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外出
46話 再会
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駿里は模試の成績が上がったことを森廣に報告しようと思い、事務所に来ていた
「どうした?」
「天馬さん!森廣さんいる?」
「あー、さっき出かけたよ」
「そんなあ」
「俺らも出るか?」
「え!いいの!?」
「定期的に太陽の光浴びねぇとな」
「やった!」
駿里は天馬の車にのり、色んなところに連れて行ってもらった。そして今服屋に来ている
「これとか似合ってんぞ?」
「そう?」
「じゃあこれにしよっかな」
「駿里?」
懐かしい声が駿里を呼び振り返った。そこには裕太がいた
「…………裕太、?」
「そうだ!久しぶりだな!元気そうで本当によかった」
眩しい笑顔を駿里に見せて裕太は再会を喜んだ。
「駿里、誰こいつ」
後ろにいた天馬が警戒しながら話しかけてきた
「裕太。俺の親友」
「こんにちは!」
「どうも、」
天馬はぶっきらぼうに答えた。そして少しだけ悩み
「俺、そこら辺の見てるから話しとけ」
「え、良いの?」
「今しか話せないだろ?」
「ありがとう!」
天馬は店の奥に入って行った。
「駿里酷いことされてないか?」
「大丈夫だよ。俺今結構幸せだから」
駿里の偽りのない笑顔に裕太はホッとした
「俺、傷が治ってから部活にも参加したんだ。それで今レギュラー勝ち取れた」
「すげぇじゃん!」
「頑張ったんだよ。もしかしたらお前が見てくれてるかもしれないからな」
「何の冗談だよもう!」
「明日全国高校サッカー大会があるから見て欲しいんだ」
「あったりまえじゃん!」
「ありがとう」
奥にいくふりをして、会話をすべて聞いていた天馬は一通り会話が終わったのを確認し出てきた
「終わったか?そろそろ帰ろう。長居はまずい」
「そうだね。裕太!頑張れよ!!」
「おう!じゃあな!」
駿里は天馬と共に店を出た。駿里前にあるホットドッグ屋に夢中になっていたが、天馬は裕太のいる所を振り返った
裕太は天馬と目が合うと、一礼をした。それはまるで駿里をよろしくお願いしますと言っているようだった。そんな裕太にまさせとけ!と言わんばかりに天馬はニカッと笑い手を振った。
「ただいま!寛也」
「駿里おかえり。楽しかったか?」
「うん!」
駿里は天馬に裕太にあったことは絶対に言うなと固く言われていたので言わなかった
「服買って貰ったんだよ!」
「よかったな」
駿里は寛也からスマホを返して貰っていた上に寛也は一切スマホの中身をいじっていなかった。その為裕太のラインは入っていたので、帰ってからずっと会話していた。
いつもはスマホなんていじらない駿里に不安を感じた寛也だったが、楽しそうな姿を見てどうせまたゲームでもしているのだろうと思っていた
「駿里、そろそろ終わりだ。頭が疲れるぞ」
夢中になっていたから気が付かなかったが駿里は2時間ほど会話をしていた
「もうこんな時間!」
「少しやり過ぎた。程よくしろよ」
「はーい」
「寝よう」
「うん」
2人が寝室に行ったのを見て島袋も帰ろうとした。その前にリビングに置き忘れた駿里のスマホを充電してやろうとスマホを手に取った時着信が鳴った
『おやすみ』
その送り主の名は裕太と書かれていた。
島袋はまずいことになったと思いその通知をホーム画面から消した。だが、駿里のことも島袋は信じていたので余計な口を挟んではいけないと寛也に報告するのをやめた。自分の口できっと言うだろうと信じていた。
「どうした?」
「天馬さん!森廣さんいる?」
「あー、さっき出かけたよ」
「そんなあ」
「俺らも出るか?」
「え!いいの!?」
「定期的に太陽の光浴びねぇとな」
「やった!」
駿里は天馬の車にのり、色んなところに連れて行ってもらった。そして今服屋に来ている
「これとか似合ってんぞ?」
「そう?」
「じゃあこれにしよっかな」
「駿里?」
懐かしい声が駿里を呼び振り返った。そこには裕太がいた
「…………裕太、?」
「そうだ!久しぶりだな!元気そうで本当によかった」
眩しい笑顔を駿里に見せて裕太は再会を喜んだ。
「駿里、誰こいつ」
後ろにいた天馬が警戒しながら話しかけてきた
「裕太。俺の親友」
「こんにちは!」
「どうも、」
天馬はぶっきらぼうに答えた。そして少しだけ悩み
「俺、そこら辺の見てるから話しとけ」
「え、良いの?」
「今しか話せないだろ?」
「ありがとう!」
天馬は店の奥に入って行った。
「駿里酷いことされてないか?」
「大丈夫だよ。俺今結構幸せだから」
駿里の偽りのない笑顔に裕太はホッとした
「俺、傷が治ってから部活にも参加したんだ。それで今レギュラー勝ち取れた」
「すげぇじゃん!」
「頑張ったんだよ。もしかしたらお前が見てくれてるかもしれないからな」
「何の冗談だよもう!」
「明日全国高校サッカー大会があるから見て欲しいんだ」
「あったりまえじゃん!」
「ありがとう」
奥にいくふりをして、会話をすべて聞いていた天馬は一通り会話が終わったのを確認し出てきた
「終わったか?そろそろ帰ろう。長居はまずい」
「そうだね。裕太!頑張れよ!!」
「おう!じゃあな!」
駿里は天馬と共に店を出た。駿里前にあるホットドッグ屋に夢中になっていたが、天馬は裕太のいる所を振り返った
裕太は天馬と目が合うと、一礼をした。それはまるで駿里をよろしくお願いしますと言っているようだった。そんな裕太にまさせとけ!と言わんばかりに天馬はニカッと笑い手を振った。
「ただいま!寛也」
「駿里おかえり。楽しかったか?」
「うん!」
駿里は天馬に裕太にあったことは絶対に言うなと固く言われていたので言わなかった
「服買って貰ったんだよ!」
「よかったな」
駿里は寛也からスマホを返して貰っていた上に寛也は一切スマホの中身をいじっていなかった。その為裕太のラインは入っていたので、帰ってからずっと会話していた。
いつもはスマホなんていじらない駿里に不安を感じた寛也だったが、楽しそうな姿を見てどうせまたゲームでもしているのだろうと思っていた
「駿里、そろそろ終わりだ。頭が疲れるぞ」
夢中になっていたから気が付かなかったが駿里は2時間ほど会話をしていた
「もうこんな時間!」
「少しやり過ぎた。程よくしろよ」
「はーい」
「寝よう」
「うん」
2人が寝室に行ったのを見て島袋も帰ろうとした。その前にリビングに置き忘れた駿里のスマホを充電してやろうとスマホを手に取った時着信が鳴った
『おやすみ』
その送り主の名は裕太と書かれていた。
島袋はまずいことになったと思いその通知をホーム画面から消した。だが、駿里のことも島袋は信じていたので余計な口を挟んではいけないと寛也に報告するのをやめた。自分の口できっと言うだろうと信じていた。
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