羨ましい、そう思ってしまった。
「俺が嘘ついたことあったかよ。」
「何度かあったよな。」
「冗談だって。怒んなよ。」
そんなこんなで2人はネタを全て考えた。前は1週間程度だったが、此度は……。
「出来ましたよ組長。」
「ありがとうな。」
再び寛也の元に戻ってきた2人から箱を受け取った寛也は予想していたよりも箱が重いことに驚く。
「なんか重くねぇか?」
「ネタが多い方が長く楽しめますよ。」
「まぁたしかにそうか。」
寛也は悪い顔をしてそう言った。これから起こることが楽しみで仕方がないと言うように。だが3人は駿里が本当に嫌がることはするつもりは無かった。あくまでこれは駿里を気持ち良くすることを前提にしている。
「早速今日からしましょうよ。」
「そうだな。」
3人は残っていた仕事を急いで終わらせて駿里の元に向かった。
「ただいま駿里。」
「おかえり!」
リビングに寛也が入ってきて仕事から帰ってきたのがわかると駿里はすぐさま駆け寄った。
「よう。」
「なんで2人も居るの?」
まさかの訪問者に駿里は驚いた。
「嫌なのか?」
「そういう訳じゃないけどこんな時間に来るの珍しいなと思って。」
「今からお楽しみだからな。」
寛也がそう言ったのを聞いて駿里は後ずさりする。本能的に何かを感じたのだ。
「なんで逃げるんだよ。」
「だって嫌な予感しかしないからっ、離して!」
3人は悪い顔をしている。そんな顔をされればさすがに駿里でも何をされるのか分かる。逃げるなという方が無理な話だ。すぐにでも3人から距離を取りたいのに松下によって腕を捕まれそれが出来ない。
「離したところでどうすんだ。お前すぐ捕まるだろ。」
「そんなことないしっ…!」
「へぇ、やって見るか?」
志方に揶揄うようにそう言われて反論しようとしたが、事実なので駿里は何も言い返せなかった。
「……やらない。」
「お前ほんと可愛いな。」
悔しそうにしている駿里を見て松下と志方がわしゃわしゃと頭を撫でた。
「そろそろ本題に入ろうな。駿里、この箱を覚えてるか?」
寛也が志方から受け取った箱を見せた途端その箱を見た途端駿里は顔を青ざめた。
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