68 / 117
*
しおりを挟む
「渚さん…俺は星秀さんを好きとかそういうんじゃ…」
と…言うか俺は分からない。ただ俺の中で星秀さんは特別ってのは分かる。星秀さんが来ると嬉しいから。けど好きとか…愛してるとか…そういうのじゃない気がする。
「まさか誠也、お前自覚してねぇのか?」
「自覚も何も俺は別に…。」
「まぁお前人間嫌いだもんな。人を好きになったこと無さそうだしそうなるのも無理はないか。」
俺は自分で人間嫌いって思ったことがない。ここにきてそれを言われて自覚した。けど渚さんの言うことは正しい。俺は実際人を好きになったことがないから。
「なら俺は?」
「え?」
「誠也の中で俺はどんな存在だ。」
「…分からない。けど渚さんは優しいから怖くはないって思ってる。」
「それだけ?」
「…今は。」
「ふーん。じゃあいいや。」
渚さんはそう言って俺の事を抱きしめてきた。そういえば星秀さんもよく抱きしめてくれてたな…。
「せーいーや。」
「…なに?」
「キスしたいから顔上げろ。」
「…いや。」
「じゃあ意地悪してやろうか。」
渚さんはそう言うと俺の服の中に手を入れてきた。それがあまりにも突然の事だったから俺は思わず体をビクンとビクつかせてしまった。
「ちょ、ちょっと渚さん…っ!」
「なんだよ。」
「なんだよじゃないっ、変なこと触るな…っ!」
「変なとこってどこだよ。」
それは俺の乳首を触ってる渚さんが1番わかってるはずだ。くそ…っ、もう!逃げてぇのに渚さんの力が強い…。
「やめっ、やめろってば!」
「お前がキスさせてくれないからだろ誠也。」
「だ、だって…!」
「なんだよ言い訳か?」
「ちがっ、とりあえず触るの終わり…!」
俺はここに来てから初めて乳首を触られた。これまで触られたことすらなかったんだ。まぁそりゃそうだ。普通に住んでて乳首触られるなんてことは無いからな。恋人がいたわけでもねぇし…。それもあってか俺は乳首を触られると少しくすぐったいんだよ。
「無理だ。お前が可愛いから。」
「渚さんやめ…っ、」
「そんなやめて欲しいのか?」
「やめて欲しい…っ!」
「なら俺の質問に答えろ。それとキスさせろ。それが出来ねぇなら一生触っててやる。」
そんなの…そんなの卑怯じゃねぇか!俺は渚さんに力じゃ適わない。俺に選択肢ねぇじゃんか!
「それっ、ずるっ、いだろ…!」
「狡くねぇだろ別に。嫌なら逃げればいいんだからよ。」
それが出来ねぇからズルいっていってんだ…!!!俺は渚さんには適わねぇんだよ…!くそ…このままだとずっと乳首触られる羽目になる…。
「わかっ、っ、ぅ、わかったから!」
「いい子じゃねぇか誠也。一旦手を止めてやるよ。」
「………………っ。」
やっと止まった…。けど質問に答えるのとキスしなきゃなんねぇ…。まぁ触られ続けるよりはマシか…。
「おい誠也。休憩してる暇ねぇぞ。」
「わ、わかったから…!」
「んじゃまずは質問な。お前俺がここから逃がしてやるって言ったらどうする?」
と…言うか俺は分からない。ただ俺の中で星秀さんは特別ってのは分かる。星秀さんが来ると嬉しいから。けど好きとか…愛してるとか…そういうのじゃない気がする。
「まさか誠也、お前自覚してねぇのか?」
「自覚も何も俺は別に…。」
「まぁお前人間嫌いだもんな。人を好きになったこと無さそうだしそうなるのも無理はないか。」
俺は自分で人間嫌いって思ったことがない。ここにきてそれを言われて自覚した。けど渚さんの言うことは正しい。俺は実際人を好きになったことがないから。
「なら俺は?」
「え?」
「誠也の中で俺はどんな存在だ。」
「…分からない。けど渚さんは優しいから怖くはないって思ってる。」
「それだけ?」
「…今は。」
「ふーん。じゃあいいや。」
渚さんはそう言って俺の事を抱きしめてきた。そういえば星秀さんもよく抱きしめてくれてたな…。
「せーいーや。」
「…なに?」
「キスしたいから顔上げろ。」
「…いや。」
「じゃあ意地悪してやろうか。」
渚さんはそう言うと俺の服の中に手を入れてきた。それがあまりにも突然の事だったから俺は思わず体をビクンとビクつかせてしまった。
「ちょ、ちょっと渚さん…っ!」
「なんだよ。」
「なんだよじゃないっ、変なこと触るな…っ!」
「変なとこってどこだよ。」
それは俺の乳首を触ってる渚さんが1番わかってるはずだ。くそ…っ、もう!逃げてぇのに渚さんの力が強い…。
「やめっ、やめろってば!」
「お前がキスさせてくれないからだろ誠也。」
「だ、だって…!」
「なんだよ言い訳か?」
「ちがっ、とりあえず触るの終わり…!」
俺はここに来てから初めて乳首を触られた。これまで触られたことすらなかったんだ。まぁそりゃそうだ。普通に住んでて乳首触られるなんてことは無いからな。恋人がいたわけでもねぇし…。それもあってか俺は乳首を触られると少しくすぐったいんだよ。
「無理だ。お前が可愛いから。」
「渚さんやめ…っ、」
「そんなやめて欲しいのか?」
「やめて欲しい…っ!」
「なら俺の質問に答えろ。それとキスさせろ。それが出来ねぇなら一生触っててやる。」
そんなの…そんなの卑怯じゃねぇか!俺は渚さんに力じゃ適わない。俺に選択肢ねぇじゃんか!
「それっ、ずるっ、いだろ…!」
「狡くねぇだろ別に。嫌なら逃げればいいんだからよ。」
それが出来ねぇからズルいっていってんだ…!!!俺は渚さんには適わねぇんだよ…!くそ…このままだとずっと乳首触られる羽目になる…。
「わかっ、っ、ぅ、わかったから!」
「いい子じゃねぇか誠也。一旦手を止めてやるよ。」
「………………っ。」
やっと止まった…。けど質問に答えるのとキスしなきゃなんねぇ…。まぁ触られ続けるよりはマシか…。
「おい誠也。休憩してる暇ねぇぞ。」
「わ、わかったから…!」
「んじゃまずは質問な。お前俺がここから逃がしてやるって言ったらどうする?」
43
お気に入りに追加
410
あなたにおすすめの小説
R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉
あおい夜
BL
昨日、自分の部屋で眠ったあと目を覚ましたらR18禁BLゲーム“極道は、非情で温かく”の主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成っていた!
弟は兄に溺愛されている為、嫉妬の対象に成るはずが?
極道達に閉じ込められる少年〜監獄
安達
BL
翔湊(かなた)はヤクザの家計に生まれたと思っていた。組員からも兄達からも愛され守られ1度も外の世界に出たことがない。しかし、実際は違い家族と思っていた人達との血縁関係は無く養子であることが判明。そして翔湊は自分がなぜこの家に養子として迎え入れられたのか衝撃の事実を知る。頼れる家族も居なくなり外に出たことがない翔湊は友達もいない。一先この家から逃げ出そうとする。だが行く手を阻む俵積田会の極道達によってーーー?
最後はハッピーエンドです。
組長様のお嫁さん
ヨモギ丸
BL
いい所出身の外に憧れを抱くオメガのお坊ちゃん 雨宮 優 は家出をする。
持ち物に強めの薬を持っていたのだが、うっかりバックごと全ロスしてしまった。
公園のベンチで死にかけていた優を助けたのはたまたまお散歩していた世界規模の組を締め上げる組長 一ノ瀬 拓真
猫を飼う感覚で優を飼うことにした拓真だったが、だんだんその感情が恋愛感情に変化していく。
『へ?拓真さん俺でいいの?』
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
監禁されて愛されて
カイン
BL
美影美羽(みかげみう)はヤクザのトップである美影雷(みかげらい)の恋人らしい、しかし誰も見た事がない。それには雷の監禁が原因だった…そんな2人の日常を覗いて見ましょう〜
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる