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第1章:『悟る、クレイジーサイコレズ』
悟る、クレイジーサイコレズ4
しおりを挟む「協力って何すればいいんだ?」
次の日の放課後。俺は聞きに言ってしまった。「理由が分かるかもしれない」これは呪いの単語だ。頭の中何度も蘇る。分かるわけないとは思いつつ、あの雰囲気を思い出す。人でないなにかのような。
「待ってたわ。さて行きましょうか」
「行くって何処へ」
「あなたの家よ。確かここから30分程度でしょ」
「・・・」
「知りたいのでしょう?」
「知りたいけどさ、、、。おまえ本当に分かるのか?」
「分からないわ」
「分からないって、、、」
「だからこれから調べに行くのよ。さぁ」
「・・・」
結局弟の部屋を見せることにした。道中、弟の身長や性格、癖や好きだったものなど色々聞かれた。覚えていることをそのまま答えた。
「ここが弟さんの部屋?」
「そうだよ」
各箇所を念入りに調べている。ベッド、机、カーテン。本棚には何があるのかを調べていた。
「どうだ?何か分かるか?」
「俺には年相応のなんてことない部屋に見えるのだけど」
「そのようね。確か弟さん小学6年生だったわよね?」
「そうだよ」
小一時間後。
「今日はこれで帰るわ。ありがとう木下君」
「それで、、、どうなんだ?」
「特におかしいところがないことが分かったわ」
「だからそう言ったじゃん」
「あなたはおかしいと思わないの?首を吊るような子の部屋におかしいものが何一つないのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・おかしいかもしれない」
その後神崎は帰ったのだけど、何を話したのか覚えていない。言われて気が付いた。異常性のない部屋の異常性について。
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