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終章 魔王討伐へ
四十八話 予想外の戦力強化
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「くくくくく食らいなさい!」
顔を真っ赤にしたココルが武器を大太刀に変幻させて斬りかかる。
「ややや、やめてくれぇ!」
イケメソがひっくり返る。
ココルの攻撃は明後日の方を切り刻んだ。
『うぎゃー!どんな切れ味してんだよ、あの剣!』
イケメソが取り敢えず剣を抜く。
『運が良かった、取り敢えずあの二人を回収して逃げる!こいつは俺の手に負える相手じゃない』
イケメソが剣を振り回して威嚇する。
「おらー!こっちに来るなー!」
「いやー!」
ココルも大太刀を振り回す。
刃がぶつかり、火花が散る。
イケメソの剣が折れる。
『一回打ち合っただけで折れた!?』
「ごめんなさい!」
いきなりココルが謝る。
『え、こいつは敵よ?何を謝ってるの私!』
『ひぇー!ごめんなさいって言った!武装解除して謝るし、顔真っ赤で鼻息荒いし、弱者をいたぶることにエクスタシーを感じる女の子なのか!?怖すぎるぅー!』
イケメソが大泣きする。
「いやー!神様どうか我々をお助けくださいィィィ!」
ココルが身悶えする。
『泣き顔もドストライクッ!いやいやだからこいつは敵!えいっ!』
ココルが戦斧を振り下ろすが、イケメソの隣に逸れる。
『え?確かにこのイケメンに……はっ!なに言ってるの私、敵にイケメンなんて』
ココルとイケメソの目が合う。
「はわわわわわ!」
ココルの顔が一層真っ赤になって耳から蒸気が吹き出す。
『自爆か?あの二人を連れて逃げなければ、間に合わないのなら俺が覆い被さって……!』
イケメソがベルフェゴールの所へ走り出す。
ココルが首を振って正気を取り戻した気になる。
「遊びは終わりよ、好きッ!違う死ねッ!」
ココルが戦斧を振り下ろす。
「どわー!」
イケメソが衝撃波で吹っ飛ぶ。
『くっ、届け』
イケメソがベルフェゴールの手を握る。
「後はレグルスだ」
イケメソがレグルスに手を伸ばす。
イケメソが目を見張る。
「レグルス、大丈夫か!」
なんとレグルスが立ち上がったのだ。
「ごふっ、イケメソ……貴方のスキル……」
「え?」
「ぐうう、痛いだろうがくそが!」
ベルフェゴールが意識を取り戻す。
イケメソがドン引きする。
『あいつ怖かったけど、こいつらも大概だな。タフすぎんだろ、まあ美少女がボロボロになりながら戦う姿に趣を感じることは多々あるが』
イケメソがゆっくり後ろに下がる。
「てめえ、この期に及んで私達に任せるつもりか……?」
ベルフェゴールがイケメソを睨み付ける。
「いや、俺の剣折られてるし、あいつ弱者をいたぶることに快感を覚えるトンデモ女だからな」
「イケメソ、貴方のスキルがよく効いてるわ」
「そうか、この後お茶でもどうですか、お嬢さん?」
「……私じゃなくて……あの堕天使ルシファーよ」
レグルスがココルを指差す。
「え?」
イケメソがココルを見つめる。
ココルが目を逸らしてもじもじする。
「貴方のナンパスキルが特効になってるのよ、冗談だと思いたいけどね」
レグルスがジャガウォックでイケメソをぶん投げる。
「なんでぇぇ!?」
ココルが両手を広げる。
「ダーリン!違うなに言ってんだ私!」
イケメソとココルがぶつかる。
二人が倒れ込む。
『この目……今まで落としてきた女の子はみんなこの目をしていた』
イケメソが確信した。
『この子は弱者をいたぶることに快感を覚えるヤバい子じゃなかったんだ。この高潔無比なるイケメソ・モッテマクーリに惚れていたのか!完全に服従しなかったのはこの子が格上だったから。しかし、いくら格上だろうと……』
イケメソの目が妖しいピンク色に光り出す。
『この恋慕情を至近距離で浴びれば確実に堕ちる!』
ココルの目の光りが消える。
「何なりとお申し付けください、ご主人様」
「ふー、マジか、堕天使ルシファー倒せちゃったよ。レグルスがいなけりゃ気付けなかった」
イケメソが立ち上がる。
「お前、回復魔法使えるか?」
「天使之奇跡」
ココルがベルフェゴールとレグルスに回復魔法を施す。
「よし、じゃあそいつ殺すぞ」
ベルフェゴールが大鎌を持ち上げる。
「なっ、もう俺の支配下に置いている。敵じゃない」
イケメソがベルフェゴールの前に立ちはだかる。
「いつ支配が解けるかわからない以上、今が最後のチャンスかもしれない」
「待てよ、強い味方は多い方が良いだろ?いずれ魔王と戦うんだしさ」
「てめえが魔王との戦いの戦力になるわけねえだろ!お前が殺されて、そいつの支配が解けてこちらは総崩れになるだろうよ」
ベルフェゴールが大鎌を振りかぶる。
「大丈夫だと思うわ」
レグルスが止める。
「お前まで……!」
「死ぬ時はみんな一緒よ」
レグルスがもと来た道を戻る。
『魔王と魔人の戦闘が起きた場所を見てきた。大きなビルが真っ二つになってた。あんなのアスフェンさんやブリエッタさんならまだしも、私達みたいな猛者止まりの人間はとても敵わない。まさに別次元の存在』
ベルフェゴールも渋々後に続く。
『俺、結構活躍したんじゃね?』
少し得意気な顔をしたイケメソと戦斧を担ぎ上げたココルが歩きだす。
顔を真っ赤にしたココルが武器を大太刀に変幻させて斬りかかる。
「ややや、やめてくれぇ!」
イケメソがひっくり返る。
ココルの攻撃は明後日の方を切り刻んだ。
『うぎゃー!どんな切れ味してんだよ、あの剣!』
イケメソが取り敢えず剣を抜く。
『運が良かった、取り敢えずあの二人を回収して逃げる!こいつは俺の手に負える相手じゃない』
イケメソが剣を振り回して威嚇する。
「おらー!こっちに来るなー!」
「いやー!」
ココルも大太刀を振り回す。
刃がぶつかり、火花が散る。
イケメソの剣が折れる。
『一回打ち合っただけで折れた!?』
「ごめんなさい!」
いきなりココルが謝る。
『え、こいつは敵よ?何を謝ってるの私!』
『ひぇー!ごめんなさいって言った!武装解除して謝るし、顔真っ赤で鼻息荒いし、弱者をいたぶることにエクスタシーを感じる女の子なのか!?怖すぎるぅー!』
イケメソが大泣きする。
「いやー!神様どうか我々をお助けくださいィィィ!」
ココルが身悶えする。
『泣き顔もドストライクッ!いやいやだからこいつは敵!えいっ!』
ココルが戦斧を振り下ろすが、イケメソの隣に逸れる。
『え?確かにこのイケメンに……はっ!なに言ってるの私、敵にイケメンなんて』
ココルとイケメソの目が合う。
「はわわわわわ!」
ココルの顔が一層真っ赤になって耳から蒸気が吹き出す。
『自爆か?あの二人を連れて逃げなければ、間に合わないのなら俺が覆い被さって……!』
イケメソがベルフェゴールの所へ走り出す。
ココルが首を振って正気を取り戻した気になる。
「遊びは終わりよ、好きッ!違う死ねッ!」
ココルが戦斧を振り下ろす。
「どわー!」
イケメソが衝撃波で吹っ飛ぶ。
『くっ、届け』
イケメソがベルフェゴールの手を握る。
「後はレグルスだ」
イケメソがレグルスに手を伸ばす。
イケメソが目を見張る。
「レグルス、大丈夫か!」
なんとレグルスが立ち上がったのだ。
「ごふっ、イケメソ……貴方のスキル……」
「え?」
「ぐうう、痛いだろうがくそが!」
ベルフェゴールが意識を取り戻す。
イケメソがドン引きする。
『あいつ怖かったけど、こいつらも大概だな。タフすぎんだろ、まあ美少女がボロボロになりながら戦う姿に趣を感じることは多々あるが』
イケメソがゆっくり後ろに下がる。
「てめえ、この期に及んで私達に任せるつもりか……?」
ベルフェゴールがイケメソを睨み付ける。
「いや、俺の剣折られてるし、あいつ弱者をいたぶることに快感を覚えるトンデモ女だからな」
「イケメソ、貴方のスキルがよく効いてるわ」
「そうか、この後お茶でもどうですか、お嬢さん?」
「……私じゃなくて……あの堕天使ルシファーよ」
レグルスがココルを指差す。
「え?」
イケメソがココルを見つめる。
ココルが目を逸らしてもじもじする。
「貴方のナンパスキルが特効になってるのよ、冗談だと思いたいけどね」
レグルスがジャガウォックでイケメソをぶん投げる。
「なんでぇぇ!?」
ココルが両手を広げる。
「ダーリン!違うなに言ってんだ私!」
イケメソとココルがぶつかる。
二人が倒れ込む。
『この目……今まで落としてきた女の子はみんなこの目をしていた』
イケメソが確信した。
『この子は弱者をいたぶることに快感を覚えるヤバい子じゃなかったんだ。この高潔無比なるイケメソ・モッテマクーリに惚れていたのか!完全に服従しなかったのはこの子が格上だったから。しかし、いくら格上だろうと……』
イケメソの目が妖しいピンク色に光り出す。
『この恋慕情を至近距離で浴びれば確実に堕ちる!』
ココルの目の光りが消える。
「何なりとお申し付けください、ご主人様」
「ふー、マジか、堕天使ルシファー倒せちゃったよ。レグルスがいなけりゃ気付けなかった」
イケメソが立ち上がる。
「お前、回復魔法使えるか?」
「天使之奇跡」
ココルがベルフェゴールとレグルスに回復魔法を施す。
「よし、じゃあそいつ殺すぞ」
ベルフェゴールが大鎌を持ち上げる。
「なっ、もう俺の支配下に置いている。敵じゃない」
イケメソがベルフェゴールの前に立ちはだかる。
「いつ支配が解けるかわからない以上、今が最後のチャンスかもしれない」
「待てよ、強い味方は多い方が良いだろ?いずれ魔王と戦うんだしさ」
「てめえが魔王との戦いの戦力になるわけねえだろ!お前が殺されて、そいつの支配が解けてこちらは総崩れになるだろうよ」
ベルフェゴールが大鎌を振りかぶる。
「大丈夫だと思うわ」
レグルスが止める。
「お前まで……!」
「死ぬ時はみんな一緒よ」
レグルスがもと来た道を戻る。
『魔王と魔人の戦闘が起きた場所を見てきた。大きなビルが真っ二つになってた。あんなのアスフェンさんやブリエッタさんならまだしも、私達みたいな猛者止まりの人間はとても敵わない。まさに別次元の存在』
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