38 / 220
*
しおりを挟む
「誠也。それは俺に指示してんのか?」
「ち、違う…!」
俺はそんなつもりで健二にあんなことを言ったんじゃない。ただ星秀さんを…助けたくて…。
「違う?なら聞けねぇな。それにお前が俺の言うことを聞くのは当然だ。何故かって?お前は俺らが所有してるからだ。お前はもう俺らのもの。お前の意思なんて関係ねぇんだよ誠也。だから星秀にもすることはする。ほら、早く服を脱げ誠也。」
「…………っ。」
健二は俺に脱げと言いながら俺の服を脱がせ始めた。けど俺はそれを拒まなかった。暴れもしなかった。前にいる星秀さんが心配で…。
「いい子だな誠也。随分いい子だな。さっき俺がした時とは大違い。」
健二のその口調は怒ってなかった。けど怒ってるって俺は分かってる。こいつはそういうやつだから。
「まぁいい。誠也、俺の膝に座れ。ほら早く。」
「…はい。」
健二の膝に座ったあと当然のように俺は健二の腕によって拘束された。身動き出来ない状態だ。そして星秀さんが目の前にいる。全裸の星秀さんが。
「よーし。いいぞ誠也。いい子だ。じゃあ星秀、今から誠也をイカせろ。10回な。」
「…はい?」
な…嘘だろ。なんで…は?なんで星秀さんにそんなことさせるんだよ…ふざけるな!
「おい誠也。暴れるな。星秀もだぞ。聞こえなかったか?早くしろよ。」
「…健二さんはどうして誠也にそこまでするんですか?」
星秀さん…。こんな時にまで俺を庇おうとする。自分が危ういのに…。
「お前がその答えを知る必要は無い。いいからやれ星秀。ここに指を挿れて10回、な?ほら早く。」
「……………。」
「星秀。やれ。」
「………出来ません。」
駄目。やってください星秀さん。そうしないとあなたが…。
「あ?今なんつった?なぁ星秀。」
「…こんなのおかしいです。」
「星秀。それは今に始まったことじゃねぇだろ。それお前もこいつを抱いたろ?渚達を止めずにな。同罪だ。」
「それは…そうしないと…。」
「言い訳か?」
「…そうではなく、」
「なぁ星秀。出来ねぇっていうならまたお前を躑躅森(つつじもり)会のやつらに回させるぞ。あいつらお前が好きだからなぁ。ああ…いや誠也にしようか。組長が許可さえすれば誠也もあいつらに可愛がってもらえんだから。」
「……………。」
健二はこんな風にして星秀さんを追い込んでいったんだろうか…。どんどん精神を削って星秀さんをここに閉じ込め続けてる。それだけじゃない。嫌な事もいっぱいしてる…。俺も苦しい人生だったけど比べ物にならないぐらい星秀さんは辛いことをされ続けてる。
「星秀さん。して下さい。」
「…誠也。」
「おい誠也。お前は黙ってろ。星秀、お前はさっさとしろ。ほら早く。」
そう言いながら健二は俺の足を開いた。その後俺が足を閉じれないようにしてきた。そして健二は星秀さんの腕を強く掴んだ…。
「…誠也、すまん。」
星秀さんが謝ることじゃないのに。謝るべきは俺の事を拘束してる健二だ。こいつが悪いやつなのに…。
「いい子だ星秀。10回な。誠也を連続でイカせろ。休憩無しに。」
「…はい。」
そう返事をした星秀さんはそっと優しく俺のケツに触れてきた。その手から申し訳ないという気持ちが感じ取れる。星秀さんも同じことをされてきたから気持ちがわかるんだろう。けど気にしないで欲しい。俺は星秀さんのためなら全然耐えられる。
「……………っ。」
「んー?誠也声我慢してんのか?星秀に聞かせるのは恥ずかしいのか?俺にはあんなに可愛い声聞かせてくれたのに。」
星秀さんの指が俺のケツの中に入ってきた。でも星秀さんは本当に優しかった。俺が痛くないようにゆっくりとしてくれる。けど健二はそれが気に食わなかったらしく舌打ちをしてきた。
「チッ、おい星秀。何とろとろしてんだ。3本ぐらい余裕で入るはずだぞ。俺の指も入れてやろうか。」
ふざ…!こいつ!!今星秀さんの指が入ってんのに健二が指を挿れてきやがった!しかも2本も!それも激しく指を動かしてくる…っ。その急な事に俺は腰を暴れさせた。
「ぁ、っ、あっ、やめ…!」
「健二さん!!」
「んだよ星秀。お前が悪いんだろ?遅せぇからよ。だから俺も手伝ってやる。文句は言わせねぇぞ。あと手を抜いたりしたら誠也をイカせる回数を増やすからな。」
「……はい。」
「っ、ぁ、っ、うっ、か゛っ、ぁ゛っ!」
星秀さんが優しくしてくれてたあとでの健二の攻め。正直すげぇきつかった。多分それだけじゃない。渚達にあんなに犯されたから。その前には健二にも沢山イカせた。それが重なりに重なってキツかった…。
「やめ゛っ、あぁ゛っ、あぁあっ、い゛っ、や゛っ、あっ、い゛っ、やめろ゛っ、ぁ゛っ、か゛っ!」
「相変わらず感じやすいやつだな。そんで誰でも感じやる。淫乱野郎が。もうイキそうになってんじゃねぇか。」
黙れ…!黙れ黙れ…!健二…くそこいつだけは許さねぇ!くそ…なんで健二ってこんな力強いんだよ…!逃げられねぇ…!きつい…!きついきついきつい…!
「あぁ゛っ、やめ゛っ、ろ゛っ、ぁあ゛っ、あっ!」
「やめねぇよ。あと10回お前がイクまではな。なぁ星秀。」
「…はい。」
「ち、違う…!」
俺はそんなつもりで健二にあんなことを言ったんじゃない。ただ星秀さんを…助けたくて…。
「違う?なら聞けねぇな。それにお前が俺の言うことを聞くのは当然だ。何故かって?お前は俺らが所有してるからだ。お前はもう俺らのもの。お前の意思なんて関係ねぇんだよ誠也。だから星秀にもすることはする。ほら、早く服を脱げ誠也。」
「…………っ。」
健二は俺に脱げと言いながら俺の服を脱がせ始めた。けど俺はそれを拒まなかった。暴れもしなかった。前にいる星秀さんが心配で…。
「いい子だな誠也。随分いい子だな。さっき俺がした時とは大違い。」
健二のその口調は怒ってなかった。けど怒ってるって俺は分かってる。こいつはそういうやつだから。
「まぁいい。誠也、俺の膝に座れ。ほら早く。」
「…はい。」
健二の膝に座ったあと当然のように俺は健二の腕によって拘束された。身動き出来ない状態だ。そして星秀さんが目の前にいる。全裸の星秀さんが。
「よーし。いいぞ誠也。いい子だ。じゃあ星秀、今から誠也をイカせろ。10回な。」
「…はい?」
な…嘘だろ。なんで…は?なんで星秀さんにそんなことさせるんだよ…ふざけるな!
「おい誠也。暴れるな。星秀もだぞ。聞こえなかったか?早くしろよ。」
「…健二さんはどうして誠也にそこまでするんですか?」
星秀さん…。こんな時にまで俺を庇おうとする。自分が危ういのに…。
「お前がその答えを知る必要は無い。いいからやれ星秀。ここに指を挿れて10回、な?ほら早く。」
「……………。」
「星秀。やれ。」
「………出来ません。」
駄目。やってください星秀さん。そうしないとあなたが…。
「あ?今なんつった?なぁ星秀。」
「…こんなのおかしいです。」
「星秀。それは今に始まったことじゃねぇだろ。それお前もこいつを抱いたろ?渚達を止めずにな。同罪だ。」
「それは…そうしないと…。」
「言い訳か?」
「…そうではなく、」
「なぁ星秀。出来ねぇっていうならまたお前を躑躅森(つつじもり)会のやつらに回させるぞ。あいつらお前が好きだからなぁ。ああ…いや誠也にしようか。組長が許可さえすれば誠也もあいつらに可愛がってもらえんだから。」
「……………。」
健二はこんな風にして星秀さんを追い込んでいったんだろうか…。どんどん精神を削って星秀さんをここに閉じ込め続けてる。それだけじゃない。嫌な事もいっぱいしてる…。俺も苦しい人生だったけど比べ物にならないぐらい星秀さんは辛いことをされ続けてる。
「星秀さん。して下さい。」
「…誠也。」
「おい誠也。お前は黙ってろ。星秀、お前はさっさとしろ。ほら早く。」
そう言いながら健二は俺の足を開いた。その後俺が足を閉じれないようにしてきた。そして健二は星秀さんの腕を強く掴んだ…。
「…誠也、すまん。」
星秀さんが謝ることじゃないのに。謝るべきは俺の事を拘束してる健二だ。こいつが悪いやつなのに…。
「いい子だ星秀。10回な。誠也を連続でイカせろ。休憩無しに。」
「…はい。」
そう返事をした星秀さんはそっと優しく俺のケツに触れてきた。その手から申し訳ないという気持ちが感じ取れる。星秀さんも同じことをされてきたから気持ちがわかるんだろう。けど気にしないで欲しい。俺は星秀さんのためなら全然耐えられる。
「……………っ。」
「んー?誠也声我慢してんのか?星秀に聞かせるのは恥ずかしいのか?俺にはあんなに可愛い声聞かせてくれたのに。」
星秀さんの指が俺のケツの中に入ってきた。でも星秀さんは本当に優しかった。俺が痛くないようにゆっくりとしてくれる。けど健二はそれが気に食わなかったらしく舌打ちをしてきた。
「チッ、おい星秀。何とろとろしてんだ。3本ぐらい余裕で入るはずだぞ。俺の指も入れてやろうか。」
ふざ…!こいつ!!今星秀さんの指が入ってんのに健二が指を挿れてきやがった!しかも2本も!それも激しく指を動かしてくる…っ。その急な事に俺は腰を暴れさせた。
「ぁ、っ、あっ、やめ…!」
「健二さん!!」
「んだよ星秀。お前が悪いんだろ?遅せぇからよ。だから俺も手伝ってやる。文句は言わせねぇぞ。あと手を抜いたりしたら誠也をイカせる回数を増やすからな。」
「……はい。」
「っ、ぁ、っ、うっ、か゛っ、ぁ゛っ!」
星秀さんが優しくしてくれてたあとでの健二の攻め。正直すげぇきつかった。多分それだけじゃない。渚達にあんなに犯されたから。その前には健二にも沢山イカせた。それが重なりに重なってキツかった…。
「やめ゛っ、あぁ゛っ、あぁあっ、い゛っ、や゛っ、あっ、い゛っ、やめろ゛っ、ぁ゛っ、か゛っ!」
「相変わらず感じやすいやつだな。そんで誰でも感じやる。淫乱野郎が。もうイキそうになってんじゃねぇか。」
黙れ…!黙れ黙れ…!健二…くそこいつだけは許さねぇ!くそ…なんで健二ってこんな力強いんだよ…!逃げられねぇ…!きつい…!きついきついきつい…!
「あぁ゛っ、やめ゛っ、ろ゛っ、ぁあ゛っ、あっ!」
「やめねぇよ。あと10回お前がイクまではな。なぁ星秀。」
「…はい。」
128
お気に入りに追加
571
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
中華マフィア若頭の寵愛が重すぎて頭を抱えています
橋本しら子
BL
あの時、あの場所に近づかなければ、変わらない日常の中にいることができたのかもしれない。居酒屋でアルバイトをしながら学費を稼ぐ苦学生の桃瀬朱兎(ももせあやと)は、バイト終わりに自宅近くの裏路地で怪我をしていた一人の男を助けた。その男こそ、朱龍会日本支部を取り仕切っている中華マフィアの若頭【鼬瓏(ゆうろん)】その人。彼に関わったことから事件に巻き込まれてしまい、気づけば闇オークションで人身売買に掛けられていた。偶然居合わせた鼬瓏に買われたことにより普通の日常から一変、非日常へ身を置くことになってしまったが……
想像していたような酷い扱いなどなく、ただ鼬瓏に甘やかされながら何時も通りの生活を送っていた。
※付きのお話は18指定になります。ご注意ください。
更新は不定期です。

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い


目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる