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狸寝入り *

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…寝たか?分かんねぇ。隣にいる治からは寝息が聞こえてくる。けど本当に寝てるかどうかが分かんねぇんだよ。



「…………………っ。」



くそ…っ。逃げなきゃ行けねぇのに…星秀さんが心配だ。星秀さんはあと2、3日は帰ってこない。俺がもし運良く逃げ切れても俺は…後悔する気がする。



「…………やめよう。」



俺は逃げることをやめた。でもそれはとりあえず今はの話だ。後から逃げる。絶対に。星秀さんの元気な顔を見たあとで星秀さんと一緒に逃げる。それまでは待つんだ。



「誠也?起きたのか?」



隣で寝ていた治から声がした。俺には分かる。こいつ狸寝入りをしていた。俺がベットに横になった瞬間に声をかけてきたんだから。目もぱっちりしてるしな。



「起きました。」



本当はずっと起きていたし治もそれを知ってるはず。だけど俺はそう答えた。そうしねぇと逃げようとしたとこがバレるからな。



「そうかそうか。目が覚めちまったか。」

「はい。」

「ならお楽しみの時間だな。」

「…え?」



これから何かされる。それは理解したものの体を俺は動かせなかった。だから気づけば治が俺の事を抱き寄せて治の腕の中にいる状態になっていた。言ってしまえば羽交い締めの状態だ。



「お、治さん…!」

「ん?なんだ。」

「離して…っ、急になんですか…!」

「急?俺はさっき言ったろ?お前が目が覚めたら可愛がってやるって。まぁお前狸寝入りだったから寝てねぇけどよ。」



やっぱり…。こいつは全部知ってるんだ。くそ…っ。勝ち目ねぇじゃねぇか。



「……………っ。」

「はは、図星か。まぁいい。逃げようとした直前で留まってたからな。許してやるよ。」

「…っ、やめ!」



治が俺の服の中に手を入れてきて乳首を触り始めた。今日何度も何度も触られた場所。だからか俺は必要以上に感じてしまう…っ。



「ぁ…っ、うっ、やめ…っ、」

「お前こんなに感じてたか?感じやすいとは思っていたが…。今日だけの躾でここまで感じるようになるのか。才能があるじゃねぇか誠也。」



そんな才能要らねぇよ…!!!俺は治の手から逃げたくて身を捩って手をばたつかせて暴れていた。けど治…ビクともしねぇんだ。健二よりも力が強い。こんなの…逃げられる気がしねぇ。



「やめっ、ぅ、っ、ぐっ、ん、」

「とんだ淫乱野郎だな。まぁそこが可愛いんだけどな。乳首だけでこんなによがり狂われたら俺も止まってやれなくなっちまいそうだ。」



俺はこんなに暴れてるのに治は俺の事を片手で軽々と押さえつけてくる。しかも余裕そうに。その間俺はずっと乳首を触られてる。嫌で嫌でたまらない。感じたくない。なのに感じてしまう…っ。



「おねが…っ、ぃ、やめっ、ろ!」

「やめねぇよ。まだ始まったばっかりじゃねぇか。お前の全部を堪能させろ。」



ならさっさと終わらせろよ…!!なんで乳首ばっかいじってくるんだよ!!さっさとやって終わらせてくれ…!!こうしてる時間が長ければ長いほど俺は地獄なんだ…!!



「うっ、ふっ、っ、ぁっ、」

「可愛いやつ。誠也、こっち向いてみろ。」



向いてみろ…って言いながら治は俺の顔を鷲掴みにした。そんで無理やり俺の顔を動かしてきた。そのせいで俺は治の顔をな見なきゃいけなくなっちまった。



「はな…っ、せ、ぁっ、」

「口の利き方はまだまだのようだな。まぁいい。お前は俺には力じゃ勝てねぇんだから。それはおいおい躾てやる。」



そういった後治は俺の唇にキスをしてきた。だから俺は歯を食いしばった。そうしねぇと舌…入れられちまうから。それは嫌なんだ。



「おら誠也。口開けろ。」

「………………っ。」



開けてたまるもんか…。開けたら俺の嫌なことをされる。キスされるだけでも嫌なのに舌なんて…絶対嫌だ。



「誠也。開けろって。」

「……………っ。」



開けねぇ…!開けてやんねぇ…!俺は…俺にも意思があるんだ!嫌なことは嫌なんだよ…!



「そうか。なら開けさせるまでだな。」



…なんだ?怒らねぇのか?逆に…怖い。開けさせるまでって…俺何されるんだよ。



「誠也。足開こうな。」

「っ、やっ、め、」

「嫌でもやるんだ。」



治はそう言って俺の足の間に自分の足を入れてきた。そうすることで俺の足を開かせてきたんだ。それで足を閉じれないようにもしてきた。だから俺は何をされるのかわかった。



「こら誠也。暴れるな。まぁお前が暴れたところで押さえつけるのは簡単なんだがな。」



腹立つ…!!腹が立って仕方がない…!俺にもう少し力があったらこいつに勝てたんだろうか…。逃げるのも簡単だったのか…。いやそんなことはない。だって星秀さんがそうじゃないか。あの人は力もある。なのに逃げきれてい…。だったら俺なんて逃げれるはずもねぇ。



「やめっ…っ、ぁっ…………あ゛っ、やめ゛っ!」

「いい反応だな。」



治はそう笑いながら俺のケツの穴に指を挿れてきた。その瞬間俺は口を開いちまったんだ。そんで治もそれを見逃さなかった。



「う゛っ、ぁ、やめ゛っ!」

「いい子だ誠也。」



そう言いながら治は俺の顔をまた鷲掴みにしてきた。でもさっきとは違う。今度は俺が口を閉じれないような鷲掴みの仕方だ。そんでその後治は俺の顔を無理やり動かしてきた。



「これでキスが出来るな。」

「や゛っ、た゛っ、やめ゛っ、ぁ…っ、んん゛っ、ん゛っ!!」

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