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浮気 *

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「分かってますよ組長。安心して下さい。」



と、亮は相変わらず激しいピストンをしながら龍之介にそう答えた。そんな亮に龍之介は…。



「ならいいがお前はやりすぎる所があるから気をつけろよ。」

「なーに言ってるんですか組長。こんな所で終わらせませんよ。気絶したら何も面白くないじゃないですか。」

「おい亮。あんま庵を怯えさせることを言うなって。」



瀧雄の言う通りだ。まだまだ終わらない。その事実を突きつけられた庵はどんな気持ちなのか…。それは絶望だろう。



「や゛っ、ぁ、やめ゛っ、いやた゛っ、つかれた゛っ!!」

「怯えさせる?お前が言うな。良い奴ぶってるがお前も同じ事思ってんだろうが瀧よぉ。」

「まぁ、確かにそうだな。」

「だろ?」



亮は瀧雄と話しながらも庵の弱点を攻めることをやめない。そこばかりを攻め達しまくっている庵を更に追い込む。だが絶対に亮は庵を気絶はさせなかった。だから庵は最大級の苦痛を味わい続ける他なかったのだ。達しても達しても終わらない快楽地獄に耐えるしか無かった。



「きつい゛っ、ぁ゛っ、あぁ゛っ、とま゛っ、とまって゛っ!」

「今止まれるわけねぇだろうが。」



そう言いながら亮は陰茎をギリギリまで抜いて一気に奥まで突いた。その瞬間庵の立ち上がることの無くなったペニスからちょろちょろと潮が溢れ出てきた。



「や゛っ、ぁ゛っ、とまって゛っ、むり゛っ、ぁ゛っ、きつい゛っ!!」



潮を吹いた後できつくてきつくて仕方が無いのに亮は止まってくれなかった。それどころか亮はピストンをどんどん早めていった。



「あぁ゛っ、ぁ゛っ、やめて゛っ、おねか゛っ!!」

「庵。最後だ。出すからちゃんと受け止めろ。」



と、亮は言いながらこれまでで1番ピストンを早めた。そのため庵は訳も分からずイキ狂ってしまっていた。どうしたらいいのか分からなくなるぐらい頭が真っ白になる。だが亮は腰を止めない。そして気絶をさせてくれない。そのため庵はひたすら泣きじゃくっていた。



「いや゛っ、や゛っ、やめっ、ぁ゛っ!!」

「はっ…可愛いやつめ。愛してんぞ庵。」

「や゛っ、だめっ、ぁっーーーー!!!」



奥の奥に亮の暖かい液が出された。そのためやっと亮は止まってくれた。しかしまだ庵は体を痙攣させながら必死に酸素を取り込むように息をしていた。そんな庵に龍之介は近づいて…。



「庵。起きてるか?」



と、言ったのだ。そのため庵は正直腹が立った。龍之介はやることしか考えていないから。もっと他にかける言葉があるだろ、と庵が怒っていると龍之介が…。




「そんな顔すんなって。悪い悪い。庵、ゆっくり息をするんだ。そのままゆっくりだ。やってみろ。」



龍之介はどうやら庵の怒りに気づいたようだ。そのためすぐに謝りそう言った。まぁ庵が怒っていなくとも龍之介は元々こうして庵を落ち着かせるために庵の近くまで来た。だから鼻から龍之介は庵を今すぐに抱くつもりはなかったのだ。こんな過呼吸寸前の庵を抱けるほど龍之介は図太くないから。



「はっ、はっ、はっ、はっ、」

「馬鹿。ゆっくり息をしろって言ってんだろ。ほら、俺に合わせて息してみろ。」



イキ狂っていた余韻がまだ残っているせいで庵は呼吸すらもまともに出来なかった。だから



「はぁ…っ、ぅ、はぁっ…………、あっ、ふっ、ぅ、」

「そうだ。いい子だ。そのままゆっくり息するんだ。」



龍之介はそう言いながら優しく庵の頭を撫でた。そして瀧雄も亮も庵の体を優しく撫でて庵をなんとかして落ち着かせようとしてくれていた。だが庵は嬉しくなかった。落ち着いえしまえば今度は龍之介に抱き潰されてしまうから。そのため庵は生理的な涙が零れ落ちてきた。



「…っ、も、むりっ、できないっ、」

「大丈夫だ。もう話せるようになったじゃねぇか。」



どこをどう見たら大丈夫と思うのだろうか。庵は龍之介が益々わからなくなっていった。そしてその鬼畜さに背筋が凍った。



「むりっ、むりなの…っ、お願いりゅう、やめてっ、つかれたっ、」

「そうかそうか。ならさっさとやって終わらせような。おら、足開け。」

「や…っ!」



龍之介は待ちきれないというように嫌がる庵の足を無理やり開かせるとそのまま陰茎を容赦なくぶち込んだ。そして気の済むまで庵を抱き潰した。そのあと庵はまた亮にも瀧雄にも抱かれた。そんな庵が解放されたのはやられすぎて気絶した時だった。



「やべぇ…やりすぎましたねこりゃ。」

「そうだな。とりあえずこいつを風呂に入れろ。」

「はい。」



庵の薄れていく意識の中でそんな会話が聞こえた。でももうそんなことどうでもよくなるぐらいに庵は眠くて仕方がなかった。とにかく疲れたのだ。だから後のことは知らないというように庵は目を閉じた。そして次庵が目を覚ましたのはなんと夜だった。



「…………ん………。」

「庵。起きれそうか?」



庵が目を覚ますと目の前に亮がいた。そのため庵は顔をそっぽ向けた。何がなんでもあれは絶対にやりすぎだったから。



「……………。」

「なんだその目は。まだ躾が足りなかったか?」



また躾だ…というように庵は顔を顰めた。亮は躾というけれど楽しんでいるから。庵が何かをやらかす度亮は楽しそうに庵を抱いてくる。亮はそれだけ性欲が強いから。そのため庵ずっと疑問だったことがあった。それは…。



「なんで亮は俺にばっかりするの…?」

「あ?」

「どうして…?」

「何をだ。」

「………セックス。」

「何言ってんだお前。」



亮は庵の言いたいことがまるでわかっていない様子だった。そのため庵は単刀直入にそれを言うことにした。ちゃんと言わなければ通じない。それがわかったから。



「だって亮は絶対寄ってくる女の人とかいるはず…。その顔でヤクザなんだから相手には困らないでしょ…?なのになんで俺ばっかり…。」

「庵。それはどういう意味で言ってんだ?俺に浮気しろって言ってんのか?」



庵は思っていた疑問を上手く伝えることが出来ず亮を怒らせてしまった。庵はそんなことがしたかったんじゃない。ただ気になったのだ。どうして自分ばかり…と。



「そうじゃ…ないけどっ、」

「じゃあなんだ。お前は俺に抱かれたくねぇの?」

「違う…そうじゃなくてっ、」

「なんだよハッキリしろ。」

「…俺は体力ないから3人相手にするの…きつい。」

「…………。」



庵が自分の気持ちを涙目で言うと亮は黙り込んでしまう。そのチャンスを庵は逃さなかった。いつも亮にとって都合の悪いことを庵が言うと亮は黙らせてこようとする。だが今回は黙り込んだ。そのため庵すぐさま話し始めた。



「だ、だから亮たちが外で済ませてきてくれたら俺は楽に…」

「庵。この話は終わりだ。」



亮は庵の話を最後まで聞かずにそう言ってきた。そのため庵は思わず声を荒らげてしまう。



「な、なんで…っ!」

「これ以上この話を続けたいなら俺に三日三晩抱かれろ。その後なら話してもいいぞ。」

「………やだ。」

「そうだよな。なら終わりだ。」
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