38 / 38
phase1 三章 第十一回イベント
三十七話 第十一回イベントー形勢逆転
しおりを挟む
チートキラー達とシンギュラリティ達が激しくエナジーブレードを打ち合う。
「シンギュラリティめ、これだけやって堕とせんとは」
エリアルダークネスのパイロットがうめく。
「こいつらの動きときたら、まるで分身してるみたいだ」
エリアルゲルヴァーテンのパイロットが笑いながら言うと、エリアルイウデクスのパイロットが怒号を飛ばす。
「質量を持った分身なんてあってたまるか!」
⭐️⭐️⭐️
「あんたら、まだ墜ちてないのね」
カナがミネー達に話しかける。
「黒蛇が全部いなくなりましたからね、赤蛇ぐらいじゃ墜とされませんよ!」
ミネーが言い放つ。
「トンデモ兵器はどのタイミングで出てくるの?」
ヴァリュートが尋ねる。
《カガリとハナサギが今戦ってる奴は違うのか?》
グレイスが困惑する。
「あれチートキラーでしょ?序盤にあれを投入してきてるんなら、きっと片付けたらお出ましだよ」
カナが赤蛇をライフルで蜂の巣にしながら言う。
「トンデモ兵器で戦力は半分以下になるから、覚悟しておきなよ」
「そんなヤバいのかよ」
《1回目の総力戦はチートキラーだったけどな》
「そ、だからチートキラー以上のが来るはずよ」
《口じゃなくて手を動かしてもらっていいかしら?》
ユカが忠告してくる。
「やってるよ」
《数は減らしておくに越したことはない》
二人がむっとして言い返す。
「ハナサギ君が頑張ってるんだし、ボクも頑張んなきゃ」
ヴァリュートが深呼吸して集中する。
⭐️⭐️⭐️
「ハナサギ、大丈夫か?」
カガリがチートキラー達の攻撃を受け止めながら心配する。
「絶好調です!」
俺は勢いよく答えた。
事実、俺は過去最高にノッていた。
自分が、エリアルヘロンが繰り出す攻撃が確実に相手への有効打になっているのを感じる。
「あとは頼んだ!」
エリアルサルティーニがエリアルSプライマルに両断された。
「サルティーニがやられるとは」
エリアルイウデクスのパイロットが驚く。
エリアルダークネスもエリアルヘロンからの一撃を受け損ねて爆散した。
「たった二十分でこのザマだ」
エリアルゲルヴァーテンがエリアルSプライマルと鍔迫り合う。
エリアルイウデクスもエリアルヘロンと激しく斬り合う。
エナジーブレードがエリアルゲルヴァーテンの腕を切り落とした。
「ちっ、これ以上は無理みたいだ.....」
エリアルゲルヴァーテンが爆発した。
「あぁ、あとは守岡達に任せよう」
エリアルヘロンのエナジーブレードがエリアルイウデクスのパイロットを貫く。
「よし、おしまい!」
「よくやったな」
カガリが褒めてくれた。
「戦場から随分離れてしまったな。直ぐに戻るぞ」
「はい」
二機が飛び立つ。
その戦場は混迷を極めていた。
⭐️⭐️⭐️
チートキラー撃破と同時刻、戦場に三機のアーマードスーツが出現した。
「レーダーに新たな敵影あり、数三、アーマードスーツよ!注意して」
ユカがレーダーを確認して警戒を促す。
《了解、ついにお出ましだね》
カナが楽しそうに言う。
《敵確認、エンゲージ》
グレイスも交戦状態に入る。
新たに現れたのはエリアルアイリスと黒いエリアルアーマードスーツ二機だ。
エリアルアイリスに搭乗しているのは守岡だ。
「ハナサギを殺せ、命令はそれだけだ」
《了解、約束ちゃんと守れよ》
《状況を開始する》
三機のエリアルが向かってくる敵を迎撃する。
「ボク達は真ん中の奴を」
「分かった!」
ミネーとヴァリュートがエリアルアイリスに立ち向かう。
「ハナサギの友人か.....」
エナジーブレードが唸りを上げる。
「うおっ!」
「なっ!」
ミネーとヴァリュートが機体を後ろに退避させる。
エリアルアイリスの追撃が襲いかかる。
「なんなんだ、コイツ!」
「まるでプライマルだね」
二人が冷や汗をかく。
なんとか追撃を受け止める。
「今行く!」
ユカぎそう言って援護しに行こうとしたが、黒いアーマードスーツが立ち塞がる。
「いかせねぇよ」
「ロイ、まさか闘うことになるなんてね。手加減しないよ」
二機がぶつかる。
グレイスとヨッシーも別の黒いアーマードスーツを相手取っている。
「援軍は見込めそうもないな」
ミネーが苦しげに呻く。
「ボク達でやるしかないよ。ハナサギ君に頼りっきりにするわけにもいかないしね」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストの連携をエリアルアイリスは避ける素振りも見せずに受け止めた。
もう片方の腕の袖元からエナジーブレードを射出して装備した。
「二刀流?」
ミネーが困惑する。
「距離を取るよ!」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストが後ろに飛び退る。
エリアルアイリスがエナジーブレードを構える。
そのまま二機に迫る。
「速い」
「まずいね」
二人が迎え撃とうとした時、一機のアーマードスーツが乱入してきた。
「.....なんだお前は」
守岡が尋ねる。
乱入者はなにも言わない。
しかしミネー達には見覚えがあった。
「ファナリス?」
「NPCってイベントに参加できたっけ?」
エリアルアイリスのコックピットのディスプレイに文章が表示される。
『私の娘が裏切った』
「ヒナタが我々を裏切ったのですね、豊さん」
守岡の声が熱を帯びる。
エリアルアイリスのウィングが大きく展開され、緑の粒子が吹き出す。
「雑魚はアレに任せればいいか」
エリアルアイリスがエリアルバーニングとの戦闘に移行した。
目にも止まらぬ速さで戦場を緑の光が駆け巡る。
「な、何が起きてるんだ?」
「分からないけど、他の人の援護に向かおう」
《二人とも、また敵が現れたわ!小型のアサルトシップよ、数は一》
「まだあるのか?」
ミネーが驚く。
《エレンが既に交戦しているわ、他のパイロット達と合流してエレンを援護して!》
「分かった!行こうミネー」
二機が送られてきた座標のところへ全速力で向かう。
途中でカガリ達も合流した。
「状況は?」
カガリの問いかけにミネーが答える。
「アーマードスーツ三機が参戦、そのうちの一機がかなりヤバい。シンギュラリティとほぼ同格だと思う」
「あの緑の奴かな」
「そうです、エリアルバーニングが交戦しています」
「分かった。俺も加勢する」
エリアルSプライマルが離脱してエリアルアイリスを追いかける。
「いいのか?」
俺は一応言ってみたが、二人は何も答えなかった。
遠くに白い物体が見える。
エレンから切羽詰まったような通信が入った。
《やっと来た!早く来て、味方が半分以上堕とされてる!》
「そんなに!?」
「急がないと!」
「俺は先に行くぞ!」
俺は二人を追い越してエレンの元に向かった。
平べったいアサルトシップから無数のミサイルとレーザーが放たれている。
味方はあれにやられたのか?
《気をつけて、ありえないほどの追尾性能をしてるから!》
エレンの忠告が耳に飛び込む。
俺はバーストマグナムに武装を切り替えた。
「エンジンを狙えば良いのか?」
《多分ね!》
エレンが短く返す。
味方の援護と自身の保護で忙しいのだろう。
「ミネー、ヴァリュート、この白いやつはライフルじゃ攻撃が通らないらしい!」
「マグナム使えば良いんだな?さっさと堕とすぞ!」
ミネー達もバーストマグナムを装備する。
「偵察船並の小ささ。こんなのに半分以上もやられたの?」
ヴァリュートが射撃しながら訝しむ。
船体に大きな爆発が起きる。
「案外柔らかいんじゃ.....」
船体に焦げがついている。
「そんなことなかったね」
ヴァリュートが苦笑いする。
「闇雲に撃ったって弾が無駄になるだけだ、弱点を探すぞ」
ミネー達が飛び回り、弱点らしき物を探ろうとするが、知られてなるかと言わんばかりのミサイル攻撃を受ける。
「なにこの量!?ボクじゃ荷が重いよ」
ヴァリュートが逃げながら嘆く。
「くそっ、まさにトンデモ兵器だな!」
ミネーも回避に徹する。
⭐️⭐️⭐️
エリアルバーニングと交戦していたエリアルアイリスは高速で接近してくるアーマードスーツを探知した。
『ハナサギか.....いや、アイツなら雑魚どもを助けに行くだろう。つまり』
守岡の予想通りにエリアルアイリスとエリアルバーニングの間にエリアルSプライマルが割って入る。
「.....まさかお前が直々に出撃してくるなんて」
「私はただあなたのため、いやあなたの父親の望みを叶えるために.....」
「この世界でどう生きようが俺の自由だ!親父のエゴで俺を縛るな、お前もいつまで縛られているんだ!」
「私は豊さんに全てを捧げるつもりで『スペースウォーリャーズ』に関わり続けてきました。縛られているつもりはありません」
「そうか。ならもう俺に関わらないでくれ、それとハナサギにも」
「残念ですが、それは出来ません。ハナサギの排除が豊さんの望み、私が叶えるべき望みですので」
守岡がカガリの言葉を突っぱねる。
「分かった。なら力づくで止める。文句はないな!」
エリアルSプライマルのウィングが更に蒼く輝く。
「ハロー、カガリ。援護します」
「ヒナタか?頼むぞ」
エリアルSプライマルとエリアルバーニングがエナジーブレードを構える。
エリアルアイリスが緑の光を帯びる。
「残念です。あなたに分かってもらえなくて」
守岡が悲しげに呟く。
「シンギュラリティめ、これだけやって堕とせんとは」
エリアルダークネスのパイロットがうめく。
「こいつらの動きときたら、まるで分身してるみたいだ」
エリアルゲルヴァーテンのパイロットが笑いながら言うと、エリアルイウデクスのパイロットが怒号を飛ばす。
「質量を持った分身なんてあってたまるか!」
⭐️⭐️⭐️
「あんたら、まだ墜ちてないのね」
カナがミネー達に話しかける。
「黒蛇が全部いなくなりましたからね、赤蛇ぐらいじゃ墜とされませんよ!」
ミネーが言い放つ。
「トンデモ兵器はどのタイミングで出てくるの?」
ヴァリュートが尋ねる。
《カガリとハナサギが今戦ってる奴は違うのか?》
グレイスが困惑する。
「あれチートキラーでしょ?序盤にあれを投入してきてるんなら、きっと片付けたらお出ましだよ」
カナが赤蛇をライフルで蜂の巣にしながら言う。
「トンデモ兵器で戦力は半分以下になるから、覚悟しておきなよ」
「そんなヤバいのかよ」
《1回目の総力戦はチートキラーだったけどな》
「そ、だからチートキラー以上のが来るはずよ」
《口じゃなくて手を動かしてもらっていいかしら?》
ユカが忠告してくる。
「やってるよ」
《数は減らしておくに越したことはない》
二人がむっとして言い返す。
「ハナサギ君が頑張ってるんだし、ボクも頑張んなきゃ」
ヴァリュートが深呼吸して集中する。
⭐️⭐️⭐️
「ハナサギ、大丈夫か?」
カガリがチートキラー達の攻撃を受け止めながら心配する。
「絶好調です!」
俺は勢いよく答えた。
事実、俺は過去最高にノッていた。
自分が、エリアルヘロンが繰り出す攻撃が確実に相手への有効打になっているのを感じる。
「あとは頼んだ!」
エリアルサルティーニがエリアルSプライマルに両断された。
「サルティーニがやられるとは」
エリアルイウデクスのパイロットが驚く。
エリアルダークネスもエリアルヘロンからの一撃を受け損ねて爆散した。
「たった二十分でこのザマだ」
エリアルゲルヴァーテンがエリアルSプライマルと鍔迫り合う。
エリアルイウデクスもエリアルヘロンと激しく斬り合う。
エナジーブレードがエリアルゲルヴァーテンの腕を切り落とした。
「ちっ、これ以上は無理みたいだ.....」
エリアルゲルヴァーテンが爆発した。
「あぁ、あとは守岡達に任せよう」
エリアルヘロンのエナジーブレードがエリアルイウデクスのパイロットを貫く。
「よし、おしまい!」
「よくやったな」
カガリが褒めてくれた。
「戦場から随分離れてしまったな。直ぐに戻るぞ」
「はい」
二機が飛び立つ。
その戦場は混迷を極めていた。
⭐️⭐️⭐️
チートキラー撃破と同時刻、戦場に三機のアーマードスーツが出現した。
「レーダーに新たな敵影あり、数三、アーマードスーツよ!注意して」
ユカがレーダーを確認して警戒を促す。
《了解、ついにお出ましだね》
カナが楽しそうに言う。
《敵確認、エンゲージ》
グレイスも交戦状態に入る。
新たに現れたのはエリアルアイリスと黒いエリアルアーマードスーツ二機だ。
エリアルアイリスに搭乗しているのは守岡だ。
「ハナサギを殺せ、命令はそれだけだ」
《了解、約束ちゃんと守れよ》
《状況を開始する》
三機のエリアルが向かってくる敵を迎撃する。
「ボク達は真ん中の奴を」
「分かった!」
ミネーとヴァリュートがエリアルアイリスに立ち向かう。
「ハナサギの友人か.....」
エナジーブレードが唸りを上げる。
「うおっ!」
「なっ!」
ミネーとヴァリュートが機体を後ろに退避させる。
エリアルアイリスの追撃が襲いかかる。
「なんなんだ、コイツ!」
「まるでプライマルだね」
二人が冷や汗をかく。
なんとか追撃を受け止める。
「今行く!」
ユカぎそう言って援護しに行こうとしたが、黒いアーマードスーツが立ち塞がる。
「いかせねぇよ」
「ロイ、まさか闘うことになるなんてね。手加減しないよ」
二機がぶつかる。
グレイスとヨッシーも別の黒いアーマードスーツを相手取っている。
「援軍は見込めそうもないな」
ミネーが苦しげに呻く。
「ボク達でやるしかないよ。ハナサギ君に頼りっきりにするわけにもいかないしね」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストの連携をエリアルアイリスは避ける素振りも見せずに受け止めた。
もう片方の腕の袖元からエナジーブレードを射出して装備した。
「二刀流?」
ミネーが困惑する。
「距離を取るよ!」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストが後ろに飛び退る。
エリアルアイリスがエナジーブレードを構える。
そのまま二機に迫る。
「速い」
「まずいね」
二人が迎え撃とうとした時、一機のアーマードスーツが乱入してきた。
「.....なんだお前は」
守岡が尋ねる。
乱入者はなにも言わない。
しかしミネー達には見覚えがあった。
「ファナリス?」
「NPCってイベントに参加できたっけ?」
エリアルアイリスのコックピットのディスプレイに文章が表示される。
『私の娘が裏切った』
「ヒナタが我々を裏切ったのですね、豊さん」
守岡の声が熱を帯びる。
エリアルアイリスのウィングが大きく展開され、緑の粒子が吹き出す。
「雑魚はアレに任せればいいか」
エリアルアイリスがエリアルバーニングとの戦闘に移行した。
目にも止まらぬ速さで戦場を緑の光が駆け巡る。
「な、何が起きてるんだ?」
「分からないけど、他の人の援護に向かおう」
《二人とも、また敵が現れたわ!小型のアサルトシップよ、数は一》
「まだあるのか?」
ミネーが驚く。
《エレンが既に交戦しているわ、他のパイロット達と合流してエレンを援護して!》
「分かった!行こうミネー」
二機が送られてきた座標のところへ全速力で向かう。
途中でカガリ達も合流した。
「状況は?」
カガリの問いかけにミネーが答える。
「アーマードスーツ三機が参戦、そのうちの一機がかなりヤバい。シンギュラリティとほぼ同格だと思う」
「あの緑の奴かな」
「そうです、エリアルバーニングが交戦しています」
「分かった。俺も加勢する」
エリアルSプライマルが離脱してエリアルアイリスを追いかける。
「いいのか?」
俺は一応言ってみたが、二人は何も答えなかった。
遠くに白い物体が見える。
エレンから切羽詰まったような通信が入った。
《やっと来た!早く来て、味方が半分以上堕とされてる!》
「そんなに!?」
「急がないと!」
「俺は先に行くぞ!」
俺は二人を追い越してエレンの元に向かった。
平べったいアサルトシップから無数のミサイルとレーザーが放たれている。
味方はあれにやられたのか?
《気をつけて、ありえないほどの追尾性能をしてるから!》
エレンの忠告が耳に飛び込む。
俺はバーストマグナムに武装を切り替えた。
「エンジンを狙えば良いのか?」
《多分ね!》
エレンが短く返す。
味方の援護と自身の保護で忙しいのだろう。
「ミネー、ヴァリュート、この白いやつはライフルじゃ攻撃が通らないらしい!」
「マグナム使えば良いんだな?さっさと堕とすぞ!」
ミネー達もバーストマグナムを装備する。
「偵察船並の小ささ。こんなのに半分以上もやられたの?」
ヴァリュートが射撃しながら訝しむ。
船体に大きな爆発が起きる。
「案外柔らかいんじゃ.....」
船体に焦げがついている。
「そんなことなかったね」
ヴァリュートが苦笑いする。
「闇雲に撃ったって弾が無駄になるだけだ、弱点を探すぞ」
ミネー達が飛び回り、弱点らしき物を探ろうとするが、知られてなるかと言わんばかりのミサイル攻撃を受ける。
「なにこの量!?ボクじゃ荷が重いよ」
ヴァリュートが逃げながら嘆く。
「くそっ、まさにトンデモ兵器だな!」
ミネーも回避に徹する。
⭐️⭐️⭐️
エリアルバーニングと交戦していたエリアルアイリスは高速で接近してくるアーマードスーツを探知した。
『ハナサギか.....いや、アイツなら雑魚どもを助けに行くだろう。つまり』
守岡の予想通りにエリアルアイリスとエリアルバーニングの間にエリアルSプライマルが割って入る。
「.....まさかお前が直々に出撃してくるなんて」
「私はただあなたのため、いやあなたの父親の望みを叶えるために.....」
「この世界でどう生きようが俺の自由だ!親父のエゴで俺を縛るな、お前もいつまで縛られているんだ!」
「私は豊さんに全てを捧げるつもりで『スペースウォーリャーズ』に関わり続けてきました。縛られているつもりはありません」
「そうか。ならもう俺に関わらないでくれ、それとハナサギにも」
「残念ですが、それは出来ません。ハナサギの排除が豊さんの望み、私が叶えるべき望みですので」
守岡がカガリの言葉を突っぱねる。
「分かった。なら力づくで止める。文句はないな!」
エリアルSプライマルのウィングが更に蒼く輝く。
「ハロー、カガリ。援護します」
「ヒナタか?頼むぞ」
エリアルSプライマルとエリアルバーニングがエナジーブレードを構える。
エリアルアイリスが緑の光を帯びる。
「残念です。あなたに分かってもらえなくて」
守岡が悲しげに呟く。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
魔都★妖刀夜行 ~現代にて最強最悪の陰陽師がVRゲームを創っちゃいました!~
神嘗 歪
ホラー
現時点、生きている人間のなかで最強にして最悪の陰陽師・道川 明星(みちかわ みょうじょう)が、身勝手な理由で国家を抱き込んだ魑魅魍魎ばっこするVRゲームを創ちゃった。
高校二年の 伊田 空月(いだ あづき)は、転校してきてまもない薬袋 真白(みない ましろ)に強引に誘われ、明星が創ったゲーム『魔都★妖刀夜行』を始める。
そのゲームが普通なわけがなく、空月はとてつもなく奇々怪々な陰謀に巻き込まれていく。
超次元時空戰國艦隊
斉藤美琴【♂】
SF
西暦1943年初頭、(1月〜4月の間)日本海軍の連合艦隊は、ミッドウェー島、ガダルカナル島、南太平洋など攻略…占領成功。
日本海軍は、残り敵アメリカ•イギリス連合軍の拠点 オーストラリア及びニュージーランドを攻略するため出撃した。
途中、渦巻きような嵐、遭遇…艦隊が渦巻きの嵐に入り、行方不明になった。
日本連合艦隊は、居たのは西暦1578年11月の戦国時代だった。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
日本VS異世界国家! ー政府が、自衛隊が、奮闘する。
スライム小説家
SF
令和5年3月6日、日本国は唐突に異世界へ転移してしまった。
地球の常識がなにもかも通用しない魔法と戦争だらけの異世界で日本国は生き延びていけるのか!?
異世界国家サバイバル、ここに爆誕!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
ガーディストベルセルク
ぱとり乙人
SF
正気を狂気に変えて、愛と憎悪で乗り越えろ。
人は今まで色んな資源やエネルギーを消費し続けてきた。このまま使い続ければ、いずれは使い果たしてしまう可能性さえ十分にあり得る。【エクトプラズム】という未知のエネルギーから開発された【ガイスト】。
金刃 乱(かねと おさむ)はとある出来事から【フィジカルポイント(身体能力超強化】という【ガイスト】を渡され、新生活を送る事となった。
しかし、これが彼の人生を大きく狂わせてしまう事になる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
New Life
basi
SF
なろうに掲載したものをカクヨム・アルファポにて掲載しています。改稿バージョンです。
待ちに待ったVRMMO《new life》
自分の行動でステータスの変化するアビリティシステム。追求されるリアリティ。そんなゲームの中の『新しい人生』に惹かれていくユルと仲間たち。
ゲームを進め、ある条件を満たしたために行われたアップデート。しかし、それは一部の人々にゲームを終わらせ、新たな人生を歩ませた。
第二部? むしろ本編? 始まりそうです。
主人公は美少女風美青年?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる