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挑戦
130話 朝 *
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寛也が朝、目を覚ますと既に日が上がっていた。隣にいる駿里に目を移すといい塩梅で浴衣がはだけていた。
「たく、お前はほんとに。」
「………ん………」
はだけた浴衣を直そうと手をかけた時、駿里の声が漏れた。寛也の手が地肌に当たり身を小さくよじったのだ。
「これは耐えるべきか…、いや無理だな。」
寛也は駿里のペニスを握り、もう片方の手は痛くないようローションを取り後孔に挿れた。
「……ん……ぁ………あ……」
「どんだけ安心しきってんだよ。この状況で起きないとかお前は凄いな。」
後で言われるだろうと分かっていながら寛也は駿里にキスマークを何個かつけた。それでもまだ目を覚まさない。寛也は手の動きを早め、前立腺を擦った。
「…ぁあ、……ぅ……ん……」
これにはさすがの駿里も身を捩り出した。
「ん……ぁ、ん?……な、なにしてっ」
「やっと起きたのか。」
「やめ、てっ…あぁ、…いっちゃ、ぁ!」
駿里は寛也の腕を掴みながら体をビクンと跳ねさせ絶頂を迎えた。息を整えながら寛也をきっ、と睨む。
「なんだ、誘ってんのかよ。」
「違うし、2回も寝込み襲ったな!」
駿里は寛也に噛み付く勢いでそう言った。
「2回?いつの話してんだ。」
「だいぶ前にも同じことした!」
駿里が怒れば怒るほど可愛いく愛おしく見え、寛也の陰茎はもうギンギンに勃っていた。
「まあ落ち着けよ、まだ終わってねぇから。」
「え?」
どういうこと?という顔をして寛也を見るやいなや駿里は一瞬にしてうつ伏せに倒された。下着を下ろされ寛也に陰茎を一気に挿れられた。
「あ゛ぁっ、…ちか、っやの…ばかあ!」
「馬鹿だと?」
寛也は奥をグリグリするようにして腰を動かした。
「ご、ごめっ、…いっ、かい…だけっ、…抜いて、ぁあ!」
「は?こんな美味そうな駿里を目の前にして、んなことできるかよ。」
「あ゛ぁあ!」
うつ伏せになっている駿里の上に寛也が覆い被さるようにしているため、駿里は身動き出来ない。それに加え起きたばかりで頭がまだ冴えていない。その状態で降り注ぐ快楽に駿里は耐え続けた。
「だ、っめ…ぁっあ、…んっ、あっ、あっ!!」
「ダメじゃねぇだろ、イキまくってるくせによ。」
ーーーだから良すぎておかしくなるんだってば!
やまぬ快楽に喘ぎ声が止まらず上手く話せない駿里は心の中でそう叫んだ。寛也のテクニックによって何度も何度もイかされている駿里は足や、手をジタバタと動かした。
「悪い、苦しいかったのか?」
寛也は腰の動きを止めた。先程まで自分の欲を全てぶつけるように抱いてきていたのに急に優しくなる。駿里が苦しいとか、嫌な思いをすることは絶対にしない。そんな寛也だから駿里は執拗以上の快楽を与えられ続けてもいつも許してしまう。
「ううんっ大丈夫、…でも寛也の顔みたい。」
「随分可愛いこと言うじゃねぇか。」
寛也は駿里を反転させて仰向けの状態で横にならせた。そして駿里の足をつかみ少し動けばキスが出来そうなぐらいの距離まで近づいた。
「動くぞ。」
駿里がこくり、と頷いたのを見て寛也は再び動き始めた。
「あぅ、…んっぁ、あっあっ…んん!!」
「駿里。」
「んふっ、ん!」
寛也は駿里のほほを鷲掴みにし、食べるように口付けをした。
**********
「飯食えるか?」
あれから抱かれ続けた駿里は動くことが出来ずに寛也の膝の上にいた。
「食べれる。」
「おい待て。」
「ん?」
駿里は持ってきてくれた料理を食べようと手に取ろうとすると寛也に止められた。
「俺が食べさせる。」
「恥ずかしいから自分で食べる!」
「ダメだ。」
駿里は最後まで抵抗をしたが、根気負けしてしまった。
「最初からそうやって大人しく言うこと聞いときゃいいんだよ。」
「うるさぃ。」
その後大人しく寛也にご飯を食べさせてもらい完食した。
「美味しかった、ありがとう。」
「いいぞ。」
寛也は自分の膝の上に座っている駿里の顎をクイッと上げた。寛也と目が合い駿里は顔を赤く染めた。
「お前体やべぇし、今日は一日中ぐったりしとく予定だよな。」
「うん。」
「だったら死ぬほど抱いてもいいだろ?」
駿里が本能的に逃げを打つように動いたのを見て、寛也は腕に力を入れた。
「やだ!」
「なんでだよ。」
「明日も歩けなるなるじゃんか!」
駿里は前のめりになり、まともに動けない体で逃げようとするが寛也にとってそれは絵に描いた餅だ。2人はいつもこんなイタチごっこを繰り返している。
「やめろ、無駄な抵抗しても体力が無くなるだけだ。夜まではやらねぇから。多分、な。」
「多分って絶対やるやつ。しかも今、朝じゃん!っ…俺死んじゃうよ。」
「死ぬわけねぇだろ。毎度毎度バカなヤツだな。」
寛也はそう言いながら前のめりになり逃げを打っている駿里をそのまま押し倒した。
「まって、ちょっと待って!」
「あ?」
「ネックレス買いに行くって言った!」
「そういえばそうだったな。」
思い出したかのように寛也は駿里の上から退き、駿里を起こした。
「忘れるなんて酷いなあ。」
駿里は少し期待はしたものの体が安全になった事に安堵した。
「お前も忘れてただろ。」
「バレたか。」
駿里はえへへと言うように笑った。
「よし、支度していくか。」
「楽しみ!」
「だな。」
支度と言っても服を着がえるだけなので2人はあっという間に外出する準備が出来た。
「駿里行こう。」
「うん、…あのさ、すごく前の話を掘り返すんだけど俺が働きたいって言ったの覚えてる?」
「たく、お前はほんとに。」
「………ん………」
はだけた浴衣を直そうと手をかけた時、駿里の声が漏れた。寛也の手が地肌に当たり身を小さくよじったのだ。
「これは耐えるべきか…、いや無理だな。」
寛也は駿里のペニスを握り、もう片方の手は痛くないようローションを取り後孔に挿れた。
「……ん……ぁ………あ……」
「どんだけ安心しきってんだよ。この状況で起きないとかお前は凄いな。」
後で言われるだろうと分かっていながら寛也は駿里にキスマークを何個かつけた。それでもまだ目を覚まさない。寛也は手の動きを早め、前立腺を擦った。
「…ぁあ、……ぅ……ん……」
これにはさすがの駿里も身を捩り出した。
「ん……ぁ、ん?……な、なにしてっ」
「やっと起きたのか。」
「やめ、てっ…あぁ、…いっちゃ、ぁ!」
駿里は寛也の腕を掴みながら体をビクンと跳ねさせ絶頂を迎えた。息を整えながら寛也をきっ、と睨む。
「なんだ、誘ってんのかよ。」
「違うし、2回も寝込み襲ったな!」
駿里は寛也に噛み付く勢いでそう言った。
「2回?いつの話してんだ。」
「だいぶ前にも同じことした!」
駿里が怒れば怒るほど可愛いく愛おしく見え、寛也の陰茎はもうギンギンに勃っていた。
「まあ落ち着けよ、まだ終わってねぇから。」
「え?」
どういうこと?という顔をして寛也を見るやいなや駿里は一瞬にしてうつ伏せに倒された。下着を下ろされ寛也に陰茎を一気に挿れられた。
「あ゛ぁっ、…ちか、っやの…ばかあ!」
「馬鹿だと?」
寛也は奥をグリグリするようにして腰を動かした。
「ご、ごめっ、…いっ、かい…だけっ、…抜いて、ぁあ!」
「は?こんな美味そうな駿里を目の前にして、んなことできるかよ。」
「あ゛ぁあ!」
うつ伏せになっている駿里の上に寛也が覆い被さるようにしているため、駿里は身動き出来ない。それに加え起きたばかりで頭がまだ冴えていない。その状態で降り注ぐ快楽に駿里は耐え続けた。
「だ、っめ…ぁっあ、…んっ、あっ、あっ!!」
「ダメじゃねぇだろ、イキまくってるくせによ。」
ーーーだから良すぎておかしくなるんだってば!
やまぬ快楽に喘ぎ声が止まらず上手く話せない駿里は心の中でそう叫んだ。寛也のテクニックによって何度も何度もイかされている駿里は足や、手をジタバタと動かした。
「悪い、苦しいかったのか?」
寛也は腰の動きを止めた。先程まで自分の欲を全てぶつけるように抱いてきていたのに急に優しくなる。駿里が苦しいとか、嫌な思いをすることは絶対にしない。そんな寛也だから駿里は執拗以上の快楽を与えられ続けてもいつも許してしまう。
「ううんっ大丈夫、…でも寛也の顔みたい。」
「随分可愛いこと言うじゃねぇか。」
寛也は駿里を反転させて仰向けの状態で横にならせた。そして駿里の足をつかみ少し動けばキスが出来そうなぐらいの距離まで近づいた。
「動くぞ。」
駿里がこくり、と頷いたのを見て寛也は再び動き始めた。
「あぅ、…んっぁ、あっあっ…んん!!」
「駿里。」
「んふっ、ん!」
寛也は駿里のほほを鷲掴みにし、食べるように口付けをした。
**********
「飯食えるか?」
あれから抱かれ続けた駿里は動くことが出来ずに寛也の膝の上にいた。
「食べれる。」
「おい待て。」
「ん?」
駿里は持ってきてくれた料理を食べようと手に取ろうとすると寛也に止められた。
「俺が食べさせる。」
「恥ずかしいから自分で食べる!」
「ダメだ。」
駿里は最後まで抵抗をしたが、根気負けしてしまった。
「最初からそうやって大人しく言うこと聞いときゃいいんだよ。」
「うるさぃ。」
その後大人しく寛也にご飯を食べさせてもらい完食した。
「美味しかった、ありがとう。」
「いいぞ。」
寛也は自分の膝の上に座っている駿里の顎をクイッと上げた。寛也と目が合い駿里は顔を赤く染めた。
「お前体やべぇし、今日は一日中ぐったりしとく予定だよな。」
「うん。」
「だったら死ぬほど抱いてもいいだろ?」
駿里が本能的に逃げを打つように動いたのを見て、寛也は腕に力を入れた。
「やだ!」
「なんでだよ。」
「明日も歩けなるなるじゃんか!」
駿里は前のめりになり、まともに動けない体で逃げようとするが寛也にとってそれは絵に描いた餅だ。2人はいつもこんなイタチごっこを繰り返している。
「やめろ、無駄な抵抗しても体力が無くなるだけだ。夜まではやらねぇから。多分、な。」
「多分って絶対やるやつ。しかも今、朝じゃん!っ…俺死んじゃうよ。」
「死ぬわけねぇだろ。毎度毎度バカなヤツだな。」
寛也はそう言いながら前のめりになり逃げを打っている駿里をそのまま押し倒した。
「まって、ちょっと待って!」
「あ?」
「ネックレス買いに行くって言った!」
「そういえばそうだったな。」
思い出したかのように寛也は駿里の上から退き、駿里を起こした。
「忘れるなんて酷いなあ。」
駿里は少し期待はしたものの体が安全になった事に安堵した。
「お前も忘れてただろ。」
「バレたか。」
駿里はえへへと言うように笑った。
「よし、支度していくか。」
「楽しみ!」
「だな。」
支度と言っても服を着がえるだけなので2人はあっという間に外出する準備が出来た。
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