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気絶

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「誠也。起きてるか?」



起きてるかって…?そりゃもう必死に起きてる…。俺はさっきまで蓮さんと健二によって同時に抱かれてた。俺の穴に2本のちんこが入ってたんだ。しかもその時健二に言われた。気絶したら何度でもやり直すからなって。だから俺は必死に気絶しないように頑張ってたんだ。



「……おき…てる。」

「よし、いい子だ。今日はもう寝ていいぞ。」

「健二さん。後は俺がやっときます。」

「そうか?なら頼む。じゃあな誠也。後は蓮がやってくれるらしいからなんかあったらこいつに言うんだぞ。」



そう言って健二は俺の前から消えた。多分部屋から出たと思う。首すら上げられないぐらい疲れてるから分かんねぇんだ…。あれから何度犯されたかも分からない。声も枯れて目も霞む。右も左も分からなくなるぐらい犯された。イカされ続けた。二度とあんな事…されたくない。



「…誠也。起きれるか?」



蓮さんの声だ…。もう大丈夫…。俺の前には蓮さんしか居ない…。



「…だい…じょうぶ…。」

「大丈夫じゃねぇよな。すまない。ごめんな。」



蓮さんは悪くない。星秀さんを守るためなんだから…。けど…それにしても…疲れた。もう寝たい…。



「…蓮さん。」

「どうした?」

「…眠い。」

「そうだよな。けど先に風呂入ろう。腹下しちまうから。」



ああ…そうだった。俺は中出しされたんだった…。もう寝たい…けど腹下すのもめんどくさい…。風呂…入んねぇとな…。



「…分かりました。」

「おいおい誠也。何してんだよ馬鹿。」



何って俺はお風呂に入ろうとしたんだ。なのに何故か蓮さんがそれを止めて来た。それどころかまた寝かしつけるように俺をベットに横にしてきたんだ。



「…お風呂に。」

「お前は寝てていい。歩けるわけねぇだろ。」

「それはそうだけど…。」



風呂に入らなきゃ腹下しちまうから…入んねぇと…。



「いいから黙ってろ。俺が抱っこしてやるから。お前は何もしなくていい。なんなら寝ててもいいんだからよ。」

「…いいのか?」

「当たり前だろ。俺はお前に最低な事をしたんだ。なのになんでお前はそんなにお人好しなんだよ。もっと俺を責めるべきだろ。自分がされた事忘れたのか?さっきまでお前はあんなに…。」



そうだけど…分かってるから大丈夫。蓮さんはずっと暗い顔をしてた。まぁ勃起はずっとしてたけどな。あの大きいちんこのせいで俺はイキ狂ったしそれは辛かったけど…でも分かってる。蓮さんは星秀さんの事が1番だけど俺のこともちゃんと気にかけてくれてる。だから謝らないで欲しい。



「…違う。」

「違くねぇだろ。なぁ誠也。お前はなんでそんなに馬鹿なんだ。」

「…おれは…ばか…なのか?」

「馬鹿だろ。馬鹿野郎だ。けどなんか星秀がお前に惚れた訳がよく分かる。お前は馬鹿だけどなんつーか可愛いし。顔も。」

「…褒めてんのか貶されてんのかわかんねぇ。」

「分かんなくていい。お前は馬鹿のままでいい。まぁとりあえず風呂に入って休もう。これからどうなるかわかんねぇけど俺がお前を助けてやる。二度と躾なんてさせねぇ。だから誠也も組長に逆らうのは無しだ。分かったな。」

「…大丈夫。それはちゃんと分かってる。俺はそのつもりだったんだ。」



そうしないと星秀さんにも危険が及ぶことになるって治から言われたばかりだったから。だから俺は正直びっくりした。さっき健二から言われたことに。俺が治に懐いてないって…。けどまぁ治はヤクザだ。いや蓮さん達もそうか…。けどあの人はこの化け物たちを束ねるトップ。慈悲なんてもんはねぇよな…。



「そうだよな。お前はこう見えて意外と賢いもんな。」

「なんで蓮さんはさっきから俺を貶してくるんだ…。」

「そうだな。なんでだろうな。けどまぁお前が強いからかもな。」



蓮さんはそう言って俺の頭を少し強めに撫でてきた。その時俺は気づいた。蓮さんの小指の指先が…ない。



「…蓮さんはなんでヤクザになったんだ?」



渚さんのヤクザになった訳は健二が何となく話していた。けど蓮さんのは知らない。教えてくれるかは分かんねぇけど…俺はとりあえず聞いてみた。さっきまであんなに眠かったのによ。



「おい誠也、お前それ今聞く質問じゃねぇだろ。怯える場面だぞここは。さっきまであんな事されてたのによ。」

「…あれは確かにきつかったけど蓮さんがもう俺の事守ってくれるんだろ?」

「はは、生意気なやつ。そうだな。守ってやる。」

「だったら俺は怖がる必要は無い…。体はまだきついし声も出ねぇけど…。」

「そうだな。そういう事なら風呂で話してやる。俺がなんでこの組に入ることになったのかって事をな。」

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