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番外編
〜オメガバース〜 番にバレた
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「話せるようになったら話してくれ。それまで待つからな。」
しばらく駿里は話すことが出来なかった。それを話してしまうことで寛也に愛想をつかされてしまうかもしれない、あるいは呆れられてしまうかもしれない。そう考えると怖くて口を開けなかったのだ。でもどれだけ自分が話さなくても待ってくれている寛也を見ると決心がついた。
「………俺、ヒートが怖いんだ。自分が自分じゃなくなる感じがして耐えられない。」
駿里に初めてヒートが来たのは寛也に出会ってからだ。それはオメガ数値が非常に低かったから。だからその分ヒートに混乱しているのだ。
「そうだったのか。」
「うん。だから無理やり抑制剤で抑えてたんだ。」
「ごめんな。気づいてやれなかった。」
「ちがうっ、俺が言う勇気がなかっただけだよ。いつか捨てられちゃう気がして怖いんだ。こんな気持ち悪いやついらないって。」
寛也は理由が自分の思っていたものとは違っていた為驚いた。それを聞いた瞬間、寛也の表情が一変する。
「本気でそれ言ってんのか?」
まさかこんなに愛しているのに気持ちが伝わっていないなんて思いもしなかった。だから寛也は鋭い声でそう言ってしまい駿里を怖がらせてしまう。駿里にそんな顔をさせてしまう事があれば絶対にいつもすぐさま抱きしめていた。だが、今は違う。
「いや、待てよ。それならお前が抑制剤を飲んでる原因俺じゃねぇか。」
「それはちがうよっ、」
「違くねぇよ。俺の愛し方が足りなかったんだ。」
これから何が行われるのか駿里には安易に想像ができた。未来を暗示してしまい逃げを打つ。寛也は素早く逃げようとする駿里の体をつかみ自分の元に引き寄せた。
「……え、っと。」
「そうか。そんなに不安にさせてたのか。ごめんな。もう二度とそんなこと考えられねぇように愛してやるよ。お仕置きも兼ねてな。」
「まっ、まって、ちかやっ、急すぎる、って…!」
ベットに上がるやいなや駿里はあっという間に服を脱がされる。
「正直じゃねぇな。ここ濡れてんぞ。気持ちいいんだろ?」
寛也が意地悪くそう言った。駿里に聞かせるため後孔に挿れた指をぐちゅぐちゅと音がなるほど激しく掻き回す。
「ぁ、ちがっ、ゆっ、くり、っして、」
「久しぶりってのに我慢出来るかよ。」
駿里はいいよと言うものの最近寛也との行為を怖がっていた。そのため寛也も無理に抱く事が出来ずに長いこと駿里と体をつなげていなかった。だからその分、いざ駿里を抱けるとなればもう止まることは出来ない。
「んぁっ、とまっ、て、ぁ、やあっ、」
「おい逃げんな。」
寛也は逃げようとする駿里を押さえつけ両手を片手で拘束した。
「いつもお前が怖がってたから自制してあんまりがっついたりしなかったが、俺の考えすぎだったようだな。俺がどれだけ駿里を愛してるか思い知らせてやるよ。」
「だめっ、あぁーー!」
しばらく駿里は話すことが出来なかった。それを話してしまうことで寛也に愛想をつかされてしまうかもしれない、あるいは呆れられてしまうかもしれない。そう考えると怖くて口を開けなかったのだ。でもどれだけ自分が話さなくても待ってくれている寛也を見ると決心がついた。
「………俺、ヒートが怖いんだ。自分が自分じゃなくなる感じがして耐えられない。」
駿里に初めてヒートが来たのは寛也に出会ってからだ。それはオメガ数値が非常に低かったから。だからその分ヒートに混乱しているのだ。
「そうだったのか。」
「うん。だから無理やり抑制剤で抑えてたんだ。」
「ごめんな。気づいてやれなかった。」
「ちがうっ、俺が言う勇気がなかっただけだよ。いつか捨てられちゃう気がして怖いんだ。こんな気持ち悪いやついらないって。」
寛也は理由が自分の思っていたものとは違っていた為驚いた。それを聞いた瞬間、寛也の表情が一変する。
「本気でそれ言ってんのか?」
まさかこんなに愛しているのに気持ちが伝わっていないなんて思いもしなかった。だから寛也は鋭い声でそう言ってしまい駿里を怖がらせてしまう。駿里にそんな顔をさせてしまう事があれば絶対にいつもすぐさま抱きしめていた。だが、今は違う。
「いや、待てよ。それならお前が抑制剤を飲んでる原因俺じゃねぇか。」
「それはちがうよっ、」
「違くねぇよ。俺の愛し方が足りなかったんだ。」
これから何が行われるのか駿里には安易に想像ができた。未来を暗示してしまい逃げを打つ。寛也は素早く逃げようとする駿里の体をつかみ自分の元に引き寄せた。
「……え、っと。」
「そうか。そんなに不安にさせてたのか。ごめんな。もう二度とそんなこと考えられねぇように愛してやるよ。お仕置きも兼ねてな。」
「まっ、まって、ちかやっ、急すぎる、って…!」
ベットに上がるやいなや駿里はあっという間に服を脱がされる。
「正直じゃねぇな。ここ濡れてんぞ。気持ちいいんだろ?」
寛也が意地悪くそう言った。駿里に聞かせるため後孔に挿れた指をぐちゅぐちゅと音がなるほど激しく掻き回す。
「ぁ、ちがっ、ゆっ、くり、っして、」
「久しぶりってのに我慢出来るかよ。」
駿里はいいよと言うものの最近寛也との行為を怖がっていた。そのため寛也も無理に抱く事が出来ずに長いこと駿里と体をつなげていなかった。だからその分、いざ駿里を抱けるとなればもう止まることは出来ない。
「んぁっ、とまっ、て、ぁ、やあっ、」
「おい逃げんな。」
寛也は逃げようとする駿里を押さえつけ両手を片手で拘束した。
「いつもお前が怖がってたから自制してあんまりがっついたりしなかったが、俺の考えすぎだったようだな。俺がどれだけ駿里を愛してるか思い知らせてやるよ。」
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