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変心
21話 新しい世話係
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「そーいや、明日新しい人が来るからな」
朝ごはんにパスタを頼み頬張っている駿里につげた。大抵の人のことを奴と呼ぶ松下が人と言ったことに違和感を覚えた
「え?誰?」
「北風さんだ!」
「名前言われてもわかんないし。」
「お前会ったことあるぞ?最初に駿里と出会ったときにいた」
「覚えてないよそんなの」
駿里は松下が組の幹部というのを知っていたので、そんな松下がさん付けする相手なのだからきっと怖い人だろうと思った
「どんな人?」
「怖い人だな。全然笑わねぇし、ぶっきらぼうなんだよ。仕事になったら特に怖くなんだよ。根はいい人何だけどな」
「なんか俺仲良くなれる気がしない」
「は?何言ってんだ。仲良くなる必要あるか?ないだろ。明日は特別にくるだけだ。ほとんど世話係は俺がするんだから仲良くなる必要はない。やめろ」
嫉妬丸出しの松下には少し笑ったが、やっぱり駿里としては仲良くしたい
「できる範囲で仲良くしてみるよ」
「お前人の話聞けよ」
「聞いてる聞いてるよ。ご馳走様でした!」
「どーだか。そこに置いとけ、洗うから」
「うん。ありがとう。」
ここに来てから寛也達以外と関われる楽しみとどんな人だろうという不安が交差しながら、駿里は寛也に買ってもらったゲームをしていた。
相当ハマったのか駿里ゲームに熱中していた。
「終わりだ」
「おかえり!」
「ただいま。ご飯食べたのか?」
「ううん、まだだよ。一緒に食べようと思って」
「待ってたのか?可愛い奴だな」
本当はゲームに集中し過ぎてただけだろ、と内心松下は思ったが余計なことは言わなかった。
「夕食出来てます。いつでもお召し上がり下さい。」
「ああ」
俺に対する態度とは違い礼儀正しい松下に駿里は笑いそうになった。それがバレて中指を松下にたてられたが無視した。
「駿里おいで。食べよう。」
「今行く」
2人で仲良く食べている姿はまるで本当の恋人のようだった。
「今日何してた?」
「ゲームしてた」
「ずっとか?よく飽きないな」
「本当に面白いんだよこのゲーム。寛也もやる?」
「俺はいい。ゲームを楽しそうにしているお前をみる方がよっぽど楽しいからな」
「なんだよそれ、恥ずかしいだろ!」
「恥ずかしくない。可愛い。」
可愛いと連呼してはくる寛也に駿里は顔を赤く染めた。
「松下から聞いたか?明日は北風というやつがくるから。程よく仲良くしろよ。」
「うん。」
「お前はすぐに誰とでも仲良くなりたがるからな。俺はお風呂入ってくるから寝室で待ってろ」
「はーい」
前は嫌で嫌で仕方なかったた上に恐怖しかなかった夜の行為が少し嬉しさを感じる行為へと駿里の中で変わっていった。
ひとり寝室にいる駿里は考え込んでいた。もし寛也と出会わなかったら、俺はどうなっていただろうと。部活の先輩にレイプされて撮られた写真がばら撒かれたら俺は居場所を無くしていた。きっと先輩たちにも永遠に性道具にされていた。バイトは辞めたくなかったけど、頼る人のいない俺は地獄の高校生活に耐えられなかっただろう。そう考えると今の生活は、、、
「どうした?」
考え込みすぎて寝室に寛也が入っていたことに気が付かなかった。
「何でもないよ!」
「そうか。困ったことがあれば言え」
そう言って寛也は駿里のソレを下着越しに触った
「ぁッ、、」
「もっと声を聞かせろ駿里」
「あっ、、ぅ、、、あ!」
「好きだ。駿里」
耳元で言われ、不意にも幸せだなあと思う駿里だった。きっかけは最悪でも寛也という人間は幼くして親を亡くし、親戚の元で心を開かずに育ち13歳という幼い年で自立して誰にも頼らず働いて幸せになることを諦めていた駿里に確実に幸せを与えていた
朝ごはんにパスタを頼み頬張っている駿里につげた。大抵の人のことを奴と呼ぶ松下が人と言ったことに違和感を覚えた
「え?誰?」
「北風さんだ!」
「名前言われてもわかんないし。」
「お前会ったことあるぞ?最初に駿里と出会ったときにいた」
「覚えてないよそんなの」
駿里は松下が組の幹部というのを知っていたので、そんな松下がさん付けする相手なのだからきっと怖い人だろうと思った
「どんな人?」
「怖い人だな。全然笑わねぇし、ぶっきらぼうなんだよ。仕事になったら特に怖くなんだよ。根はいい人何だけどな」
「なんか俺仲良くなれる気がしない」
「は?何言ってんだ。仲良くなる必要あるか?ないだろ。明日は特別にくるだけだ。ほとんど世話係は俺がするんだから仲良くなる必要はない。やめろ」
嫉妬丸出しの松下には少し笑ったが、やっぱり駿里としては仲良くしたい
「できる範囲で仲良くしてみるよ」
「お前人の話聞けよ」
「聞いてる聞いてるよ。ご馳走様でした!」
「どーだか。そこに置いとけ、洗うから」
「うん。ありがとう。」
ここに来てから寛也達以外と関われる楽しみとどんな人だろうという不安が交差しながら、駿里は寛也に買ってもらったゲームをしていた。
相当ハマったのか駿里ゲームに熱中していた。
「終わりだ」
「おかえり!」
「ただいま。ご飯食べたのか?」
「ううん、まだだよ。一緒に食べようと思って」
「待ってたのか?可愛い奴だな」
本当はゲームに集中し過ぎてただけだろ、と内心松下は思ったが余計なことは言わなかった。
「夕食出来てます。いつでもお召し上がり下さい。」
「ああ」
俺に対する態度とは違い礼儀正しい松下に駿里は笑いそうになった。それがバレて中指を松下にたてられたが無視した。
「駿里おいで。食べよう。」
「今行く」
2人で仲良く食べている姿はまるで本当の恋人のようだった。
「今日何してた?」
「ゲームしてた」
「ずっとか?よく飽きないな」
「本当に面白いんだよこのゲーム。寛也もやる?」
「俺はいい。ゲームを楽しそうにしているお前をみる方がよっぽど楽しいからな」
「なんだよそれ、恥ずかしいだろ!」
「恥ずかしくない。可愛い。」
可愛いと連呼してはくる寛也に駿里は顔を赤く染めた。
「松下から聞いたか?明日は北風というやつがくるから。程よく仲良くしろよ。」
「うん。」
「お前はすぐに誰とでも仲良くなりたがるからな。俺はお風呂入ってくるから寝室で待ってろ」
「はーい」
前は嫌で嫌で仕方なかったた上に恐怖しかなかった夜の行為が少し嬉しさを感じる行為へと駿里の中で変わっていった。
ひとり寝室にいる駿里は考え込んでいた。もし寛也と出会わなかったら、俺はどうなっていただろうと。部活の先輩にレイプされて撮られた写真がばら撒かれたら俺は居場所を無くしていた。きっと先輩たちにも永遠に性道具にされていた。バイトは辞めたくなかったけど、頼る人のいない俺は地獄の高校生活に耐えられなかっただろう。そう考えると今の生活は、、、
「どうした?」
考え込みすぎて寝室に寛也が入っていたことに気が付かなかった。
「何でもないよ!」
「そうか。困ったことがあれば言え」
そう言って寛也は駿里のソレを下着越しに触った
「ぁッ、、」
「もっと声を聞かせろ駿里」
「あっ、、ぅ、、、あ!」
「好きだ。駿里」
耳元で言われ、不意にも幸せだなあと思う駿里だった。きっかけは最悪でも寛也という人間は幼くして親を亡くし、親戚の元で心を開かずに育ち13歳という幼い年で自立して誰にも頼らず働いて幸せになることを諦めていた駿里に確実に幸せを与えていた
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