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筋肉痛
不公平
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*庵視点
「ほら庵、横になれ。」
「や、だっ!」
って俺が言ってもやめてくれる瀧じゃない。まずい…。どうしよう…。力じゃ2人には叶わない。けどこのままだと明日も腰が立たないよ。それは駄目だ。
「ふ、不公平だ………っ!!!」
「「は?」」
俺はやられたくないあまりに咄嗟に叫んだ。そしたら2人は意外にも動きを止めてくれた。俺がなんでそう叫んだか分からなかったんだろうな。
「不公平?どういうことだ?」
相変わらず俺を押えながら龍がそう聞いてきた。だから俺はこの気を逃さまいとまた叫んだ。
「だ、だっていつも俺ばっかりこんな目に遭うのは不公平だ…!」
「あ?」
俺があんまりこうやって2人には向かうことは無いからか俺がそう言うと瀧が少し驚いたような顔をしていた。けどそんなの知ったこっちゃない。俺は俺の意見を言わせてもらう!
「俺には力なんてないのに2人で押さえ込んで卑怯だ…っ!」
「…ふーん。」
俺の本気の叫びを面白がるようにして瀧がそう言って笑ってきた。だから俺は腹が立ってもっと声を荒らげた。
「俺は何も悪いことしてないのに…っ、お仕置きでもなんでもないのにこんなことされるのは不公平だ…っ!」
「んー?けどさっきお前にも選択権を与えてやったじゃねぇか。」
瀧の言う通り確かに30秒我慢したら解放してくれるっていう条件でしてくれた。けどあんなの俺には勝ち目なんてないじゃないか!
「さっきのだってずるいもん…っ、俺にだって反抗する権利があるもん…っ!」
「なんだその可愛い顔は。誘ってんのか?」
「ばか龍っ、今はそんな話してない…っ!」
いっつもそうやって話を逸らしてくる。けど今日はそうはいかないからなっと俺は龍を睨んだ。そしたら龍が仕方ないなというように俺の頭を撫でてきた。
「分かったからそう怒るな。んで、お前はどうしたいんだ?」
龍が俺を宥めるようにそう言ってキスをしてきた。そんなもんで俺は騙されないからな!やると決めたら俺はやるんだ!
「…俺も龍たちに反撃する!」
「へぇ。それでお前は俺達にどんなことをしてくれるんだ?」
いかにも楽しそうに瀧がそう聞いてくる!そうやって余裕ぶってられるのは今だけなんだからな!
「俺も30秒するから!」
「ん?30秒?さっきのやつか?」
そうだ!俺は龍の言葉に激しく頷いた。絶対俺だって龍と瀧をぎゃふんと言わせてやるんだから!!
「そう…っ!」
と、俺が言うと何故か龍も瀧も嬉しそうにした。なんでだ?あんなのの何が楽しんだ?
「な、なんで笑ってるの…。」
「そりゃお前が俺たちに色々してくれるみたいだしな。そりゃ嬉しいですよね組長。」
「ああ。そうだな。けどやるからには何かあるんだろ?俺達が負けたら何があるんだ?」
嬉しそうに、楽しそうに瀧も龍もそう言ってくる!今だけなんだからほんとに!始まったらきつくてきつくて我慢できないんだから!絶対2人を泣かせてやるんだ俺は!
「龍が負けたら3日抱くの禁止…!」
「ほぅ…。なら俺が勝てば俺の言うことを聞いてもらおうか。」
うぅ…。これは龍が勝ったらまずいことになる…。どうしよう…。いや負けるな俺。やると決めたらやるんだ。勝ってみせるんだ。
「わ、わかった。それでいい。」
「おお。いいなぁ庵。男らしいじゃねぇか。」
瀧がそう言って俺の頭を撫でてきた。俺は今本気なのに相変わらず余裕ぶってる瀧。けど俺さえ勝てばいいんだ。頑張れ…俺。
「じゃあ龍。30秒俺に何をされても声出しちゃダメだからね!」
「ああ。分かった分かった。」
「ほら庵、横になれ。」
「や、だっ!」
って俺が言ってもやめてくれる瀧じゃない。まずい…。どうしよう…。力じゃ2人には叶わない。けどこのままだと明日も腰が立たないよ。それは駄目だ。
「ふ、不公平だ………っ!!!」
「「は?」」
俺はやられたくないあまりに咄嗟に叫んだ。そしたら2人は意外にも動きを止めてくれた。俺がなんでそう叫んだか分からなかったんだろうな。
「不公平?どういうことだ?」
相変わらず俺を押えながら龍がそう聞いてきた。だから俺はこの気を逃さまいとまた叫んだ。
「だ、だっていつも俺ばっかりこんな目に遭うのは不公平だ…!」
「あ?」
俺があんまりこうやって2人には向かうことは無いからか俺がそう言うと瀧が少し驚いたような顔をしていた。けどそんなの知ったこっちゃない。俺は俺の意見を言わせてもらう!
「俺には力なんてないのに2人で押さえ込んで卑怯だ…っ!」
「…ふーん。」
俺の本気の叫びを面白がるようにして瀧がそう言って笑ってきた。だから俺は腹が立ってもっと声を荒らげた。
「俺は何も悪いことしてないのに…っ、お仕置きでもなんでもないのにこんなことされるのは不公平だ…っ!」
「んー?けどさっきお前にも選択権を与えてやったじゃねぇか。」
瀧の言う通り確かに30秒我慢したら解放してくれるっていう条件でしてくれた。けどあんなの俺には勝ち目なんてないじゃないか!
「さっきのだってずるいもん…っ、俺にだって反抗する権利があるもん…っ!」
「なんだその可愛い顔は。誘ってんのか?」
「ばか龍っ、今はそんな話してない…っ!」
いっつもそうやって話を逸らしてくる。けど今日はそうはいかないからなっと俺は龍を睨んだ。そしたら龍が仕方ないなというように俺の頭を撫でてきた。
「分かったからそう怒るな。んで、お前はどうしたいんだ?」
龍が俺を宥めるようにそう言ってキスをしてきた。そんなもんで俺は騙されないからな!やると決めたら俺はやるんだ!
「…俺も龍たちに反撃する!」
「へぇ。それでお前は俺達にどんなことをしてくれるんだ?」
いかにも楽しそうに瀧がそう聞いてくる!そうやって余裕ぶってられるのは今だけなんだからな!
「俺も30秒するから!」
「ん?30秒?さっきのやつか?」
そうだ!俺は龍の言葉に激しく頷いた。絶対俺だって龍と瀧をぎゃふんと言わせてやるんだから!!
「そう…っ!」
と、俺が言うと何故か龍も瀧も嬉しそうにした。なんでだ?あんなのの何が楽しんだ?
「な、なんで笑ってるの…。」
「そりゃお前が俺たちに色々してくれるみたいだしな。そりゃ嬉しいですよね組長。」
「ああ。そうだな。けどやるからには何かあるんだろ?俺達が負けたら何があるんだ?」
嬉しそうに、楽しそうに瀧も龍もそう言ってくる!今だけなんだからほんとに!始まったらきつくてきつくて我慢できないんだから!絶対2人を泣かせてやるんだ俺は!
「龍が負けたら3日抱くの禁止…!」
「ほぅ…。なら俺が勝てば俺の言うことを聞いてもらおうか。」
うぅ…。これは龍が勝ったらまずいことになる…。どうしよう…。いや負けるな俺。やると決めたらやるんだ。勝ってみせるんだ。
「わ、わかった。それでいい。」
「おお。いいなぁ庵。男らしいじゃねぇか。」
瀧がそう言って俺の頭を撫でてきた。俺は今本気なのに相変わらず余裕ぶってる瀧。けど俺さえ勝てばいいんだ。頑張れ…俺。
「じゃあ龍。30秒俺に何をされても声出しちゃダメだからね!」
「ああ。分かった分かった。」
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