極道の密にされる健気少年

安達

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日常

41話 模試

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松下とゲームをしながら過ごしているとあっという間によるになっていた



「おかえり、寛也」


「ただいま、駿里明日は俺たち忙しいから誰も来られない。1人でも平気か?」


「大丈夫だよ、おれもう17だもん」


「寂しかったら,事務所に来い。俺は明日早いからもう寝る」


「俺も寝る、待って!、、康二さんまた明日!」


「おう!」




駿里は絶対に寛也と一緒に起きようと思い目覚まし時計をセットしていた


「無理するな、どうせ起きれないんだから」


「明日は絶対おきるもん」


「そりゃ楽しみだな」  





そして朝駿里が目を覚ますと横に寛也はいなかった。起きられなかったショックはあったが天馬のところへ行こうと準備して朝ごはんを食べていた。


「なんで朝ってこんなに眠いんだろう」



駿里は寛也の手料理を食べ終わり、歯磨きをして事務所のある3階を目指した。



「よう!駿里!」


「おはよう、島袋さん」


「組長に会いにきたのか?」


「違うよ、暇だからきた」


「じゃあこっち来い」


そう言って島袋は駿里の腕をひき、自分の膝の上に座らせた



「癒されるわ」


「仕事やりにくくないの?」


「はかどる」


島袋は駿里の顔を掴み何度もキスをした


「んん!、、ちょ!寛也に見られたらまずいから!」


「何をだ?」


2人は慌てて後ろを向いた


「たく、お前はスキンシップが多すぎなんだよ島袋」


「つい、可愛すぎて」


「駿里、お前帰ったら覚えてろよ」


寛也はそう言って仕事に戻った。


「駿里、今日は寝られないな」


「はは、どんまい」


松下と天馬に茶化された


「島袋さんのせいだ」


「俺のせいじゃない、お前が可愛いのが悪い」


「理不尽だ!」


「島袋の時間は終わり、駿里こっち来い。新作のカクテル飲ませてやる」


「行く!」


「あっおい!」


駿里は島袋の膝から飛び降りて天馬についていった


「俺も行こーっと」


「松下お前はまだ仕事があるだろうが」


「すみません。北島さん」


北風に怒られ松下がちょっとしょんぼりした。その様子を見て北島は少し優しめに言った。


「早く終わらせればいいだろう」


「はい!」











天馬と駿里はというと、天馬の作った新作とおまけのガトーショコラを美味しそうに駿里は食べていた


「そーいや、お前なんか模試あるとか言ってなかったか?」


「・・・・えっと、その、」


「その様子じゃあんまり良くなかったんだな、俺は秘密を守る。結果を見せろ」


「絶対?」


「約束する」



駿里は天馬を信じて模試の結果を見せた。あまりにも酷い点数に天馬はお腹を抱えてと笑った。


「こりゃ傑作だな!」


「いつもはこんなんじゃないもん!」


「まあ色々あったからな。これあいつに見せてんの?」


「こんなの見せれない」


「外出禁止になりそうだもんな。流石に全国順位で下から5番目はやべーな」


「絶対言わないでよ」


「でもいつかはバレるんだぞ?さっさと言ったほうが俺はいいと思うがな」


「うぅ・・・」


「この結果いつ届いた?」


「今日の朝」


「ならさっさと言え、余計にあいつ怒らずぞ」


「わかってるんだけど怖すぎる」


「大丈夫だ、さっ!行ってこい!」


「帰ってから言う」


「絶対だぞ?明日の時点で寛也がこのことを知らなかったら、俺がバラす」


「秘密守るって言ったのに!」


「ここまで酷いとは想像してなかったからな」






話す2人の後ろからある人物が近づいてきた


「なんの話?」


思わず駿里はビクッと体を震わせた。そこには組長の声の真似をした松下がいた


「もう!びっくりさせないでよ!」


「は?何キレてんだよ」


「俺にも聞かせろ」


「駿里の模試の結果が悪すぎた話だ」


天馬は口が軽かった


「天馬さああん、言わないでよ~」


「俺は言わない方がいいことと言う方が良いことはちゃんと区別する」


「まじか、いやこれ俺よりすげぇよ。俺1回ドベとったことあるからな」


「なんか想像できる」


「俺も」


「ひでぇなお前ら」


「事実だろ」


「駿里、森廣さんに教えてもらえよ」


「おい、松下。寛也もかなり頭がいいんだぞ?」


「「まじ?!」」


「ああ、だから駿里あいつにつきっきりで教えて貰え」


「一番怖いよ」


「お前が撒いた種だろ」

















そして、仕事を終えた寛也が戻ってきた



「駿里、帰ろうか」


「う、うん」





森廣が夕食を作っている間2人は風呂に入っていた



「あの、話したいことがあって」


「なんだ」


「この前の模試のことなんだけどね、、」


「悪かったのか」


「悪いを超えちゃってるというか、、」


「後で見せろ」


「怒んないでよ?」


「結果次第だな」


風呂上がりに駿里は結果を見せた


「・・・・・・」


「黙んないでよ!」


「これは想像以上すぎる。お前次の模試いつだ?」


「一ヶ月後」


「それまで俺がつきっきりで教え込んでやる。だが,セックスは今まで通りするからな」


「俺休めないじゃん!」


「悪いのは誰だ」


「、、、、おれです」


「じゃあ明日から始めよう」


「勉強中に変なことしないでよ」


「変なことってなんだ。ああ、でもお前の集中力が切れたと俺が判断したらその時はお仕置きだ。覚悟しとけよ、お仕置きするのは俺だけじゃないからな」


「は、はい」




こうして駿里の寛也による指導が始まった
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