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「ま、まて…っ!!」
「あ?まだいけんだろ。頑張れよ。」
「あぁっ、もっ、むり…だっ!」
こいつは底なしすぎる…っ。あれから3回はやったぞ。なのに萎えるどころかさらに勃起してんだよ化け物だ…っ。
「はぁ?こんなんじゃ頭の相手なんか出来ねぇぞ。ほら誠也、誠意見せろ。」
嘘だろ…!こいつでさえこんなに底なしなのにこいつの上司はもっとやばいのかよ…っ。俺そんなところに行ったらやり殺される…っ。
「やっ、やめっ、ほんと…っ、に、ぁ、やめ!」
「そんな辛いのか?」
「つらっ、い!!」
「んーどうしよっかねぇ。」
そう言いながらこいつは変わらず腰を動かし続ける。もう耐えらんねぇって言ってんのに…!!何回イカされたと思ってるんだ…!ちょっとは優しくしろ…!!
「やめっ、て、ぁっ、あか゛っ、ぁ!」
「仕方ねぇ。あんまりやるとバレちまうしな。あの馬鹿共に。こんぐらいで今日は許してやる。だが次は満足するまでやらせてもらうぞ。いいよな?」
「っ、ぁ、わか゛っ、た゛っ、わかった゛っ、から゛っ!」
「よし、いい子だ。じゃあ終わらせてやる。出すぞ。」
「いっ、ぅっ、ぁ゛っ、ゆっ、くり゛っ、あぁ゛っ、ぁ゛っーーー!!!」
頭が真っ白だ。気絶しそう。息もまともに出来ない。治でさえあんなに激しくしてきたのにこいつは比べ物にならない。けど…これだけは断言出来る。ゆう…?さんだっけこいつ…。こいつの方が治より明らかに優しかった。
「おい誠也。ゆっくり息しろって。」
「…っ、うるっ、さっ、」
「今は反抗する場合じゃねぇだろ。ほら、こっち来い。抱きしめてやるから。」
「いらっ、ねぇっ、よ…っ。」
「いいからいいから。」
そう言って游さんは俺の腕を引いて抱きしめてきた。その後まるで子供をあやすかのようにして俺の背中をポンポンと軽く叩いてきた。
「おれはっ、子供じゃねぇ…。」
「んな事言ってっけど落ち着いてんじゃん。意地張るなよ。」
「…落ち着いてねぇ。」
「嘘ばっかつきやがって。まぁ落ち着いたようだし別にいいけどよ。」
「………………。」
游さんの言う通り。俺は落ち着いてる。この人と会ったのは初対面だしなんなら初めは怖かった。けどその怖さがあっという間になくなっていった。多分それはこの人が星秀さんの無事を教えてくれたから。いや教えてくれたって言うよりは俺が色々聞いた事で分かったことだけどな。だから俺は少しだけこのままにしていよう。そう思って抵抗することなく游さんの腕の中にいた。けどそしたら游さんが…。
「誠也。すまんな。もう少しゆっくりしてたいんだが渚ってやつが帰ってくるそうだ。部下から連絡が入った。お前も渚ってやつ知ってるだろ?近藤会の幹部のやつ。だから今日ところはこれぐらいで帰るな。けど安心しろ。次は必ずお前をこここら攫ってやるから。だから誠也も今日俺が来たことは内緒にするんだぞ。分かったな。」
「…分かった。」
「つーかお前敬語使えないのかよ。まぁいいけど。じゃあな誠也。」
「…お、おう。」
俺がそう言うと游さんは俺の頭を少し乱暴に撫でて部屋を出て行った。そんな游さんを見ながら俺は色んな感情が交差した。けど不安が一番大きい。俺は渚さん達にこの事を隠し通せるだろうか。いや、頑張るんだ。
俺がそんなことを思っていると…。
「誠也。戻ったぞ。遅くなってごめんな。」
渚さんが帰ってきた。いつもなら嬉しいことだ。けど今日違う。俺は緊張感に包まれた。
「おかえり渚さん。」
あれだけやった後なのに游さんが綺麗に跡形もなく片付けてくれたから渚さんはなんの変化にも気づくことなく俺の傍に近づいてきた。もちろん手錠もそのままにしてね。
「ごめんな誠也。手錠なんてつけちまって。不便だったろ……つか、かなり暴れたか?ここ赤くなってんぞ。」
「…………っ。」
俺は渚さんにそう言われて心臓がバクンと跳ねた。だって…赤くなってんのは游さんが来た時に暴れたから。抱かれていた時に暴れたから。これを…どう言い訳する…。
「これは…っ。」
「あ?まだいけんだろ。頑張れよ。」
「あぁっ、もっ、むり…だっ!」
こいつは底なしすぎる…っ。あれから3回はやったぞ。なのに萎えるどころかさらに勃起してんだよ化け物だ…っ。
「はぁ?こんなんじゃ頭の相手なんか出来ねぇぞ。ほら誠也、誠意見せろ。」
嘘だろ…!こいつでさえこんなに底なしなのにこいつの上司はもっとやばいのかよ…っ。俺そんなところに行ったらやり殺される…っ。
「やっ、やめっ、ほんと…っ、に、ぁ、やめ!」
「そんな辛いのか?」
「つらっ、い!!」
「んーどうしよっかねぇ。」
そう言いながらこいつは変わらず腰を動かし続ける。もう耐えらんねぇって言ってんのに…!!何回イカされたと思ってるんだ…!ちょっとは優しくしろ…!!
「やめっ、て、ぁっ、あか゛っ、ぁ!」
「仕方ねぇ。あんまりやるとバレちまうしな。あの馬鹿共に。こんぐらいで今日は許してやる。だが次は満足するまでやらせてもらうぞ。いいよな?」
「っ、ぁ、わか゛っ、た゛っ、わかった゛っ、から゛っ!」
「よし、いい子だ。じゃあ終わらせてやる。出すぞ。」
「いっ、ぅっ、ぁ゛っ、ゆっ、くり゛っ、あぁ゛っ、ぁ゛っーーー!!!」
頭が真っ白だ。気絶しそう。息もまともに出来ない。治でさえあんなに激しくしてきたのにこいつは比べ物にならない。けど…これだけは断言出来る。ゆう…?さんだっけこいつ…。こいつの方が治より明らかに優しかった。
「おい誠也。ゆっくり息しろって。」
「…っ、うるっ、さっ、」
「今は反抗する場合じゃねぇだろ。ほら、こっち来い。抱きしめてやるから。」
「いらっ、ねぇっ、よ…っ。」
「いいからいいから。」
そう言って游さんは俺の腕を引いて抱きしめてきた。その後まるで子供をあやすかのようにして俺の背中をポンポンと軽く叩いてきた。
「おれはっ、子供じゃねぇ…。」
「んな事言ってっけど落ち着いてんじゃん。意地張るなよ。」
「…落ち着いてねぇ。」
「嘘ばっかつきやがって。まぁ落ち着いたようだし別にいいけどよ。」
「………………。」
游さんの言う通り。俺は落ち着いてる。この人と会ったのは初対面だしなんなら初めは怖かった。けどその怖さがあっという間になくなっていった。多分それはこの人が星秀さんの無事を教えてくれたから。いや教えてくれたって言うよりは俺が色々聞いた事で分かったことだけどな。だから俺は少しだけこのままにしていよう。そう思って抵抗することなく游さんの腕の中にいた。けどそしたら游さんが…。
「誠也。すまんな。もう少しゆっくりしてたいんだが渚ってやつが帰ってくるそうだ。部下から連絡が入った。お前も渚ってやつ知ってるだろ?近藤会の幹部のやつ。だから今日ところはこれぐらいで帰るな。けど安心しろ。次は必ずお前をこここら攫ってやるから。だから誠也も今日俺が来たことは内緒にするんだぞ。分かったな。」
「…分かった。」
「つーかお前敬語使えないのかよ。まぁいいけど。じゃあな誠也。」
「…お、おう。」
俺がそう言うと游さんは俺の頭を少し乱暴に撫でて部屋を出て行った。そんな游さんを見ながら俺は色んな感情が交差した。けど不安が一番大きい。俺は渚さん達にこの事を隠し通せるだろうか。いや、頑張るんだ。
俺がそんなことを思っていると…。
「誠也。戻ったぞ。遅くなってごめんな。」
渚さんが帰ってきた。いつもなら嬉しいことだ。けど今日違う。俺は緊張感に包まれた。
「おかえり渚さん。」
あれだけやった後なのに游さんが綺麗に跡形もなく片付けてくれたから渚さんはなんの変化にも気づくことなく俺の傍に近づいてきた。もちろん手錠もそのままにしてね。
「ごめんな誠也。手錠なんてつけちまって。不便だったろ……つか、かなり暴れたか?ここ赤くなってんぞ。」
「…………っ。」
俺は渚さんにそう言われて心臓がバクンと跳ねた。だって…赤くなってんのは游さんが来た時に暴れたから。抱かれていた時に暴れたから。これを…どう言い訳する…。
「これは…っ。」
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