血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

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ベットの上 *

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「おら庵!逃げんじゃねぇ!!」

「やだっ、追いかけてくるな…っ!」



あれから龍之介らによる手厚い看病のおかげで庵の熱は嘘のように下がった。だが庵は嬉しくなかった。熱が下がればお仕置きが待っているから。だから熱が下がった途端庵逃げ出したのだ。そんな庵を逃がすまいと亮は全速力で追いかける。その様子を龍之介も瀧雄も呆れ顔で見ていた。ここは家だ。その中で庵が逃げられるわけないから。



「お前が逃げるからだろうが!無駄な足掻きをしてんじゃねぇ!!」



亮は庵が熱を出していた時のあの演技で1番苦しんだ。だから1秒でも早く庵にお仕置きをしたいのだろう。そのため亮は追いかけっこを始めて30秒も経たないうちに庵に追いついた。



「うわっ…!」

「馬鹿が。俺から逃げられると思うな。おら来い。」

「ちょ、やだっ、はなせ…っ!」



亮は庵を捕まえるとグイッと自分の方に引き寄せて腕の中に閉じ込めた。そこで当然庵はじたばたと暴れるがもちろん庵は逃げられない。



「組長。早くお仕置きしましょうよ。」

「そうだな。今逃げた分の躾もしてやんねぇと。」



と、龍之介はいいながら庵の頬を怪しげに撫でた。その龍之介の後ろには瀧雄がいる。まるで3人は獲物を捉えた猛獣のような目をして庵を見下ろしていた。その3人に囲まれ庵は萎縮してしまう。




「や、やだってばっ、離して…っ!」

「おい庵。これ以上駄々こねんならお仕置き内容増やすぞ。」



瀧雄がそう言いながら庵のおしりを触り始めた。そのため庵は慌てて首を横に振った。お仕置きを増やされるのは絶対嫌だから。



「…い、いや!」

「なら大人しくしろ。」



と、亮。



「おら早くベット行くぞ。」



と、瀧雄。



「今日は気絶しても許さねぇからな。」



と、龍之介。多分…いや確実に3人は容赦なく庵を抱き潰すつもりだ。そんなの…そんなの当然庵は嫌だった。だから亮に腕を引っ張られた庵だが足を突っぱねて抵抗した。



「おい。駄々こねんなって言ったろ。」

「そう怒んなって亮。」



庵の腕をギュッと握りながら亮が低い声で庵を萎縮させることを言ってきた。そんな亮を落ち着かせようとしたのかよく分からないが瀧雄は亮の肩をポンポンと叩いてそう言った。そして瀧雄はその後視線を庵に移した。



「なぁ庵。このまま駄々こね続けんのもいいがお前がそのつもりなら俺達は容赦しねぇよ。イったって休ませてやんねぇし気絶しても無理やり起こして明日立てなくなるまで…」

「ま、待って…っ!!」



瀧雄の脅しに庵は本気で怯えた。そしてそれ以上聞きたくないと思ったので瀧雄が話している途中だったがそう叫んだ。



「わかった…ちゃんと歩くから…っ。」

「いい子じゃねぇか。」



先程の低い声で庵を脅していた瀧雄とは打って代わり今度は優しい声色で庵の頭を撫でながら瀧雄はそう言った。



「そうと決まればさっさと行くぞ。」



と、亮は言うと再び庵の腕を強い力で引いて歩き出した。だが庵はもう抵抗しない。してはいけないから。そんな庵の背後から瀧雄と龍之介が歩いてくる。多分2人は万が一庵が逃げ出した時のために庵の背後にいるのだろう。そしたら庵が逃げ出してもすぐ捕まえられるから。



「おら庵。こっち来い。」



と、亮は言って庵を抱きかかえた。そのため庵はまたじたばたと暴れだした。自分の足があるのにこうして抱き抱えられるのは恥ずかしいのだ。



「あ、ちょ…っ、自分で歩ける…っ!」

「いいから大人しくしろ。」



庵がどれだけ暴れて離してと騒いでも亮は離さなかった。そしてそんな亮が庵を解放してくれたのはベットの上だった。



「なーに。緊張してんのか?」



瀧雄がそう言いながら楽しそうにベットに上がってきた。その瀧雄に続くように龍之介も亮もベットに上がってくる。庵を囲むようにして…。



「ち、違うから…っ!」

「正直じゃねぇなほんとお前って。まぁそこが可愛いんだけどな。」



亮の言う通りだ。庵は心臓がとび出そうになるぐらい緊張していた。何せただ3人でやるという訳では無いから。これはお仕置き…。それが意味するのは庵の快楽地獄だ。だから庵は逃げたくて逃げたくて仕方がなかった。



「大丈夫だ庵。そう硬くなるな。まだ酷くはしねぇから。」

「そうそう。組長の言う通りだぞ。力抜けって。」



と、亮はいかにも楽しそうに言いながら庵の体に触れ始める。



「や…っ、」

「まだ何もしてねぇって。怖がんなよ。」



少し庵が震えていたのに気づいた瀧雄がそう言った。だがあくまで瀧雄はそう言っただけで亮を止めるなんてことはしない。瀧雄自身も今すごく面白がってるから。



「庵。バンザイしろ。」

「…いや。」



多分瀧雄は庵の服を脱がそうとしてそう言ったのだろう。だが庵はその瀧雄の発言に首を横に振った。服を脱がされてしまえば快楽地獄が始まってしまうから。



「そうか。お前は無理矢理されんのが好きなのか。」

「や、やめっ、違うから…っ!」



瀧雄は庵が言うことを聞かなかったので服越しではあったが乳首を摘んだ。その瀧雄の手を払いのけようとしたが当然庵の力ではどうにも出来なかった。



「なら俺の言うことを聞け。」



瀧雄はそう言いながらくりくりと庵の乳首を弄くり回す。そんな瀧雄に便乗するように亮も庵の乳首を触りだした。その様子を龍之介は楽しそうに傍観していた。



「やだっ、やめっ、ぅ…っ!」

「なら服脱げよ。そしたらやめてやる。」
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