上 下
20 / 117

しおりを挟む
「あか゛っ、ぁ゛っ、ぁあ゛っ、あぁあ゛っ!」



きついきついきつい゛!!もう何回イったか分かんねぇ。まじできつい。洒落になんねぇよ!いつまで続くんだよこの地獄は!



「はは、健気だなぁまじで。逃げねぇの?そんなに外に出てぇのか?」



当たり前だ!こんなところに居続けるとか死んだ方がマシだ!けど正直きつい!逃げたい!逃げたくて仕方がねぇ…。昨日いじられたけつの穴も触られて色々最悪なんだ!



「く゛っ、ぅ゛っ、ぁ゛あっ、あ゛っ、ぁ゛っ、く゛っ!」

「思ったよりお前は芯があるやつだな。何回もイカせりゃすぐに折れると思ったんだが。まぁ心が折れるまで続ければいい話か。」



やっぱりそうだ…。俺には初めから選択肢なんてなかったんだ。こいつはただ面白がってるだけ。俺が折れるまでこの地獄は続く。けどここで俺が逃げても俺はここから一生出られない…。



「い゛っ、ぁ゛っ、あぁあ゛っ、あぁ゛っ!」

「なぁ誠也。辛いだろ?逃げてもいいんだぞ?こんなに辛い思いする必要はねぇだろ。お前はここにいたら幸せなんだから。」



達しても達しても触られ刺激を与え続けられる。それがどれだけ辛いことか。健二の言う通り。こんなに辛い思いをする必要は俺にはない。だから俺はここから逃げるんだ。ここにいたらこの地獄が一生続くんだから。



「ほぅ…。逃げないのか?俺は気が済むまでやめねぇよ?それでもお前は耐えるのか?」



耐えなきゃ…外に出られねぇだろ!!俺は…俺はそうするしか外に出れねぇんだ!!お前が初めから俺を外に出すつもりなんかなくても俺はそれに縋るしか方法はねぇ!頼むから俺に慈悲をかけてくれ…!



「あぁ゛っ、ぁ゛っ、あ゛っ、あぁあ゛っ、ぁ゛っ!!」



きついきつい゛ほんとにきつい!このまま気絶してしまいそうだ…。いっその事気絶した方がマシだろうな…。けど俺は部屋の外にでも出たい。それだけでいい。そしたら廊下の様子が見れて逃げる道が見つかるはずなんだ…。



「うぅ゛っ、ぁ゛っ、か゛っ、あぁあ゛っ、あぁ゛っ!!」



またイク…。イったら辛いのは俺なのに。けど耐えるんだ。今耐えなきゃ俺にチャンスはない。これが終わったら腰が立たなくなる。明日も明後日もきっと同じことが繰り返される。それは馬鹿な俺でも分かる。だから今耐えるんだ!



「ほら誠也。辛いなら早く逃げろよ。今拘束してねぇだろ?ほら、逃げろって。」



健二は俺に諦めさせたいんだろうな。けど悪いな。俺は絶対諦めない。耐え抜いてやる…。この最悪の人生のおかげで耐え症だけはあるんだ。



「く゛っ、ぁ゛っ、い゛っ、ん゛っ、ぁあ゛っ、あぁあ゛っ、ぁ゛っ!!」

「はは、まだ耐えるのか?もう何回イったかも分かんねぇぐらいお前イキ狂ってるぞ?辛くねぇのか?ほら、もうイってもなんも出るもん無くなっちまってるじゃねぇか。」



楽しそうに笑いやがって…。触んじゃねぇよ…!きつい…っ。挫けそうだ…。逃げたい…。扱がれ続けてちんこも痛い…。ケツの穴も違和感しかねぇ…。なのに達して敏感になったところを触られてまたイク…。その繰り返しだ…。ああ…解放されたい。くそやろう…。



「う゛っ、く゛っ、ぅ、あ゛っ、ぁ゛っ、あぁあ゛っ、い゛っ、ぁ゛っ!!!」



くそくそ…。嫌だ…。助けてくれよ…って俺には助けてくれる相手なんて居ないか…。親にすら相手にされねぇんだから。だから別にここを出て帰る場所なんてねぇよ。学校も退学になっちまったんだから。辞めさせられちまってよ…。けどここにいるよりは絶対にマシだ。こんな男に体を好き放題されるよりはマシだ…っ!!



「い゛っ、ぁ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あか゛っ、ぁあ゛っ!!」



耐えろ゛耐えるんだ!!耐え抜け!イキすぎて足が痙攣してきた…。けどそんなこと知ったこっちゃねぇ…。耐え抜かなきゃ俺は…俺は…。



「あぁ゛っ、ぁ゛っ、う゛っ、い゛っ、ぁあ゛っ、あぁあ゛っ、あ゛っ!!」



気絶したい…。解放されたい…。我慢の限界が近づいてきた…。やめてくれ…。頼む…。今回だけでいい。助けてくれ。健二…頼むよ…と俺が縋るような思いで祈っていると…。



「い゛っ、ぁ゛っ、あっ……………?」

「…お前はほんとに健気なやつだ誠也。分かった。部屋の外に出してやる。」



信じられない…。ほんとに信じられねぇ…。健二が俺から離れた…。離れて俺の体を起こしてくれた…。さっきまで悪魔のような顔をして俺を攻め立ててたのに…。



「……っ、なっ、ん、っで…、」

「お前があまりにも健気だから。俺は頑張ってるやつにはそれ相応の褒美を与えるんだ。」



そう言って健二は俺の頭を撫でて涙を拭ってくれた。やめろよ…。あんな酷くされた後にこんな優しくされたら…余計に泣いちまう…。ほんと自分が惨めで仕方がない…。



「大丈夫だ誠也。もう何もしねぇから。泣くなって。ほら、部屋の外に行くんだろ?」

「…っ、は、ぃっ、」

「お前がここまで強い子だとは思わなかった。ほんとに16歳か?強いな。躾しなきゃいけねぇのに同情しちまうじゃねぇか。」



健二は俺を抱きしめ続けてくれる。初めての温もりだ…。そういや俺…誰にも抱きしめられたことなかったな…。初めてがこいつかよ…。



「どうだ誠也。落ち着いたか?」

「…ちょっと、は…落ち着きました。」

「そりゃよかった。簡単に体拭いてから部屋の外に行こうな。ついでに他の部屋も案内してやるよ。」



…は?今なんて…?他の部屋…?



「…ほかの、部屋…?」

「ああ。これからここにお前は住むんだ。どこに何があるか知っておいて損はねぇだろ?」



これはチャンスだ…。頑張って…よかった。耐えて…よかった。



「…ありがとう、ございます。」

「いいって。それよりそろそろ組長が来るんだ。組長には俺から言うから3人で部屋を回ろうな。」



そうだった…あいつも来るんだった…。まぁけどいい子なフリをしてれば大丈夫だよな。



「…はい。健二さん、ありがとうございます。」



絶対逃げるチャンスを掴んでやる…。このチャンスを無駄にせずに…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉

あおい夜
BL
昨日、自分の部屋で眠ったあと目を覚ましたらR18禁BLゲーム“極道は、非情で温かく”の主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成っていた! 弟は兄に溺愛されている為、嫉妬の対象に成るはずが?

極道達に閉じ込められる少年〜監獄

安達
BL
翔湊(かなた)はヤクザの家計に生まれたと思っていた。組員からも兄達からも愛され守られ1度も外の世界に出たことがない。しかし、実際は違い家族と思っていた人達との血縁関係は無く養子であることが判明。そして翔湊は自分がなぜこの家に養子として迎え入れられたのか衝撃の事実を知る。頼れる家族も居なくなり外に出たことがない翔湊は友達もいない。一先この家から逃げ出そうとする。だが行く手を阻む俵積田会の極道達によってーーー? 最後はハッピーエンドです。

組長様のお嫁さん

ヨモギ丸
BL
いい所出身の外に憧れを抱くオメガのお坊ちゃん 雨宮 優 は家出をする。 持ち物に強めの薬を持っていたのだが、うっかりバックごと全ロスしてしまった。 公園のベンチで死にかけていた優を助けたのはたまたまお散歩していた世界規模の組を締め上げる組長 一ノ瀬 拓真 猫を飼う感覚で優を飼うことにした拓真だったが、だんだんその感情が恋愛感情に変化していく。 『へ?拓真さん俺でいいの?』

[R18] 20歳の俺、男達のペットになる

ねねこ
BL
20歳の男がご主人様に飼われペットとなり、体を開発されまくって、複数の男達に調教される話です。 複数表現あり

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

監禁されて愛されて

カイン
BL
美影美羽(みかげみう)はヤクザのトップである美影雷(みかげらい)の恋人らしい、しかし誰も見た事がない。それには雷の監禁が原因だった…そんな2人の日常を覗いて見ましょう〜

3人の弟に逆らえない

ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。 主人公:高校2年生の瑠璃 長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。 次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。 三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい? 3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。 しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか? そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。 調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m

ニューハーフ極道ZERO

フロイライン
BL
イケイケの若手ヤクザ松山亮輔は、ヘタを打ってニューハーフにされてしまう。 激変する環境の中、苦労しながらも再び極道としてのし上がっていこうとするのだが‥

処理中です...