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相愛
サプライズ
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「天馬さーん!」
「おう!来たって事は寛也と仲直りできたみたいだな!よかった!」
「うん!ありがとう!これ、寛也から!」
寛也に天馬に渡すように言われた箱は駿里を事務所へ連れていかせるための口実で空箱だった。天馬は寛也からの連絡があるまで駿里を事務所に居させろ、と言われているのであの手この手を使い連絡が来るまで時間を稼いだ。
連絡が来て、天馬は駿里、島袋、北風、森廣とともに寛也達がいる所へと向かった。
玄関の前に着くと、天馬に1番前に入るように言われた。駿里は何でだろうとは思ったものの言われた通りに入った。
「真っ暗じゃん。寛也達どっかいったのかな?」
「仕事かな?」
「たぶんそーだろ」
天馬と松下は駿里を誤魔化すためにそう答えたがあまりにもカタコトの喋り方になっていたので森廣は思わず頭を抱えた。
「駿里くん。こんな奴らはほっといてさっさと入りましょう」
「うん!」
駿里がリビングに繋がるドアを開けた瞬間、
電気が着いた
パーン!パーン!
「駿里誕生日おめでとう!!!」
変な被り物を被った松下が全力でお祝いしてきた。駿里色々なことがあったので明日が誕生日という事を忘れていたこともあり、皆が自分に内緒で誕生日のお祝いの準備をしてくれていた事がすごく嬉しかった。
「それは明日だバカ。今日は前夜祭だ」
すぐに松下にツッコむ司波
「よし!今日は楽しむぞ!!もちろん明日もな」
天馬は駿里の方に手を回しそう言った。
料理を豪快に頬張る島袋に噛み付く北風。駿里にベタベタする松下。酒を飲みまくる司波にその様子を見守る寛也と森廣。そんな賑やかな時間を過ごしていた。
現在の時刻は時刻は11:58
駿里は松下の美味しい手料理に豪華な飾り付け、大切な人たちに囲まれながら過ごすこの時間がとても幸せだった。
「5!、4!、3!」
天馬が急にカウントダウンし始め駿里は少し恥ずかしくなって頬赤く染めた。
「2!、1!」
「「誕生日おめでとう!!!駿里!」」
「ありがとう、みんな!」
駿里は人生で一番幸せな瞬間だなあ、と思った
「組長!俺ら片付けてますから、駿里とお風呂入ってきてください」
「ああ、駿里行こう」
2人がお風呂から上がる頃には全て綺麗に片付けされており、みんな居なくなっていた。
「駿里、渡すものがある」
寛也はそう言って駿里の左手の薬指に指輪をはめた
「これからも俺のそばにいて欲しい。2人で歳をとっていこう」
駿里嬉しすぎて涙があふれてきた
「返事をくれないのか?」
駿里は首を左右に何度も振った
「よぼよぼのおじいちゃんになるまで一緒にいよう、ありがとう寛也」
「今この瞬間から死ぬまで、決して退屈しない長い会話をしような」
寛也のあまりに、臭いセリフに思わず笑いが込み上げた
「寛也はいつもらしくないこと言うな」
「駿里にだけだ」
2人は寝室へ向かった。駿里はてっきりセックスするのかと思っていたが、寛也はその様子はなく寝ようとしていた。
「…しないの?」
「まだ、傷が治ってないからダメだ。」
「……そうでした」
「そんな焦るな。傷が塞がったら嫌ってほど抱いてやる、今日はもう寝ろ」
「うん、おやすみ」
寛也は18歳になったばかり駿里を出しきめた。
「おう!来たって事は寛也と仲直りできたみたいだな!よかった!」
「うん!ありがとう!これ、寛也から!」
寛也に天馬に渡すように言われた箱は駿里を事務所へ連れていかせるための口実で空箱だった。天馬は寛也からの連絡があるまで駿里を事務所に居させろ、と言われているのであの手この手を使い連絡が来るまで時間を稼いだ。
連絡が来て、天馬は駿里、島袋、北風、森廣とともに寛也達がいる所へと向かった。
玄関の前に着くと、天馬に1番前に入るように言われた。駿里は何でだろうとは思ったものの言われた通りに入った。
「真っ暗じゃん。寛也達どっかいったのかな?」
「仕事かな?」
「たぶんそーだろ」
天馬と松下は駿里を誤魔化すためにそう答えたがあまりにもカタコトの喋り方になっていたので森廣は思わず頭を抱えた。
「駿里くん。こんな奴らはほっといてさっさと入りましょう」
「うん!」
駿里がリビングに繋がるドアを開けた瞬間、
電気が着いた
パーン!パーン!
「駿里誕生日おめでとう!!!」
変な被り物を被った松下が全力でお祝いしてきた。駿里色々なことがあったので明日が誕生日という事を忘れていたこともあり、皆が自分に内緒で誕生日のお祝いの準備をしてくれていた事がすごく嬉しかった。
「それは明日だバカ。今日は前夜祭だ」
すぐに松下にツッコむ司波
「よし!今日は楽しむぞ!!もちろん明日もな」
天馬は駿里の方に手を回しそう言った。
料理を豪快に頬張る島袋に噛み付く北風。駿里にベタベタする松下。酒を飲みまくる司波にその様子を見守る寛也と森廣。そんな賑やかな時間を過ごしていた。
現在の時刻は時刻は11:58
駿里は松下の美味しい手料理に豪華な飾り付け、大切な人たちに囲まれながら過ごすこの時間がとても幸せだった。
「5!、4!、3!」
天馬が急にカウントダウンし始め駿里は少し恥ずかしくなって頬赤く染めた。
「2!、1!」
「「誕生日おめでとう!!!駿里!」」
「ありがとう、みんな!」
駿里は人生で一番幸せな瞬間だなあ、と思った
「組長!俺ら片付けてますから、駿里とお風呂入ってきてください」
「ああ、駿里行こう」
2人がお風呂から上がる頃には全て綺麗に片付けされており、みんな居なくなっていた。
「駿里、渡すものがある」
寛也はそう言って駿里の左手の薬指に指輪をはめた
「これからも俺のそばにいて欲しい。2人で歳をとっていこう」
駿里嬉しすぎて涙があふれてきた
「返事をくれないのか?」
駿里は首を左右に何度も振った
「よぼよぼのおじいちゃんになるまで一緒にいよう、ありがとう寛也」
「今この瞬間から死ぬまで、決して退屈しない長い会話をしような」
寛也のあまりに、臭いセリフに思わず笑いが込み上げた
「寛也はいつもらしくないこと言うな」
「駿里にだけだ」
2人は寝室へ向かった。駿里はてっきりセックスするのかと思っていたが、寛也はその様子はなく寝ようとしていた。
「…しないの?」
「まだ、傷が治ってないからダメだ。」
「……そうでした」
「そんな焦るな。傷が塞がったら嫌ってほど抱いてやる、今日はもう寝ろ」
「うん、おやすみ」
寛也は18歳になったばかり駿里を出しきめた。
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