中二病少女

木下寅丸

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無意識は全てを知っている

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 夢を見ていた。「う~ん、う~ん、う”~ん。ハァハァ」
「え? 鍵?」私は枕あたりに手を延ばす。う”~。「あった、ペン…」「書き物……」ない。シーツでいい。目が開けられない。うーん。うーん、う”ぅ。
 いつの間にか寝ていた。たまにある現象だ。パジャマがびしょびしょ。起きたくない。頭が痛い。今日会社休もうかな?
 スマホ。スマホ。スマホ。手を伸ばす。寝返り。うーん。ボールペンがある。何か書いてある。カタカナで「カ」と「キ」。辛うじて読める。「あ”ぁ~うん?」私は忘れないうちに「”」を付き足した。

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「起きた」起きました。周りを見てみる。「散らかってんなー」また寝ているうちに何かしていたのか。それにしても、今日は良い天気だ。さて、会社に行くとするか。
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