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「いい子だぞ誠也。ちゃんと俺との約束を守って偉いじゃねぇか。そのままいい子でいれば外に出してやれるからな。」
その言葉が本当かどうかは分からない。けど俺はそんな嘘かもしれない言葉を信じるしか外に出れる方法がない。だから嘘でも少しでも可能性があるならとこいつの言葉を信じることにした。
「…はい。」
「おいおいまだなんもしてねぇって。ビクビクするには早いぞ?」
そう。こいつの言う通り。俺はまだ何もされてない。何もされてないはずなのに気づいたら体が震えていたんだ。今はただこいつが俺の上に馬乗りになってるだけなのに。
「まぁその顔も可愛いから俺はいいけどよ。んじゃ、始めんぞ。」
「……………っ。」
やばい…。もう泣きそうだ…。怖いんだよ…。まだこいつに体を触られてるだけなのに…。ただ服の中に手を入れられて体を触られてるだけ。昨日はそれに耐えれてた。けど今日はもう無理そうだ…。怖い…。
「…っ、ぅ、」
耐えねぇと…。耐えるんだ。ただちょっと体を触られてるだけ…。それだけだ。それに耐えないと俺は外に出られない…。
「いいねぇその顔。そそられる。耐えてんのか?外に出たいもんな。そうだ。そのまま耐えてろ。俺から逃げたらお前はその時点で部屋の外にすら出られねぇんだから。」
って言いながらこいつは俺の体を撫でるように触り続ける。俺はそれから逃げることは許されない。何があっても…。
「………………っ。」
「声我慢してんのか?なぁ誠也。声出せって。お前の可愛い声聞かせろよ。」
外に出れるための条件…。それは逃げないことだ。声を我慢することは入ってない。だから俺はそう言われて首を横に振った。
「頑固なやつだな。まぁいい。声我慢してられんのも今のうちだ。10分もすりゃお前は声を我慢したくても出来なくなる。昨日みたいにな。」
やめろ…。消し去りたいあの記憶を蘇らせるんじゃねぇよ…。
「な、らっ、ねぇ…!」
別に俺は反抗しちゃダメとか言われてねぇ。だからすぐにそう言い返してやった。これぐらい許してくれ。そうしねぇと俺が俺じゃなくなっちまいそうなんだよ…。
「へぇ…。ならないねぇ。じゃあここ触ってもならないのか?」
「………っ!」
こいつ…!俺の服をめくりあげて乳首を触ってきやがった。しかも俺が逃げないのをいいことに首元にもキスしてきやがった…!最悪だ…!
「やめ…っ、」
「ん?今なんつった?つーかお前俺と約束したよな。逃げないって。何をされても逃げないってよ。今ちょっと腰が逃げた気がすんだがそれは気のせいか?」
「……………っ。」
そうだ…。逃げたら駄目だ。何をされても逃げるな俺。耐え抜くんだ…。ちょっと乳首を触られてるだけ。それだけだ。気持ち良くともなんともない。少しくすぐったいだけ。これくらい…耐えろ…。
「…にげ、てないっ、です…。」
「そうか?ならいい。これからも逃げるよ。まだまだ終わんねぇからな。」
そう言って健二は俺の乳首を触り続ける。何が楽しんだよ…。
「なぁ誠也。なんも感じねぇのか?」
俺はそう聞かれてなんて答えるべきか迷った。ここで何も感じないと言ってしまえば他の場所を触られてしまいそうだったから。けど嘘をつけばすぐバレる…。いやこれは正直に言うべきだな。嘘をついたら取り返しがつかないことになりそうだ…。
「…ちょっ、と、くすぐったい…。」
「そうか。お前くすぐったがりだもんな。まぁけどそれはいい事だ。初めはくすぐったいんだよ。そっから徐々に感じるようになっていく。だから安心しろ。俺がちゃんと気持ちよくなるようにここ触っててやるから。」
そう言いながら健二は笑ってた。何が楽しんだ…。こんな俺なんかを女みたいに感じるようにして何が楽しんだよ…。最悪だろ…。
「まぁけどそれは急にできることじゃねぇからな。今日はこっちの方を可愛がってやるよ。」
「…っ、い、」
…なんてやつだっ!俺が乳首感じないからってこいつちんこ触ってきやがった。けど駄目だ。逃げるな俺。逃げたら…外に出れなくなる…。
「はは、さすがに声抑えらんねぇか?お前ここ感じるもんな。誰に触られても感じる淫乱だもんな。」
ちくしょう…っ。殴り倒してやりたい…っ。好き放題触りやがって…。しかもこいつ昨日より上手い…。先っぽとか俺が感じる方法で触ってきやがる…。くそ…。
「昨日も見ず知らずの俺に触られて何回もイってたもんな。けど逃げんなよ。逃げたらその瞬間にお前はここから一生出れなくなるからな。それは嫌だろ?嫌なら逃げるな。絶対に。」
楽しそうな顔しやがって…。けど俺はそんなこいつに腹を立てるほどの余裕が無い。1回イってもこいつは多分解放してくれない。そうなったらかなり辛くなる。だからできるだけ耐えなきゃいけねぇ…。
「ふ…っ、ぅ゛っ、うっ、ぅ、」
「はは、健気なやつだなぁ。表情はいつも通り反抗的だが逃げないように頑張ってるお前の姿はたまんねぇよ。こりゃ組長も喜ぶだろうな。」
その言葉が本当かどうかは分からない。けど俺はそんな嘘かもしれない言葉を信じるしか外に出れる方法がない。だから嘘でも少しでも可能性があるならとこいつの言葉を信じることにした。
「…はい。」
「おいおいまだなんもしてねぇって。ビクビクするには早いぞ?」
そう。こいつの言う通り。俺はまだ何もされてない。何もされてないはずなのに気づいたら体が震えていたんだ。今はただこいつが俺の上に馬乗りになってるだけなのに。
「まぁその顔も可愛いから俺はいいけどよ。んじゃ、始めんぞ。」
「……………っ。」
やばい…。もう泣きそうだ…。怖いんだよ…。まだこいつに体を触られてるだけなのに…。ただ服の中に手を入れられて体を触られてるだけ。昨日はそれに耐えれてた。けど今日はもう無理そうだ…。怖い…。
「…っ、ぅ、」
耐えねぇと…。耐えるんだ。ただちょっと体を触られてるだけ…。それだけだ。それに耐えないと俺は外に出られない…。
「いいねぇその顔。そそられる。耐えてんのか?外に出たいもんな。そうだ。そのまま耐えてろ。俺から逃げたらお前はその時点で部屋の外にすら出られねぇんだから。」
って言いながらこいつは俺の体を撫でるように触り続ける。俺はそれから逃げることは許されない。何があっても…。
「………………っ。」
「声我慢してんのか?なぁ誠也。声出せって。お前の可愛い声聞かせろよ。」
外に出れるための条件…。それは逃げないことだ。声を我慢することは入ってない。だから俺はそう言われて首を横に振った。
「頑固なやつだな。まぁいい。声我慢してられんのも今のうちだ。10分もすりゃお前は声を我慢したくても出来なくなる。昨日みたいにな。」
やめろ…。消し去りたいあの記憶を蘇らせるんじゃねぇよ…。
「な、らっ、ねぇ…!」
別に俺は反抗しちゃダメとか言われてねぇ。だからすぐにそう言い返してやった。これぐらい許してくれ。そうしねぇと俺が俺じゃなくなっちまいそうなんだよ…。
「へぇ…。ならないねぇ。じゃあここ触ってもならないのか?」
「………っ!」
こいつ…!俺の服をめくりあげて乳首を触ってきやがった。しかも俺が逃げないのをいいことに首元にもキスしてきやがった…!最悪だ…!
「やめ…っ、」
「ん?今なんつった?つーかお前俺と約束したよな。逃げないって。何をされても逃げないってよ。今ちょっと腰が逃げた気がすんだがそれは気のせいか?」
「……………っ。」
そうだ…。逃げたら駄目だ。何をされても逃げるな俺。耐え抜くんだ…。ちょっと乳首を触られてるだけ。それだけだ。気持ち良くともなんともない。少しくすぐったいだけ。これくらい…耐えろ…。
「…にげ、てないっ、です…。」
「そうか?ならいい。これからも逃げるよ。まだまだ終わんねぇからな。」
そう言って健二は俺の乳首を触り続ける。何が楽しんだよ…。
「なぁ誠也。なんも感じねぇのか?」
俺はそう聞かれてなんて答えるべきか迷った。ここで何も感じないと言ってしまえば他の場所を触られてしまいそうだったから。けど嘘をつけばすぐバレる…。いやこれは正直に言うべきだな。嘘をついたら取り返しがつかないことになりそうだ…。
「…ちょっ、と、くすぐったい…。」
「そうか。お前くすぐったがりだもんな。まぁけどそれはいい事だ。初めはくすぐったいんだよ。そっから徐々に感じるようになっていく。だから安心しろ。俺がちゃんと気持ちよくなるようにここ触っててやるから。」
そう言いながら健二は笑ってた。何が楽しんだ…。こんな俺なんかを女みたいに感じるようにして何が楽しんだよ…。最悪だろ…。
「まぁけどそれは急にできることじゃねぇからな。今日はこっちの方を可愛がってやるよ。」
「…っ、い、」
…なんてやつだっ!俺が乳首感じないからってこいつちんこ触ってきやがった。けど駄目だ。逃げるな俺。逃げたら…外に出れなくなる…。
「はは、さすがに声抑えらんねぇか?お前ここ感じるもんな。誰に触られても感じる淫乱だもんな。」
ちくしょう…っ。殴り倒してやりたい…っ。好き放題触りやがって…。しかもこいつ昨日より上手い…。先っぽとか俺が感じる方法で触ってきやがる…。くそ…。
「昨日も見ず知らずの俺に触られて何回もイってたもんな。けど逃げんなよ。逃げたらその瞬間にお前はここから一生出れなくなるからな。それは嫌だろ?嫌なら逃げるな。絶対に。」
楽しそうな顔しやがって…。けど俺はそんなこいつに腹を立てるほどの余裕が無い。1回イってもこいつは多分解放してくれない。そうなったらかなり辛くなる。だからできるだけ耐えなきゃいけねぇ…。
「ふ…っ、ぅ゛っ、うっ、ぅ、」
「はは、健気なやつだなぁ。表情はいつも通り反抗的だが逃げないように頑張ってるお前の姿はたまんねぇよ。こりゃ組長も喜ぶだろうな。」
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