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齟齬
102話 夢
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「うわぁ!!」
駿里が急に大声を出して飛び起きた為寛也も何事かと思い起きた。
「…うるせぇな、どうした」
「夢か……よかった」
「俺の質問に答えろ」
寛也は駿里を布団の中に引き戻し首に腕を回して、少し動けば唇が当たりそうになる近さまで顔を近ずけた。
「あ、えっとー、」
寛也にお仕置きをされる夢を見たなんて言えるはずもなくしどろもどろになる。
「お仕置き追加な」
「え!なんでやだよ!」
駿里は反論しようと寛也の腕の中から出ようともがいた。
「もう1つ追加だ。ローションガーゼとかいいかもな」
「もう増やさないで…」
駿里は反論する度お仕置きが増えていく仕組みに気が付き大人しくなった。
「仕方ないな。だが、2つ追加は決定事項だからな」
「うっ…わかった」
これ以上増やされると立てなくなってしまうので大人しく言うことを聞いた。
「いい子だが、お前のせいですっかり目が覚めちまった」
「なら起きようよ。もう6時だよ!」
「そうだな。早く支度してあの二人に会いに行こう」
「うん!」
リビングへ行くととてもいい匂いがした。森廣が朝ご飯を早朝から作ってくれていたようた。
「おはようございます。今日はお二人共早いですね」
「この馬鹿が朝から叫びやがったんだ。まぁおかげで目が覚めることが出来たけどな」
寛也は駿里の頭を撫でながら森廣に言った。駿里は嬉しそうに微笑みながらされるがままになっていた。
「そうだったのですか。朝ご飯召し上がられますか?」
「ああ、おいで駿里」
今度は駿里の頬を撫でていた寛也が駿里に優しく言った。森廣は朝からこうして2人が朝から寄り添う姿を久しぶりに見た。
「何ニヤけてんだよお前」
ニコニコは良くしているが、にやにやする事はあまりない森廣が自分達が寝室から出てきた時から口角が上がって下がらない。さすがに寛也が突っ込んだ。
「すみません。つい嬉しくなってしまって」
「俺も嬉しい!」
口パンパンにトーストを詰め込んでいる駿里が寛也見ながら言った。
「口に物を入れたまま話すな。喉に詰まらせたらどうすんだよ」
「嬉しそうですね組長」
「うるせぇな黙ってろ」
森廣が珍しく寛也を揶揄った。駿里は何か言いたげだったが、寛也に怒られたので口の中のものを飲み込もうと必死になっていた。
「お前はほんとに黙っててもうるせぇな」
口いっぱいにトーストを詰め込んでいたので飲む混むのに時間がかかり、一生懸命に咀嚼している駿里の口を寛也の大きな手で掴んだ。
「離して」
「ハムスターみたいだな。可愛すぎて食っちまいたくなる」
「違うもん!」
「いいからさっさと食え、食べたら着替えて病院行くから」
少しムッとした駿里だか、今はお仕置きを増やされる心配があったので何も言わず頷いた。それからは無心で朝ごはんを食べ、既に準備出来ている2人を待たせていたので急いで着替えた。
「ごめん!お待たせ」
「待っていませんよ。こちらこそ急がせてすみません」
とても優しい森廣、待っていたのに待っていないと笑顔で言ってくれる。
「よし、行こうか」
3人は海斗と直樹が待つ病院へと向かった。その道中駿里はずっと不安げだった。それもそのはず自分のせいで2人が巻き込まれてしまったからだ。
「駿里、元気な姿を見せてやらないとあの二人もきっと不安だ。この前のこともあるからな。一応松下が全てを報告してるがお前からもちゃんと話すんだぞ」
「うん」
自分よりも不安なのは殴られ、わけもわからず病院に連れられた海斗と直樹なのに何モジモジしてるんだ、と喝を入れた。
「着きましたよ」
森廣は車に残り、寛也と駿里だけが病院へと入っていった。直樹達の病室はドラマでよく見る政治家や芸能人が泊まっている高級感漂う病室だった。
「入るぞ」
「うん」
寛也が病室のドアをノックし、2人は中へと入っていった。
「駿里!!」
海斗が駿里の名前を叫び、その名前に反応した直樹も駿里の方を見た。
「…2人ともほんとにごめんなさい。俺のせいでこんな目にあわせちゃって」
駿里が2人に向かって深々と謝罪をする。
「駿里顔上げて」
直樹にそう言われ、駿里はゆっくりと顔を上げた。そこには穏やかな表情をした2人の姿があった。
「謝らないでいいんだよ。駿里は悪くないんだらさ!幸せそうでよかった。ほんとに安心した」
「ありがとう」
どこまでも優しい直樹に駿里は思わず涙を流した。ここ最近涙線がゆるゆるになっているようですぐに涙を流してしまう。
「泣くな駿里。3日間だけだけど、ありがとうな!おかげで楽しかった。それに寛也さんのおかげで今よりもっといい仕事に付けれたんだ!逆に感謝してる!幸せになれよ!」
海斗も直樹に続くように言う。
「そうだよ!駿里が幸せなら俺達も嬉しいからさ!」
直樹と海斗は決めていた。駿里が寛也の所に悔いなく戻れるように笑顔でお別れをしようと。最後ぐらいはかっこよくいよう、と直樹がいったのだ。本当は駿里と一緒にいたくて仕方が無いし、悲しくて涙が溢れそうだった。だが、2人は気持ちを抑えて笑顔で言い続けた。
すぐに寛也はそのことに気がついた。
「永遠にお別れみたいな言い方してんじゃねぇよ」
「え?」
海斗と直樹は寛也の思いがけない発言に驚きを隠せていない。
「俺はお前らにこれからも駿里と会って遊んでやって欲しい。それと新しく用意した仕事は秘書だ。汚い仕事じゃない。」
直樹達はヤクザの用意した仕事になることを承諾したものの浮かない顔をしていた。だが、この仕事をしなければ今の生活では調子に乗って買った家のローンや生活費が払えなくなる。だから、寛也は2人にお金も良く、肉体的にも精神的にも疲れない仕事を用意した。
「本当にありがとうございます」
「家のローンも俺が払う。それから俺の組のものが住んでるマンション引っ越してこい。その方が便利だ。俺達もそこに住んでるから暇があれば遊びに来い」
直樹達は本当にありがとうございます、と言い続けた。これまで苦労してきたことが甦って来たのだろう涙を流した。
「ちょっかい出されないように幹部の下の階に住ませるから組のものからも何かされる心配はない。だから安心して暮らせ」
「「はい」」
2人は声を揃えて言った。
「それじゃあ、俺達はもう行くな。大事をとってあと2日は入院しろよ」
「はい。色々ありがとうございます」
直樹は畏まって寛也にお礼を言った。それに続くように海斗も一礼をする。
「お大事にね!2人とも!またね」
「うん!じゃあな!」
「またな!」
駿里も別れを言い、次会う約束をした。病室を出た寛也は駿里の肩に手を回して歩いていた。
「寛也ありがとう」
「何がだ」
「直樹達のことも。俺の事も」
「別に礼なんて言わなくていい」
寛也が駿里の頭を撫でながら言った。
「後でその分お前に癒してもらうからな。元気になったみたいだし、お仕置きも今日するか」
「………え?」
一瞬空耳かと思ったが、違った。現実だった。駿里は思わず足を止める。
「なんだ」
「優しくしてね…」
「無理だな」
「えぇえー」
「文句を言うな。嬉しそうな顔が隠せてないぞ」
そう言われ駿里は顔を赤く染めた。久しぶりの愛のあるお仕置きに興奮してしまったのだ。
「うるさい!」
「お仕置きそんなにすきなのか?それじゃあお仕置きになんねぇな」
「あぁもう!さっさと行こ!森廣さん待ってるから!」
「否定しないんだな」
寛也に鼻で笑われたが、駿里は話を無理矢理終わらして、急いで森廣の待つ車へと向かっていった。
「そういえば、海斗達は誰の秘書になるの?」
急ぎ足で森廣の所まで戻り、家に戻る道中に駿里は寛也に先程疑問に思ったことを聞いた。
「直樹は俺、海斗は森廣の秘書だ。本来なら森廣が俺の秘書兼幹部なんだが、最近は売上がいいこともあって忙しくてよ。あと、新しく入ってきた餓鬼共が調子に乗ってんだ。それも何とかしないといけない。だから、丁度いい時に2人が来てくれて俺達も助かった」
「そうだったんだ!2人からしたら大出世だね」
「そうだな。駿里帰るまで寝とけ。体力温存しとかないと帰ってから持たないぞ?」
「…ほんとにするの?」
「嬉しいくせに。良いから寝とけ」
駿里は本心を見抜かれて少し恥ずかしくなった。それを隠すように自分から寛也の膝に乗り抱きついて寝た。寛也はいつもは恥ずかしがってしないその行動に驚いたが、直ぐに駿里を抱きしめ嬉しそうな表情をしていた。
「帰ってから嫌ってほど愛してやる」
寛也は眠る駿里に何度も口ずけをした
駿里が急に大声を出して飛び起きた為寛也も何事かと思い起きた。
「…うるせぇな、どうした」
「夢か……よかった」
「俺の質問に答えろ」
寛也は駿里を布団の中に引き戻し首に腕を回して、少し動けば唇が当たりそうになる近さまで顔を近ずけた。
「あ、えっとー、」
寛也にお仕置きをされる夢を見たなんて言えるはずもなくしどろもどろになる。
「お仕置き追加な」
「え!なんでやだよ!」
駿里は反論しようと寛也の腕の中から出ようともがいた。
「もう1つ追加だ。ローションガーゼとかいいかもな」
「もう増やさないで…」
駿里は反論する度お仕置きが増えていく仕組みに気が付き大人しくなった。
「仕方ないな。だが、2つ追加は決定事項だからな」
「うっ…わかった」
これ以上増やされると立てなくなってしまうので大人しく言うことを聞いた。
「いい子だが、お前のせいですっかり目が覚めちまった」
「なら起きようよ。もう6時だよ!」
「そうだな。早く支度してあの二人に会いに行こう」
「うん!」
リビングへ行くととてもいい匂いがした。森廣が朝ご飯を早朝から作ってくれていたようた。
「おはようございます。今日はお二人共早いですね」
「この馬鹿が朝から叫びやがったんだ。まぁおかげで目が覚めることが出来たけどな」
寛也は駿里の頭を撫でながら森廣に言った。駿里は嬉しそうに微笑みながらされるがままになっていた。
「そうだったのですか。朝ご飯召し上がられますか?」
「ああ、おいで駿里」
今度は駿里の頬を撫でていた寛也が駿里に優しく言った。森廣は朝からこうして2人が朝から寄り添う姿を久しぶりに見た。
「何ニヤけてんだよお前」
ニコニコは良くしているが、にやにやする事はあまりない森廣が自分達が寝室から出てきた時から口角が上がって下がらない。さすがに寛也が突っ込んだ。
「すみません。つい嬉しくなってしまって」
「俺も嬉しい!」
口パンパンにトーストを詰め込んでいる駿里が寛也見ながら言った。
「口に物を入れたまま話すな。喉に詰まらせたらどうすんだよ」
「嬉しそうですね組長」
「うるせぇな黙ってろ」
森廣が珍しく寛也を揶揄った。駿里は何か言いたげだったが、寛也に怒られたので口の中のものを飲み込もうと必死になっていた。
「お前はほんとに黙っててもうるせぇな」
口いっぱいにトーストを詰め込んでいたので飲む混むのに時間がかかり、一生懸命に咀嚼している駿里の口を寛也の大きな手で掴んだ。
「離して」
「ハムスターみたいだな。可愛すぎて食っちまいたくなる」
「違うもん!」
「いいからさっさと食え、食べたら着替えて病院行くから」
少しムッとした駿里だか、今はお仕置きを増やされる心配があったので何も言わず頷いた。それからは無心で朝ごはんを食べ、既に準備出来ている2人を待たせていたので急いで着替えた。
「ごめん!お待たせ」
「待っていませんよ。こちらこそ急がせてすみません」
とても優しい森廣、待っていたのに待っていないと笑顔で言ってくれる。
「よし、行こうか」
3人は海斗と直樹が待つ病院へと向かった。その道中駿里はずっと不安げだった。それもそのはず自分のせいで2人が巻き込まれてしまったからだ。
「駿里、元気な姿を見せてやらないとあの二人もきっと不安だ。この前のこともあるからな。一応松下が全てを報告してるがお前からもちゃんと話すんだぞ」
「うん」
自分よりも不安なのは殴られ、わけもわからず病院に連れられた海斗と直樹なのに何モジモジしてるんだ、と喝を入れた。
「着きましたよ」
森廣は車に残り、寛也と駿里だけが病院へと入っていった。直樹達の病室はドラマでよく見る政治家や芸能人が泊まっている高級感漂う病室だった。
「入るぞ」
「うん」
寛也が病室のドアをノックし、2人は中へと入っていった。
「駿里!!」
海斗が駿里の名前を叫び、その名前に反応した直樹も駿里の方を見た。
「…2人ともほんとにごめんなさい。俺のせいでこんな目にあわせちゃって」
駿里が2人に向かって深々と謝罪をする。
「駿里顔上げて」
直樹にそう言われ、駿里はゆっくりと顔を上げた。そこには穏やかな表情をした2人の姿があった。
「謝らないでいいんだよ。駿里は悪くないんだらさ!幸せそうでよかった。ほんとに安心した」
「ありがとう」
どこまでも優しい直樹に駿里は思わず涙を流した。ここ最近涙線がゆるゆるになっているようですぐに涙を流してしまう。
「泣くな駿里。3日間だけだけど、ありがとうな!おかげで楽しかった。それに寛也さんのおかげで今よりもっといい仕事に付けれたんだ!逆に感謝してる!幸せになれよ!」
海斗も直樹に続くように言う。
「そうだよ!駿里が幸せなら俺達も嬉しいからさ!」
直樹と海斗は決めていた。駿里が寛也の所に悔いなく戻れるように笑顔でお別れをしようと。最後ぐらいはかっこよくいよう、と直樹がいったのだ。本当は駿里と一緒にいたくて仕方が無いし、悲しくて涙が溢れそうだった。だが、2人は気持ちを抑えて笑顔で言い続けた。
すぐに寛也はそのことに気がついた。
「永遠にお別れみたいな言い方してんじゃねぇよ」
「え?」
海斗と直樹は寛也の思いがけない発言に驚きを隠せていない。
「俺はお前らにこれからも駿里と会って遊んでやって欲しい。それと新しく用意した仕事は秘書だ。汚い仕事じゃない。」
直樹達はヤクザの用意した仕事になることを承諾したものの浮かない顔をしていた。だが、この仕事をしなければ今の生活では調子に乗って買った家のローンや生活費が払えなくなる。だから、寛也は2人にお金も良く、肉体的にも精神的にも疲れない仕事を用意した。
「本当にありがとうございます」
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「ちょっかい出されないように幹部の下の階に住ませるから組のものからも何かされる心配はない。だから安心して暮らせ」
「「はい」」
2人は声を揃えて言った。
「それじゃあ、俺達はもう行くな。大事をとってあと2日は入院しろよ」
「はい。色々ありがとうございます」
直樹は畏まって寛也にお礼を言った。それに続くように海斗も一礼をする。
「お大事にね!2人とも!またね」
「うん!じゃあな!」
「またな!」
駿里も別れを言い、次会う約束をした。病室を出た寛也は駿里の肩に手を回して歩いていた。
「寛也ありがとう」
「何がだ」
「直樹達のことも。俺の事も」
「別に礼なんて言わなくていい」
寛也が駿里の頭を撫でながら言った。
「後でその分お前に癒してもらうからな。元気になったみたいだし、お仕置きも今日するか」
「………え?」
一瞬空耳かと思ったが、違った。現実だった。駿里は思わず足を止める。
「なんだ」
「優しくしてね…」
「無理だな」
「えぇえー」
「文句を言うな。嬉しそうな顔が隠せてないぞ」
そう言われ駿里は顔を赤く染めた。久しぶりの愛のあるお仕置きに興奮してしまったのだ。
「うるさい!」
「お仕置きそんなにすきなのか?それじゃあお仕置きになんねぇな」
「あぁもう!さっさと行こ!森廣さん待ってるから!」
「否定しないんだな」
寛也に鼻で笑われたが、駿里は話を無理矢理終わらして、急いで森廣の待つ車へと向かっていった。
「そういえば、海斗達は誰の秘書になるの?」
急ぎ足で森廣の所まで戻り、家に戻る道中に駿里は寛也に先程疑問に思ったことを聞いた。
「直樹は俺、海斗は森廣の秘書だ。本来なら森廣が俺の秘書兼幹部なんだが、最近は売上がいいこともあって忙しくてよ。あと、新しく入ってきた餓鬼共が調子に乗ってんだ。それも何とかしないといけない。だから、丁度いい時に2人が来てくれて俺達も助かった」
「そうだったんだ!2人からしたら大出世だね」
「そうだな。駿里帰るまで寝とけ。体力温存しとかないと帰ってから持たないぞ?」
「…ほんとにするの?」
「嬉しいくせに。良いから寝とけ」
駿里は本心を見抜かれて少し恥ずかしくなった。それを隠すように自分から寛也の膝に乗り抱きついて寝た。寛也はいつもは恥ずかしがってしないその行動に驚いたが、直ぐに駿里を抱きしめ嬉しそうな表情をしていた。
「帰ってから嫌ってほど愛してやる」
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