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挑戦
139話 謝罪の嵐 *
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「理不尽だ!」
「喚くな。駿里が自分で了承したんだろ?」
「さすがに面接の時は失礼じゃんか!」
駿里は自分の上に馬乗りになっている寛也に猛抗議をした。約束を破ったのは駿里で悪いのは自分自身だと分かってはいるもののやはりお仕置きは嫌なのだ。
「たしかに駿里の言う通りだな。だから面接は大目に見る。」
「ぇ、…ほんとに?」
「よく聞けよ。面接はって言ったんだぞ。それ以外の時はマスクをつけれたよな。なんで持っていってないんだ。」
駿里は松下に面接の時付けなかったことだけでなく全てをバラされた。チクリ松下に駿里はかなりムカついたが、悪いのは駿里自身なので怒りを抑えた。でも次会った時は文句を言いまくってやると心の中で恨んだ。
「……ごめんなさい。」
「うん、罪を認められて偉いな。」
この流れなら許してくれるかも、と駿里は寛也のことを期待の目で見た。だがしかし寛也の顔を見る限り、考えは変わらないようだ。
「でも約束を破ったのは事実だからな。さて、どうしようか。」
寛也は駿里の服の中に手を忍ばせて全身をなぞる様に動かした。
「お願い優しくして…。」
「これまでそう言われて俺が優しくしたことあったか?」
そんなの駿里が思い出す限りない。それでも今日はもしかしたら優しくしてくれるかもしれないという可能性にかけて毎回そう言うのだ。しかも今回は明後日にバイトも控えている状況だ。
「ない……、けど寛也優しいから善処してくれるはずだもん。」
「俺が弱ること言ってくれるじゃねぇか。だが今は優しく出来ねぇな。メリハリをつけるのは大事な事だろ。」
「うわあっ、急にするなよ!」
駿里は予告もなしに後孔に指を挿れてきた寛也の腕を掴んで指の動きを少しでも動きを止めようとした。
「ほんと口悪くなったな。俺のせいか?それなら責任をもって俺が正してやんねぇとな。」
寛也はもう片方の手で駿里のペニスを握り亀頭を刺激した。前も後ろも刺激されて駿里はガクガクと腰を揺らした。
「あ゛っ、ぅ、イったて、…っば、やめて、ぇっ、あぁあ…んあっ、ん゛ん…っ、」
「何度も同じこと言わせんなよ、お仕置きだっていってんだろ。」
寛也の責める手が止まる気配がない。駿里はベッドの上の方へ逃げようと足をばたつかせるが簡単に引き戻された。
「なぁ駿里、俺がここでどれだけ言い聞かせようとお前マスクしていくつもりねぇだろ。だから考えたんだよ。」
「あぁっ、あ、やぁ…んっぇ、?」
「マスクをつけざるを得ない状況にすればいい事だよな。」
寛也はバイトをする許可を出した今でさえ、どうしても駿里の顔を他の誰かも知らない奴に見られるのが嫌でたまらなかった。嫌というより心配なのだ。もしかしたら駿里に一目惚れする輩がいるかもしれない。そいつが駿里に危害を加えでもしたら、と考えるだけで恐ろしいのだ。
「あ゛っん、いあ…、っやめ!」
駿里の後孔とペニスを刺激していた手を一旦止めて寛也は自身の陰茎を一気に挿れた。そして仰向けの駿里に覆いかぶさり、頬にキスマークをつけた。
「これでマスクとっても悪い虫がつかないねぇよな。」
そんな事しなくても駿里は絶対に寛也の傍を離れない。寛也もそれをわかっている。しかし、それでも不安になってしまうのだ。愛しているからこそ。
「あぁ…ぁ、うっ、んんっ、あっ…ゃっあ…、」
寛也は駿里の首元に移動し、首や鎖骨あたりにも無数のキスマークをつけた。しかもいつもより強めに吸ったためあとが濃い。駿里はさすがにマズいと寛也の頭を自分の首元から退かそうと押しているが案の定ビクともしない。
「んっ、んん、…いっ、たぃ…ぁ、あっんん…んあっ、やぁ、ぅっ、」
「悪い、やりすぎたな。」
駿里が痛いと言ったことに寛也は反応した。キスマークをつけるのをやめ、今度はその箇所を舐めた。そしてズン、っと奥まで勢いよく挿れた。
「あ゛ぁあ、ぅ、んん…っ、もぅ、ばかぁ…っ」
悪いと謝ったそばから寛也は結腸に挿れた。駿里は自分を落ち着けようと必死に呼吸をしている。結腸に挿れられるのを駿里が本気で嫌がるため寛也は中々やらない。しかし今日は別のようだ。寛也は約束を破ったことを相当怒っているようだった。
「おい駿里、自分から穴を掘るようなことすんなよな。お仕置き中に馬鹿とか言う奴がいるか。」
「ん゛あっ、あぁあ…ごめ、ぁあっ、ごめん、…だ、っめ、…止まって、ぇ」
寛也は激しいピストンを繰り返した。駿里が何度絶頂を迎えようとお構いなしだ。ここまで怒っているのは久しぶりのことで駿里は困惑している。
「あ゛っ、ああ、きっ、ついから…ぁあ、ん、とは゛ってぇ…あぁあ!」
「もう少し俺に付き合え。」
そう言った寛也の声がどこか不安そうだったので駿里は目だけ寛也を向いた。そして顔を見るとそこには怒りに混じった不安が感じとれた。その顔を見て駿里はちゃんと話し合わないと、このままではすれ違ってしまうと思った。
だからーー。
「ちか、っや、…んっ、んん、すき…ぁ、うっああ、」
駿里はそう言って寛也の手を握った。駿里のその行動に寛也は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに嬉しそうにキスを落とした。
「俺は愛してる。」
寛也は駿里の奥に射精した。でもここで出すと処理が大変である。だから駿里の負担を少しでも減らしながらお風呂場で洗ってやろう、と寛也は思った。
「…はぁ…はぁ…っ、…」
「駿里悪い。タガが外れちまった。」
寛也が駿里を抱きしめ優しく頭を撫でながら心配そうに言った。
「ううん、大丈夫だよ、……俺凄く愛されてる。」
度を超えているとは言え嫉妬してくれる。そして駿里のことをきちんと考えてくれる。そんな寛也の存在と寛也の自分への気持ちを駿里はすごく幸せだなと思った。
「何を今更。」
「そうだねっ、…でも約束破ってごめんなさい。」
「もう怒ってない。俺の方こそごめんな。」
駿里はこれでモヤモヤしていたことが無くなった。いくら長い付き合いでお互いに気を使わないでいいほど深い関係でも謝罪をすることは本当に大切な事だ。
「風呂入るか。」
「連れて行って。」
「仕方ねぇな。」
そうは言いながらも寛也は嬉しそうに駿里を寒くないように毛布に包んで抱きかかえた。
「お前ずっと居たのか?」
寝室を出るとリビングに松下が居た。何か用があったならば長いこと待たせてしまった。それで寛也はそう言ったのだ。
「ずっとでは無いです。ですがちょっと心配になってしまったんです。」
「何が?」
「俺が余計なこと言っちまったから喧嘩してないかなって。」
松下が申し訳なさそうにしている姿を見て寛也と駿里は顔を見合せ笑った。
「康二さんは優しいね。」
「そうだな。だが大丈夫だ。俺たちは仮に喧嘩したとしても仲直りするからよ。それに余計な事じゃねぇだろ。俺が頼んだことを康二はやっただけだ。気にすんな。」
誰よりもメンタルが強くて気が強いのに寛也や駿里のように仲間のことになると気が弱くなる松下には参ったな、というように寛也そう言った。
「2人の今の姿を見て安心しました。ほんとに良かったです。」
「らしくないよ康二さん、元気だして!」
駿里は全てをバラした松下への怒りは無くなった。こんなにしょぼくれているなんて思いもしなかったからだ。自分のせいで松下に余計な悩み事を増やしてしまったことを逆に申し訳なく思った。
「うるせぇ、俺は元気だよ。」
いつものように松下が噛み付いてきたのをみて2人も安心した。駿里はこの状況になって色んな人に支えられてるな、と感じた。
「康二、お前風呂入ったか?」
「まだです。すみません臭いですか俺。」
松下が焦ったように自分の色んなところを匂いだして駿里は面白くて笑いだした。
「違うそういう意味じゃねぇ。まだなら一緒に入らないか?たまにはこういうのもいいだろ。」
「いいんですか?ありがとうございます。お言葉甘えさせていただきます。」
松下は寛也からのお誘いにさぞ嬉しそうにお礼を言った。
「じゃあ行くか。」
駿里を抱き抱えている寛也の後に続くようにして松下も歩いていった。
「喚くな。駿里が自分で了承したんだろ?」
「さすがに面接の時は失礼じゃんか!」
駿里は自分の上に馬乗りになっている寛也に猛抗議をした。約束を破ったのは駿里で悪いのは自分自身だと分かってはいるもののやはりお仕置きは嫌なのだ。
「たしかに駿里の言う通りだな。だから面接は大目に見る。」
「ぇ、…ほんとに?」
「よく聞けよ。面接はって言ったんだぞ。それ以外の時はマスクをつけれたよな。なんで持っていってないんだ。」
駿里は松下に面接の時付けなかったことだけでなく全てをバラされた。チクリ松下に駿里はかなりムカついたが、悪いのは駿里自身なので怒りを抑えた。でも次会った時は文句を言いまくってやると心の中で恨んだ。
「……ごめんなさい。」
「うん、罪を認められて偉いな。」
この流れなら許してくれるかも、と駿里は寛也のことを期待の目で見た。だがしかし寛也の顔を見る限り、考えは変わらないようだ。
「でも約束を破ったのは事実だからな。さて、どうしようか。」
寛也は駿里の服の中に手を忍ばせて全身をなぞる様に動かした。
「お願い優しくして…。」
「これまでそう言われて俺が優しくしたことあったか?」
そんなの駿里が思い出す限りない。それでも今日はもしかしたら優しくしてくれるかもしれないという可能性にかけて毎回そう言うのだ。しかも今回は明後日にバイトも控えている状況だ。
「ない……、けど寛也優しいから善処してくれるはずだもん。」
「俺が弱ること言ってくれるじゃねぇか。だが今は優しく出来ねぇな。メリハリをつけるのは大事な事だろ。」
「うわあっ、急にするなよ!」
駿里は予告もなしに後孔に指を挿れてきた寛也の腕を掴んで指の動きを少しでも動きを止めようとした。
「ほんと口悪くなったな。俺のせいか?それなら責任をもって俺が正してやんねぇとな。」
寛也はもう片方の手で駿里のペニスを握り亀頭を刺激した。前も後ろも刺激されて駿里はガクガクと腰を揺らした。
「あ゛っ、ぅ、イったて、…っば、やめて、ぇっ、あぁあ…んあっ、ん゛ん…っ、」
「何度も同じこと言わせんなよ、お仕置きだっていってんだろ。」
寛也の責める手が止まる気配がない。駿里はベッドの上の方へ逃げようと足をばたつかせるが簡単に引き戻された。
「なぁ駿里、俺がここでどれだけ言い聞かせようとお前マスクしていくつもりねぇだろ。だから考えたんだよ。」
「あぁっ、あ、やぁ…んっぇ、?」
「マスクをつけざるを得ない状況にすればいい事だよな。」
寛也はバイトをする許可を出した今でさえ、どうしても駿里の顔を他の誰かも知らない奴に見られるのが嫌でたまらなかった。嫌というより心配なのだ。もしかしたら駿里に一目惚れする輩がいるかもしれない。そいつが駿里に危害を加えでもしたら、と考えるだけで恐ろしいのだ。
「あ゛っん、いあ…、っやめ!」
駿里の後孔とペニスを刺激していた手を一旦止めて寛也は自身の陰茎を一気に挿れた。そして仰向けの駿里に覆いかぶさり、頬にキスマークをつけた。
「これでマスクとっても悪い虫がつかないねぇよな。」
そんな事しなくても駿里は絶対に寛也の傍を離れない。寛也もそれをわかっている。しかし、それでも不安になってしまうのだ。愛しているからこそ。
「あぁ…ぁ、うっ、んんっ、あっ…ゃっあ…、」
寛也は駿里の首元に移動し、首や鎖骨あたりにも無数のキスマークをつけた。しかもいつもより強めに吸ったためあとが濃い。駿里はさすがにマズいと寛也の頭を自分の首元から退かそうと押しているが案の定ビクともしない。
「んっ、んん、…いっ、たぃ…ぁ、あっんん…んあっ、やぁ、ぅっ、」
「悪い、やりすぎたな。」
駿里が痛いと言ったことに寛也は反応した。キスマークをつけるのをやめ、今度はその箇所を舐めた。そしてズン、っと奥まで勢いよく挿れた。
「あ゛ぁあ、ぅ、んん…っ、もぅ、ばかぁ…っ」
悪いと謝ったそばから寛也は結腸に挿れた。駿里は自分を落ち着けようと必死に呼吸をしている。結腸に挿れられるのを駿里が本気で嫌がるため寛也は中々やらない。しかし今日は別のようだ。寛也は約束を破ったことを相当怒っているようだった。
「おい駿里、自分から穴を掘るようなことすんなよな。お仕置き中に馬鹿とか言う奴がいるか。」
「ん゛あっ、あぁあ…ごめ、ぁあっ、ごめん、…だ、っめ、…止まって、ぇ」
寛也は激しいピストンを繰り返した。駿里が何度絶頂を迎えようとお構いなしだ。ここまで怒っているのは久しぶりのことで駿里は困惑している。
「あ゛っ、ああ、きっ、ついから…ぁあ、ん、とは゛ってぇ…あぁあ!」
「もう少し俺に付き合え。」
そう言った寛也の声がどこか不安そうだったので駿里は目だけ寛也を向いた。そして顔を見るとそこには怒りに混じった不安が感じとれた。その顔を見て駿里はちゃんと話し合わないと、このままではすれ違ってしまうと思った。
だからーー。
「ちか、っや、…んっ、んん、すき…ぁ、うっああ、」
駿里はそう言って寛也の手を握った。駿里のその行動に寛也は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに嬉しそうにキスを落とした。
「俺は愛してる。」
寛也は駿里の奥に射精した。でもここで出すと処理が大変である。だから駿里の負担を少しでも減らしながらお風呂場で洗ってやろう、と寛也は思った。
「…はぁ…はぁ…っ、…」
「駿里悪い。タガが外れちまった。」
寛也が駿里を抱きしめ優しく頭を撫でながら心配そうに言った。
「ううん、大丈夫だよ、……俺凄く愛されてる。」
度を超えているとは言え嫉妬してくれる。そして駿里のことをきちんと考えてくれる。そんな寛也の存在と寛也の自分への気持ちを駿里はすごく幸せだなと思った。
「何を今更。」
「そうだねっ、…でも約束破ってごめんなさい。」
「もう怒ってない。俺の方こそごめんな。」
駿里はこれでモヤモヤしていたことが無くなった。いくら長い付き合いでお互いに気を使わないでいいほど深い関係でも謝罪をすることは本当に大切な事だ。
「風呂入るか。」
「連れて行って。」
「仕方ねぇな。」
そうは言いながらも寛也は嬉しそうに駿里を寒くないように毛布に包んで抱きかかえた。
「お前ずっと居たのか?」
寝室を出るとリビングに松下が居た。何か用があったならば長いこと待たせてしまった。それで寛也はそう言ったのだ。
「ずっとでは無いです。ですがちょっと心配になってしまったんです。」
「何が?」
「俺が余計なこと言っちまったから喧嘩してないかなって。」
松下が申し訳なさそうにしている姿を見て寛也と駿里は顔を見合せ笑った。
「康二さんは優しいね。」
「そうだな。だが大丈夫だ。俺たちは仮に喧嘩したとしても仲直りするからよ。それに余計な事じゃねぇだろ。俺が頼んだことを康二はやっただけだ。気にすんな。」
誰よりもメンタルが強くて気が強いのに寛也や駿里のように仲間のことになると気が弱くなる松下には参ったな、というように寛也そう言った。
「2人の今の姿を見て安心しました。ほんとに良かったです。」
「らしくないよ康二さん、元気だして!」
駿里は全てをバラした松下への怒りは無くなった。こんなにしょぼくれているなんて思いもしなかったからだ。自分のせいで松下に余計な悩み事を増やしてしまったことを逆に申し訳なく思った。
「うるせぇ、俺は元気だよ。」
いつものように松下が噛み付いてきたのをみて2人も安心した。駿里はこの状況になって色んな人に支えられてるな、と感じた。
「康二、お前風呂入ったか?」
「まだです。すみません臭いですか俺。」
松下が焦ったように自分の色んなところを匂いだして駿里は面白くて笑いだした。
「違うそういう意味じゃねぇ。まだなら一緒に入らないか?たまにはこういうのもいいだろ。」
「いいんですか?ありがとうございます。お言葉甘えさせていただきます。」
松下は寛也からのお誘いにさぞ嬉しそうにお礼を言った。
「じゃあ行くか。」
駿里を抱き抱えている寛也の後に続くようにして松下も歩いていった。
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