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トラウマ
感じること
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「美味いか?」
「うんっ、美味しい。」
瀧雄に美味しいかと聞かれて当然庵は美味しいと答える。それは本心だ。瀧雄の料理は一生食べていられるほど美味しい。だが庵はあることが気になり上手く笑顔が作れなかった。上手く笑えてるかな?バレていないかな。庵は自分でそう思うほどに顔が引き攣ってしまった。
そして案の定…。
「ならどうしてお前はさっきからそう不安そうな顔をするんだ。」
やはり顔が引き攣っていたのがバレてしまった。それも亮に。亮は龍之介よりも瀧雄よりも庵の変化に気づくのが早い。だから気づかないなんてことは無いだろうと思っていたがそれでも変化に亮は庵の気づくのが早かった。そんな亮に庵はもう遅いと思いながらも嘘を並べる。
「何言ってんだよ亮。俺は全然不安じゃない。」
「見え見えの嘘をつくんじゃねぇ。俺はお前の言い訳とか求めてねぇんだよ。正直に言え。何が怖い。何から脅えてんだ。」
そう言った亮はどこか怒っているようにも見えた。だけど庵は答えられない。だって分からないんだ。庵だって分からない。何から怯えているのかも分からない。けれど感じるんだ。なにか怖い…怖いことがあるって。
「りょ、りょう…こわいからやめて。」
亮は庵に何を悩んでいるのか答えさせたいがために庵のことを怯えさせてしまった。そのため庵は亮が怖かった。きっとこれが亮の仕事の姿なのだろう。それを目の当たりにした庵は少しだけ亮に恐怖を覚えてしまった。
「悪い庵。怯えさせたいわけじゃねぇんだ。」
「…わかってる。それはちゃんと分かってるよ。亮はそんな人じゃないから。」
「だったらなんで言ってくれないんだよ。」
「俺だってわかんないんだもん…っ!」
記憶を失っていても庵は何かを感じるらしい。そりゃそうだろう。身体は覚えているのだから。宏斗にされたこと玲二にいたぶられたこと…。記憶を失っていたとしても体の細胞は忘れることがない。だから庵は混乱しているのだ。何かわからないものに怯えている自分に…。けれど確信がある。これだけは言える。絶対に自分の身になにか起きたんだってことが。
「わかんない…けどなんかあったって分かる。感じるんだ。」
「どういう事だ。」
庵のこの言葉を聞いて亮は焦る。このままだと庵が記憶を取り戻すのは時間の問題だ。だったらそれまでに対策をしなければいけない。だが今は庵から聞き出すのが先だ。庵が何を思っているのかによって対策の内容が変わってくるから。そのため亮は優しく…優しく庵に話しかける。
「…………。」
「庵?」
黙り込んでしまった庵の顔を覗き込むようにして亮は庵の顔を見た。その時の庵の顔はこれまで見た事がないほど思い詰めていた。
「亮…。」
「うん。言ってみろ。」
「俺さ…ほんとにずっとここにいた?寝てる間何も無かった?」
誤魔化すのも限界がある。亮はそれを感じて黙り込んでしまった。そんな亮の代わりに今度は龍之介が口を開いた。
「ああ。お前はずっとここにいた。俺らが帰ってきた時お前はここにいたんだからずっと居たってことだろ。」
「うそ、じゃないよね…?」
「ああ。どうして嘘をつく必要がある。嘘なんかつかねぇよ。」
龍之介は嘘をつきながらそう言った。庵を守るためとはいえ嘘をつくのはやはり心が痛い。仕事の時は何も感じないのに相手が庵であるとどうしても龍之介は苦しくなってしまうのだ。
「…わかっ、てる。疑うようなこと言ってごめん龍之介。けど感じるんだ。記憶無くしてるだけじゃないのかなって。」
「庵。それは悪い夢だ。夢を見た時それが悪夢だったら朝の目覚めが悪いだろ?夢って寝てる時は夢だと気づかないものだ。だからお前は勘違いをしているだけだ。」
「…勘違い?」
庵は龍之介の言葉に半分納得した。しかし勘違いではないような気がしたのだ。だからそう言葉にした。そんな庵に対して龍之介は嘘を並べ続ける。
「そうだ。だからお前はもう何も気にしなくていい。ただの悪い夢なんだから。」
龍之介はそう言ったが庵の中での不信感は消えない。きっとこれは記憶を取り戻せば済む話。しかしそんな方法はない。いや…ある。あるじゃないか。確かめる方法が一つだけある。それはさっきわかった。
だから庵は…。
「じゃあ抱いて…。」
「は?」
黙り込んだと思えば何を言い出すんだと龍之介は目を点にした。それは亮も瀧雄も同じだった。そりゃそうだろう。身体は限界と先程あれだけ嫌がっていたのに今度は抱いてと言ってきたのだから。
「俺のこと…抱いてよ。お願い龍之介。」
「お前な…。」
「りょ、りょうっ、亮ならしてくれるでしょ…?」
「………。」
龍之介に言ってもしてくれないと思った庵は今度は亮にお願いをしだした。だが亮も勿論やらない。やれるわけが無い。こんな本調子ではない庵を抱いた所で結果はどうなるかなんて見えているから。なのに庵は…。
「りょうはやくっ、はやくいれてっ、おねがい…。」
「おら庵。待て。」
ついには服を脱ぎ出した庵を止めるべく龍之介は低い声でそういい庵の身体をソファに押し付ける。
「離してよ…!」
「うるせぇ。黙って聞いてりゃさっきから何を言ってんだお前。」
「りゅう…抱いてよ。」
ソファに押し付けられた庵は龍之介に怯むことなくそう言った。いつもの庵からは考えられないそ行動に亮も瀧雄も目を見開いている。だが逆に言えば庵はそれほど混乱しているのだ。今の自分の身体に。
「どうした。お前らしくもない。身体が痛いんだろ?俺が寝込み襲ったこともあんなに怒ってたじゃないか。」
「いいから抱いてよ…っ、りゅうおねがいっ、」
「無理だ。こんな調子のお前を抱けねぇよ。」
「俺じゃ勃たないの…っ、みんな俺の事嫌いなの…?」
「なわけねぇだろ!俺らがお前を嫌い?そんなことあるはずがねぇ。勘違いしてんじゃねぇぞ庵。」
急に黙って見ていた瀧雄がそう声を荒らげた。嫌いなはずがない。庵のことを瀧雄が嫌うはずないから。だけど庵はそんなことどうでもいいのだ。今は事実が知りたい。だからそう求め続けた。先程亮に無理やりやられた時何かを感じたから。そのため記憶を取り戻すトリガーはこれしかないと庵は一生懸命ねだっているのだ。
「おい瀧、やめろ。」
「…すみません若。」
興奮気味になっていた瀧雄に龍之介はそう言った。このままだと瀧雄は庵の思うがままの行動をすると思ったから。そんな龍之介の予感は当たっていたようで庵は瀧雄に手を伸ばし始める。
「たき…っ、たき抱いてっ…!」
「…お前。」
「おい瀧…気持ちは分かる。けど耐えろ。」
誰しもこんなふうに庵に求められればそのまま襲ってしまいたくなる。瀧雄がそうだった。だがその瀧雄を亮は素早く止めた。その時庵は残念そうな顔をする。その庵の顔を見て今度は龍之介が口を開いた。
「瀧雄。下がれ。」
「…はい。」
龍之介が余裕のない時に発する『瀧雄』という名前呼びに瀧雄は拳を握し締めた。龍之介だって相当我慢しているのだ。目の前の庵を抱きたくて仕方が無いのに。それを目の当たりにして瀧雄は自分の行いを反省した。
「庵。興奮しすぎだ。落ち着け。」
「なんでっ、なんで抱かないの…っ、りゅうはいつも俺が何を言っても無理やりしてくるくせに…っ、」
「…………。」
庵にそう言われて龍之介は黙り込んでしまった。そうだ。いつもそうなんだ。なのに庵がこんなにも求めてくる。それほど庵が追い詰められている姿を見て心が傷んだのだ。だがそんなことをしている場合ではない。今は庵を…。
「じゃあ言え。なんでそんなに俺に抱かれたい。どうしてそんなに自分の身体を痛めつける。」
「…だってっ、りゅうに抱かれたら思い出せるかもしれないからっ!」
「何をだ。」
「りゅうは嘘ついてるっ、分かるもんおれっ、絶対なんかあったっ、それを思い出すんだ!」
「なら分かれよ。」
「…え?」
龍之介のその言葉にこれまでずっと暴れていた庵が動きを止めて龍之介の顔を見る。それを確認すると龍之介は閉ざしていた口を再び開け話し始める。
「俺がどうして嘘をついているのか考えろ。もう誤魔化すのも無理そうだから全部言ってやる。俺がなんで嘘をついてるのか…それはお前にとって良くない事だからだ。だから嘘ついてんだ。」
「…でもっ、」
「怖いよな。確かにそうだ。知らないところで何があったのかも記憶失っちまったら分かんねぇんだから。でもそれでいいんだ。だから無理に思い出そうとするな。頼む。」
この龍之介の願いが…思いが庵に届いたかどうかは分からない。けれど龍之介はそう淡々と話した。今はこれしか思いつかなかったから。そしてそんな龍之介の言葉に庵は顔を上げた。
「うんっ、美味しい。」
瀧雄に美味しいかと聞かれて当然庵は美味しいと答える。それは本心だ。瀧雄の料理は一生食べていられるほど美味しい。だが庵はあることが気になり上手く笑顔が作れなかった。上手く笑えてるかな?バレていないかな。庵は自分でそう思うほどに顔が引き攣ってしまった。
そして案の定…。
「ならどうしてお前はさっきからそう不安そうな顔をするんだ。」
やはり顔が引き攣っていたのがバレてしまった。それも亮に。亮は龍之介よりも瀧雄よりも庵の変化に気づくのが早い。だから気づかないなんてことは無いだろうと思っていたがそれでも変化に亮は庵の気づくのが早かった。そんな亮に庵はもう遅いと思いながらも嘘を並べる。
「何言ってんだよ亮。俺は全然不安じゃない。」
「見え見えの嘘をつくんじゃねぇ。俺はお前の言い訳とか求めてねぇんだよ。正直に言え。何が怖い。何から脅えてんだ。」
そう言った亮はどこか怒っているようにも見えた。だけど庵は答えられない。だって分からないんだ。庵だって分からない。何から怯えているのかも分からない。けれど感じるんだ。なにか怖い…怖いことがあるって。
「りょ、りょう…こわいからやめて。」
亮は庵に何を悩んでいるのか答えさせたいがために庵のことを怯えさせてしまった。そのため庵は亮が怖かった。きっとこれが亮の仕事の姿なのだろう。それを目の当たりにした庵は少しだけ亮に恐怖を覚えてしまった。
「悪い庵。怯えさせたいわけじゃねぇんだ。」
「…わかってる。それはちゃんと分かってるよ。亮はそんな人じゃないから。」
「だったらなんで言ってくれないんだよ。」
「俺だってわかんないんだもん…っ!」
記憶を失っていても庵は何かを感じるらしい。そりゃそうだろう。身体は覚えているのだから。宏斗にされたこと玲二にいたぶられたこと…。記憶を失っていたとしても体の細胞は忘れることがない。だから庵は混乱しているのだ。何かわからないものに怯えている自分に…。けれど確信がある。これだけは言える。絶対に自分の身になにか起きたんだってことが。
「わかんない…けどなんかあったって分かる。感じるんだ。」
「どういう事だ。」
庵のこの言葉を聞いて亮は焦る。このままだと庵が記憶を取り戻すのは時間の問題だ。だったらそれまでに対策をしなければいけない。だが今は庵から聞き出すのが先だ。庵が何を思っているのかによって対策の内容が変わってくるから。そのため亮は優しく…優しく庵に話しかける。
「…………。」
「庵?」
黙り込んでしまった庵の顔を覗き込むようにして亮は庵の顔を見た。その時の庵の顔はこれまで見た事がないほど思い詰めていた。
「亮…。」
「うん。言ってみろ。」
「俺さ…ほんとにずっとここにいた?寝てる間何も無かった?」
誤魔化すのも限界がある。亮はそれを感じて黙り込んでしまった。そんな亮の代わりに今度は龍之介が口を開いた。
「ああ。お前はずっとここにいた。俺らが帰ってきた時お前はここにいたんだからずっと居たってことだろ。」
「うそ、じゃないよね…?」
「ああ。どうして嘘をつく必要がある。嘘なんかつかねぇよ。」
龍之介は嘘をつきながらそう言った。庵を守るためとはいえ嘘をつくのはやはり心が痛い。仕事の時は何も感じないのに相手が庵であるとどうしても龍之介は苦しくなってしまうのだ。
「…わかっ、てる。疑うようなこと言ってごめん龍之介。けど感じるんだ。記憶無くしてるだけじゃないのかなって。」
「庵。それは悪い夢だ。夢を見た時それが悪夢だったら朝の目覚めが悪いだろ?夢って寝てる時は夢だと気づかないものだ。だからお前は勘違いをしているだけだ。」
「…勘違い?」
庵は龍之介の言葉に半分納得した。しかし勘違いではないような気がしたのだ。だからそう言葉にした。そんな庵に対して龍之介は嘘を並べ続ける。
「そうだ。だからお前はもう何も気にしなくていい。ただの悪い夢なんだから。」
龍之介はそう言ったが庵の中での不信感は消えない。きっとこれは記憶を取り戻せば済む話。しかしそんな方法はない。いや…ある。あるじゃないか。確かめる方法が一つだけある。それはさっきわかった。
だから庵は…。
「じゃあ抱いて…。」
「は?」
黙り込んだと思えば何を言い出すんだと龍之介は目を点にした。それは亮も瀧雄も同じだった。そりゃそうだろう。身体は限界と先程あれだけ嫌がっていたのに今度は抱いてと言ってきたのだから。
「俺のこと…抱いてよ。お願い龍之介。」
「お前な…。」
「りょ、りょうっ、亮ならしてくれるでしょ…?」
「………。」
龍之介に言ってもしてくれないと思った庵は今度は亮にお願いをしだした。だが亮も勿論やらない。やれるわけが無い。こんな本調子ではない庵を抱いた所で結果はどうなるかなんて見えているから。なのに庵は…。
「りょうはやくっ、はやくいれてっ、おねがい…。」
「おら庵。待て。」
ついには服を脱ぎ出した庵を止めるべく龍之介は低い声でそういい庵の身体をソファに押し付ける。
「離してよ…!」
「うるせぇ。黙って聞いてりゃさっきから何を言ってんだお前。」
「りゅう…抱いてよ。」
ソファに押し付けられた庵は龍之介に怯むことなくそう言った。いつもの庵からは考えられないそ行動に亮も瀧雄も目を見開いている。だが逆に言えば庵はそれほど混乱しているのだ。今の自分の身体に。
「どうした。お前らしくもない。身体が痛いんだろ?俺が寝込み襲ったこともあんなに怒ってたじゃないか。」
「いいから抱いてよ…っ、りゅうおねがいっ、」
「無理だ。こんな調子のお前を抱けねぇよ。」
「俺じゃ勃たないの…っ、みんな俺の事嫌いなの…?」
「なわけねぇだろ!俺らがお前を嫌い?そんなことあるはずがねぇ。勘違いしてんじゃねぇぞ庵。」
急に黙って見ていた瀧雄がそう声を荒らげた。嫌いなはずがない。庵のことを瀧雄が嫌うはずないから。だけど庵はそんなことどうでもいいのだ。今は事実が知りたい。だからそう求め続けた。先程亮に無理やりやられた時何かを感じたから。そのため記憶を取り戻すトリガーはこれしかないと庵は一生懸命ねだっているのだ。
「おい瀧、やめろ。」
「…すみません若。」
興奮気味になっていた瀧雄に龍之介はそう言った。このままだと瀧雄は庵の思うがままの行動をすると思ったから。そんな龍之介の予感は当たっていたようで庵は瀧雄に手を伸ばし始める。
「たき…っ、たき抱いてっ…!」
「…お前。」
「おい瀧…気持ちは分かる。けど耐えろ。」
誰しもこんなふうに庵に求められればそのまま襲ってしまいたくなる。瀧雄がそうだった。だがその瀧雄を亮は素早く止めた。その時庵は残念そうな顔をする。その庵の顔を見て今度は龍之介が口を開いた。
「瀧雄。下がれ。」
「…はい。」
龍之介が余裕のない時に発する『瀧雄』という名前呼びに瀧雄は拳を握し締めた。龍之介だって相当我慢しているのだ。目の前の庵を抱きたくて仕方が無いのに。それを目の当たりにして瀧雄は自分の行いを反省した。
「庵。興奮しすぎだ。落ち着け。」
「なんでっ、なんで抱かないの…っ、りゅうはいつも俺が何を言っても無理やりしてくるくせに…っ、」
「…………。」
庵にそう言われて龍之介は黙り込んでしまった。そうだ。いつもそうなんだ。なのに庵がこんなにも求めてくる。それほど庵が追い詰められている姿を見て心が傷んだのだ。だがそんなことをしている場合ではない。今は庵を…。
「じゃあ言え。なんでそんなに俺に抱かれたい。どうしてそんなに自分の身体を痛めつける。」
「…だってっ、りゅうに抱かれたら思い出せるかもしれないからっ!」
「何をだ。」
「りゅうは嘘ついてるっ、分かるもんおれっ、絶対なんかあったっ、それを思い出すんだ!」
「なら分かれよ。」
「…え?」
龍之介のその言葉にこれまでずっと暴れていた庵が動きを止めて龍之介の顔を見る。それを確認すると龍之介は閉ざしていた口を再び開け話し始める。
「俺がどうして嘘をついているのか考えろ。もう誤魔化すのも無理そうだから全部言ってやる。俺がなんで嘘をついてるのか…それはお前にとって良くない事だからだ。だから嘘ついてんだ。」
「…でもっ、」
「怖いよな。確かにそうだ。知らないところで何があったのかも記憶失っちまったら分かんねぇんだから。でもそれでいいんだ。だから無理に思い出そうとするな。頼む。」
この龍之介の願いが…思いが庵に届いたかどうかは分からない。けれど龍之介はそう淡々と話した。今はこれしか思いつかなかったから。そしてそんな龍之介の言葉に庵は顔を上げた。
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