極道の密にされる健気少年

安達

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快楽抽選箱

94話 鬼ごっこ *

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「どこに行こう…」


とりあえずエレベーターに乗っていつもの癖で事務所まで来てしまった。その頃丁度寛也のスマホに松下からの連絡が入った。


『組長、事務所前で途方に暮れてます』


5分が経ったあとだったのでゆったりと駿里のいる事務所へと向かっていった。反対に駿里は焦りを感じながら事務所に入った。


「よう!駿里」

「康二さん、どこか隠れられるところない?」

「隠れるとこか~、あそこはどうだ?」



鈍感な駿里は松下が寛也と共犯である事に気が付かなかった。松下に言われた通り天馬のバーのカウンターの下に隠れたが、天馬もまた、寛也の共犯だ。なのに駿里は完璧な所に隠れられたと自信満々になっていた。


「ここなら絶対見つけられない」

「隠れんぼしてんのか?」


小声で話したが目と鼻の先にいた天馬には聞こえていたようだ。


「違うよ。鬼ごっこしてる」

「逃げなくていいのか?」

「それだと寛也足速いから直ぐに見つかっちゃう。だから隠れた方が絶対いいからさ」

「そうか」



見つからないという自信を物凄く持って隠れている駿里に天馬は心の中で謝っておいた。しかし表情はとても楽しそうだった。すると寛也が来たのだろう、事務所のドアが空いた。駿里に緊張が走る。


寛也は天馬と目が合った。そして、駿里がそこにいるのが分かると、脚を進めた。


「見つけた」


鬼ごっこだと言うのに隠れている駿里を捕まえた。


「絶対おかしい!早すぎる!」

「狡しないなんて俺は言ってない。お仕置きされたくなかったらさっさと戻るぞ」


お仕置きという言葉に駿里は大人しく寛也についていった。天馬と松下はお気楽に駿里に手を振っていた。その様子を駿里が助けを求める目で見ていたが、2人はそれに気付かないふりをして見送った。



「寛也」

「なんだ」

「何もしないの?逆に怖いよ」



家に帰った瞬間いつもの如く酷く抱かれると思っていた駿里だか、特に何もされることはなく今寛也の隣でテレビを見ているという状況になっている。


「今日は休ませてやるよ。その為の2日間だ。最近ほんとに無理させすぎたからな」

「優しい寛也もかっこいい。絶対隣で寝てね」

「可愛いこと言うな、当たり前だ。言い忘れていたが明日から2日間仕事休みだから楽しみにしてろ」

「え…」

「だから今日はしっかり体を休めておけよ」

「さすがに一日中ってことは無いよね…?」

「何のために仕事休んだと思ってんだ。一日中に決まってんだろうが」

「ええ!!」



嫌だ、待って等の抗議の声を上げている駿里を抱き抱えた。話を聞いてくれない寛也に駿里は当然の事ながら暴れる。


「おい」

「だって!」

「今どれだけ暴れても明日は来る。明日体が悲鳴あげたくなかったら大人しく寝ろ」


ベットに下ろされ寛也に腕を回されて体を固定された。そして早く寝ろと言うように頭をぽんぽん撫でられた。


「……寝にくい」

「うるさい。黙って寝ろ」


少しムッとした駿里だが、寛也の匂いに包まれた安心感と温もりが心地よくてすぐに眠気が来た。明日の事は明日考えようと今は忘れることにした。


















次の日の朝駿里はトイレに行きたくて目が覚めた。寛也の傍から離れることはお仕置き案件だがそれよりもトイレでの姿を見られたくないので寛也が起きないようにそおっと動いた。


「おい、何してる」


少しの振動で反応する寛也は直ぐに起きてしまった。


「おしっこ行きたいから行ってくる」

「ダメだ。俺はまだ眠い」

「漏れちゃうよ。今だけ許して!」


寛也がどれどれと言いながら、駿里の膀胱を押した。



「やめ!」

「はぁ、なら起きるか」

「俺一人で行く!」

「昨日の約束忘れたのか?」


トイレまで当たり前のように着いてきたが、さすがに中に入れる訳には行かなかったので駿里はトイレに着くなり居そうで扉を閉めて鍵をかけた。


「間に合った」

「お前俺の視界から外れやがったな」


寛也はお怒りの様だ。


「トイレはさすがに許してよ。それに寛也がトイレに入ってる時も俺に見られるってことだよ?」

「確かにそれはあれだな。トイレは特例にしてやるよ。だからと言って嘘ついてトイレに逃げるなよ?」



圧をかけられた駿里は頷くしか無かった。


「いい子。さてどうしようか。それより先に飯だな」

「うん」

「行こう」



早く駿里に触れたい寛也はあっという間に食べ、何かを取りに行った。戻ってきた寛也の手には液体の入った容器があった。


「今日は一日中だからこれを使う。駿里の体のためにもな」

「なにそれ」

「やって見たらわかる。こっち来い」


そう言って寛也は駿里の服を脱がした。そして容器の先端を駿里の秘部に当てた。


「怖くないからな」


冷たい液体が中に挿入されていき駿里は苦しくなってきた。


「大丈夫か?」


全て入れ終わり秘部に蓋がわりの玩具を挿れた。


「辛いとは思うが、しばらく我慢だ」

「っ………うぅ」



駿里は辛くて仕方がなかった。グルグルとお腹が鳴り苦しい。汗も流れてきている。


「そろそろいいか」


苦しさで歩けない駿里をトイレに連れていき便座に座らせ玩具を抜いた。



「よく頑張った」



羞恥心、苦痛からの解放色々なものが一気に来て顔を赤くし駿里は少し震えていた。


「これしといた方がお前が楽なんだよ」

「……うん」

「じゃあ、しようか」


連れていかれたのは案の定ベッド。拘束もされることなく優しく降ろされた。


「そんな不安そうな目でいなくてもいい。優しく抱いてやるから」


寛也はローションを手に取り、駿里の後孔に手を当て指を中に挿れた。


「……ぁ………あ」

「声我慢してんのか?何今更そんなことしてんだよ」


寛也は一度手を止めて言った。


「朝からするのは恥ずかしいもん」

「何時するかなんて関係ないだろ」


気の抜けた駿里の前立腺を擦りたげた


「ああ!…っ、ん、あっ!…んん!!」

「ここほんと好きだなお前」


寛也が指を中でかき回したり、抜き差ししながら駿里のいい所を刺激し続けた。寛也はほぐれてきたので指を抜き、秘部に自身の陰茎を当て一気に入れた。


「挿れんぞ」

「あああっ!…、ん、あ!、あっ、あ!!…ん゛!」


寛也に突かれるたびに嬌声をあげてしまう。


「んあ!…、あぁあ!!、きっもち、…いい!、あ!」

「俺もだ」


寛也が奥を突いてくる。それを受け入れ駿里はそのまま寛也に身を任せた。


「まだまだこれからだ」
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