血の繋がりのない極道に囲まれた宝

安達

文字の大きさ
上 下
90 / 210
消毒という名の快楽地獄

丸め込まれる庵 *

しおりを挟む
*龍之介視点





「うぁっ、ふっ、ぁ、んっ、、おぼっ、ぇ、てるっ、ぁ!」



覚えてないと言えば怒られるとでも思ってんだろうな。庵のやつ必死に頷いてやがる。でもこの感じを見る限りは覚えてねぇな。



「そうか。じゃあ若が何を言ってたか言ってみろ。」



亮もどうやら俺と同じことを思ったらしくそう庵に聞いた。さぁ庵はどうするだろうか。ここまで聞かれれば逃げることは出来ない。どうするのか楽しみだ…と、思って庵を見ていると…。



「ぅっ、あっ、ぁあっ、ぅ!」



こいつわざと答えなかった。まぁそれは紛れもなく嘘をついていたからだろう。その後のお仕置きが怖くてそうなるのも無理は無いが嘘はダメだよな。



「おら庵、気持ちよくなってねぇで答えろ。」

「あぁっ!!」



俺は庵が答えられないことを分かっていながらそう聞いた。嘘だろうがなんだろうがこいつ自身で覚えてるって言ったからな。だから何がなんだろうが逃がさねぇよ。



「やめ゛っ、りゅぅ、ぁ、いっ、くっ、ぁ、うっ、あぁっーーーーっ!!!」



あーあ。派手にイっちまったな。さっき俺がこいつの先っぽをグリグリしちまったからイクのは当然だがにしてもこいつはやはり感じやすい。まぁイったところでやめねぇけどな。



「いやぁ゛っ、いま、いっ、た゛っ、ぁっ、うっ、んぁっ、やめっ、゛!」



達した直後も俺らが変わらず刺激を与えたからか庵は驚いている様子だ。そんでまぁ当然逃げようと暴れ出す。達した直後も亀頭やら前立腺を擦られんのはたまったもんじゃねぇもんな。けど俺らはやめねぇよ。



「ほら庵、早く若の問いに答えろって。そうしねぇとやめてやんねぇよ?」

「あぁ゛っ、やめて゛っ!!」



亮がそりゃまぁ悪い笑みを浮かべながら庵にそう言った。だが庵はグチュグチュと生々しい音が寝室に響き渡るほど今攻め立てられている。そんな状態でこいつがちゃんと答えられるはずもなく…。



「きつっ、ぃ゛っ、やめっ、やめて゛っ!!」

「だからさっさと答えろって。そうしねぇと終わんねぇよ。それともなんだよ。まさかお前嘘ついたのか?」



初めからこいつが嘘をついていることなんて俺たち全員分かってはいたがあえて瀧雄がそう聞いた。そうしたら庵をもっと堪能出来るからな。嘘だと分かれば適当にお仕置きだなんやらいって突っ込むことが出来る。庵からすりゃ嫌な話だろうが俺らからすれば最高な話だ。



「うぁっ、ぁ、うっ、だ、っ、てぇっ、ぁ!」



瀧雄の言葉に庵は涙を流しながらそう言った。攻められている最中だからまともに答えられないのは当然だがお仕置きを恐れてなのか余計にちゃんと話せていない様子だ。そんな庵に…。



「あ?なんだよ。ちゃんと答えろって。」



庵が言いたいことは分かっていただろうに亮がそう聞いた。それも前立腺をグリグリと擦りながら。こいつは本当に意地が悪い。



「あぁっ、いやっ、ぁ、っ、りょ、りょうっ、やめれっ!」

「何回も言わせんな。お前が言ったらやめてやるって言ってんだろうが。」

「そうだぞ庵。早くしろ。」



亮、瀧雄がさらに庵を追い込む。だが庵はまだ答えない。いや答えらんねぇんだろうな。ここまでくりゃ素直に言った方がいいのによ。



「いやっ、ぁ、やらっ、あぁっ、んぁっ!」



まぁ庵の事だから答えねぇよな。後のお仕置きが余程怖いんだろ。だからって嘘ついていい理由にはならねぇよな。だったら俺はこいつを甘やかさずに躾けるのみだ。



「庵。」

「あぅ…っ、ぃ、あ!」



俺が庵の名を呼んだだけでこいつは分かりやすく怯えた。そんで俺から目を逸らしやがった。そんなこと…俺は許さねぇよ。



「こら目を逸らすな。俺を見ろ。」

「いやっ、ぁ、うっ、んぁっ、やめてっ!」

「たく、お前は…。おい亮、やれ。」

「はい。」



何をと言わなくても分かったようで亮は庵の顔を固定した。さすがだな。これで庵は俺の顔をいやでもみるしかない。そのはずだが目線だけでも外そうと必死に庵は横を向き出した。その庵があまりにも必死すぎて思わず俺は笑いそうになったがそれを堪えて怒ったふりをする。



「何視線逸らしてんだお前。」

「やっ、ぃ、いやっ!」

「ならこっち見ろって。」

「やらっ、ぁっ、いやなのっ!!」



目を合わせたらいいだけなのになんでこうも意地を張るのだろうか。まぁ庵がその気なら俺は…。



「瀧、亮。」

「「はい。」」

「まだまだ足りねぇみたいだからしっかりこいつを可愛がってやれ。ここに入ってる玩具を使ってもいいからよ。」

「えっ、ゃ、ぁっ、まっ、まって、あぅっ!」



俺の言葉に庵は震えて慌てたように話し出した。だがまだ前立腺を激しく擦られてんだ。上手く話せるわけがねぇ。



「あ?なんだよ。何言ってんのか分かんねぇよ。まぁいい。とりあえず亮、瀧。お前らは俺の言われた通りにしろ。」

「やらっ、いやっ、ぁっ、んぁっ、あぁっ!」



俺の言葉に庵は頭を振りながら嫌がり始めた。そんな事をしても今更遅せぇのによ。それに当然亮達がただ嫌がっているだけの庵を待つわけが無い。だからこいつらは嫌がる庵を差し置いて…。



「若、承知しました。」

「俺と瀧にお任せを。」



と、2人は言った。そんで亮は直ぐに箱に手を入れ玩具を取り出す。だが瀧は前立腺を可愛がることに集中したいらしく玩具を手に取ることはしなかった。まぁそれは俺的にも良かった。さすがに2人同時だと快楽が過ぎて庵も記憶を取り戻す可能性がある。だからこいつの…いや瀧の判断は懸命だ。まぁそれでも庵のやつは怯えてやがる。そりゃそうか。亮はなにをすんのか分かんねぇからな。



「やらっ、ぁ、いくっ、ぁ、うっ!」

「お?潮でも吹くか?なら俺がこれで手伝ってやろう。」

「いやっ、ぁ゛!」



玩具を箱から選んだ亮が面白そうにそう言った。ほんとに容赦がない。だが俺も止めるつもりは無い。もう少しこいつらにいびられている庵を高みの見物するつもりだ。もちろん庵の反応をちゃんと見ながらな。



「やめて゛っ、もぅおわりっ、おわり゛っ、に、して゛っ、ぁ!」

「終わんねぇって。」



相当きついのか庵は声を荒らげて俺らに強請るようにそう言った。けどすかさず亮がそういった事で庵は再び絶望を顔に浮かべた。だがこいつはまだ1度しか達していない。なのに庵がここまで根を上げてるのは珍しいな。まぁ昨日あれだけやれば無理もないか。俺が呑気にそんな事考えてると目の前の庵が悲鳴のような喘ぎ声を上げた。その理由は…。



「やめ゛っ、あぁ゛っ、ぁ、あぁあ゛っ、ぃ゛っ、うっ、ぁ!」

「これ気持ちよくてたまんねぇだろ。」



亮が庵のペニスに直接玩具を当てていた。それも亀頭に。達した直後にそこをいじられることを嫌う庵からしたら拷問のような快楽だろうな。けどその庵の犠牲のおかげでわかったことがある。庵はここまでされても記憶を取り戻さない。だから玩具に関しては大丈夫だ。そう思った俺は庵には気づかれないよう…でも亮と瀧に分かるようにそのことを伝えることにした。



「おいお前ら一旦止めろ。」

「「はい。」」



俺がやめろと言うと亮と瀧は直ぐにやめた。その瞬間庵は失った酸素を取り戻そうと必死に息をしだす。俺はそんな庵の頭を撫でながら話し始めた。



「庵、息を整えながらでいいからよく聞け。俺はな、実はお前を早く解放してやるつもりだったんだ。」

「……ぇ?」



俺の言葉に庵の表情がガラッと変わった。期待の眼差しだ。ほんっとに相変わらず分かりやすいやつだな。でもよぉ庵、話は最後まで聞くもんだぜ。



「でも気が変わった。」

「な、なんで…っ、」

「お前が嘘をついたからだ。」

「おれっ、そんなことしてないっ!」



全く…。忘れっぽいのも直してやんねぇとな。まぁそこも含めて可愛んだけどな。



「おいおいしてただろ。ついさっき俺が言ったこと覚えてねぇのに覚えたって言ったろ?だから俺は気が変わった。お前を満足するまで抱き潰すことにする。」

「……それは、いやだっ、」

「お前に拒否権はねぇ。」



俺がそう言うと庵は亮と瀧の顔を見た。さてはこいつらに助けを求めるつもりだな。そんなことしても無駄なのによ。



「ばーか。俺らも助けねぇよ。」



ほらな。亮に言われちまったじゃねぇか。そう言われたら余計にお前のメンタルが傷つくだけなのによ。仕方のねぇやつだ。なら俺が慰めてやんねぇとな。



「庵。そう怯えんな。ちゃんと可愛がってやるからよ。」


しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

青少年病棟

BL
性に関する診察・治療を行う病院。 小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。 ※性的描写あり。 ※患者・医師ともに全員男性です。 ※主人公の患者は中学一年生設定。 ※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

ヤクザに囚われて

BL
友達の借金のカタに売られてなんやかんやされちゃうお話です

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜のたまにシリアス ・話の流れが遅い

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...