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謀叛
75話 解決
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部屋に着いた松下は駿里を寝室のベッドに寝かせ、自分はリビングに行こうとした。
「康二さん」
後ろから駿里に名前を呼ばれた。
「いつから起きてた?」
「康二さんが倉庫で裕太と二人っきりで話してるぐらいから」
「じゃあ、全部聞いてたのか」
「うん」
目を開けるタイミングがなくて、と笑いながら松下に言った。
「俺の事怒ってるだろ」
「なんで?」
「だって俺、組を裏切った上にお前まで危険な目に晒した」
「それだけで怒ったりしないよ」
駿里は優しい笑顔で松下をみていた。
「なんで俺の周りはこんなにお人好しばかりなんだよ」
松下は今日泣いてばかりだ。そんな松下をベットからおりた駿里抱きしめた。寛也とは違う温もりを感じた。
「誰にでも間違いはある。潰れちゃったお店もまた再開すればいいよ。迷惑をかけた店員さん集めてさ。寛也は康二さんを許した、だから俺も怒らない。それに俺康二さんにはたくさん救われたからね」
松下もありがとう、と駿里だきしめた。
「久しぶりに康二さんの料理が食べたい」
「いいぞ」
松下は得意料理のパスタを作った。
「美味しい」
満面の笑みで駿里は松下をみた。
「駿里、俺組長達と話してくる」
「今はダメだよ、きっと立て込んでる」
俺よりしっかりしてるなお前、と駿里を見つめた。
「それもそうだな。明日にする」
「じゃあ一緒に寝よ」
「歯磨きした後でな!」
2人は歯を磨き、ベッドにダイブした。
「お前いつもこんな広いふかふかベッドで寝てんだな。」
「うん、いい夢見れるといいね。明日一緒に寛也の所に行こう」
「ほんとにありがとな、駿里。おやみす」
「おやすみ」
松下は駿里を抱き寄せて寝た。
その頃寛也達は三浦裕太に制裁を下し、今回の件と赤浜殺しに関わっている奴らを1人残らず調べそいつらにも制裁下した。
「組長、松下はどうしますか?」
「何もしない。お前らも普段通りに接してやれ」
「「はい」」
ほかの幹部は自分の部屋に戻り、事務所に寛也と森廣と島袋だけが残っていた。
「あの、」
「どうした?島袋」
「ありがとうございます。松下のこと」
「お前ら兄弟みたいなもんだもんな。だがな、お礼なんて必要ない。俺は当たり前のことをしただけだ。お前も、もう帰って寝ろ」
「はい、失礼します」
島袋が事務所を出たあと、森廣と寛也は2人残っていた。
「組長、これからが大変ですね」
「ああ、あのクソバカのせいでバカみたいに赤字だ。一刻も早く立て直さないとな。」
「はい、では我々も戻りましょうか」
事務所を出たふたりはそれぞれの部屋へと帰った。
寛也が寝室へ行くと、大切な家族の松下と愛する恋人駿里が抱き合って寝ていた。
寛也も駿里の隣に寝た。
早朝に松下は目が覚め駿里見ようと隣を見たら、こちらを向いている寛也の顔がありガバっと、起き上がった。
「松下、久しぶり2人で話そう」
「はい」
松下は寛也についてリビングへといった。
「ごめんな、気づいてやれなくて」
「俺が悪いのに謝らないでください」
「でも最悪の事態は免れてよかったよ。それよりお前、俺との写真飾ってんだな」
「っなんで知ってるんですか!」
恥ずかしくなった松下は顔を赤く染めた
「お前の部屋に入ったからに決まってんだろ。なんだ、別に恥ずかし事じゃねぇだろうが」
「それはそうなんですが…」
「ほんとに大きくなったな、お前に漢字を教えていた時が懐かしい」
親のいない松下と島袋に寛也と森廣が変わって色々なことを教えていた。勉強、スポーツ、料理、タイピングなど将来必要になるであろうことを全て教えこんだ。
「あの時から俺、組長について行くって決めてました、何があっても俺が命を守るって」
「それがダメなんだよ」
松下はどうして?という顔をした
「お前は俺に守られる立場だ、いつからそんなに偉くなったんだよ。自分の命をもっと大切にしろ。お前が俺に死んで欲しくないと思っているように俺もお前に死んで欲しくない、そんなことも分からないのか。いつまでたっても馬鹿だな」
「すみません」
松下嬉しそうに言った。
「あと、今から倒産した会社の立ち上げを開始するからお前もしっかり手伝えよ。誰よりも働け」
「はい!全部俺のせいですからね」
ほんとにその通りだ、と寛也は笑いながら言った。この会話を駿里はこっそりと聞いていた。
「駿里、隠れてないでこっちに来い」
バレていたらしい
「寛也って絶対後ろにも目があるよな」
「お前の視線を感じたんだ」
「まあ、ちゃんと話し合えてよかったね。これからお仕事頑張ってね!2人とも!」
「ああ」
「ありがとうな!」
朝の6時頃2人は一緒に事務所へと向かっていった。駿里はゆっくりと準備をして、9時頃天馬の所にむかった。
「康二さん」
後ろから駿里に名前を呼ばれた。
「いつから起きてた?」
「康二さんが倉庫で裕太と二人っきりで話してるぐらいから」
「じゃあ、全部聞いてたのか」
「うん」
目を開けるタイミングがなくて、と笑いながら松下に言った。
「俺の事怒ってるだろ」
「なんで?」
「だって俺、組を裏切った上にお前まで危険な目に晒した」
「それだけで怒ったりしないよ」
駿里は優しい笑顔で松下をみていた。
「なんで俺の周りはこんなにお人好しばかりなんだよ」
松下は今日泣いてばかりだ。そんな松下をベットからおりた駿里抱きしめた。寛也とは違う温もりを感じた。
「誰にでも間違いはある。潰れちゃったお店もまた再開すればいいよ。迷惑をかけた店員さん集めてさ。寛也は康二さんを許した、だから俺も怒らない。それに俺康二さんにはたくさん救われたからね」
松下もありがとう、と駿里だきしめた。
「久しぶりに康二さんの料理が食べたい」
「いいぞ」
松下は得意料理のパスタを作った。
「美味しい」
満面の笑みで駿里は松下をみた。
「駿里、俺組長達と話してくる」
「今はダメだよ、きっと立て込んでる」
俺よりしっかりしてるなお前、と駿里を見つめた。
「それもそうだな。明日にする」
「じゃあ一緒に寝よ」
「歯磨きした後でな!」
2人は歯を磨き、ベッドにダイブした。
「お前いつもこんな広いふかふかベッドで寝てんだな。」
「うん、いい夢見れるといいね。明日一緒に寛也の所に行こう」
「ほんとにありがとな、駿里。おやみす」
「おやすみ」
松下は駿里を抱き寄せて寝た。
その頃寛也達は三浦裕太に制裁を下し、今回の件と赤浜殺しに関わっている奴らを1人残らず調べそいつらにも制裁下した。
「組長、松下はどうしますか?」
「何もしない。お前らも普段通りに接してやれ」
「「はい」」
ほかの幹部は自分の部屋に戻り、事務所に寛也と森廣と島袋だけが残っていた。
「あの、」
「どうした?島袋」
「ありがとうございます。松下のこと」
「お前ら兄弟みたいなもんだもんな。だがな、お礼なんて必要ない。俺は当たり前のことをしただけだ。お前も、もう帰って寝ろ」
「はい、失礼します」
島袋が事務所を出たあと、森廣と寛也は2人残っていた。
「組長、これからが大変ですね」
「ああ、あのクソバカのせいでバカみたいに赤字だ。一刻も早く立て直さないとな。」
「はい、では我々も戻りましょうか」
事務所を出たふたりはそれぞれの部屋へと帰った。
寛也が寝室へ行くと、大切な家族の松下と愛する恋人駿里が抱き合って寝ていた。
寛也も駿里の隣に寝た。
早朝に松下は目が覚め駿里見ようと隣を見たら、こちらを向いている寛也の顔がありガバっと、起き上がった。
「松下、久しぶり2人で話そう」
「はい」
松下は寛也についてリビングへといった。
「ごめんな、気づいてやれなくて」
「俺が悪いのに謝らないでください」
「でも最悪の事態は免れてよかったよ。それよりお前、俺との写真飾ってんだな」
「っなんで知ってるんですか!」
恥ずかしくなった松下は顔を赤く染めた
「お前の部屋に入ったからに決まってんだろ。なんだ、別に恥ずかし事じゃねぇだろうが」
「それはそうなんですが…」
「ほんとに大きくなったな、お前に漢字を教えていた時が懐かしい」
親のいない松下と島袋に寛也と森廣が変わって色々なことを教えていた。勉強、スポーツ、料理、タイピングなど将来必要になるであろうことを全て教えこんだ。
「あの時から俺、組長について行くって決めてました、何があっても俺が命を守るって」
「それがダメなんだよ」
松下はどうして?という顔をした
「お前は俺に守られる立場だ、いつからそんなに偉くなったんだよ。自分の命をもっと大切にしろ。お前が俺に死んで欲しくないと思っているように俺もお前に死んで欲しくない、そんなことも分からないのか。いつまでたっても馬鹿だな」
「すみません」
松下嬉しそうに言った。
「あと、今から倒産した会社の立ち上げを開始するからお前もしっかり手伝えよ。誰よりも働け」
「はい!全部俺のせいですからね」
ほんとにその通りだ、と寛也は笑いながら言った。この会話を駿里はこっそりと聞いていた。
「駿里、隠れてないでこっちに来い」
バレていたらしい
「寛也って絶対後ろにも目があるよな」
「お前の視線を感じたんだ」
「まあ、ちゃんと話し合えてよかったね。これからお仕事頑張ってね!2人とも!」
「ああ」
「ありがとうな!」
朝の6時頃2人は一緒に事務所へと向かっていった。駿里はゆっくりと準備をして、9時頃天馬の所にむかった。
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