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変心
20話 密かな恋心
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駿里が寛也の元に来てから、2ヶ月が経とうとしていた。あの事件以来平和に過ごしていたこともあってか駿里の足枷は無くなっていた。玄関には暗証番号付きのロックがかかっているためどちらにしろ駿里は逃げられないのだが足跡がなくなった事が駿里には嬉しくてたまらなかった。
「いつまで寝てんだお前は!!体に悪りぃぞ!」
いつものごとく朝まで寛也に抱かれていた駿里はまだ寝たかったため、世話役できた松下を無視した。
森廣さんなら絶対起こさないのに、、、
起きているのに無視した事が癇に障った松下は布団を思いっきりはいだ
「ばか」
「バカって何だ!お前がさっさと起きないのが悪い。ほら、歩けるか?」
「起きるよもううるさいなあ」
「俺が悪いみたいな言い方してんじゃねぇよ」
「朝ごはん何?」
「無視すんなやボケ!まだ頼んでないから、決まったら言え。」
「はーい」
「たく、気楽な奴だなお前は」
駿里のいるこのマンションは住民全員が旭川組のもののため出会った人ほとんどが駿里のことを名上の人間のように扱う。だが、松下と島袋は唯一俺にありのままで接してくれ、ちょっかいも出してくる。だから、駿里にとって2人は友達のような存在だった
リビングで何を頼もうか悩んでいる駿里の背後に松下は周り,耳を舐めた
「ッ!?・・・なにすんだ!!!、、、ちょ、、ゃ」
松下はそのまま抵抗する駿里を後ろからがっちり捕まえて耳を舐め続けた
「ゃ、、、ッぅ、、、、ッぁ、、ゃめ!」
駿里は思いっきり松下に頭突きをした。そんなものは当たるはずもなく綺麗に避けられたがおかげで解放された。肩で息をする駿里は松下を睨みつけたが、涙潤んだ目では全く意味がなかった
「駿里~?ご注文とあらば、抱いてやるぜ」
「そんなことする訳ないだろ,!あっち行ってろ!」
笑いながら松下は駿里の向かいの椅子に座った。
松下は駿里にこうしてよくちょっかいを出す。それは好きな子に小学生の男子がよくするもののようだった。
小学生の時に親の手によってヤクザに売られ男娼をされ続けられ、恋とは無縁だった松下にとって駿里は初恋のようなものだった。でもその気持ちはおさえなくてはいけない。それに無理矢理駿里を抱いてしまった過去もある。だから松下は今はそばにいれる幸せを噛み締めている。
「いつまで寝てんだお前は!!体に悪りぃぞ!」
いつものごとく朝まで寛也に抱かれていた駿里はまだ寝たかったため、世話役できた松下を無視した。
森廣さんなら絶対起こさないのに、、、
起きているのに無視した事が癇に障った松下は布団を思いっきりはいだ
「ばか」
「バカって何だ!お前がさっさと起きないのが悪い。ほら、歩けるか?」
「起きるよもううるさいなあ」
「俺が悪いみたいな言い方してんじゃねぇよ」
「朝ごはん何?」
「無視すんなやボケ!まだ頼んでないから、決まったら言え。」
「はーい」
「たく、気楽な奴だなお前は」
駿里のいるこのマンションは住民全員が旭川組のもののため出会った人ほとんどが駿里のことを名上の人間のように扱う。だが、松下と島袋は唯一俺にありのままで接してくれ、ちょっかいも出してくる。だから、駿里にとって2人は友達のような存在だった
リビングで何を頼もうか悩んでいる駿里の背後に松下は周り,耳を舐めた
「ッ!?・・・なにすんだ!!!、、、ちょ、、ゃ」
松下はそのまま抵抗する駿里を後ろからがっちり捕まえて耳を舐め続けた
「ゃ、、、ッぅ、、、、ッぁ、、ゃめ!」
駿里は思いっきり松下に頭突きをした。そんなものは当たるはずもなく綺麗に避けられたがおかげで解放された。肩で息をする駿里は松下を睨みつけたが、涙潤んだ目では全く意味がなかった
「駿里~?ご注文とあらば、抱いてやるぜ」
「そんなことする訳ないだろ,!あっち行ってろ!」
笑いながら松下は駿里の向かいの椅子に座った。
松下は駿里にこうしてよくちょっかいを出す。それは好きな子に小学生の男子がよくするもののようだった。
小学生の時に親の手によってヤクザに売られ男娼をされ続けられ、恋とは無縁だった松下にとって駿里は初恋のようなものだった。でもその気持ちはおさえなくてはいけない。それに無理矢理駿里を抱いてしまった過去もある。だから松下は今はそばにいれる幸せを噛み締めている。
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