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phase1 二章 赫翼とエースと黒蛇
十七話 エステア軍艦隊撃破ミッション(2)
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宇宙空間に上がった俺達四人はファナリスと別れ、『ノアの方舟』へと向かった。
格納庫に着くとユカが歩いてきた。
「ユカさん、地球防衛機構と共同作戦を行うことは、、、、」
「知ってるわ」
ミネーが皆まで言う前にユカが答えた。
「地球防衛機構ベガラス基地との共同作戦でしょ?これ固定イベントだからエステア軍のラスボス倒さないと自由に行動できないのよ」
「え、そうなの?」
「書いてあったじゃない」
「マジか、、、、」
「マジよ。任務以外で地球防衛機構から離れることは不可能」
ユカが溜め息をつく。
「はあ、運営どうしちゃったのかしら」
「仕方がないよ。今は目の前の敵に集中しよ」
ヴァリュートが半ば諦めたように言う。
「そういやユカさんこんなとこいる場合じゃないでしょ。船を動かさないと」
「まだいいわ。戦場まで勝手にワープさせられるみたいだし」
「そーなんですか、、、、」
みんな少し呆れているようだ。
その時、格納庫にアナウンスが響き渡る。
《地球防衛機構全艦隊へ通達する。我々はこれよりエステア軍艦隊の前面にワープする。ワープホールを抜け次第アーマードスーツを発進、敵艦隊を撃滅せよ!》
「もう合流したの?早すぎでしょ、、、、それじゃ頑張ってね」
ユカがボヤきながらその場を後にする。
「俺たちもアーマードスーツに乗ってた方がいいよな?」
「降りてすぐだけどな」
「仕方ないよねー、何がかはわからないけど」
「へへへ、頑張ろー」
俺の言葉にミネー達は頷いて自機のもとへ向かった。
宇宙空間に集結した艦隊がワープホールに突入していく。
アプデ後最初の戦闘がハナサギ達を待ち構えている。
⭐️⭐️⭐️
敵艦隊の前に到着したことをユカに告げられた俺達は発進し、ファナリス達第六アーマードスーツ部隊とベガラス基地の第三アーマードスーツ部隊と合流した。
味方の艦隊がレーザー砲で敵艦隊を攻撃し始めた。
「軽装備のアーマードスーツは対艦装備のアーマードスーツから敵アーマードスーツを遠ざけろ、いいな!」
リクが仲間に指示を出す。
「了解!」
部隊のメンバーが元気よく応える。
《敵アーマードスーツの出現を確認、数が多い!》
ユカが警戒をうながす。
「了解した、全機気合い入れろ!」
飛来した敵のアーマードスーツからライフルが放たれる。
「よし、イベントの時の要領で行くか」
ミネーがスピードを上げる。
「張り切っちゃうぞー!」
アリスもライフルを乱射しながらスピードを上げる。
「張り切ってるねー、ボクたちも頑張ろうか」
「そうだな。さっさと終わらせよう」
俺とヴァリュートもスピードを上げる。
敵は多いが、さほど強くない。
「今のうちに艦隊に近づけ、、、、いや待て」
リクが艦隊に向かって行こうとした味方を止める。
「どうした、リク?」
ファナリスが敵をぶった斬りながら問いかける。
「お、何かあったのかな?」
ヴァリュートがレーダーを確認する。
敵のアーマードスーツが三機、こちらに向かってとんでもないスピードで飛んでくる。
「みんな、ヤバいのが来るよ!」
「ファナリス、ハナサギ、グレイス、応戦してくれ!」
リクが指示を出す。
「了解した、行くぞハナサギ!」
「分かった!」
エリアルバンシィのパイロットのグレイスが驚く。
「ハナサギ、、、、!シンギュラリティになりうる存在。あの戦艦はピースコンパスのか。丁度いい、ハナサギの実力を見せてもらおう」
三機のエリアルが突如襲来した赤蛇を迎撃する。
「なっ、赤蛇だと?」
グレイスが驚く。
「落ち着いてやれば勝てます、焦らずに!」
誰かが励ましてくれた。
『いつもは最低二機で相手取ってるんだがな、、、、たまにはこういうのもいいか」
「分かった。すまない」
励ましてくれた誰かに礼を言ってエナジーソードを装備する。
それぞれの機体が赤蛇と交戦を開始する。
「うわ、ビットンだ!」
エリアルバレルディ戦で植え付けられたトラウマを刺激された俺は思わず緊急回避した。
「いや、あれほどじゃない、、、、そもそも数が全然違うわ。ビビって損した」
秒で落ち着きを取り戻した俺は縦横無尽に駆け回るビットンを切り裂いていく。
『あいつ、赤蛇のオールレンジ攻撃に対応してやがる、、、、だと?カガリに気に入られるだけはあるな』
そんなことを考えながらグレイスは赤蛇がビットンを放つ前の予備動作を見切って攻撃を仕掛けた。
赤蛇のビットンが放たれる前に爆散する。
少なからず本体もダメージを受けたようだ。
「二人ともやるじゃないか!」
赤蛇をほぼ撃墜にまで追い込んだファナリスがハナサギとグレイスを褒める。
「な、もう終わったのか?」
「え、ファナリス速すぎだろ」
俺は赤蛇を仕留めつつも驚いた。
グレイスもびっくりしているようだ。
ま、驚きつつも俺と黒いエリアルも赤蛇を仕留めたんだけどな。
「そのまま艦隊への攻撃部隊を支援してやってくれ!」
リクからまた指示がとぶ。
「了解!」
三機のエリアルが敵艦隊に向かって行く。
⭐️⭐️⭐️
少し離れたところに一隻、小型の戦艦が待機していた。
「エリアルイウデクス、出る。奴の化けの皮を剥いでやる」
白と紫の塗装のエリアルイウデクスが戦火煌めく戦場に向けてハッチから射出される。
格納庫に着くとユカが歩いてきた。
「ユカさん、地球防衛機構と共同作戦を行うことは、、、、」
「知ってるわ」
ミネーが皆まで言う前にユカが答えた。
「地球防衛機構ベガラス基地との共同作戦でしょ?これ固定イベントだからエステア軍のラスボス倒さないと自由に行動できないのよ」
「え、そうなの?」
「書いてあったじゃない」
「マジか、、、、」
「マジよ。任務以外で地球防衛機構から離れることは不可能」
ユカが溜め息をつく。
「はあ、運営どうしちゃったのかしら」
「仕方がないよ。今は目の前の敵に集中しよ」
ヴァリュートが半ば諦めたように言う。
「そういやユカさんこんなとこいる場合じゃないでしょ。船を動かさないと」
「まだいいわ。戦場まで勝手にワープさせられるみたいだし」
「そーなんですか、、、、」
みんな少し呆れているようだ。
その時、格納庫にアナウンスが響き渡る。
《地球防衛機構全艦隊へ通達する。我々はこれよりエステア軍艦隊の前面にワープする。ワープホールを抜け次第アーマードスーツを発進、敵艦隊を撃滅せよ!》
「もう合流したの?早すぎでしょ、、、、それじゃ頑張ってね」
ユカがボヤきながらその場を後にする。
「俺たちもアーマードスーツに乗ってた方がいいよな?」
「降りてすぐだけどな」
「仕方ないよねー、何がかはわからないけど」
「へへへ、頑張ろー」
俺の言葉にミネー達は頷いて自機のもとへ向かった。
宇宙空間に集結した艦隊がワープホールに突入していく。
アプデ後最初の戦闘がハナサギ達を待ち構えている。
⭐️⭐️⭐️
敵艦隊の前に到着したことをユカに告げられた俺達は発進し、ファナリス達第六アーマードスーツ部隊とベガラス基地の第三アーマードスーツ部隊と合流した。
味方の艦隊がレーザー砲で敵艦隊を攻撃し始めた。
「軽装備のアーマードスーツは対艦装備のアーマードスーツから敵アーマードスーツを遠ざけろ、いいな!」
リクが仲間に指示を出す。
「了解!」
部隊のメンバーが元気よく応える。
《敵アーマードスーツの出現を確認、数が多い!》
ユカが警戒をうながす。
「了解した、全機気合い入れろ!」
飛来した敵のアーマードスーツからライフルが放たれる。
「よし、イベントの時の要領で行くか」
ミネーがスピードを上げる。
「張り切っちゃうぞー!」
アリスもライフルを乱射しながらスピードを上げる。
「張り切ってるねー、ボクたちも頑張ろうか」
「そうだな。さっさと終わらせよう」
俺とヴァリュートもスピードを上げる。
敵は多いが、さほど強くない。
「今のうちに艦隊に近づけ、、、、いや待て」
リクが艦隊に向かって行こうとした味方を止める。
「どうした、リク?」
ファナリスが敵をぶった斬りながら問いかける。
「お、何かあったのかな?」
ヴァリュートがレーダーを確認する。
敵のアーマードスーツが三機、こちらに向かってとんでもないスピードで飛んでくる。
「みんな、ヤバいのが来るよ!」
「ファナリス、ハナサギ、グレイス、応戦してくれ!」
リクが指示を出す。
「了解した、行くぞハナサギ!」
「分かった!」
エリアルバンシィのパイロットのグレイスが驚く。
「ハナサギ、、、、!シンギュラリティになりうる存在。あの戦艦はピースコンパスのか。丁度いい、ハナサギの実力を見せてもらおう」
三機のエリアルが突如襲来した赤蛇を迎撃する。
「なっ、赤蛇だと?」
グレイスが驚く。
「落ち着いてやれば勝てます、焦らずに!」
誰かが励ましてくれた。
『いつもは最低二機で相手取ってるんだがな、、、、たまにはこういうのもいいか」
「分かった。すまない」
励ましてくれた誰かに礼を言ってエナジーソードを装備する。
それぞれの機体が赤蛇と交戦を開始する。
「うわ、ビットンだ!」
エリアルバレルディ戦で植え付けられたトラウマを刺激された俺は思わず緊急回避した。
「いや、あれほどじゃない、、、、そもそも数が全然違うわ。ビビって損した」
秒で落ち着きを取り戻した俺は縦横無尽に駆け回るビットンを切り裂いていく。
『あいつ、赤蛇のオールレンジ攻撃に対応してやがる、、、、だと?カガリに気に入られるだけはあるな』
そんなことを考えながらグレイスは赤蛇がビットンを放つ前の予備動作を見切って攻撃を仕掛けた。
赤蛇のビットンが放たれる前に爆散する。
少なからず本体もダメージを受けたようだ。
「二人ともやるじゃないか!」
赤蛇をほぼ撃墜にまで追い込んだファナリスがハナサギとグレイスを褒める。
「な、もう終わったのか?」
「え、ファナリス速すぎだろ」
俺は赤蛇を仕留めつつも驚いた。
グレイスもびっくりしているようだ。
ま、驚きつつも俺と黒いエリアルも赤蛇を仕留めたんだけどな。
「そのまま艦隊への攻撃部隊を支援してやってくれ!」
リクからまた指示がとぶ。
「了解!」
三機のエリアルが敵艦隊に向かって行く。
⭐️⭐️⭐️
少し離れたところに一隻、小型の戦艦が待機していた。
「エリアルイウデクス、出る。奴の化けの皮を剥いでやる」
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