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「誠也。それは俺に指示してんのか?」
「ち、違う…!」
俺はそんなつもりで健二にあんなことを言ったんじゃない。ただ星秀さんを…助けたくて…。
「違う?なら聞けねぇな。それにお前が俺の言うことを聞くのは当然だ。何故かって?お前は俺らが所有してるからだ。お前はもう俺らのもの。お前の意思なんて関係ねぇんだよ誠也。だから星秀にもすることはする。ほら、早く服を脱げ誠也。」
「…………っ。」
健二は俺に脱げと言いながら俺の服を脱がせ始めた。けど俺はそれを拒まなかった。暴れもしなかった。前にいる星秀さんが心配で…。
「いい子だな誠也。随分いい子だな。さっき俺がした時とは大違い。」
健二のその口調は怒ってなかった。けど怒ってるって俺は分かってる。こいつはそういうやつだから。
「まぁいい。誠也、俺の膝に座れ。ほら早く。」
「…はい。」
健二の膝に座ったあと当然のように俺は健二の腕によって拘束された。身動き出来ない状態だ。そして星秀さんが目の前にいる。全裸の星秀さんが。
「よーし。いいぞ誠也。いい子だ。じゃあ星秀、今から誠也をイカせろ。10回な。」
「…はい?」
な…嘘だろ。なんで…は?なんで星秀さんにそんなことさせるんだよ…ふざけるな!
「おい誠也。暴れるな。星秀もだぞ。聞こえなかったか?早くしろよ。」
「…健二さんはどうして誠也にそこまでするんですか?」
星秀さん…。こんな時にまで俺を庇おうとする。自分が危ういのに…。
「お前がその答えを知る必要は無い。いいからやれ星秀。ここに指を挿れて10回、な?ほら早く。」
「……………。」
「星秀。やれ。」
「………出来ません。」
駄目。やってください星秀さん。そうしないとあなたが…。
「あ?今なんつった?なぁ星秀。」
「…こんなのおかしいです。」
「星秀。それは今に始まったことじゃねぇだろ。それお前もこいつを抱いたろ?渚達を止めずにな。同罪だ。」
「それは…そうしないと…。」
「言い訳か?」
「…そうではなく、」
「なぁ星秀。出来ねぇっていうならまたお前を躑躅森(つつじもり)会のやつらに回させるぞ。あいつらお前が好きだからなぁ。ああ…いや誠也にしようか。組長が許可さえすれば誠也もあいつらに可愛がってもらえんだから。」
「……………。」
健二はこんな風にして星秀さんを追い込んでいったんだろうか…。どんどん精神を削って星秀さんをここに閉じ込め続けてる。それだけじゃない。嫌な事もいっぱいしてる…。俺も苦しい人生だったけど比べ物にならないぐらい星秀さんは辛いことをされ続けてる。
「星秀さん。して下さい。」
「…誠也。」
「おい誠也。お前は黙ってろ。星秀、お前はさっさとしろ。ほら早く。」
そう言いながら健二は俺の足を開いた。その後俺が足を閉じれないようにしてきた。そして健二は星秀さんの腕を強く掴んだ…。
「…誠也、すまん。」
星秀さんが謝ることじゃないのに。謝るべきは俺の事を拘束してる健二だ。こいつが悪いやつなのに…。
「いい子だ星秀。10回な。誠也を連続でイカせろ。休憩無しに。」
「…はい。」
そう返事をした星秀さんはそっと優しく俺のケツに触れてきた。その手から申し訳ないという気持ちが感じ取れる。星秀さんも同じことをされてきたから気持ちがわかるんだろう。けど気にしないで欲しい。俺は星秀さんのためなら全然耐えられる。
「……………っ。」
「んー?誠也声我慢してんのか?星秀に聞かせるのは恥ずかしいのか?俺にはあんなに可愛い声聞かせてくれたのに。」
星秀さんの指が俺のケツの中に入ってきた。でも星秀さんは本当に優しかった。俺が痛くないようにゆっくりとしてくれる。けど健二はそれが気に食わなかったらしく舌打ちをしてきた。
「チッ、おい星秀。何とろとろしてんだ。3本ぐらい余裕で入るはずだぞ。俺の指も入れてやろうか。」
ふざ…!こいつ!!今星秀さんの指が入ってんのに健二が指を挿れてきやがった!しかも2本も!それも激しく指を動かしてくる…っ。その急な事に俺は腰を暴れさせた。
「ぁ、っ、あっ、やめ…!」
「健二さん!!」
「んだよ星秀。お前が悪いんだろ?遅せぇからよ。だから俺も手伝ってやる。文句は言わせねぇぞ。あと手を抜いたりしたら誠也をイカせる回数を増やすからな。」
「……はい。」
「っ、ぁ、っ、うっ、か゛っ、ぁ゛っ!」
星秀さんが優しくしてくれてたあとでの健二の攻め。正直すげぇきつかった。多分それだけじゃない。渚達にあんなに犯されたから。その前には健二にも沢山イカせた。それが重なりに重なってキツかった…。
「やめ゛っ、あぁ゛っ、あぁあっ、い゛っ、や゛っ、あっ、い゛っ、やめろ゛っ、ぁ゛っ、か゛っ!」
「相変わらず感じやすいやつだな。そんで誰でも感じやる。淫乱野郎が。もうイキそうになってんじゃねぇか。」
黙れ…!黙れ黙れ…!健二…くそこいつだけは許さねぇ!くそ…なんで健二ってこんな力強いんだよ…!逃げられねぇ…!きつい…!きついきついきつい…!
「あぁ゛っ、やめ゛っ、ろ゛っ、ぁあ゛っ、あっ!」
「やめねぇよ。あと10回お前がイクまではな。なぁ星秀。」
「…はい。」
「ち、違う…!」
俺はそんなつもりで健二にあんなことを言ったんじゃない。ただ星秀さんを…助けたくて…。
「違う?なら聞けねぇな。それにお前が俺の言うことを聞くのは当然だ。何故かって?お前は俺らが所有してるからだ。お前はもう俺らのもの。お前の意思なんて関係ねぇんだよ誠也。だから星秀にもすることはする。ほら、早く服を脱げ誠也。」
「…………っ。」
健二は俺に脱げと言いながら俺の服を脱がせ始めた。けど俺はそれを拒まなかった。暴れもしなかった。前にいる星秀さんが心配で…。
「いい子だな誠也。随分いい子だな。さっき俺がした時とは大違い。」
健二のその口調は怒ってなかった。けど怒ってるって俺は分かってる。こいつはそういうやつだから。
「まぁいい。誠也、俺の膝に座れ。ほら早く。」
「…はい。」
健二の膝に座ったあと当然のように俺は健二の腕によって拘束された。身動き出来ない状態だ。そして星秀さんが目の前にいる。全裸の星秀さんが。
「よーし。いいぞ誠也。いい子だ。じゃあ星秀、今から誠也をイカせろ。10回な。」
「…はい?」
な…嘘だろ。なんで…は?なんで星秀さんにそんなことさせるんだよ…ふざけるな!
「おい誠也。暴れるな。星秀もだぞ。聞こえなかったか?早くしろよ。」
「…健二さんはどうして誠也にそこまでするんですか?」
星秀さん…。こんな時にまで俺を庇おうとする。自分が危ういのに…。
「お前がその答えを知る必要は無い。いいからやれ星秀。ここに指を挿れて10回、な?ほら早く。」
「……………。」
「星秀。やれ。」
「………出来ません。」
駄目。やってください星秀さん。そうしないとあなたが…。
「あ?今なんつった?なぁ星秀。」
「…こんなのおかしいです。」
「星秀。それは今に始まったことじゃねぇだろ。それお前もこいつを抱いたろ?渚達を止めずにな。同罪だ。」
「それは…そうしないと…。」
「言い訳か?」
「…そうではなく、」
「なぁ星秀。出来ねぇっていうならまたお前を躑躅森(つつじもり)会のやつらに回させるぞ。あいつらお前が好きだからなぁ。ああ…いや誠也にしようか。組長が許可さえすれば誠也もあいつらに可愛がってもらえんだから。」
「……………。」
健二はこんな風にして星秀さんを追い込んでいったんだろうか…。どんどん精神を削って星秀さんをここに閉じ込め続けてる。それだけじゃない。嫌な事もいっぱいしてる…。俺も苦しい人生だったけど比べ物にならないぐらい星秀さんは辛いことをされ続けてる。
「星秀さん。して下さい。」
「…誠也。」
「おい誠也。お前は黙ってろ。星秀、お前はさっさとしろ。ほら早く。」
そう言いながら健二は俺の足を開いた。その後俺が足を閉じれないようにしてきた。そして健二は星秀さんの腕を強く掴んだ…。
「…誠也、すまん。」
星秀さんが謝ることじゃないのに。謝るべきは俺の事を拘束してる健二だ。こいつが悪いやつなのに…。
「いい子だ星秀。10回な。誠也を連続でイカせろ。休憩無しに。」
「…はい。」
そう返事をした星秀さんはそっと優しく俺のケツに触れてきた。その手から申し訳ないという気持ちが感じ取れる。星秀さんも同じことをされてきたから気持ちがわかるんだろう。けど気にしないで欲しい。俺は星秀さんのためなら全然耐えられる。
「……………っ。」
「んー?誠也声我慢してんのか?星秀に聞かせるのは恥ずかしいのか?俺にはあんなに可愛い声聞かせてくれたのに。」
星秀さんの指が俺のケツの中に入ってきた。でも星秀さんは本当に優しかった。俺が痛くないようにゆっくりとしてくれる。けど健二はそれが気に食わなかったらしく舌打ちをしてきた。
「チッ、おい星秀。何とろとろしてんだ。3本ぐらい余裕で入るはずだぞ。俺の指も入れてやろうか。」
ふざ…!こいつ!!今星秀さんの指が入ってんのに健二が指を挿れてきやがった!しかも2本も!それも激しく指を動かしてくる…っ。その急な事に俺は腰を暴れさせた。
「ぁ、っ、あっ、やめ…!」
「健二さん!!」
「んだよ星秀。お前が悪いんだろ?遅せぇからよ。だから俺も手伝ってやる。文句は言わせねぇぞ。あと手を抜いたりしたら誠也をイカせる回数を増やすからな。」
「……はい。」
「っ、ぁ、っ、うっ、か゛っ、ぁ゛っ!」
星秀さんが優しくしてくれてたあとでの健二の攻め。正直すげぇきつかった。多分それだけじゃない。渚達にあんなに犯されたから。その前には健二にも沢山イカせた。それが重なりに重なってキツかった…。
「やめ゛っ、あぁ゛っ、あぁあっ、い゛っ、や゛っ、あっ、い゛っ、やめろ゛っ、ぁ゛っ、か゛っ!」
「相変わらず感じやすいやつだな。そんで誰でも感じやる。淫乱野郎が。もうイキそうになってんじゃねぇか。」
黙れ…!黙れ黙れ…!健二…くそこいつだけは許さねぇ!くそ…なんで健二ってこんな力強いんだよ…!逃げられねぇ…!きつい…!きついきついきつい…!
「あぁ゛っ、やめ゛っ、ろ゛っ、ぁあ゛っ、あっ!」
「やめねぇよ。あと10回お前がイクまではな。なぁ星秀。」
「…はい。」
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