97 / 158
知らない男
しおりを挟む
若頭の補佐…?なんでそんなやつが俺のとこに来るんだよ…っ。
「知らねぇよっ、どっか行けよ!」
「威勢がいいな。」
「俺をどうするつもりだ…。」
こいつは何かを企んでる顔をしている。治と同じ目だ。こういう目をしたやつはろくな事をしない。だから俺は正直すげぇ怖かった。目の前にいるこいつが怖くてたまらなかった。
「どうするって?知りたいか?」
「……何が目的だ。」
「んーまぁ隠してる訳じゃねぇし話してやるか。んじゃまずは誠也くん。俺達は君を欲している。」
「…はぁ?」
意味がわからない。どいつもこいつも身勝手な理由で自分勝手なことばっかりしやがって…っ。腹が立つ…っ。
「んだよそれ…っ、意味わかんねぇ!」
「あーいいよいいよ。別に誠也くんに理解してもらおうなんて思ってもねぇから。俺達がお前を欲しいの。だから俺は偵察に来たんだよ。」
「…偵察ってなんだよ。」
「頭に頼まれたんだ。お前の身体について調べて来いって。隅から隅までな。」
隅から…隅って…そんなのされることは一つだ…っ。嫌だ…っ。頼むから…やめてくれ…っ。
「…やめ、ろ。」
「怯えてんのか?大丈夫。痛いことはしねぇから。あいつらとは違ってな。ここの組の連中は酷いもんな。お前に躾とやらを繰り返して痛めつけてよ。挙句の果てにこんな拘束までしてやがる。嫌な奴らだよな。」
なんでこいつそこまで知ってんだよ。拘束されてるのは今の状況だから分かるのは当たり前だけど俺が躾をされてることをこいつはなんで知ってんだ…?
「…あんた、會田会の人って言ったよな?」
「そうだ。よく覚えてるじゃねぇか。偉いぞ誠也」
「…なら聞きたいことがある。」
俺は怖くてたまらないし、この状況から解放されたかった。けどそれよりも俺には大切なことがある。それは星秀さんの事だ。あの人を攫ったのは會田会の連中って教えてもらった。だから…。
「星秀さんは…どこにいる…。」
「知りたいのか?」
「っ、やっぱり星秀さんを攫ったのはお前らか!」
「誠也。口の利き方がなってねぇぞ。」
俺は怒りのあまり声を荒らげてしまったがそれは間違えだった。だってこいつ…治よりも圧がある。怖い…。
「な?誠也。」
「……はい。」
「いい子だ。んで星秀?だっけ?お前はなんでそいつの事が知りたいんだ?そもそもお前はここに自分の意思でいるわけじゃねぇだろ。攫われてここにいるよな?なのになんでこの組のやつの心配をするんだ?お前になんの得があるってんだよ。」
こいつは俺の事に関して調べあげてるようだった。それとも治がこいつらに言ってるのか…?どっちにしろ胸糞が悪い。そもそも俺はこいつの事を何1つとして知らない。だから余計に怖いのもある。慎重にいかねぇと…。手がかりが掴めるかもしれねぇんだ。
「…星秀さんは違う。他のやつらとは違う。」
「へぇ。違うねぇ。まぁそうか。あいつもレイプされてんだもんな。可哀想なやつだよ。あいつ。」
「…星秀さんの事知ってるのか?」
「当たり前だ。今あいつは俺らの屋敷にいるんだから。」
「…え?」
…屋敷に…いる?じゃああの死体はやっぱり星秀さんのものじゃなかったんだ。よかった…っ。本当によかった…っ。
「…屋敷にいるって、なんで?」
「俺らが攫ったから。本当はお前を攫うつもりだったんだがな。まぁそう上手くはいかねぇよ。だからこうして俺がここに来てんだ。お前の全部を調べあげる為にな。」
「…何をするつもりだ。」
「さっき言ったろ?全部調べ上げるって。ちょうど拘束もされてる事だし…色々触らせてもらうぞ。」
そう言って會田会の若頭補佐を勤めてると言った男は俺の体に触れてきた…。こわい…。どうしても恐怖が勝ってしまう…。
「や…っ、触んな…っ!」
「へぇ。お前意外と強いんだな。聞くところによると躾を散々されてきたようだがまだそんな抵抗が出来るのか。こりゃ頭は気に入るな。てことはお前を攫うとならば俺はお前に何も出来なくなるな。頭は独占欲が強いからよ。だったら今楽しませてもらうか。」
「っ、ふざけんなっ、触んじゃねぇ!」
「いつまでもそうやって喚いてろ。誰も助けになんか来ねぇから。あいつらは馬鹿だからよ。だから揃いも揃って外に出てんだ。お前を残してな。その上拘束までしてくれてまるで俺に犯せって言ってるようなもんじゃねぇか。」
「やめっ、やめろって!」
「感度がいいな。こっちの方はちゃんと躾をされてるみたいだ。じゃあ穴の方も見させてもらうぞ。」
「知らねぇよっ、どっか行けよ!」
「威勢がいいな。」
「俺をどうするつもりだ…。」
こいつは何かを企んでる顔をしている。治と同じ目だ。こういう目をしたやつはろくな事をしない。だから俺は正直すげぇ怖かった。目の前にいるこいつが怖くてたまらなかった。
「どうするって?知りたいか?」
「……何が目的だ。」
「んーまぁ隠してる訳じゃねぇし話してやるか。んじゃまずは誠也くん。俺達は君を欲している。」
「…はぁ?」
意味がわからない。どいつもこいつも身勝手な理由で自分勝手なことばっかりしやがって…っ。腹が立つ…っ。
「んだよそれ…っ、意味わかんねぇ!」
「あーいいよいいよ。別に誠也くんに理解してもらおうなんて思ってもねぇから。俺達がお前を欲しいの。だから俺は偵察に来たんだよ。」
「…偵察ってなんだよ。」
「頭に頼まれたんだ。お前の身体について調べて来いって。隅から隅までな。」
隅から…隅って…そんなのされることは一つだ…っ。嫌だ…っ。頼むから…やめてくれ…っ。
「…やめ、ろ。」
「怯えてんのか?大丈夫。痛いことはしねぇから。あいつらとは違ってな。ここの組の連中は酷いもんな。お前に躾とやらを繰り返して痛めつけてよ。挙句の果てにこんな拘束までしてやがる。嫌な奴らだよな。」
なんでこいつそこまで知ってんだよ。拘束されてるのは今の状況だから分かるのは当たり前だけど俺が躾をされてることをこいつはなんで知ってんだ…?
「…あんた、會田会の人って言ったよな?」
「そうだ。よく覚えてるじゃねぇか。偉いぞ誠也」
「…なら聞きたいことがある。」
俺は怖くてたまらないし、この状況から解放されたかった。けどそれよりも俺には大切なことがある。それは星秀さんの事だ。あの人を攫ったのは會田会の連中って教えてもらった。だから…。
「星秀さんは…どこにいる…。」
「知りたいのか?」
「っ、やっぱり星秀さんを攫ったのはお前らか!」
「誠也。口の利き方がなってねぇぞ。」
俺は怒りのあまり声を荒らげてしまったがそれは間違えだった。だってこいつ…治よりも圧がある。怖い…。
「な?誠也。」
「……はい。」
「いい子だ。んで星秀?だっけ?お前はなんでそいつの事が知りたいんだ?そもそもお前はここに自分の意思でいるわけじゃねぇだろ。攫われてここにいるよな?なのになんでこの組のやつの心配をするんだ?お前になんの得があるってんだよ。」
こいつは俺の事に関して調べあげてるようだった。それとも治がこいつらに言ってるのか…?どっちにしろ胸糞が悪い。そもそも俺はこいつの事を何1つとして知らない。だから余計に怖いのもある。慎重にいかねぇと…。手がかりが掴めるかもしれねぇんだ。
「…星秀さんは違う。他のやつらとは違う。」
「へぇ。違うねぇ。まぁそうか。あいつもレイプされてんだもんな。可哀想なやつだよ。あいつ。」
「…星秀さんの事知ってるのか?」
「当たり前だ。今あいつは俺らの屋敷にいるんだから。」
「…え?」
…屋敷に…いる?じゃああの死体はやっぱり星秀さんのものじゃなかったんだ。よかった…っ。本当によかった…っ。
「…屋敷にいるって、なんで?」
「俺らが攫ったから。本当はお前を攫うつもりだったんだがな。まぁそう上手くはいかねぇよ。だからこうして俺がここに来てんだ。お前の全部を調べあげる為にな。」
「…何をするつもりだ。」
「さっき言ったろ?全部調べ上げるって。ちょうど拘束もされてる事だし…色々触らせてもらうぞ。」
そう言って會田会の若頭補佐を勤めてると言った男は俺の体に触れてきた…。こわい…。どうしても恐怖が勝ってしまう…。
「や…っ、触んな…っ!」
「へぇ。お前意外と強いんだな。聞くところによると躾を散々されてきたようだがまだそんな抵抗が出来るのか。こりゃ頭は気に入るな。てことはお前を攫うとならば俺はお前に何も出来なくなるな。頭は独占欲が強いからよ。だったら今楽しませてもらうか。」
「っ、ふざけんなっ、触んじゃねぇ!」
「いつまでもそうやって喚いてろ。誰も助けになんか来ねぇから。あいつらは馬鹿だからよ。だから揃いも揃って外に出てんだ。お前を残してな。その上拘束までしてくれてまるで俺に犯せって言ってるようなもんじゃねぇか。」
「やめっ、やめろって!」
「感度がいいな。こっちの方はちゃんと躾をされてるみたいだ。じゃあ穴の方も見させてもらうぞ。」
82
お気に入りに追加
467
あなたにおすすめの小説
中華マフィア若頭の寵愛が重すぎて頭を抱えています
橋本しら子
BL
あの時、あの場所に近づかなければ、変わらない日常の中にいることができたのかもしれない。居酒屋でアルバイトをしながら学費を稼ぐ苦学生の桃瀬朱兎(ももせあやと)は、バイト終わりに自宅近くの裏路地で怪我をしていた一人の男を助けた。その男こそ、朱龍会日本支部を取り仕切っている中華マフィアの若頭【鼬瓏(ゆうろん)】その人。彼に関わったことから事件に巻き込まれてしまい、気づけば闇オークションで人身売買に掛けられていた。偶然居合わせた鼬瓏に買われたことにより普通の日常から一変、非日常へ身を置くことになってしまったが……
想像していたような酷い扱いなどなく、ただ鼬瓏に甘やかされながら何時も通りの生活を送っていた。
※付きのお話は18指定になります。ご注意ください。
更新は不定期です。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
イケメンの後輩にめちゃめちゃお願いされて、一回だけやってしまったら、大変なことになってしまった話
ゆなな
BL
タイトルどおり熱烈に年下に口説かれるお話。Twitterに載せていたものに加筆しました。Twitter→@yuna_org
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる